JPS6234852B2 - - Google Patents

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Publication number
JPS6234852B2
JPS6234852B2 JP54153208A JP15320879A JPS6234852B2 JP S6234852 B2 JPS6234852 B2 JP S6234852B2 JP 54153208 A JP54153208 A JP 54153208A JP 15320879 A JP15320879 A JP 15320879A JP S6234852 B2 JPS6234852 B2 JP S6234852B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
yarn
heat shrinkage
dry heat
knots
sheath
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP54153208A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS56165034A (en
Inventor
Toshiaki Kitahora
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyobo Co Ltd
Original Assignee
Toyobo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyobo Co Ltd filed Critical Toyobo Co Ltd
Priority to JP15320879A priority Critical patent/JPS56165034A/ja
Publication of JPS56165034A publication Critical patent/JPS56165034A/ja
Publication of JPS6234852B2 publication Critical patent/JPS6234852B2/ja
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  • Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野) 本発明は、糸の長手方向に沿つて間欠的に節部
を有し、該節部が移動することなくまたは乱れる
ことなく固定された良好な後加工性を有する絡糸
の製造方法に関する。 (従来の技術) 従来、節部を有する糸は、布帛にした場合に独
自の外観、風合を有するため多く市場に提供され
ているが、節部の固定が悪いと捲返しなどの後工
程で節部がしごかれて移動し外観効果の劣る布帛
となり、また極端な場合には糸切れが発生するな
ど後加工性が著しく阻害された。 (発明が解決しようとする問題点) 本発明は、かかる従来の節部を有する糸の製造
方法の欠点を解消して、節部が安定して糸本体に
固定された絡糸の製造方法を提供することを目的
とする。 (問題点を解決するための手段) かかる目的を達成するため、本発明は、次の如
き構成を有する。すなわち、本発明は、1本以上
のフイラメント糸を芯糸として仮撚加工する際、
その加撚域に芯糸の乾熱収縮率との差が3%未満
の1本以上の乾熱収縮率12%以上のフイラメント
糸をサヤ糸として、下記の式を満足する供給速度
で供給して前記1本以上のフイラメント糸に絡み
つかせて糸の長手方向にサヤ糸による節部を間欠
的に形成することを特徴とする絡糸の製造方法で
ある。 ここに、0.2≦V−V/V≦3.0,VA;1本以
上の 乾熱収縮率12%以上のフイラメント糸の供給速
度、VB;1本以上のフイラメント糸の供給速度
である。 以下に本発明を図にしたがつて説明する。図は
本発明を実施するための装置の一例を示す側面図
である。 1本以上のフイラメント糸が芯糸としてフイー
ドローラ2に供給されるが、図では1本のマルチ
フイラメント糸Y1が示されている。他方、加撚
域にサヤ糸として供給されるものは、1本以上の
乾熱収縮率12%以上好ましくは18%以上のフイラ
メント糸であるが、図では1本の乾熱収縮率12%
以上好ましくは18%以上のマルチフイラメント糸
Y2が示される。サヤ糸の乾熱収縮率を12%以上
とするのは、熱収縮によつて芯糸たる1本以上の
フイラメント糸のまわりにサヤ糸を安定した状態
で絡みつかせるためである。この意味から18%以
上が好ましい。他方、芯糸の乾熱収縮率として
は、サヤ糸と芯糸との絡み合いを熱収縮によつて
安定化させるためには、両者の乾熱収縮率の差は
3%にする。但し芯糸のそれがサヤ糸のそれより
も小さい方が好ましい。ここに、乾熱収縮率は、
JIS―LI073(1965)の乾熱収縮率B法によつて
測定した。なお、芯糸を構成するフイラメント糸
が2本以上ある場合、またはサヤ糸を構成するフ
イラメント糸が2本以上ある場合、乾熱収縮率と
して芯糸のうち最も乾熱収縮率の大きいものを、
サヤ糸のうち最も乾熱収縮率の小さいものを基準
として選び、芯糸、サヤ糸間の乾熱収縮率の差を
論じることにする。 なお、ここにいうフイラメント糸とは、マルチ
フイラメント糸又はモノフイラメント糸をいう。 さらにまた、乾熱収縮率の点を除いて、絡糸及
び芯糸の素材は、仮撚加工可能な熱可塑性フイラ
メント糸であればよく、ポリエステル、ナイロ
ン、アクリルなどが単一で又は複合して使用され
る。さらに同じ素材であつても染色性や色調の異
なつたものなども組合せることができる。また、
サヤ糸及び芯糸の繊度(デニール)は要求される
布帛の風合、外観との関係で決定すべきである
が、一般にサヤ糸の繊度(デニール)は芯糸のそ
れよりも細い方が、風合、外観とも良好である。 また、VAをサヤ糸となる1本以上の乾熱収縮
率12%以上のフイラメント糸の供給速度、VB
芯糸となる1本以上のフイラメント糸の供給速度
とすれば、0.2≦V−V/V≦3.0でなければなら
な い。ここにV−V/V<0.2の場合にはサヤ糸が
芯糸 の周囲に捲きつくだけで糸長手方向に移動せず本
発明のような安定した節部は形成されない。 他方、V−V/V>3.0の場合にはサヤ糸の絡
みつ き方がルーズになり、本発明の如く高収縮糸を使
用しても絡み状態が不充分で節部の安定性が欠け
たものとなる。 さらにまた、本発明にいう加撚域としてはフイ
ードローラ2とヒータ3との間、及びヒータ3の
中が好ましいが、フイードローラ2とヒータ3と
の間が特に好ましい。けだし、芯糸に絡みついた
サヤ糸によつて節部(三重絡み部)が形成され、
この節部がヒータ3によつて熱処理されることに
より芯糸との絡みが安定するからである。勿論ヒ
ータ3と仮撚スピンドル4との間にサヤ糸を供給
する場合には、デリベリローラ5以降で熱処理す
れば良い。このようにして、芯糸の周りに往復移
動しながらサヤ糸が絡みついて節部が形成されヒ
ータ3で熱セツトされることにより絡糸が収縮し
芯糸との絡みが安定するのである。 (作用) 次に本発明の作用を説明する。図において1本
のマルチフイラメント糸Y1は、パツケージP1
ら解舒され、ガイド1、フイードローラ2、ヒー
タ3、仮撚スピンドル4に供給される。この際、
1本の乾熱収縮率12%以上のマルチフイラメント
糸Y2がパツケージP2から解舒され、ガイド8を
へて供給ローラ9により加撚域に供給され、加撚
域の1本のマルチフイラメント糸Y1に絡みつか
せられる。 このとき節部の大きき、ピツチを考えてフイー
ドローラ2、供給ローラ9の供給速度が調節され
る。 言うまでもなく、供給速度VAと供給速度VB
の間には0.2≦V−V/V≦3.0の関係がある。 芯糸たるマルチフイラメント糸Y1のまわりに
サヤ糸たる乾熱収縮率12%以上のマルチフイラメ
ント糸Y2が間欠的に三重に絡みついて節部を形
成し、ついでヒータ3をへて仮撚スピンドル4に
供給される。絡みついたマルチフイラメント糸
Y2はヒータ3で収縮せしめられ、節部はマルチ
フイラメント糸Y1のまわりに安定せしめられ
る。ついで、デリベリローラ5をへてサヤ糸3は
ドラム6によりパツケージ7に巻き取られる。 (実施例) 実施例 1 芯糸Y1としてポリエステルマルチフイラメン
ト糸75d/36fを、サヤ糸Y2としてポリエステル
マルチフイラメント糸75d/36fを用い、芯糸Y1
の供給速度VBを98m/分、サヤ糸Y2の供給速度
Aを種々変えて、フイードローラ2とヒーター
3との間で芯糸Y1に供給し、仮撚数2450T/m、
芯糸Y1のフイード比+3%、ヒーター温度210℃
で仮撚加工し、糸の長手方向に間欠に節部のある
絡糸を製造した。得られた節部の安定を判断する
ために、10Kgのチーズを60m/分のスピードで捲
返す間の糸切数、また節部が安定か否かを5人の
官能検査専門家による判定、布帛の表面が節部の
移動による乱れが目立つか否かの同上の専門家に
よる判定を行ない第1表にまとめた。なお、芯糸
Y1、サヤ糸Y2の乾熱収縮率を第1表の如く変化
させた。 また、布帛は平織で経、緯とも27本/インチの
密度のものを用いた。
【表】 節部の形態については、 〇:安定、×:不安定で表示し、 また、布帛の外観については、 〇:乱れが全く目立たない、△:乱れが若干目
立つ、×:乱れが目立つで表示した。 第1表において、No.1はサヤ糸Y2が芯糸Y1
まわりに移動せずに捲きつき節部の形態が不安定
であり、また、布帛の外観も節部の乱れが若干目
立つた。No.2は、乾熱収縮率の差が3%をこえて
おり、そのため節部の形態は不安定であつた。そ
のため布帛の外観は乱れが目立つていた。No.3〜
5は、乾熱収縮率差も、供給速度の関係も本願発
明の要件を満足して節部の形態も安定していた。
No.7も同様であつた。No.6は、乾熱収縮率が3%
をこえており、そのため熱収縮によつても節部は
安定しなかつた。No.8は、サヤ糸の供給速度が大
きすぎてルーズに芯糸に捲きつき、そのため節部
の形態は不安定であつた。 (発明の効果) このように、本発明方法によれば、糸の長手方
向に沿つて間欠的に節部を有し、該節部が移動す
ることなくまたは乱れることなく安定して芯糸に
固定されたサヤ糸が複雑な装置を必要とせずに製
造されるという顕著な効課が奏される。
【図面の簡単な説明】
図は本発明を実施する装置の一例を示す側面図
である。 Y1……1本のマルチフイラメント糸、Y2……
1本の乾熱収縮率12%以上のマルチフイラメント
糸、2……フイードローラ、4……仮撚スピンド
ル、5……デリベリローラ、9……供給ローラ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 1本以上のフイラメント糸を芯糸として仮撚
    加工する際、その加撚域に芯糸の乾熱収縮率との
    差が3%未満の1本以上の乾熱収縮率12%以上の
    フイラメント糸をサヤ糸として、下記の式を満足
    する供給速度で供給して前記1本以上のフイラメ
    ント糸に絡みつかせて糸の長手方向にサヤ糸によ
    る節部を間欠的に形成することを特徴とする絡糸
    の製造方法。 〔0.2≦V−V/V≦3.0 VA:1本以上の乾熱収縮率12%以上のフイラ
    メント糸の供給速度 VB:1本以上のフイラメント糸の供給速度〕。
JP15320879A 1979-11-26 1979-11-26 Production of connecting yarn Granted JPS56165034A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15320879A JPS56165034A (en) 1979-11-26 1979-11-26 Production of connecting yarn

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15320879A JPS56165034A (en) 1979-11-26 1979-11-26 Production of connecting yarn

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS56165034A JPS56165034A (en) 1981-12-18
JPS6234852B2 true JPS6234852B2 (ja) 1987-07-29

Family

ID=15557401

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JP15320879A Granted JPS56165034A (en) 1979-11-26 1979-11-26 Production of connecting yarn

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57210027A (en) * 1981-06-16 1982-12-23 Teijin Ltd Production of slub yarn

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4838891A (ja) * 1971-09-22 1973-06-07

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4838891A (ja) * 1971-09-22 1973-06-07

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JPS56165034A (en) 1981-12-18

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