JPS6233244A - 外気量制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ビル管理用プロセッサーによって館内を集中
管理できるようにしたインテリジェントビルに用いられ
る館内集中管理装置になどに適用して好適な外気量制御
装置に関する。

〔従来の技術〕

室内の温度、湿度を調整する空調装置の外気量制御装置
の従来例としては大別して次の２種類がある。

一つは、室内に炭酸ガス濃度検出センサを配し、これで
検出された炭酸ガス濃度から、室内の取入れ外気量をＴ
４　ａｔするタイプのものである。

他の一つは部屋への入室者数を過去のデータから拾い出
し、時間当りの取入れ外気量を何段階かのステップに分
けてスケジュール的に制御するタイプのものである。

さて、前者の外気量制御装置はリアルタイムで室内の外
気量を制御できる反面、室内炭酸ガス濃度をセンサ（Ｃ
Ｏ，センサ）で検出する関係上、外気量制御精度はこの
センサの検出精度に依存する。

ＣＯ□センサとして精度の高いものは高価となる欠点が
あり、そうでないものは精度にバラツキがあるなどの理
由から、制御暗度が一定しない欠点がある。

後者の外気量制御装置は、過去のデータに依存して室内
の外気量を制御する関係上、現況を適切に把握し得す、
適切な空調制御を実現し得ない難点がある。

〔発明が解決しようとする問題点〕

上述した従来の問題点に鑑み、本発明ではリアルタイム
で空調制御を達成すると共に、室内の最適酸素要求量を
把握して快適室内環境を確保することを目的とする。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明に係る外気量制御装置は、入室者固有のコード信
号を発信できるＩＤカードを所有したものが入室したと
き、その在室者に対応したＩＤカードからのコード信号
を受信して在室者数を把握し、その在室者数に適した外
気量を設定して空調装置からその室内に外気を送給する
ようになっている。

〔作用〕

本発明によれば、室内の人数をリアルタイムで把握して
、室内への空気送給量が決定されるため、室内に必要な
酸素要求量を適格に制御でき、快適室内環境を常時確保
できる。また、無駄な空調制御は行われないため省エネ
ルギー化を達成できる。

〔実施例〕

第１図は本発明をインテリジェントビルに設置された館
内集中管理装置に使用される外気量制御装置を適用した
場合の実施例を示す。

このインテリジェントビルには、館内に出入りする者を
集中管理して、緊急時などにおける非難誘導等を適切に
行うようにするため、館内に出入りする者を自動管理し
、館内に所定の指示を指令できるようになされた館内集
中管理装置が設けられている。

第１図には本発明の実施例が適用されたインテリジェン
トビルＩＤが示されている。

このインテリジェントビルＩＤでは、入館者は予め第２
図に示されるＩＤカード１２を所持して入館することが
義務づけられる。このＩＤカード１２は一例として合成
樹脂の薄肉板材から形成され、その表面に入館者の写真
１４が貼付され、この写真１４に対応した所属氏名等の
表示欄１６が設けられている。またこのＩＤカード１２
の裏面にはこのＩＤカード１２を胸ポケット等へ装着す
ることができるようにクリップ１８が設けられている。

このＩＤカード１２には第３図に示される回路が組み込
まれており、電源スイッチング部２０によって電源部２
２から演算部２４等の全回路へ通電され、この演算部２
４では受信部２６からの信号が演算され、自己のＩＤカ
ード１２のための呼出信号であるか否かが判断され、必
要時に報知部２８及び発信部３０が作動されてそれぞれ
外部への報知及び発信がなされるようになっている。

またこのＩＤカード１２では、常時は演算部２４の主回
路へ通電されておらず、外部からの呼び出し信号が受信
部２６で受信された場合にのみ電源スイッチング部２０
が作動して電源部２２により演算部２４の主回路を作動
させるようにすることにより、電源部２２の長寿命化を
図れる。

−例としてこの電源部２２は二枚の導電性プラスチック
フィルムの一方に二酸化マンガン粉末を、他方に亜鉛粉
末をそれぞれ塗布し、間に不織布を挟んで重ね合わした
構造の薄型のカード状電池が使用でき、また演算部２４
、受信部２６、報知部２８、発信部３０は一例として薄
肉のプラスチックカードにＩＣ装置を内蔵したＩＣカー
ドを用いることができる。

発信部３０は複数枚製作されるＩＤカード１２毎に異な
る周波数等の自己を特定するための信号を発信すること
ができ、報知部２日は受信部２６で受信される異なる種
類の受信信号に応じて異なる種類の報知信号を発するこ
とができる。例えばＩＤカード１２を所持した入館者に
呼び出し信号を伝える場合には、特定の部屋への呼び出
し信号、館内電話への呼び出し信号等の呼び出しの種類
に応じた信号を音色、周波数、信号周期等を変更して発
するようにスピーカへの出力信号を制御すればよい。

第１図はこの発明に係る外気量制御装置ＩＤの一例を示
すもので、ビル内の部屋２にはアンテナ（バーアンテナ
等）４がその天井などに取付けられ、部屋２への入室者
の所持するＩＤカード１２から発信するコード信号が、
アンテナ４で受信されて無線機（ＴＰＴ）３２に供給さ
れ、ＴＰＴ３２より送信されたコード信号はローカル無
線コントロール装置（ＬＲＣ）３４に送信され、ＬＲＣ
３４より送信されたコード信号はローカルエリヤネット
ワーク（ＲＡＮ）３６を介して中央無線コントロール装
置（ＣＲＣ）３８で受信される。

ＣＲＣ３８で受信されたコード信号は、ビル館内の集中
制御用のプロセッサ（ＣＰ）４０に送出されて、コード
信号の内容判別等が実行されると共に、必要に応じて表
示装置（ディスプレー）４２あるいはプリンタ４４に供
給されて、そのデータ内容、コード信号が送信された部
屋の空調状態、入室者数等が表示もしくはプリントアウ
トされる。

ＣＲＣ３Ｂには、分散処理用のプロセッサ（ＤＤＰ）４
６のデータが送出されると共に、電子交換機（ＥＰＢＸ
）４８が接続され、必要に応じて外部回線が制御される
。

これは、緊急時などのとき、ＧＰ４０あるいはＤＤＰ４
６の指令に基づいて特定の電話回線を確保できるような
機能を持たせるためである。

コード信号を受は付けたＧＰ４０では、コード信号を受
信した特定の部屋に対する空調制御用のデータがＣＲＣ
３８を介して空調制御部（ビルコントロールリモコンス
テーション、（ＳＲ３））５０に送出される。

空調制御データを受信した５Ｒ３５０では、その制御デ
ータに対応した空調状態に制御するため空調機（ＡＨＵ
）５２と、各部屋に対応して設けられたサプライエア部
５６が個々独立に制御される。

ＡＨＵ５２では、ファン風量、モータダンパ開度（給気
、換気）、コイル弁開度の制御が実行される。ＭＤ、−
ＭＤａ　はファン風量制御用モータダンパである。

夫々の室内には、温湿度センサ６４が配され夫々のセン
サ出力はＳＲ３５０を中継してＧＰ４０に送出され、各
部屋の温湿度データがインプットされる。これによって
空調前の室内の温湿度、空調後の温湿度データが空調制
御資料として使用される。

続いて本発明による外気量制御装置の制御動作を第４図
の制御フローチャートを参照して詳細に説明する。

空調状態を制御すべき室内に人が入った場合、在室者の
所持するＩＤカード１２からは、上述したようにＩ’　
Ｄカード所持者を特定するコード信号が発信される。室
内にはこのコード信号を受信するアンテナ４が設置され
ているため、その部屋にＩＤカード所持者が単数若しく
は複数入室すると、各別のコード信号がアンテナ４で受
信され、これら各別のコード信号がＴＲＴ３２によって
上述したＧＰ４０に送信される。

これにより、制御プログラムがスタートし、ステップａ
で特定のコード信号をＴＲＴ３２が受信すると、ステッ
プｂにおいてＧＰ４０内でこのコード信号より在室者数
が把握される。

ＧＰ４０ではこの在室者数ｎより、在室者数ｎに適合す
る空調状態を達成すべ（演算処理されて、ステップＣで
外気ダンパＭＤ＋　、リターンエアダンパＭＤ、の開度
値及び外気ファン０°入Ｆの送風値が算出され、夫々制
御データが５Ｒ３５０に送信され、これら制御データを
受信した５Ｒ３５０では、外気ダンパＭＤ、及びリター
ンエアダンパＭ　Ｄ　ｚにその間度調整信号が送給され
て、指定された開度に夫々が調整される。

なお、ＡＨＵ５２の送気側に設けられたダンパＭＤ３の
開度は固定されている。

このようにして、在室者が１人のときの外気量がサプラ
イエア部５６から室内に送給されると共に、必要な室内
空気がリターンエア部ＲＡから吸気されて、室内の空調
が行われる（ステップｄ）。

次に、在室者が変動（増加若しくは減少）すると、今ま
でのコード信号の消失及び新たなコード信号の増加がＧ
Ｐ４０で検出されて、新たな在室者数ＸがＧＰ４０で直
ちに演算される（ステップｅＳｒ）。

′在室者の変動によって、ＧＰ４０では、ステップｇに
おいて、今回の在室者数Ｘに対する前回の在室者数ｎの
差が規定の変動数αよりも多いか、少ないかがステップ
ｇでチェックされ、規定の在室者数αに等しいか少ない
ときにはステップｈに移り、在室者がｎ人のときの外気
取入れのままにしてステップｅに戻る。

このようにしたのは、多少の在室者数の変動では、その
都度外気取入れ量を制御する必要がないカラであって、
一種のヒステリシス制御特性になされている。

若しも、このような条件下でその都度外気取入れ量を制
御したのでは、空調制御系が安定せず、却って室内環境
条件を害するおそれがあるからである。

一方、規定の変動数α以上である場合（在室者数の増加
、あるいは減少）にはステップｉに移って、変動後の在
室者数Ｘに対応した外気ダンパＭＤ、及びリターンエア
ダンパＭ　Ｄ　ｔに対する開度制御データが５Ｒ３４８
に送出されると共に、外気ファンＯＡＦに対する送風量
制御データが５Ｒ５４°８に送出される。

その結果、ステップｉにおいて、外気ダンパＭＤ１　リ
ターンエアダンパＭＤ、及び外気ファンＯＡＦは在室者
Ｘ人に設定され、Ｘ入用の外気量に制御される（ステッ
プ」）。制御後はステップｅに戻る。このような外気量
制御動作がｍ続して実行されて、室内は在室者数に対応
した快適環境条件が確保される。

なお、ステップ８では次のような予測制御データを算出
してもよい。

すなわち、例えば過去数ＩＤ分の在室者数のデータを数
回分ストアしておき、現在の在室者数の変動から取入れ
外気量を予測するようにしてもよい。

また、上述したコード信号にタバコ、喫煙の有無のデー
タも同時にコード化しておき、このコードデータが入力
したときには、その人数によって、上述の外気量取入れ
を更に制御するような制御プログラムに変更することも
できる。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明に係る外気量制御装置では
、ＩＤカード所持者の在室者数を検出し、検出されたデ
ータ及び在室者の変動に基づくデータから、その部屋の
空調をコントロールするようにしたものであるから、従
来に比し、次にような効果が得られる。

第１に、リアルタイムで空調をコントロールすることが
できると共に、Ｇｏ！センサに基づいて空調を制御して
いないので、すなわち在室者数によって空調を制御して
いるので、空調制御精度が従来よりも大幅に改善される
。

第２に、従来のようにスケジュール式制御でないため、
在室者の変動を適格に把握することができる。その結果
、常に快適室内環境を確保できる実益がある。

第３に、在室者によって外気取入れ量が自動的にコント
ロールされるため、無駄な空調制御とはならない、従っ
て、省エネルギー化を容易に達成できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る外気量制御装置の一例を示す系統
図、第２図はＩＤカードの説明図、第３図はこのＩＤカ
ード内に組み込まれた回路の系統図、第４図は外気量制
御の一例を示すフローチャートである。 ４・・・アンテナ、 １２・　・　・　ＩＤカード、 ３２・・・無線機（ＴＰＴ）、 ５２・・・空調機（ＡＨＵ）、 ＲＡ・・・リターンエア部、 ５６・・・サプライエア部、 ＯＡＦ・・・外気ファン。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 入室者固有のコード信号を発信できるＩＤカードを所有
   した者が入室した時、その在室者に対応したＩＤカード
   からのコード信号を受信して在室者数を把握し、その在
   室者数に適した外気量を設定して空調装置からその室内
   に外気を送給するようにした外気量制御装置。