JPS6235913A - 断面図描画方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は断面図描画方法に係り、特に金型プレートに形
成される穴の断ｍ１図を任意の位置に移動させて描画で
きる断面図描画方法に関する。

〈従来技術〉 順送金型においては、所定のストローク毎にパンチが配
置され、板材が順送りされる毎に各ステージのパンチに
より打ち抜きが行われ、最終ステージより所望の部品が
得られろ。

かかる順送金型はいくつかのパンチと複数枚のプレート
により構成されている。第５図は順送金型の説明図であ
り、上ダイセット１、上バッキングプレート２、パンチ
プレート３、ストリッパプレート４、ダイプレート５、
下バッキングプレート６、下ダイセット７を有し、パン
チプレート３には断面所定形状のいくつかのパンチＰＩ
、Ｐ２、Ｐ３・・・・が固定され、該パンチに対向する
ストリッパプレート４、ダイプレート５、下バッキング
プレート６、下ダイセット７には同形のくり抜き穴Ｈ１
〜Ｈ３が設けられている。尚、ストリッパプレート４に
形成したくり抜き穴はパンチを通過させるｔこめのもの
であり、その他のくり抜き穴は打ち抜き時にパンチを受
は止め、かつ打ち抜かれた板材を下方に落とすためのも
のである。

各プレートには取り付はボルト挿入用穴Ｂ１１゜Ｂ１２
・・・、Ｂ２１．Ｂ２２・・・１Ｂ３１゜Ｂ３２・・・
ｉ　Ｂ４１．Ｂ４２・・・；ダウェルピン挿入用穴Ｄｌ
ｌ、Ｄ１２．　　・・・、Ｄ２１゜Ｄ２２・・・ｉ　Ｄ
３１．Ｄ３２・・・１Ｄ４１゜Ｄ４２・・・；っりボル
ト挿入用穴ＨＢＩ、ＨＢ２・・・、リフタビン挿入用穴
ＬＰＩ、ＬＰ−２・・・が適官設けられている。尚、取
り付はボルトは隣接するプレート間を固定するためのも
のであり、ダウェルピンは取り付はボルトを締め付けて
もプレート間で位置ずれが生じるｔコめ該位置ずれを防
止するためのもの、つりボルトはウレタンバネに取り付
けられてストリッパプレート４を弾性をもってつり下げ
、打ち抜き時に縮むと共に、打ち抜き完了後パンチプレ
ート３の上昇に応じて伸びて板材８を押しさげ該板材が
パンチプレート３と共に上昇するのを防止するもの、リ
フタピンは板材８をダイプレート５の表面所定の高さに
保持するものである。

以上の構成から理解されるように、順送金型を制作する
ｔこめには、 （ａ）各パンチ（工具）Ｐｉ、Ｐ２．Ｐ３・−・の形状
を決定してパンチ加工用のＮＣデータを作成すると共に
、 （ｂｌ各種穴を有するプレートを設計しく型構想）、穴
加工用のＮＣデータを作成しなければならない。

ところで、（ｂ）の穴加工用のＮＣデータを作成するた
めには各プレートにおける穴位置と該穴の加工条件を入
力しなければならない。尚、加工条件とはいかなる工具
で（工具の種類とその径）いかなる深さの加工を行うか
を示すものである。乙のため、 （１）予め各プレートに形成される各種プレート穴と該
プレート穴の加工条件との第１の対応関係を登録してお
くと共に、 （２）２以上のプレートにまたがる穴あるいは１枚のプ
レートのみに形成される穴をそれぞれ加工穴と呼ぶとき
（加工穴はプレート穴のの泉まり）、該加工穴とプレー
ト穴の第２の対応関係を登録しておき、 （３）加工六名と加工穴位置を入力することで金型プレ
ートの各プレートに形成される穴を特定している。

第６図は第１、第２の対応関係説明図である。

今、加工穴の加工穴名称をＨｌ、各プレートＰＬａ　−
Ｐ　Ｌ　ｃのプレート穴名称をα、β、γとし、プレー
ト穴ａが 径Ａ、の工具により深さＤｌｌのセンタモミ加工を行い
、ついで径Ｂ１の工具により深さり、２のドリリング加
工を行い、しかる後任Ｃ１の工具により深さり、３の皿
座グリ加工を行い、最後に径Ｅ１の工具により深さＤ１
４のタップ立て加工を行うことにより得られ、又プレー
ト穴βが 径Ａ２の工具により深さＤ２１のセンタモミ加工を行い
、ついで径Ｂ２の工具により深さＤ２２のドリリング加
工を行うことにより得られ、更にプレート穴γが 径Ａ３の工具により深さＤ３□のセンタモミ加工を行い
、ついで径Ｂ３の工具により深さＤ３２のドリリング加
工を行い、最後に径Ｅ３の工具により深さＤ３３のタッ
プ立て加工を行うことにより得られるものとすれば、 第１の対応関係は α、センタモミニ具、径Ａ１、深さＤ１１ドリリングエ
共、径Ｂ１、深さＤ１２ 皿座皿座グリ加工径Ｃ１、深さＤｌ　３タツプ立て工具
、径Ｅ１、深さＤ１４ β、センタモミニ具、径Ａ２、深さＤ２゜ドリリング加
工、径Ｂ２、深さＤ２２ γ、センタモミニ具、径Ａ３、深さＤ□ドリリング工具
、径Ｂ３、深さＤ３２ タップ立て工具、径Ｅ３、深さＤ３３ となり、第２の対応関係は Ｈｌ、ａｌ　β、ン； となる。

さて、穴位置及び穴加工条件が特定されれば、適宜要求
により指定されたプレートの平面図あるいは全プレート
の平面図を重ね合わせてディスプレイ画面に描画し、あ
るいは製図し、あるいはその他の方法で出力できるよう
になっている。この平面図の描画により正しく穴位置や
穴加工条件が入力されなかのチェックを相当の程度迄行
うことができる。

しかし、平面図描画やみでは該平面図に現われない部品
（穴形状）同士の干渉チェックを行う乙とができない。

このため、本願出願人は同日付けで平面図に加えてプレ
ートの断面図を描画させて平面図に現われない部分をも
見れるようにして穴の干渉チェックを行える断面図描画
方法を提案している。

〈発明が解決しようとしている問題点〉以上のように平
面図に加えて断面図をも描画させる乙とにより部品（穴
形状）同士の干渉チェックを万全に行うことができる。

ところで、１つの部品（穴形状）が別の部品（穴形状）
と干渉している場合、干渉している部品はどのような断
面形状を有しているかを詳細にチェックしたいものであ
る。しかし、単に断面図を描画させる方法では各部品の
断面図が重なりあって個々の部品の断面形状を把握でき
ない問題がある。

又、金型プレートにいかなる部品（穴形状）が使われて
いるかをチェックするために各部品の断面図を作成した
い場合がある。かかる場合、断面図がある区域に集中す
ると非常に見ずらくなる。

特に、水平軸方向（Ｘ軸方向）の穴座標値が略等しい２
以上の穴の断面図を同時に描画したい場合には各穴の断
面図が重なりあって個々の穴の断面形状を認識できない
。

以上から本発明の目的は部品（穴形状）が干渉している
場合でも、あるいは部品（穴形状）が密集している場合
でも所望の部品の断面図を互いに重なることな（、換言
すれば分離して同時に描画できる断面図描画方法を提供
する乙とである。

〈問題点を解決するための手段〉 第１図は本発明の断面図描画方法を実現する順送りプレ
ス金型のＣＡＤシステムのブロック図である。

１１ａはプＣ１セッサ、ｌｌｂはＲＯＭ、ｌｉｅはＲＡ
Ｍ、１２はグラフィックディスプレイ装置、１３はタブ
レット、１４ａ、１４ｂ・・はキーボード、Ｘ−Ｙプロ
ッタ、・・などの入出力装置、１５は順送金型設計用の
各種データファイルや自動作成されたＮＣ情報等を蓄積
する大容量記憶装置である。

ＣＲＴはディスプレイ画面、ＰＬｖは金型プレートの平
面図、ＨＩ、Ｈ２，Ｈ３・・は部品（穴形状）、Ｓｖは
断面図、Ｈ１′〜Ｈ３′ハ穴Ｈ、〜Ｈ、（７）断面図、
Ｃ８Ｒはカーソルである。

本発明は金型プレートの平面図ＰＬＶをディスプレイ画
面ＣＲＴに描画させるステップと、該平面図上の多数の
穴のうち断面図を描画させｔコい穴（たとえばＨ３）を
指示するステップと、該穴Ｈ３の断面図Ｈ３′を表示さ
せる位置を指示するステップと、該指示された位置に前
記特定された穴Ｈ３の断面図Ｈ３′を表示するステップ
を有している。

く作用〉 通常の方法で描画すると各穴の断面図が重なりあう場合
、断面図の描画位置を移動できれば個々の断面図を互い
に分離でき、各部品（穴形状）の断面形状を正確に認識
することができる。

そこで、本発明においては金型プレートの平面図ＰＬＶ
をディスプレイ画面ＣＲＴに描画させ、該平面図上の多
数の穴のうち断面図を描画させない穴（たとえばＨ３）
をカーソルＣ８Ｒで指示すると共に、該断面図Ｈ３′を
表示させる位置を同様にカーソルＣ８Ｒで指示し、該指
示されｔこ位置に前記特定した穴Ｈ３の断面図Ｈ、／を
表示するようにしている。

〈実施例〉 第１図は本発明の断面図描画方法を実現する順送りプレ
ス金型のＣＡｒ）システムのブロック図である。

１１ａはプロセッサ、ｌｌｂはＲＯＭ、ｌｉｅはＲＡＭ
であり、このＲＡＭには予めシステムプログラムが記憶
されている。１２はグラフィックディスプレイ装置、１
３はタブレット、１４ａ。

１４ｂ・・はキーボード、Ｘ−Ｙプロッタ、・・などの
入出力装置、１５は順送金型設計用の各種データファイ
ルや自動作成されたＮＧ情報等を蓄積するフロッピーデ
ィスク等の大容量記憶装置である。

又、ＣＲＴはディスプレイ画面、ＰＬＶは金型プレート
の平面図、Ｈ４，Ｈ２，Ｈ３・・は部品（穴形状）、Ｓ
■は断面図、Ｈ１′〜Ｈ３′は穴Ｈ１〜Ｈの断面図、Ｃ
８Ｒはカーソルである。

タブレット面１３ａにはメニュー表１３ｂが貼り付けら
れており、該メニュー表に書き込まれている所定の項目
をカーソル１３ｃでピックすることにより各種項目やデ
ータを入力できるようになっている。第２図はかかるメ
ニュー表の概略全体図であり、製品形状（最終部品形状
）入力部Ｔ１、ブランクレイアウト部Ｔ２、ストリップ
レイアウト部Ｔ３、型構想部Ｔ４、加工データ出力部Ｔ
５、図面出力部Ｔ６、リスト出力部Ｔ７、諸データ設定
部Ｔ８、製図処理部Ｔ９、アルファベット／記号入力部
Ｔ１０、数値・／型形状入力部Ｔ１１、形状登録部Ｔ１
２、部品メニュ一部Ｔ１３、リストメニュ一部Ｔ１４、
図面メニュ一部Ｔ１５等が設けられている。

以下本発明による断面図描画方法を第３図の流れ図と第
４図の描画画像を参照して説明する。尚、各プレート穴
とその加工条件との第１の対応関係、加工穴とプレート
穴との第２の対応関係、及び各加工穴の位置は型構想処
理において既に特定されてＲＡＭ１１ｃに記憶されてい
るものとする。

（１）メニュー表１３ｂ（第２図参照）のパ断面図゛Ｔ
４ａをカーソル１３ｃでビックすると、グラフィックデ
ィスプレイ装置１２のディスプレイ画面ＣＲＴに第４図
（Ａ）に示す画像が描画される。

尚、この第４図（Ａ）に示す画像はプレート番号の入力
を促す画像である。

（２）ついで、描画したいプレートの番号（名称）を入
力する。尚、全プレートの断面図を見たい場合には　°
’　ＡＬＬ”を入力する。

（３）プロセッサｌｌａは”ＡＬＬ”が入力されたか、
あるいはプレート番号が入力されたかをチェックする。

（４１”　Ａ　Ｌ　Ｌ”が入力されていれば全プレート
の１１一 平面図ＰＬＶを重ね合わせてディスプレイ画面ＣＲＴに
描画する（第４図（Ｂ）参照）。又、ディスプレイ画面
下方に断面図を描画したい穴を設問する設問文 「アナ−〜　　　　　　　（ＮＬ：　メニュー）」を描
画する。

（５）一方、プレート番号が入力されていれば該プレー
ト番号が指示するプレートの平面図のみを描画する。又
、ディスプレイ画面下方に断面図を描画したい穴を設問
する設問文 「アナ−（Ｎ　Ｌ：　メニュー）」 を描画する。

尚、”ＡＬＬ”が入力されたものとする。

（６）さて、断面図を描画したい穴が存在すればカーソ
ル１３ｃで平面図ＰＬＶ上の該穴を指示する。

又、断面図作成処理以外の別の処理に移行したい時には
ＮＬにューライン　・・・第２図の数値／型形状入力部
Ｔｌｌを参照）を入力する。尚、カーソル１３ｃによる
穴の指示法は以下の通りである。

すなわち、カーソル１３ｃをタブレット面１３ａ上で移
動させると該移動に応じてディスプレイ画面Ｃ，ＲＴ上
のカーソルＣ８Ｒ（第４図（Ｂ）参照）が移動するから
該カーソルＣ３Ｒを所定の穴にあるいは穴近傍に位置さ
せてカーソル１３ｃのスイッチを押圧する。

従ってプロセッサｌｌａは穴が指示されたかどうかをチ
ェックする。

（７）指示されていなければＮＬが入力されｔコかどう
かをチェックする。ＮＬが入力されていなければステッ
プ（６）以降の処理を繰り返す。

（８）一方、穴（Ｈとする）が特定されればプロセッサ
ｌｌａは該穴Ｈ１の断面図表示位置を設問する設問文 ［アナイチ＝　　　　　（ＮＬ：　ソノママ）」をディ
スプレイ画面の下方に表示する（第４図（Ｃ）参照）。

（９）オペレータは断面図表示位置を変更する必要があ
るかどうかを判断する。尚、断面図の表示位置は水平方
向（Ｘ軸方向）に移動させることができるものとする。

（圃さて、変更する必要がなければＮＬを入力する。

（１１）一方、変更する必要があればカーソルＣ３Ｒを
水平方向の所定位置、換言すれば断面図を表示させたい
位置に位置決めして該位置を入力する。

尚、穴Ｈ１の断面図表示位置は移動させないものとする
（ＮＬを入力）。

（Ｉｆｉ　Ｎ　Ｌが入力されあるいは断面図表示位置が
カーソルで入力されればプロセッサｌｌａは該指示され
た位置に穴の断面図を表示する（第４図（Ｄ）参照）。

すなわち、ＮＬが入力されｌコ場合には穴のＸ座標値を
変更せず、又断面図表示位置が入力された場合には該入
力された位置のＸ座標値を穴のＸ座標値としてそれぞれ
断面図を表示する。尚、穴の断面図は該穴（加工穴）を
構成するプレート穴の加工条件を参照して描画される。

又、指定されｔコ穴の断面図と共に、ディスプレイ画面
下方に切断描画したい別の穴の設問文「アナ−＝　　　
　　　　　（ＮＬ：メニュー）」を表示する。

以後、ステップ（６）以降の処理が行われて所望の全部
品（穴形状）の断面図を同時に、かつ互いに重なりあう
ことなくディスプレイ画面に描画することができる。

尚、第２回目のサイクルにおいては（ｉｌカーソルＣ８
Ｒで穴Ｈを指示すると共に（第４図（Ｄ）参照）　、（
ｉｉ）断面図描画位置を変更しない旨を入力することに
より（第４図（Ｅ）参照）、第４図（Ｆ）に示すように
２つの穴Ｈ１１Ｈ２の断面図Ｈ、／、Ｈ′を同時にディ
スプレイ画面ＣＲＴに描画することができる。

又、第３回目のサイクルにおいては（ｉｔカーソルＣ８
Ｒで穴Ｈ３を指示すると共に（第４図（Ｆ）参照）　、
（ｉｉ）断面図描画位置をカーソルＣ８Ｒで特定するこ
とにより（第４図（Ｇ）参照）、第４回目（）に示すよ
うに３つの穴Ｈ１、Ｈ２、Ｈ３の断面図Ｈ、／　、Ｈ２
／　、Ｈ３／　を重なりあうことなく同時にディスプレ
イ画面ＣＲＴに描画することができる。

（１勇所望の金穴の断面図描画処理が終了すれば、オペ
レータは穴の設問文がディスプレイ画面ＣＲＴに表示さ
れている状態でＮＬを入力する。これにより、以後メニ
ューを選択して別の処理を実行する乙とができる。

尚、カーソル１３ｃで“１製図データ出力″Ｔ６ａをビ
ックし、キーボード１４ａ上のファンクションキーＦ７
をオンすれば断面図デー・夕は大容量記憶装置１５に出
力される。又、カーソル１３ｃで”出図”　Ｔ　６　ｂ
をビックし、キーボード１４ａ上のファンクションキー
ＦＩＯをオンすれば断面図がＸ−Ｙプロッタ　１４ｂに
より作図される。

〈発明の効果〉 以上本発明によれば、金型プレートの平面図をディスプ
レイ画面に描画させ、該平面図上の多数の穴のうち断面
図を描画させたい穴を指示すると共に、該断面図を描画
させる位置を指定し、該指示された位置に前記特定され
た穴の断面図を描画するように構成したから、部品（穴
形状）が干渉している場合でも、あるいは部品（穴形状
）が密集している場合でも所望の部品の断面図を互いに
重なることなく、換言すれば分離して同時に描画でき、
個々の部品の構造を正確に認識することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明を実現するＣＡＤシステムのブロック図
、 第２図はメニュー表の概略全体図、 第３図は本発明にかかる断面図描画方法の流れ図、 第４図は断面図描画処理における各ステップの画像描画
例、 第５図は順送金型の説明図、 第６図は金型プレートの穴位置及び加工条件特定方法説
明図である。 １１ａ・・プロセッサ、 １２・・グラフィックディスプレイ装置、１３・・タブ
レット、 １４ａ・・キーボード、 １４ｂ・・Ｘ−Ｙプロッタ、 ＣＲＴ・・ディスプレイ画面、 ＰＬＶ・・金型プレートの平面図、 ＳＶ・・断面図、 Ｈ−Ｈ・・穴、 Ｈ′〜Ｈ′　・・穴の断面図、 Ｃ８Ｒ・・カーソル 特許出願人　　　　　　　　ファナック株式会社代理人
　　　　　　　　　　弁理士　　齋藤千幹−＞） 派　　　　　　　」 、　　　　　　　　　　　　Ｖ） ＋　　　　　　　　ｄ

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）金型プレートに形成される穴の断面図描画方法に
   おいて、 金型プレートの平面図をディスプレイ画面に描画させ、 該平面図上の多数の穴のうち断面図を描画させたい穴を
   指示すると共に、 該断面図を描画させる位置を指定し、 該指示された位置に前記特定された穴の断面図を描画す
   ることを特徴とする断面図描画方法。
2. （２）前記位置はディスプレイ画面の水平方向位置であ
   ることを特徴とする特許請求の範囲第（１）項記載の断
   面図描画方法。