JPS6234801A

JPS6234801A - 自動二輪車等の車輪

Info

Publication number: JPS6234801A
Application number: JP17387585A
Authority: JP
Inventors: Toshiyuki Suzuki; 俊之鈴木
Original assignee: Yamaha Motor Co Ltd
Current assignee: Yamaha Motor Co Ltd
Priority date: 1985-08-07
Filing date: 1985-08-07
Publication date: 1987-02-14

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）この発明はタイヤの組み付けが容易にできるようにする
自動二輪車等の車輪に関する。

（従来の技術）自動二輪車の車輪では、リムが軽合金で鋳造されたもの
があり、通常、このリムの外周面は周方向に平坦な面に
形成されている。

また、上記構成において、車輪を軽量にするために、リ
ムに多数の貫通孔を形成して、この貫通孔に軽量な樹脂
製の塞ぎ板を嵌着したものがある（例えば、実開昭５６
−４９６０２号公報）。

（発明が解決しようとする問題点）ところで、リムに対するタイヤの組み付けは。

まず、タイヤのビード部の周方向の一部をリムのウェル
部に嵌め込み、この部分に連なるビード部を順次ウェル
部に嵌め込むことによってなされる。

この場合、タイヤにはビード部を弾性変形させようとす
る際の外力が負荷されることになる。このとき、この外
力でタイヤがリムに対し周方向に摺動すると、このタイ
ヤの組み付は作業が円滑にできないため、この相対回動
を防止しつつタイヤを組み付ける必要がある。しかし、
このようにリムに対するタイヤの回動を防止しつつビー
ド部をウェル部に嵌め込むことは手数が煩雑である。

また、前記従来構成のようにリムの軽量化のために貫通
孔を形成すると、これを塞ぐための別部材が必要であっ
て車輪の構成が複雑になるという不都合もある。

（発明の目的）この発明は、上記のような事情に注目してなされたもの
で、リムに対するタイヤの組み付けが容易にできるよう
にすると共に、リムを簡単な構成で軽量化することを目
的とする。

（発明の構成）上記目的を達成するためのこの発明の特徴とするところ
は、リムの外周面に形成されるウェル部にこのリムの周
方向に沿って多数の四部を形成した点にある。

（実施例）以下、この発明の実施例を図面により説明する。

ｌは自動二輪車に用いられる車輪で、この車輪１は図示
しない車軸に支承されるハブ２と、このハブ２と同軸上
に設けられるリム３と、これらハブ２とリム３とを連結
するスポーク４と、上記リム３の外周側に嵌着されるタ
イヤ５とで構成される。

上記ハブ２、リム３およびスポーク４は軽合金による鋳
造で一体成形されている。

上記リム３の外周面にはウェル部７が形成され、このウ
ェル部７の幅方向はぼ中央位置に矩形状の四部８が形成
される。そして、この凹部８はリム３の周方向に沿って
等間隔に多数形成されている。このため、ウェル部７に
は周方向に沿って凹凸面が連続的に形成される。

また、上記リム３の内周面には補強用のリブ９が突設さ
れる。このリブ９は同上リム３の径方向において上記四
部８に対応するようリム３の幅方向はぼ中央位置に設け
られている。このリブ９はリム３の断面形状が凹部８の
底部位置で薄くなることを防止し、鋳造時に良好な溢流
れを確保する。

上記タイヤ５はそのビード部ｔｔ、ｉｉが上記リム３の
ウェル部７に嵌め込まれてリム３の外周側に取り付けら
れる。

上記リム３にタイヤ５を組み付ける場合には、まず、タ
イヤ５のビード部１１の周方向の一部をリム３のウェル
部７に嵌め込む（第１図一点鎖線図示）、そして、この
部分に連なるビード部１１を順次ウェル部７に嵌め込む
、この場合、タイヤ５にはビード部１１を弾性変形させ
ようとする際の外力が負荷され、タイヤ５はリム３に対
し周方向に摺動しようとする。しかし、ビード部１１は
凹部８により形成されたウェル部７の凹凸面に弾性的に
当接しており、これら両者間の摩擦力は大きいものであ
るため、このタイヤ５の摺動は防止される。

また、上記のようにビード部１１がウェル部７の凹凸面
に弾性的に当接するとき、この当接でビード部１１が損
傷しないように、凹部８の開口縁８ａには鮎面円弧状の
面取り加工が施されている。

（発明の効果）この発明によれば、リムの外周面に形成されるウェル部
にこのリムの周方向に沿って多数の凹部を形成し、これ
によってウェル部に凹凸面を形成したため、リムへのタ
イヤの組み付は時に、タイヤのビード部が上記ウェル部
の凹凸面に当接してリムに対するタイヤの摺動が防止さ
れる。従って、タイヤの摺動に留意することなくこのタ
イヤをリムに取り付けることができるため、リムへのタ
イヤの組み付けは容易にすることができる。

また、ウェル部に多数の凹部を形成したため、その□分
リムを軽量にすることができる。そして、この場合、こ
のリムを軽量にするための手段は従来のような貫通孔で
はないため、従来のような塞ぎ板など別部材は不要であ
る。よって、リムを簡単な構成で軽量にすることができ
る。

しかも、ウェル部に多数の凹部を形成したことから、そ
の分リムの表面積が増大し、鋳造時の冷却は速やかに行
われる。このため、ヒケ等の鋳造欠陥の生じることが防
止される。また、上記凹部を多数形成したことにより、
リムに肉厚過大な部分を減少させることができ、よって
、ピンホール等の鋳造欠陥が生じることも防止される。

【図面の簡単な説明】図はこの発明の実施例を示し、第１図はリムの断面図、
第２図はタイヤを省略した車輪の斜視図、第３図はリム
の部分平面図である。１・・車輪、３・ｅリム、７争φウ工ル部、８・・凹部
。特　許　出　願　人　　ヤマハ発動機株式会社第１図

Claims

【特許請求の範囲】

１、鋳造リムを有する自動二輪車等の車輪において、上
記リムの外周面に形成されるウェル部にこのリムの周方
向に沿って多数の凹部を形成したことを特徴とする自動
二輪車等の車輪。