JPS6236745Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本案は、親容器と、該親容器の胴部内に着脱自
在に嵌込みさせた子容器とからなる親子容器に係
る。

従来容器は、それぞれ単独に形成されている
が、例えば同時に使用する二種の化粧液等収納の
容器が別々であると、その一方容器が見当らない
等のために困ることがあつた。特にそれ等容器が
携帯用である場合は、狭い空間内に多くのものを
収納するため、探すのに手間どる欠点があつた。

本案は上記欠点を除去したもので、以下図面に
ついて説明すると、１は胴部２上面から口脛部を
突出させ、該口脛部にキヤツプ３を螺合させた親
容器である。該親容器の胴部２前後中央部にそれ
ぞれ透孔を穿設し、それ等透孔の周縁間を壁部で
塞いで子容器嵌込み用貫通孔４を形成させてい
る。該貫通孔の側面には子容器係合用条としての
突条５，５が形成させてある。

６は上記嵌込み用貫通孔４内へ着脱自在に嵌合
させる子容器であり、該子容器も胴部７上面から
口脛部を突出させ、該口脛部にキヤツプ８を螺合
させたものである。子容器胴部の側面には、既述
親容器の突条５，５を嵌合させる凹条９，９が設
けてある。又、子容器の嵌合状態において、子容
器６の胴部前後外面と親容器１の胴部前後外面と
が面一となるよう形成させている。

上記親容器と子容器とは、共に胴部圧搾によつ
て容器体内収納物の注出が可能に形成させるとよ
い。

本案は上記構成とするもので、例えば親容器に
サンオイル、子容器にはサマーローシヨン等の様
に充填しておけば、子容器嵌合によつて親子二つ
の容器が一体化されるから、一方容器が見当らな
くて困るようなことがなく、二容器を一体化させ
て携帯できるから便利であり、小形容器は子容器
として大形の親容器の胴部に嵌合させてあるか
ら、小容器が小形であるために探し出し難いとい
うような不便からも解放される便利がある。親容
器の胴部２に形成した子容器嵌込み用貫通孔４内
に子容器６を固嵌めしたから、子容器が不用意に
親容器から離脱する虞が少く、又、貫通孔４内に
子容器を嵌合した状態で、親容器１の胴部前後外
面と子容器６の胴部前後外面とが面一となるよう
形成したから、他物が子容器だけに接触する虞が
なく、よつて、携帯時に子容器が貫通孔４から押
出されるようなこともない。更に、親容器に形成
した貫通孔４内に子容器を着脱自在に嵌合したか
ら、親容器に反力をとつて子容器胴部の前面又は
後面を押すことにより、親容器の後方又は前方へ
子容器を押出すことができ、よつて親容器から子
容器を極めて容易に取外すことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本案容器の分解斜視図、第２図はその
容器の横断面図である。 １……親容器、６……子容器。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 容器体胴部２の前後両中央部にそれぞれ穿設し
   た透孔の周縁間を壁部で塞いで子容器嵌込み用貫
   通孔４を形成した親容器１と、上記子容器嵌込み
   用貫通孔４内に、着脱自在に固嵌めさせた子容器
   ６とからなり、親容器１の胴部前後外面と子容器
   ６の胴部前後外面とが面一としたことを特徴とす
   る親子容器。