JPS62280272A - 物の表面をスエ−ド調にする為に用いられるコ−テイング材料 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ３、発明の詳細な説明 産業上の利用分野 本発明は、コーティング材料、殊に物の表面をスェード
調にし、すぐれた外観、風合い（手触り等）を持ち、か
つ防眩性の良いものにする為のコーティング材料に関す
る。

従来の技術 例えば合成樹脂シートの表面をスェード調にするには、
エンボス法に依ったり、短い繊維を静゛１を植毛したり
、織布若しくは不縄ｌσを合成樹脂で固め毛羽立てたり
、発泡体をスライスして毛羽立てたり、或いは細かいビ
ーズを合成樹脂の表面に塗布したりしていた。

又１合成樹脂の表面を防眩性にするには、上記のほかに
、合成樹脂液にシリカ、炭酸マグ茅シュウム、タルク等
の無機質微粉末又はワックス類が混入されている艶消し
塗料も用いられていた。

発り１が解決しようとする問題点 しかしエンボス法によりスェード調にした合成樹脂シー
トや発泡体をスライスして毛羽立てた合成樹脂シートは
、その後成形（例えば真空成形。

圧空成形″Ｊ）は出来るが、外観も手触りもあまり良く
ない。

織布若しくは不Ｊｌｔ！布を用いたものも外観、Ｌ触り
は良いが成形には向かない。

又、細かいビーズを合成樹脂の表面に接着したものや、
誠維を静電気を用いて整列させ接着剤を用いて合成樹脂
表面に固定したものは、接着剤が成形時の熱に耐えられ
ず、ヒビわれしたり、また、成形するとビーズや思雄の
配夕呵にムラが出来たりする。その為、専ら成形後の製
品への使用に限られている。

さらに、艶消し塗料は防眩性がそれほど優れているとも
いえず、スクラッチも入りやすく、しかも成形時の加熱
延伸で艶変化があるため、成形前に塗布することは出来
なかった。

本発明は、成形前でも成形後でも表向を防眩性が優れ外
観も丁触りも良いスェード調にすることができるコーテ
ィング材料を提供することを目的としている。

問題点を解決する為のＬ段 本発明のコーティング材料には、繊維が混入されており
、これをスェード調にすべき表面に塗り乾燥後、場合に
より毛羽立てを行うものである。

本発明のコーティング材料は、例えばアクリル樹脂、塩
化ビニル樹脂、ウレタン樹脂、ポリエステル樹脂、ポリ
アミド樹脂、或いはこれらの混合物を基材とするが、種
類や性状は塗布すべき而の材質や、後に成形される場合
には成形時の伸度等も考慮して決められる。これ以外の
合成樹脂又は合成樹脂以外のもの（例えば天然樹脂）を
基材としたものや、これらとＬ記樹脂等とを組合わせた
ものでも良い。

コーティング材料には、必要に応じて有色顔料を入れ塗
料のかたちにしたり、シリカの如き艶消し助剤や１体質
顔料、安定剤、可塑剤、充Ｉｒｉ〜１等の補助剤を入れ
てもよい。

基材は水または有機溶剤及び助剤など、それぞれの基材
に適切な溶剤、助剤で溶解されていることもできる。

混入される１８　ｍの長さ及び太さは、出来上がりのス
ェード調の外観及びト触り及び塗布方法にょり異なるが
、一般には長さ３ｆｆｉ国以下、好ましくはｌｌｌ１１
以下、太さは３００デニール以下、好ましくは１０デニ
ール以下である。

例えば、リバースロールコータ−法で塗布する場合 太さ　１．０〜１０．０　　デニール 長さ　０．５〜２　　■ が好ましい。

ＦＲ雄の址は基材　１００屯量部に対して　３００重着
部以ｒ、好ましくは基材１００重着部に対して２５〜１
００１六部が良い。

繊維の材質は１例えばナイロン、ビニロン、ポリエステ
ル等の合成繊維であることができるが、これ以外の合し
＆繊維或いは合成樹脂以外のものでも良い、ｍｍは必要
に応じて着色しても良い。

塗布する表面は、成形前のシート状の合成樹脂でも、成
形後の合成樹脂でも、或いは合成樹脂以外の木、金属、
ガラス、磁器等何んでも良く、又その形状も問わない。

塗布は、場合により塗布すべき表面を予め処理してから
、コーチづング材料をそのまま、溶剤などに溶解されて
いない場合には１水または有機溶剤及び助剤など、それ
ぞれの基材に適切な溶剤。

助剤で溶解したり、希釈して刷毛、或いはリバースロー
ルコータ−を用いて若しくはその他の’Ｉｘ　Ａｘ方法
で行うことが出来る。

塗７σ礒は、塗布する個所及び表［ｎｌの材質等で異な
るが、例えば、溶剤で溶解する前の状態でｌモ方メート
ル当り数十ｇ７″７全数百ｇ、好ましくは、２０〜ｔｏ
ｏ　ｌであることができる。必要により、プラ・イマー
等を塗ってからコーティング材料ヲ塗っても良い。

乾燥方法は、自然乾燥でも、加熱乾燥でも如何なる方法
でも良い、乾爆後、ざらに毛羽ｔてを施すと、外観、風
合いがさらに良くなる。

毛朋党ては、針ＡＪ、サントペーパー等、塗布された表
面の形状及び犬ぎさに応じて適宜の方法を用いうる。

実施例　Ｉ ＰＶＣ（ＶＹＨＨ）１１　　　　ｌ　ＯＯＭＥＫ（メチ
ｈｚチｈケトン）　　　　　　　　１５０トルエン　　
　　　　　　　１５０ ＤＯＰ（ジすクナルプタレート）ｌＯ 顔料　（Δ−４シブラック）　　　　　　　　　　　　
　　　　５安定剤（Ｃｄ−Ｂａ　）　　　　　　　　３
ビニロン短繊維？）２５ １〉ユニオンカーバイト　社’ＪＪ　　　塩化ヒニル樹
脂７１　：ｊＱデニール、　　１．０　ｍ箇溶解条件 オートクレーブ中で７０°Ｃ４時間加温し溶解、分散さ
せた。

」１記のコーティング材料を、厚さｌ　１１ｍの軟質Ｐ
ｖＣシートに、リバースロールローターで塗布した。１
３０℃で３分間加熱して乾燥した結果、スェード調のシ
ートが得られた。このシートを１通常のごとく成形した
が、ヒビわれたり、ムラになったりすることもなく、外
観、−ト触りとも良（ｌｒであった。また、このソート
をサントペーパーでｔ朋党てしたら、外観、風合いとも
さらに良好なスェード調のソートが得られた。

実施例　２ アクリル樹脂１１　　　　　　１００ ＭＥＫ　　　　　　　　　　　１５０ トルエン　　　　　　　　　１５０ シリカ　　　　　　　　　　１０ 顔料　（カーボンブラック）　　　　　　　　　　　　
　　　　５ビニロン短繊維２）２５ １）ＭＭＡ−ＥＡ共重合体、分子は　８万（７０：３０
） ７１２．０デニール、　　１．０１１ｎ溶解条件 オートクレーブ中で８０℃　６時間加温し溶解、分散さ
せた。

Ｌ記のコーティング材料を、厚さ１ＩＩ１１の軟質ＰＶ
Ｃシートに、す／゛・−スロールローターで塗１１した
。１３０°Ｃで３分間加熱して乾燥した結果、スェード
調のソートが得られた。このシートを５通常のこと〈成
形したが、ヒビわれたり、ムラになったりすることもな
く、外観、手触りとも良好であった。また、このシート
をサンドペーパーテ且朋党てしたら、外観、風合いとも
さらに良好なスェード調のシートが得られた。

従来品 ＰＶＣ（ＶＹＨＨ）　　　　　　　６０アクリル樹脂（
ＭＭＡ−ＥＡ）　　４０ＭＥＫ　　　　　　　　　　　
　１５０トルエン　　　　　　　　　　１５０ シリカ　　　　　　　　　　　３０ 顔料　（ｈ−５シブラツク）　　　　　　　　　　　　
　　　　　　５溶解条件 オートクレーブ中で８０℃　６時間加温し溶解、分散さ
せた。

上−記のコーディング材料を、厚さｌ　ｍｍの軟質Ｐｖ
Ｃシートに、リバースロールローターで塗！■１した。

１３０℃で３分間加熱して乾燥した。

実施例１．２のものと、従来品との防眩性を反射率で比
較測定し、次の結果を得た。

ｄａｘメ−ｑ−角度　　　実施例　　　　従来品（投光
）（受光）ｌ　　　２ ７０　　　　８０　　　　　　０．３　　　　Ｑ、４　
　　　　　　４．５Ｇｏ　　　　　８０　　　　　　０
．１　　　０．２　　　　　　　３．５５０　　　　［
１００，００，０２，０４０ｉ３０　　　　　　０．０
　　　０．０　　　　　　　０．５３０　　　　　［１
００，００，００，２２０６００，００，００，０ 測定）Ｉｌｌ　　Ｇｌａｓｓ　Ｍｅｔｅｒ　ＴＣニー１
０８０　　（東京主色製）発明の効果 本発明のコーティング材料は、成形萌のシート状の合成
樹脂でも、成形後の合成樹脂でも、或いは合成樹脂以外
の木、全屈、ガラス、磁器笠何んでもその表面をスェー
ド調にするのに用いることができ、出来たスェード調表
面は、防眩性、外観、手触りがきわめて良好で、成形し
てもヒビわれたり、ムラになったりすることもないきわ
めて優れたものである。

Claims (14)

【特許請求の範囲】
1. （１）繊維を混入してなる、物の表面をスエード調にす
   る為に用いられるコーティング材料
2. （２）基材が合成樹脂である、特許請求の範囲第１項記
   載の物の表面をスエード調にする為に用いられるコーテ
   ィング材料。
3. （３）基材が、アクリル樹脂、塩化ビニル樹脂、ウレタ
   ン樹脂、ポリエステル樹脂、ポリアミド樹脂、或いはこ
   れらの混合物である、特許請求の範囲第２項記載の物の
   表面をスエード調にする為に用いられるコーティング材
   料。
4. （４）基材が合成樹脂以外のものである、特許請求の範
   囲第１項記載の物の表面をスエード調にする為に用いら
   れるコーティング材料。
5. （５）基材が合成樹脂以外のものと、アクリル樹脂、塩
   化ビニル樹脂、ウレタン樹脂、ポリエステル樹脂、ポリ
   アミド樹脂、或いはこれらの混合物とを組合わせもので
   ある、特許請求の範囲第１項記載の物の表面をスエード
   調にする為に用いられるコーティング材料。
6. （６）繊維が短繊維である、特許請求の範囲第１項記載
   の物の表面をスエード調にする為に用いられるコーティ
   ング材料。
7. （７）繊維が合成繊維である、特許請求の範囲第１又は
   ６項記載の物の表面をスエード調にする為に用いられる
   コーティング材料。
8. （８）繊維が合成繊維以外の繊維である、特許請求の範
   囲第１又は６項記載の物の表面をスエード調にする為に
   用いられるコーティング材料。
9. （９）繊維が長さ３ｍｍ以下、太さは３００デニール以
   下である、特許請求の範囲第１又は６〜８項のいずれか
   一つに記載の物の表面をスエード調にする為に用いられ
   るコーティング材料。
10. （１０）繊維が長さ１ｍｍ以下、太さは１０デニール以
    下である、特許請求の範囲第９項記載の物の表面をスエ
    ード調にする為に用いられるコーティング材料。
11. （１１）繊維の量が基材１００重量部に対して３００重
    量部以下である、特許請求の範囲第１項記載の物の表面
    をスエード調にする為に用いられるコーティング材料。
12. （１２）繊維の量が基材１００重量部に対して２５〜１
    ００重量部である、特許請求の範囲第１項記載の物の表
    面をスエード調にする為に用いられるコーティング材料
    。
13. （１３）繊維の他に顔料、安定剤、可塑剤、充填剤等の
    補助剤を混入してなる、特許請求の範囲第１項記載の物
    の表面をスエード調にする為に用いられるコーティング
    材料。
14. （１４）基材が水または有機溶剤及び助剤で溶解されて
    いる、特許請求の範囲第１項記載の物の表面をスエード
    調にする為に用いられるコーティング材料。