JPS6232405A - 光フアイバ導入部構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔概要〕 ジヨイントチャンバと中継器回路部との間を隔離する端
面板を気密に貫通すべく、芯金の外周部分に低融点金属
で封止された光ファイバにおいて、光ファイバ芯綿部分
と光ファイバ部分とを２段に分けて接着材で芯金に固定
することにより、ジヨイントチャンバに浸水した際、水
圧により光損失が増加することを阻止する。

〔産業上の利用分野〕

本発明は、光海底中継器に係わり、特に光ファイバ導入
部構造の改良に関する。

第３図は光海底中継器の側断面図であって、円筒形の耐
圧容器３に中継器回路部１が収容され、ジヨイントチャ
ンバ２との隔壁として、耐圧容器３の管内に端面板４を
挿入し、端面板４の外周面を、耐圧容器３の内壁に気密
に溶接しである。

光ケーブル５はジヨイントチャンバ２の端部よリジョイ
ントチャンバ２内に導入し、光ケープル５の外周とジヨ
イントチャンバ２の端面部とは、例えば溶接、或いはモ
ールド等により気密に封止している。したがって、光ケ
ーブル５の外周面からは、海水がジヨイントチャンバ２
内に侵入することがない。

光ケーブル５はジヨイントチャンバ２内で外被が除去さ
れ、複数の光ファイバ芯線（光ファイバのクラッドの外
周部を被覆したものを光ファイバ芯線と呼ぶ。）６が裸
出している。

７は端面板４を気密に貫通して中継器回路部１に導入さ
れる光ファイバ芯線であって、ジヨイントチャンバ２内
でそれぞれの光ファイバ芯線６に接続されている。

光海底中継器の光ケーブルの導入部は上記のように構成
されているので、光ケーブル５の外被に亀裂等が生ずる
と、光ケーブル５の軸心孔部を通って、海水がジヨイン
トチャンバ２内に侵入する。

このように海水がジヨイントチャンバ２内に流入すると
、ジヨイントチャンバ２内は、光海底中継器が敷設され
た深度に対応した圧力になる。

このような状態で端面板４を貫通する光ファイバ芯線７
の周囲の気密が破壊されると、海水が中継器回路部１に
侵入して、光海底中継器としての機能を果たすことが出
来なくなる。よって、この部分は十分に耐圧構造とする
必要がある。

また、ジヨイントチャンバ２内で侵入した海水によって
、光ファイバに無理な応力が付与されると、光伝送損失
が増加する。よって、そのようなことのない構造が望ま
しい。

〔従来の技術〕

第４図は、光ファイバ導入部の従来の構造を示す要部側
断面図であり、第５図の（ａ）は第４図に示す鎖線Ｍ部
分の軸直交断面図、ｆｂｌは鎖線Ｍ部分の詳細を示す側
断面図である。

第４図、第５図において、端面板４のほぼ中心に、挿通
孔を設け、例えばベリリウム銅等よりなるスリーブ８を
気密に挿着し、スリーブ８の軸心孔にスリーブ８よりは
長さの長い棒状の、例えば燐青銅等よりなる芯金９を挿
着する構造になっている。

光ファイバ芯線７は芯金９の長さとほぼ同長さだけ、被
覆を剥離して光ファイバ７Ａを露出し、露出した光ファ
イバ７Ａ部分は、例えば金等を蒸着してメタライズを施
し、後述する低融点金属１０の付着性を向上させである
。

芯金９の先端部に鍔１３を設け、鍔１３の外周を等分し
て、軸心に平行して複数の縦溝１４を設け、それぞれの
縦溝１４に光ファイバ芯線７を挿入して光ファイバ芯線
７の被覆部、及び露出した光ファイバ７Ａ部分とを接着
材１１で芯金９に固定している。

そして、光ファイバ７Ａを芯金９の周囲に平行して、沿
わせて状態で、芯金９をスリーブ８の軸心孔に貫通させ
である。

そして、スリーブ８の端面部を貫通する芯金９部分を、
低融点金属１０（例えば半田）で融着して気密に封止し
ている。

また接着材１１．低融点金属１０を含めて芯金９の先端
からスリーブ８の端面までを、合成樹脂１２で覆い光フ
ァイバ７Ａの露出部分を保護している。

上述のように、接着材１１で光ファイバ７Ａを固定後に
、低融点金属１０で光ファイバ７Ａを封止固着すること
により、光ファイバ７Ａが整線され、封止作業が容易で
ある。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかしながら上記従来の光ファイバ導入部構造は、光フ
ァイバ芯線７の被覆部を縦溝１４に挿入し、光ファイバ
芯線７の被覆、及び被覆を剥離した光ファ・イバ７Ａの
境界部分を縦溝１４に接着材１１で固定する構造である
。

したがって、ジヨイントチャンバ２に海水が侵入して水
圧が付加されると、接着材１１の圧縮歪みよりも、光フ
ァイバ芯線７の被覆材の圧縮歪みが大きいことに起因し
て、被覆の剥離の境界部の前後において光ファイバ７Ａ
に剪断応力が発生して、光ファイバ７Ａにマイクロベン
ド損失が生じ、光伝送損失が増加するという問題点があ
る。

〔問題点を解決するための手段〕

上記従来の問題点を解決するため本発明は、第１図の如
くに、ジヨイントチャンバと中継器回路部との間を隔離
する端面板４と、端面板４を気密に貫通するスリーブ８
と、スリーブ８の軸心孔を貫通する芯金９を備え、芯金
９の周囲に軸心方向に沿って光ファイバ７Ａを配列し、
スリーブ８の端面部分を低融点金属１０で気密封止する
光海底中継器において、 ジヨイントチャンバ側に突出した芯金９部分に、軸心方
向に沿った光ファイバが挿入される縦溝を配設した２つ
のｔＶ２０．２２を設け、スリーブ８に近い鍔２０部分
で被覆を剥離し裸出した光ファイバ７Ａを接着材で固定
し、他方の鍔２２部分で被覆状態の光ファイバ芯線７を
、接着剤で固定するようにしたものである。

〔作用〕

上記本発明の手段によれば、光ファイバ芯線７の被覆部
は鍔２２で、露出した光ファイバ７Ａは鍔２０部分でそ
れぞれ離れた個所で接着材で固定している。よって、ジ
ヨイントチャンバ内に水圧が付加され、光ファイバ７＾
、光ファイバ芯線７が芯金９の軸心方向に押圧されても
、光ファイバ７Ａに剪断応ツノが発生せず、マイクロベ
ンド損失が生じることがない。

〔実施例〕

以下図示実施例により、本発明を具体的に説明する。な
お、全図を通じて同一符号は同一対象物を示す。

第１図は本発明の１実施例の要部側断面で、第２図Ｔａ
）、　（ｂ）はそれぞれ第１図に示す鎖線Ｘ、−Ｘいｆ
ｔ１ｖＡｘｚ−ｘｔ部分の断面図である。

第１図、第２図において、端面板４のほぼ中心に挿通孔
を設け、この挿通孔にスリーブ８を気密に挿着し、スリ
ーブ８の軸心孔にスリーブ８よりは長さの長い棒状の芯
金９を挿着しである。

光ファイバ芯線７は芯金９の長さとほぼ同長さだけ、被
覆を剥離して光ファイバ７Ａを露出し、露出した光ファ
イバｎ部分は、例えば金等を蒸着してメタライズを施し
である。

芯金９の先端部に鍔２２を設け、鍔２２の外周を等分し
て、軸心に平行して光ファイバ芯線７の被覆部分が挿入
される複数の縦溝２３を設け、それぞれの縦溝２３に光
ファイバ芯線７を挿入して光ファイバ芯線７の被覆部を
縦溝２３に接着材１１で固着している。

先端部の鍔２２よりは、スリーブ８寄りに、鍔２２とは
所望に離して、鍔２０を設けである。そして、鍔２０の
外周を等分して、軸心に平行して被覆を剥離した光ファ
イバ７Ａが挿入される複数の縦溝２１を設け、それぞれ
の縦溝２１に光ファイバ７Ａを挿入して、縦溝２１に接
着材１１で固着している。

そして、光ファイバ７Ａを芯金９の周囲に平行して、沿
わせて状態で、芯金９をスリーブ８の軸心孔に貫通させ
、スリーブ８の端面部を貫通する芯金９部分を、低融点
金属１０（例えば半田）で融着して気密に封止している
。

なお図示してないが、接着材１１．低融点金属１０を含
めて芯金９の先端からスリーブ８の端面までを、合成樹
脂で覆い光ファイバ７Ａの露出部分を保護していること
は、従来と同じである。

上述のように、光ファイバ芯線７の被覆部は鍔２２で、
露出した光ファイバ７ＡはｔＷ２０部分でそれぞれ離れ
た個所で接着材で固定している。よって、ジヨイントチ
ャンバ２内に水圧が付加され、光ファイバ７Ａ、光ファ
イバ芯線７が芯金９の軸心方向に押圧されても、光ファ
イバ７Ａに剪断応力が発生せず、マイクロベンド損失が
生じることがない。

また、接着材１１で光ファイバ７Ａ、光ファイバ芯線７
をそれぞれ別個の離れた個所で固定しているので、光フ
ァイバ７Ａの整線性がより向上し、封止の信顛度が高く
、且つ、封止作業が容易である。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明は、光ファイバ芯線と、光フ
ァイバとをそれぞれ離れた個所で芯金に接着固定したも
ので、ジヨイントチャンバ内に水圧が付加されてもマイ
クロベンド損失が生しることがなくて、伝送損失が増加
することがなく、また、光ファイバ整線性がより良く、
封止作業が確実、且つ容易である等、実用上で優れた効
果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の１実施例の要部側断面、第２図の（ａ
）、　（ｂ）は、それぞれ第１図に示す鎖線Ｌ−ｘｉ、
鎖線Ｘｚ−Ｘｚ部分の断面図、第３図は光海底中継器の
側断面図、 第４図は光ファイバ導入部の従来の構造を示す要部側断
面図、 第５図の（ａ）は第４図に示す鎖線Ｍ部分の軸直交断面
図、 （ｂｌは鎖線Ｍ部分の詳細を示す側断面図である。 図において、 １は中継器回路部、 ２はジヨイントチャンバ、 ３は耐圧容器、 ４は端面板、 ５は光ケーブル、　　　６は光ファイバ芯線、７は光フ
ァイバ芯線、７Ａは光ファイバ、８はスリーブ、　　　
　９は芯金、 １０は低融点金属、　　１１は接着材、１３．２０．２
２は鍔、　　　　１４，２１．２３は縦溝、を示す。 ネＩ４−ロ月。１デラ害Ｆ５イ則日ＭｆｆｉうＩＤ第１
　図 （ａン　　　　　　　　　　　　　　　　　　（Ｉ）ン
湊発朗り営抑断面図 茅２　ｚ １　図 ＜Ｌ束合・１６１や音阿則断面口 ＃１４　　図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 ジョイントチャンバと中継器回路部との間を隔離する端
   面板（４）と、該端面板（４）を気密に貫通するスリー
   ブ（８）と、該スリーブ（８）の軸心孔を貫通する芯金
   （９）を備え、該芯金（９）の周囲に軸心方向に沿って
   光ファイバ（７Ａ）を配列し、該スリーブ（８）の端面
   部分を低融点金属（１０）で気密封止する光海底中継器
   において、 該ジョイントチャンバ側に突出した芯金（９）部分に、
   軸心方向に沿った光ファイバが挿入される縦溝を配設し
   た２つの鍔（２０）、（２２）を設け、該スリーブ（８
   ）に近い該鍔（２０）部分で被覆を剥離し裸出した光フ
   ァイバ（７Ａ）を接着剤で固定し、他方の該鍔（２２）
   部分で被覆状態の光ファイバ芯線（７）を、接着剤で固
   定するように構成したことを特徴とする光ファイバ導入
   部構造。