JPS6228450Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6228450Y2 JPS6228450Y2 JP9915583U JP9915583U JPS6228450Y2 JP S6228450 Y2 JPS6228450 Y2 JP S6228450Y2 JP 9915583 U JP9915583 U JP 9915583U JP 9915583 U JP9915583 U JP 9915583U JP S6228450 Y2 JPS6228450 Y2 JP S6228450Y2
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- Japan
- Prior art keywords
- pen
- rod
- ink
- shaped body
- body made
- Prior art date
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- Expired
Links
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Landscapes
- Pens And Brushes (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は筆記体を交換できる方式の、いわゆる
カートリツジ式の水性ボールペンの通気手段の改
良に関する考案であり、更に詳しくは通気孔から
のインキ溶剤の蒸発を最少にとどめるための考案
である。
カートリツジ式の水性ボールペンの通気手段の改
良に関する考案であり、更に詳しくは通気孔から
のインキ溶剤の蒸発を最少にとどめるための考案
である。
従来インキ吸蔵体として繊維束を使用する構造
の水性ボールペンは、軸筒内に流入させる空気流
通の手段として、第1図Aに示すような部分に直
径0.8ミリ程度の通気孔を開穿していた。しかし
実際の筆記に際して流出するインキは100メート
ルあたりせいぜい0.1グラム程度であつて、しか
もこの程度の筆記をするには早くとも30分程度は
必要である。従つて実際の筆記において交換され
るべき軸筒内の空気はもつと小さな通気孔で充分
目的を達することができ、実験によれば、その他
昇温によるインキ吹き出し、等の危険を考慮に入
れても0.02〜0.03平方ミリメートル以下程度の通
気孔で充分である。
の水性ボールペンは、軸筒内に流入させる空気流
通の手段として、第1図Aに示すような部分に直
径0.8ミリ程度の通気孔を開穿していた。しかし
実際の筆記に際して流出するインキは100メート
ルあたりせいぜい0.1グラム程度であつて、しか
もこの程度の筆記をするには早くとも30分程度は
必要である。従つて実際の筆記において交換され
るべき軸筒内の空気はもつと小さな通気孔で充分
目的を達することができ、実験によれば、その他
昇温によるインキ吹き出し、等の危険を考慮に入
れても0.02〜0.03平方ミリメートル以下程度の通
気孔で充分である。
繊維束製のインキ吸蔵体、あるいはインキ誘導
体は、理論的に極めて膨大なインキ蒸発面積を有
することになるから、インキ蒸発量は極めて多
く、通気孔からの蒸発でインキの粘度上昇を招
き、しばしば筆記不能におちいる恐れがあつた。
従つてインキの溶剤の蒸発を防止するためには、
本考案の如き構造を用いて通気孔面積を極めて小
さくする事は保存性向上のために有効であり、し
かも特別な金型等を用いなくとも微小間隙の通気
手段を容易に設けることができる。
体は、理論的に極めて膨大なインキ蒸発面積を有
することになるから、インキ蒸発量は極めて多
く、通気孔からの蒸発でインキの粘度上昇を招
き、しばしば筆記不能におちいる恐れがあつた。
従つてインキの溶剤の蒸発を防止するためには、
本考案の如き構造を用いて通気孔面積を極めて小
さくする事は保存性向上のために有効であり、し
かも特別な金型等を用いなくとも微小間隙の通気
手段を容易に設けることができる。
本考案を実施するためには、水性ボールペンの
軸筒直接か、または尾栓を介して設けた開孔部
に、通常マーキングペンのペン先体として用いる
棒状体を切断して一定寸法となし、密挿すればよ
い。軸筒内に流入する空気は、ペン先体のインキ
流出用毛細間隙を経由して流通する。ペン先体は
従来公知の方法、つまり押し出し成型法により第
2図に示すような断面パターンに形成するか、第
3図、第4図に示すような繊維製の棒状体であつ
てもよい。また合成樹脂の連通多孔質体製の棒状
体であつてもよい。
軸筒直接か、または尾栓を介して設けた開孔部
に、通常マーキングペンのペン先体として用いる
棒状体を切断して一定寸法となし、密挿すればよ
い。軸筒内に流入する空気は、ペン先体のインキ
流出用毛細間隙を経由して流通する。ペン先体は
従来公知の方法、つまり押し出し成型法により第
2図に示すような断面パターンに形成するか、第
3図、第4図に示すような繊維製の棒状体であつ
てもよい。また合成樹脂の連通多孔質体製の棒状
体であつてもよい。
本考案はこのように毛細間隙を有する棒状体を
一定寸法に切断し、第5図に示すように、従来公
知の水性ボールペンであつてインキ吸蔵体に繊維
束をもちいるものの軸筒尾部開孔部に密挿してや
れば、極めて微小な通気路を簡単に設けることが
できるため保存、使用中のインキ蒸発を極めて少
なく押さえることができる。
一定寸法に切断し、第5図に示すように、従来公
知の水性ボールペンであつてインキ吸蔵体に繊維
束をもちいるものの軸筒尾部開孔部に密挿してや
れば、極めて微小な通気路を簡単に設けることが
できるため保存、使用中のインキ蒸発を極めて少
なく押さえることができる。
第5図は本考案の一実施例であつて、1はペン
先部、2はインキ誘導芯、3は繊維束製インキ吸
蔵体、4は尾栓、5は開孔部に密挿された毛細多
孔性棒状体を示す。
先部、2はインキ誘導芯、3は繊維束製インキ吸
蔵体、4は尾栓、5は開孔部に密挿された毛細多
孔性棒状体を示す。
本考案は、このように構成してあるのでインキ
溶剤の蒸発は極めて少なく、長時間の保存、使用
にもインキ粘度の上昇を来たす恐れがないので、
例えばノツク式の筆記具のカートリツジとして
も、事務用のペンのカートリツジとしても、キヤ
ツプ等による空気遮断の手段を特別講じなくと
も、安全度の高いペンを提供することができる。
溶剤の蒸発は極めて少なく、長時間の保存、使用
にもインキ粘度の上昇を来たす恐れがないので、
例えばノツク式の筆記具のカートリツジとして
も、事務用のペンのカートリツジとしても、キヤ
ツプ等による空気遮断の手段を特別講じなくと
も、安全度の高いペンを提供することができる。
また、本考案の構造は、マーキングペンにもそ
のまま応用できるし、カートリツジ自体を筆記具
として使用しても差支えない。
のまま応用できるし、カートリツジ自体を筆記具
として使用しても差支えない。
その他本考案の目的をより一層向上させて達成
する手段として、軸筒尾部に密挿する、ペン先素
材棒状体に水や、グリコール等の液状の乾燥防止
剤を含浸せしめておいてもよい。
する手段として、軸筒尾部に密挿する、ペン先素
材棒状体に水や、グリコール等の液状の乾燥防止
剤を含浸せしめておいてもよい。
第1図は従来公知の水性ボールペンの正面図、
第2図は公知の押し出し成型法によつて成型した
ペン先体の断面図、第3図は繊維製のペン先体、
第4図はその表面に合成樹脂の被覆をしたものの
それぞれ断面図、第5図は本考案の一実施例を示
す部分切欠正面図である。
第2図は公知の押し出し成型法によつて成型した
ペン先体の断面図、第3図は繊維製のペン先体、
第4図はその表面に合成樹脂の被覆をしたものの
それぞれ断面図、第5図は本考案の一実施例を示
す部分切欠正面図である。
Claims (1)
- 筆記体を交換できる方式の、いわゆるカートリ
ツジ式の水性ボールペンであつて、インキ吸蔵体
として、繊維束を使用する構造のものにおいて、
カートリツジ本体の軸筒内に流入する空気交換用
の通気孔を、軸筒尾部の開孔部に設け、該開孔部
に、押し出し成形法にて形成した公知のマーキン
グペン用の毛細多孔性のインキ導出路を有するペ
ン先体素材の棒状体か、あるいは繊維製のペン先
体素材の棒状体、もしくは合成樹脂の連通多孔質
の棒状体等を、一定寸法に切断して密挿し、極微
小の通気用空隙を設けた水性ボールペンの通気手
段。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9915583U JPS609683U (ja) | 1983-06-27 | 1983-06-27 | 水性ボ−ルペンの通気手段 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9915583U JPS609683U (ja) | 1983-06-27 | 1983-06-27 | 水性ボ−ルペンの通気手段 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS609683U JPS609683U (ja) | 1985-01-23 |
JPS6228450Y2 true JPS6228450Y2 (ja) | 1987-07-21 |
Family
ID=30235105
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9915583U Granted JPS609683U (ja) | 1983-06-27 | 1983-06-27 | 水性ボ−ルペンの通気手段 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS609683U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008246921A (ja) * | 2007-03-30 | 2008-10-16 | Pilot Corporation | 筆記具用レフィル |
JP2008246933A (ja) * | 2007-03-30 | 2008-10-16 | Pilot Corporation | 筆記具用レフィル |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0541905Y2 (ja) * | 1987-02-20 | 1993-10-22 | ||
JPH0424402Y2 (ja) * | 1987-10-09 | 1992-06-09 | ||
JP5258430B2 (ja) * | 2008-07-18 | 2013-08-07 | 株式会社パイロットコーポレーション | ボールペン |
-
1983
- 1983-06-27 JP JP9915583U patent/JPS609683U/ja active Granted
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008246921A (ja) * | 2007-03-30 | 2008-10-16 | Pilot Corporation | 筆記具用レフィル |
JP2008246933A (ja) * | 2007-03-30 | 2008-10-16 | Pilot Corporation | 筆記具用レフィル |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS609683U (ja) | 1985-01-23 |
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