JPS6230314Y2 - - Google Patents

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JPS6230314Y2
JPS6230314Y2 JP9101682U JP9101682U JPS6230314Y2 JP S6230314 Y2 JPS6230314 Y2 JP S6230314Y2 JP 9101682 U JP9101682 U JP 9101682U JP 9101682 U JP9101682 U JP 9101682U JP S6230314 Y2 JPS6230314 Y2 JP S6230314Y2
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JP
Japan
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induction heating
heating coil
bloom
groove
guide
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JP9101682U
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JPS58192496U (ja
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  • General Induction Heating (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、たとえば形鋼を圧延機によつて熱
間圧延する圧延ラインにおいて、連続鋳造によつ
て製造され、長手方向に延長して形成された溝を
有するブルーム〔インゴツト(一定の形に鋳込ん
だ鋳物のかたまり)を圧延して鋳造組織を破壊
し、四角または円形断面の細長い形をした素材〕
などの被加熱物の一部、または全体を加熱する誘
導加熱装置の改良に関するものである。
従来、連続鋳造によつて製造され、そして連続
的に出炉されるブルームの断面形状は、たとえ
ば、第1図Aに示すように断面角形状を呈し、こ
のあと第1図B→Cに示す溝付断面形状の熱間圧
延経路を経て、第1図Dに示す仕上り断面形状と
なるようになされているが、このような手段であ
ると、圧延過程が多く、必然的に圧延ラインのラ
イン長が著しく長くなる欠点がある。
かかる点に対処する手段として、上述した圧延
過程を減少させるために連続鋳造によつて製造さ
れ、そして連続的に出炉されるブルームの断面形
状を、たとえば、第1図Cに示す溝付断面形状に
することも考えられるが、このように連続鋳造さ
れるブルームを深い溝付の断面形状とすると、そ
の形状が凹凸を有する複雑な形態を呈しているた
め、連続鋳造設備における強制冷却、および圧延
設備までの搬送過程において、ブルームの温度低
下が不均等となり、欠陥製品が発生し易い欠点が
ある。
また、熱間圧延するブルームを加熱するため
に、部分加熱効果の優れた誘導加熱装置を用いる
場合には、複雑な形態の溝付ブルームが誘導加熱
コイルに接触しないようにするために、この誘導
加熱コイルの内壁間寸法を必要以上に大きくしな
ければならないので、加熱昇温が必要な温度低下
部への電力集中の焦点がぼけたり、電気効率が著
しく低下して、電力コストアツプにつながる欠点
がある。
この考案は、かかる点に着目してなされたもの
で、連続鋳造によつて製造され、そして連続的に
出炉される溝付ブルームの溝が、寸法的に比較的
安定した状態でブルームの長手方向に延長して形
成されていることに着眼し、この溝に沿つて倣い
動作する倣いガイドを誘導加熱コイルの前部に設
け、この倣いガイドの移動に応動して誘導加熱コ
イルを追従移動させ、複雑な状態の溝付ブルーム
であつても、これが誘導加熱コイルに接触しない
ようにした誘導加熱装置を提供しようとするもの
である。
すなわち、第2図〜第4図は何れもこの考案の
一実施例を示すもので、第2図は鋳造設備から圧
延設備に至るライン全体図、第3図はこの考案に
かかる誘導加熱装置の正面図、第4図は溝付ブル
ームと倣いガイドの詳細図で、まず、第2図にお
いて、連続鋳造設備1から出炉され、そして所定
の長さに切断された溝付ブルーム2は、搬送ロー
ラ3によつて誘導加熱コイル4内に送り込まれ、
この誘導加熱コイル4の電磁誘導作用によつて所
定温度に加熱昇温されたあと、搬送ローラ3によ
つて圧延設備5に送り込まれ熱間圧延されて所定
の断面形状の形鋼が製作されるようになされてい
る。なお、上記誘導加熱コイル4は、第3図に示
すように、上記ブルーム2の搬送方向と直交する
方向に延長するガイドレール31上を車輪33を
介して走行し得るようになされた走行台車32上
に載置されている。そして、この走行台車32
は、減速電動機35と、この減速電動機によつて
正逆回転されるねじ軸34とによつて構成された
水平移動装置37と、上記走行台車32を昇降さ
せる油圧シリンダ、あるいは電動機で駆動される
ねじジヤツキ等からなる昇降装置36とによつ
て、ブルーム2の搬送方向に対して水平に直交す
る方向の移動と、昇降動作ができるようになされ
ている。しかして、上記水平移動装置37と、昇
降装置36とは、第2図に示すように、誘導加熱
コイル4の前部に配置されたローラ状の倣いガイ
ド6によつて作動されるようになされている。す
なわち、第4図に示すようにブルーム2の溝2a
の底部Yに沿つて転動し、上記溝2aの底部Yの
位置変化に倣つて移動する上記倣いガイド6の移
動量に相当するフイードバツク信号によつて走行
台車32を追従移動させ、ブルーム2の基準中心
に対し、誘導加熱コイル4の中心を常に一致させ
るようにしたものである。すなわち、倣いガイド
6の移動量は、溝2aの底部Yの位置変化に相当
するが、この溝2aの底部Yの位置変化は、ブル
ーム2の長手方向(搬送方向)と直交する面内に
おけるブルーム2の移動に対応する。従つて、倣
いガイド6から出力されるフイードバツク信号に
よつて、該直交面内におけるブルーム2の移動量
が把握される。
このようなフイードバツク信号が昇降装置36
と水平移動装置37に入力されると、上述したブ
ルーム2の移動量に対応して走行台32が追従移
動し、ブルーム2は誘導加熱コイル4の中央部に
良好に搬送される。
したがつて、この考案の誘導加熱装置によれ
ば、上述したように、ブルーム2の基準中心に対
し、誘導加熱コイル4の中心を常に一致させるこ
とができるので、従来のように、誘導加熱コイル
の内壁間寸法を必要以上に大きくしなくても、ブ
ルーム2と誘導加熱コイル4とが接触するような
ことがなく、ブルーム2と誘導加熱コイル4とを
極力接近させることが可能になることによつて、
温度低下が著しいこと予想されるブルーム2の各
角部X、および溝2aの底部Yに電力を集中させ
て効率よく加熱昇温することができるばかりでな
く、電気効率も著しく向上して電力コストダウン
につながる優れた実用的効果を有するものであ
る。
なお、上述した一実施例においては、走行台車
32を車輪33を介して走行させるようにした場
合について述べたが、必ずしも車輪を必要とせ
ず、また、走行台車32を走行、および昇降させ
る駆動源としては、上述した一実施例のように電
動機はもちろん、油圧シリンダ、空気シリンダ、
あるいは電動機によつて駆動されるねじジヤツキ
等、どのような手段でもよい。さらに、倣いガイ
ド6としては、上述した一実施例のように回転す
るローラ状のものに限定されるものでなく、摺動
する倣いガイドでも同様の効果が得られることは
いうまでもない。
【図面の簡単な説明】
第1図は各種ブルームの断面図、第2図〜第4
図は何れもこの考案の一実施例を示すもので、第
2図は鋳造設備から圧延設備に至るライン全体
図、第3図は誘導加熱装置の正面図、第4図は溝
付ブルームと倣いガイド詳細図である。 図面中、1は連続鋳造設備、2は溝付ブルー
ム、2aは溝、Yの溝の底部、Xは角部、3は搬
送ローラ、4は誘導加熱コイル、5は圧延設備、
6は倣いガイド、31はガイドレール、32は走
行台車、33は車輪、36は昇降装置、37は水
平移動装置である。なお、図中同一符号は同一部
分を示す。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 搬送方向に溝を有する加熱対象が、誘導加熱
    コイル内を通過することにより加熱される誘導
    加熱装置において、 前記溝に沿つて倣い移動し、該溝の底部の位
    置変化量に相当する信号を出力する倣いガイド
    と、 この倣いガイドから出力された信号に基づい
    て、前記加熱対象の中心が前記誘導加熱コイル
    の中心に一致するように、該誘導加熱コイルを
    追従移動させる移動装置とを具備したことを特
    徴とする誘導加熱装置。 (2) 前記移動装置は、誘導加熱コイルの水平方向
    の移動を行う減速電動機と、上下方向の昇降移
    動を行う油圧シリンダとを有する実用新案登録
    請求の範囲第1項記載の誘導加熱装置。
JP9101682U 1982-06-16 1982-06-16 誘導加熱装置 Granted JPS58192496U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9101682U JPS58192496U (ja) 1982-06-16 1982-06-16 誘導加熱装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9101682U JPS58192496U (ja) 1982-06-16 1982-06-16 誘導加熱装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58192496U JPS58192496U (ja) 1983-12-21
JPS6230314Y2 true JPS6230314Y2 (ja) 1987-08-04

Family

ID=30099444

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JP9101682U Granted JPS58192496U (ja) 1982-06-16 1982-06-16 誘導加熱装置

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JPS58192496U (ja) 1983-12-21

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