JPS6236532Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6236532Y2
JPS6236532Y2 JP1979008064U JP806479U JPS6236532Y2 JP S6236532 Y2 JPS6236532 Y2 JP S6236532Y2 JP 1979008064 U JP1979008064 U JP 1979008064U JP 806479 U JP806479 U JP 806479U JP S6236532 Y2 JPS6236532 Y2 JP S6236532Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotor chamber
rotor
sterilizing gas
gas generator
air
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1979008064U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS55107250U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1979008064U priority Critical patent/JPS6236532Y2/ja
Publication of JPS55107250U publication Critical patent/JPS55107250U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6236532Y2 publication Critical patent/JPS6236532Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Centrifugal Separators (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、医療分野において使用される遠心分
離機に関し、特に試料等の外部への漏洩を完全に
防止し得る遠心分離装置に関する。
周知のように、遠心分離機は各種の産業分野で
使用されているが、特に医療分野においてはバイ
オハザード(生物障害)を防止するため装置外部
への漏洩を完全に阻止しなければならない試料等
を用いることが多々ある。そこで、試料等を入れ
るロータは蓋により密閉するのは勿論のこと、こ
のロータを収容するロータ室から外部へのエアロ
ゾルの漏洩も充分に配慮する必要がある。
そこで、ロータ室の空気を真空ポンプで引くよ
うにした先行技術(実公昭45−16852号公報)が
あるが、試料によつては大気中とほぼ同一の条件
下で遠心分離を行なう必要もあり、かつ真空ポン
プを用いることは経済上の問題もあることから好
ましくなかつた。
本考案は、上記事情に鑑みてなされたもので、
エアロゾルの外部への漏洩を防止しながらロータ
室を大気中とほぼ同一の条件下に置くことがで
き、かつ確実な滅菌処理を施こすことができる遠
心分離装置を提供することを目的としたもので、
その特徴としては、ロータ室に、試料等を高速回
転させるロータを配設した遠心分離機本体と、上
記ロータ室の上部側に一端を連結した管路の他端
部に設けられ、上記ロータ室の空気を強制排気し
て該ロータ室を大気圧以下に保持する送風機と、
上記管路の途中に設けられたヘパフイルターと、
上記ロータ室とヘパフイルターとの間に一端を連
結し、かつロータ室の底部に他端を連結した循環
系路の途中に設けられた殺菌ガス発生装置と、上
記ロータ室の下方に配置され、かつ、上記殺菌ガ
ス発生装置とロータ室の間の循環系路に配設した
消毒液の密閉容器と、上記管路の分岐点に設けら
れ、ヘパフイルターまたは殺菌ガス発生装置に通
じる管路を選択的に切換える切換弁とを備え、遠
心分離操作中は、送風機側への管路を開放してロ
ータ室の空気を強制排気するとともに、遠心分離
終了後は、殺菌ガス発生装置側への管路を開放
し、ロータ室の空気を循環させながら殺菌するよ
うに上記切換弁を切換えるようにしたことにあ
る。
以下、図示の実施例を参照しながら本考案を詳
細に説明する。
1は医療用として用いられる遠心分離機本体
で、これは上部室および下部室からなるケース2
内の上部室にロータ室3を設け、該ロータ室3に
高速回転操作されるロータ4を備えている。該ロ
ータ室3は外部と気密を保持すべく密閉構造に形
成され、上面に設けられる蓋板5はパツキング6
を介してケース2上面に気密を保持して設けられ
ている。上記ロータ4は上記ケース2の下部室に
設けられた駆動モータ7に軸8を介して直結され
ており、該ロータ4内部に試料等を入れ蓋4aに
より密閉し、駆動モータ7の操作により遠心分離
を行なうものである。9はヘパフイルター、すな
わち高性能フイルターで、このヘパフイルター9
は上記ケース2側面を貫通して上記ロータ室3内
に開口した管路10に3方弁11および管路1
を介して連結されており、該ヘパフイルター
9の排気側に送風機12を直結している。該送風
機12はヘパフイルター9を介して上記ロータ室
3内の空気を外部へ強制排気するものである。1
3は上記3方弁11に管路10を介して連結さ
れた殺菌ガス発生装置であり、これは管路10
を介してケース2内下部室に配設された密閉容器
14の上面に開口している。この密閉容器14は
内部に消毒液15を収容したもので、該密閉容器
14の上面にロータ室3の底面に一端を開口した
排水管16の他端部を開口している。上記殺菌ガ
ス発生装置13は、図示しない送風機の作動によ
りホルマリン等の殺菌ガスを上記ロータ室3内に
供給するものである。殺菌ガスは、管路10
10,10および排水管16によつて形成さ
れる循環系路により殺菌ガス発生装置13および
ロータ室3間を循環される。17は上記ケース2
内下部室に配設された電磁弁で、この電磁弁17
は上記駆動モータ7の制御系と関連して制御され
るもので、上記ロータ4による遠心分離完了後、
上記ロータ室3内の空気を換気洗浄すべく防塵フ
イルター18を介して外気を取入れるためのもの
である。
しかして、上記構成による本考案の装置によれ
ば、まず遠心分離操作を行なう場合、試料等をロ
ータ4内に入れ、駆動モータ7を駆動してロータ
4を高速回転させ試料等の成分を遠心力により分
離させる。この時、3方弁11をヘパフイルター
9側に開放して送風機12を駆動する。そして、
ロータ室3内の空気を上記ロータ4の回転中、ヘ
パフイルター9を通して図示矢印のように外部へ
強制的に排気し、ロータ室3内の気圧を大気圧以
下に保持する。上記ロータ4による遠心分離操作
中、電磁弁17は閉路状態を保持している。そし
て、遠心分離操作の完了後、電磁弁17を開放
し、防塵フイルター18を通してロータ室3内に
外部空気を送り込み、一方汚れた空気内のエアロ
ゾルをヘパフイルター9によつて捕捉する。これ
により、ロータ室3内を新鮮な空気により換気洗
浄する。次に、ロータ室3内の殺菌を行なう場合
には、電磁弁17を閉路して3方弁11を殺菌ガ
ス発生装置13側に切換える。そして、殺菌ガス
発生装置13からホルマリン等の殺菌ガスを発生
させてロータ室3に供給し、図示点線矢印のよう
に循環させて、ロータ室3内の各種雑菌等を殺菌
する。この殺菌ガス発生装置13によるロータ室
3内の殺菌は試料に応じて行なえば良い。なお、
ロータ4内の試料等は空気による洗浄後取出す
か、あるいは殺菌ガスによる殺菌後取出すかは試
料等に応じて適宜行なえば良い。遠心分離中にロ
ータ4内からロータ室3に漏れた試料は消毒液1
5を入れた密閉容器14内に排出されて殺菌さ
れ、かつ試料のエアロゾルは殺菌ガスが密閉容器
14内を通過する際に殺菌される。
以上、述べたように、本考案による遠心分離装
置によれば、ロータによる遠心分離操作中は、ロ
ータ室内の空気を送風機によりヘパフイルターを
通して強制的に外部へ排気し、ロータ室内の気圧
を大気圧以下すなわち負圧状態に保持するので、
ロータ室から直接エアロゾルが外部に漏洩する虞
れは全くない。一方、送風機によつて排気される
ロータ室の空気中のエアロゾルはヘパフイルター
により完全に捕捉されるので操作者に対する生物
障害を完全に防止できる。また、ロータ室を大気
圧より、わずかに低い気圧に保持できるので、大
気中とほぼ同一の条件下で遠心分離を行なうこと
ができる。さらに、切換弁を切換えるだけの操作
で殺菌ガスをロータ室に供給することができるの
で、ロータ室を開放することなく、ロータ室内の
殺菌を行なうことができる。この際、送風機側の
管路は閉路されるので、殺菌ガスは殺菌ガス発生
装置とロータ室間を循環しながらロータ室内の殺
菌を行なうので、殺菌中は、殺菌ガスが無駄に排
気される虞れはない。なお、遠心分離操作中に、
万一、ロータ内からロータ室に漏れた試料は消毒
液を入れた密閉容器内に排出されて殺菌され、か
つ試料のエアロゾルは、殺菌ガスが密閉容器内を
通過する際に完全に殺菌されるので、従来の遠心
分離機に比べて、より確実な滅菌処理を施こすこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案による遠心分離装置の一実施例を
示す概念断面図である。 1……遠心分離機本体、3……ロータ室、4…
…ロータ、7……駆動モータ、9……ヘパフイル
ター、11……3方弁、12……送風機、13…
…殺菌ガス発生装置、14……密閉容器、15…
…消毒液、17……電磁弁、18……防塵フイル
ター。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ロータ室に、試料等を高速回転させるロータを
    配設した遠心分離機本体と、上記ロータ室の上部
    側に一端を連結した管路の他端部に設けられ、ロ
    ータ室の空気を強制排気してロータ室を大気圧以
    下に保持する送風機と、上記管路の途中に設けら
    れたヘパフイルターと、上記ロータ室とヘパフイ
    ルターとの間に一端を連結し、かつロータ室の底
    部に他端を連結した循環系路の途中に設けられた
    殺菌ガス発生装置と、上記ロータ室の下方に配置
    され、かつ、上記殺菌ガス発生装置とロータ室の
    間の循環系路に配設した消毒液の密閉容器と、上
    記管路の分岐点に設けられ、ヘパフイルターまた
    は殺菌ガス発生装置に通じる管路を選択的に切換
    える切換弁とを備え、遠心分離操作中は、送風機
    側への管路を開放してロータ室の空気を強制排気
    するとともに、遠心分離終了後は、殺菌ガス発生
    装置側への管路を開放し、ロータ室の空気を循環
    させながら殺菌するように上記切換弁を切換える
    ようにしたことを特徴とする遠心分離装置。
JP1979008064U 1979-01-25 1979-01-25 Expired JPS6236532Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1979008064U JPS6236532Y2 (ja) 1979-01-25 1979-01-25

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1979008064U JPS6236532Y2 (ja) 1979-01-25 1979-01-25

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS55107250U JPS55107250U (ja) 1980-07-26
JPS6236532Y2 true JPS6236532Y2 (ja) 1987-09-17

Family

ID=28816569

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1979008064U Expired JPS6236532Y2 (ja) 1979-01-25 1979-01-25

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6236532Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4496035B2 (ja) * 2004-07-12 2010-07-07 株式会社ジェイテック 遠心分離機

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4516852Y1 (ja) * 1965-07-23 1970-07-11

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4516852Y1 (ja) * 1965-07-23 1970-07-11

Also Published As

Publication number Publication date
JPS55107250U (ja) 1980-07-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6872615B2 (ja) 安全キャビネットおよびその滅菌方法
KR970004701B1 (ko) 여과막 뒤집기형 원심분리장치
JP2019000304A (ja) アイソレータ
JPS6236532Y2 (ja)
US5976312A (en) Semiconductor processing apparatus
JP4238861B2 (ja) 遠心分離機を組み込んだ安全キャビネット及びバイオクリーンベンチ
JP2005066537A (ja) 廃棄物容器を備えた安全キャビネット
JP2001149726A (ja) アイソレータ内のフィルタ交換方法
JP4496035B2 (ja) 遠心分離機
JPS63302521A (ja) 半導体基板の乾燥装置
JP3737903B2 (ja) 安全キャビネット
JPS6324626A (ja) ウエハ−遠心乾燥装置
JP2781008B2 (ja) ガス滅菌器の運転方法
JP2001070410A (ja) 滅菌処理方法
JPH04145969A (ja) 減菌装置付遠心分離機
JPH03111575A (ja) 真空処理装置
JPS5823399Y2 (ja) 遠心分離装置
JPH08229106A (ja) 滅菌装置
JP2596417Y2 (ja) 遠心分離機の水滴排出機構
JP2659611B2 (ja) 真空加熱処理装置
JP2002065821A (ja) アイソレータ
JPS6342365Y2 (ja)
JP2001079455A (ja) 遠心分離機
JP3144036B2 (ja) 薬液処理装置及び薬液処理方法
JP2556393Y2 (ja) 遠心分離機用滅菌装置