JPS62275677A - バチルス属微生物 - Google Patents

バチルス属微生物

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JPS62275677A
JPS62275677A JP61118493A JP11849386A JPS62275677A JP S62275677 A JPS62275677 A JP S62275677A JP 61118493 A JP61118493 A JP 61118493A JP 11849386 A JP11849386 A JP 11849386A JP S62275677 A JPS62275677 A JP S62275677A
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JP
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novel
bacillus
growth
strain
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JP61118493A
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English (en)
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Keiji Kurusu
恵二 来栖
Kensuke Tanaka
賢介 田中
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Lion Corp
Original Assignee
Lion Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 3、発明の詳細な説明 〔産業上の利用分野〕 本発明は新規微生物に関し、更に詳細には、バチルス・
ポリミキサ(Bacillus polymyxa)に
属し、各種カビ・酵母・ダラム陽性細閑に対する発育抑
制作用を有し、またマウス白血病細胞に増殖阻害作用を
有し、従って、抗真菌剤、防黴剤、各種植物病害防除剤
等の抗菌剤、制癌剤としての用途が期待される、新規な
抗生物質を産生ずる新規なバチルス・ポリミキサに関す
る。
〔発明の背景〕
本発明者らは、抗真菌性物質を産生ずる菌を広く自然界
より検索した結果、バチルス・ポリミキサに属する菌株
が、新規な抗生物質を培地中に産生ずることを見出し、
本発明を完成した。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、抗生物質産生能を有する、バチルス・
ポリミキサに属する新規な微生物を提供することである
本発明の他の目的は、新規な抗生物質およびその製造法
を提供することである。
〔発明の構成〕
本発明の新規微生物は、抗生物質LI−F03、LI−
F04、LI−FO5、LI−F07ふよびLI−F0
8から選ばれる少なくとも1種の産生能を有するバチル
ス・ポリミキサである。
本発明の新規微生物バチルス・ポリミキサの代表的な例
としては、小田原市田島で採取された土壌から分離採取
されたバチルス・ボリミキtL−1129株(以下rL
−1129株」という)およびその天然もしくは人工的
変異株を挙げることができる。L−1129株は昭和6
0年12月12日付で工業技術院微生物工業技術研究所
に寄託され、その受託番号は微工研菌寄第8560号で
ある。L−1129株は下記の菌学的性質を有する。
な$、菌学的性質および分類は、「原核生物」(The
 Prokaryotes、 Springer Ve
rlag社)、「微生物の分類と同定」 (東京大学出
版会)に準じて行った。
<L−1129株の菌学的性質〉 Δ、形態的性質 肉汁培地で35℃にて1日培養するとき、以下の形態的
特徴が観察される。
1) 細胞の形および大きさ:寒天培地上に培養すると
きは、0.8〜1. OX 2.0〜6.0ミクロンの
直状の桿菌である。また液体培地中に培養するときは、
寒天培地上の形態とほぼ同様であるが、長さが10ミク
ロン位になるものもある。
2) 多形性:なし 3) 運動性:周鞭毛を有し、運動性あり。
4) 胞子:形成する。胞子璽は膨出し、胞子は楕円形
で細胞の面端に形成される。
5) ダラム染色性:35℃1日培養した寒天培地上の
細胞の多くは、染色性が認められないが、一部認められ
るものがある。
6) 抗酸性:胞子を形成しない細胞には認められない
B、培養的性質 1) 肉汁寒天平板培養:無色の円形、非拡散性集落を
形成する。該コロニーは平滑で、周縁はなめらか。色素
の産生は認められない。
2) 肉汁寒天平板培!!無色の円形、非拡散性集落を
形成する。該コロニーは平滑で周縁はなめらか。色素の
産生は認められない。
3) 肉汁液体培養:培地全体に生育が認められ、沈殿
も認められる。
4) 肉汁ゼラチン穿刺培養:穿刺に沿って生育し、上
部は液化する。
5)リドマスミルク:l!固し、上部に液化が認められ
、培養時間と共に液化が進行する。
C0生理的性質 1) 硝酸塩の還元:陽性 2) 脱窒反応:陰性 3)MRテスト:陰性 4)  V−P反応:陽性 5) インドール生成:陰性 6) 硫化水素の生成:陰性 7) デンプンの加水分解:陽性 8) クエン酸の利用:コーサー(Koser)の培地
では利用する。
クリステンセン((:hris− tensen)  の培地では利用 する。
9) 無機窒素源の利用;硝酸塩は利用する。
アンモニウム塩は利用 する。
10)色素の生成:陰性 11)  ウレアーゼニ陰性 12)  オキシダーゼ:陰性 13)カタラーゼ:陽性 14)生育の温度範囲:30〜35℃付近(15〜48
℃)が良好 15)生育の98範囲ニア付近く5〜8)が良好16)
酸素に対する態度二通性す気性 17)OFテスト(Hugh Leifson法):発
酵性18)糖類から酸およびガスの生成:(+;生成す
る −;生成しない) D、その他の性質 1)5%NaCβ存在下での発育:発育しない。
2) アセトイン生成:陽性 3) カゼイン分解性;陽性 L−1129株は、上記の菌学的性質より、バチルス・
ポリミキサに属するが、既に報告されているペプチド系
抗生物質産生バチルス・ポリミキサおよびガタバリン(
Gatavaline) 生産菌であるバチルス・コリ
スチヌスと菌学的性質を比較すると、L−1129株は
、クエン酸塩利用能を有するのに対し、他の株は、それ
を有しないことより、通常のバチルス・ポリミキサとは
異なり、新菌株であると結論された。その結果を第1表
に示す。
L−1129株は、下記第2表に示した理化学的性質を
有する新規抗生物質LI−F03、LI−F04、ll
−FO5、LI−F07およびLI−F08を産生する
LI−F1a、LI−FO4、LI−FO5、LI−F
07、LI−F08はいずれもペプチド抗生物質である
。バチルス属・およびバチルス・ボIJ ミキサが産生
するペプチド抗生物質は、多数知られているが、と(に
f’1fflアミノ酸の種類からいずれも本物質とは異
なる。従って、バチルスポリミキサL−1129株の産
生ずる抗生物質LI−F03、LI−F04、LI−F
O5、L[−F07、LI−F08は、新規抗生物質で
あると判定した。
また、各種微生物に対する最小発育阻止濃度は第3表、
第4表および第5表に示したとおりである。
第3.4.5表に示しタヨうに、LI−F03、LI−
F04、LI−FO5、LI−F07、LI−F08は
、カビ、酵母、グラム陽性細菌に対して発育阻止作用を
有している。
なお、カビ、酵母に対してさらに抗菌力を高めるために
は、既存の抗真菌剤との併用が有効である。特にケトコ
ナゾール、ミコナゾール、クロトリマゾールなどのイミ
ダゾール系抗真菌剤との間に相乗作用を有し、併用効果
を有する。
さらにマウス白血病細胞(>1210)をイーグルのM
E M (minimu+y+ Es5ential 
Medium)  にて37℃で4日間培養後(細胞数
10’10.9m1)、数段階に希釈した試料(0,1
mjりをそれぞれ加え、ひきつづき3日培養後、細胞数
をカウントする。その後、各濃度の試料について、細胞
の増殖阻止率を求め、プロビット図解法により、阻止率
50%に対する試料濃度を求める。結果を第6表に示す
つぎにマウス白血病細胞(L−1210)を用いた細胞
毒性の結果を第6表に示す。
これは、牛脂児血110%を加えたイーグルのM E 
M (Minimum Es5ential Medi
um)  に、マウス白血病細胞を接種し、(細胞数1
0’/mり、24時間培養を行ない、つぎに10倍系列
希釈した試料をそれぞれ一定量加え、ひきつづき3日培
養後、細胞数をカウントする。その後、各濃度の試料に
ついて細胞の増殖阻止率を求め、プロビット図解法によ
り、阻止率50%に対する試料濃度を求めたものである
またマウス腹腔内投与による急性毒性は、第7表に示し
た通りである。
く抗生物質の製造法〉 次にLI−F03、LI−FO4、L I −FO5、
LI−F07、LI−F08の製造法について説明する
。LI−F03、LI−FO4、LI−F05、LI−
F07、LI−F08は、バチルス・ポリミキサL−1
129株(微工研菌寄第8560号)またはその天然も
しくは人工的変異株を、培地に培養し、培養物中に蓄積
させ培養物から分離採取することによって得ることがで
きる。
培地としては通常用いられる炭素源、例えばブドウ糖、
グリセリン、麦芽糖、デンプン、ンヨ糖、糖蜜、デキス
トリン、馬鈴薯などまたはこれらの混合物が使用され、
窒素源としては、コーンミール、大豆粉、肉エキス、ペ
プトン、酵母エキス、コーンステイープリカー、カゼイ
ン加水分解物、マルトエキストラクト、無機アンモニウ
ム塩など、またはこれらの混合物が使用できる。また培
地に添加できる添加物も通常の無機塩例えば塩化ナトリ
ウム、塩化カリウム、硫酸マグネシウム、炭酸カルシウ
ム、燐酸塩等でよく、更に鉄、マンガン、亜鉛などの重
金属塩を微量添加することもできる。
培養方法としては、振盪培養法、深部通気攪拌培養等の
液体培地を使用する方法が適当である。
培地p1は5.5〜8.5が好ましく、培養温度は15
〜715℃の範囲で選択され、培養時間は20〜72時
間が適当である。LI−F03,1l−FO4、LI−
F05、LI−F07、LI−F08は主として培養液
内に蓄積される。
LI−F03、LI−FO4、LI−FO5、LI−F
07、LI−F08は前記の理化学的性状を有するので
、その性状に従って、常法により各種有機溶媒による抽
出、各種吸着剤によるクロマトグラフィーなどを組合わ
せて精製することが可能であり、たとえば以下に示す方
法が効率的である。有効成分を含む培養、液を菌体除去
後、たとえばアンバーライトXAD−2(ロームアンド
ハース社)、グンヤイオンHP−50(三菱化成社)な
どの合成吸着剤を充てんしたカラムに通過させると有効
成分は吸着される。
カラムを脱イオン水で洗浄後有効成分をメタノールで溶
出させる。溶出液を濃縮し、さらに0.01%塩酸に溶
解し、n−ブタノールで抽出すると、有効成分は、ブタ
ノール層に移る。ブタノール層を、濃縮乾固後シリカゲ
ルカラムクロマトグラフィーを行い、クロロホルム−メ
タノールで溶出し、有効成分を得る。これを濃縮後メタ
ノールに溶解し、ジエチルエーテルを添加すると、有効
成分は沈殿する。沈殿を乾燥して、粗抽出物を得る。さ
らに精製するために液体クロマトグラフィにより分離し
、LI−F03、LI−04、L I −FO5、LI
−F07、LI−F08(7)I製品を得ル。
く抗菌剤〉 本発明の抗生物質は、これを抗菌剤として用いる場合、
そのままで、またはこれらを有効成分として慣用の製剤
担体と共に、人及び動物に投与することができる。本発
明の抗菌剤は経口的にまたは非経口的に投与できる。
経口剤としては、錠剤、顆粒剤、経口用溶液剤等、また
は非経口剤としては、液剤、軟膏剤、バフブ剤、テープ
剤、串刺等の局所投与剤、あるいは注射剤があげられる
投与量は、非経口局所投与剤の場合、患部に有効成分と
して1日体重1 kgあたり0.1〜300mg。
1回ないし数回に分けて投与できる。
その他の場合は、1日あたり体重1 kgあたりの有効
成分投与■は1〜500mgで、これは1日1回ないし
数回に分けて投与できる。
本発明の抗菌剤に用いる基剤および賦形剤としては、通
常の製剤に使用されているものを使用することができる
例えば錠剤は有効成分をゼラチン、デンプン、乳糖、ス
テアリン酸マグネシウム、滑石、アラビアゴム等の賦形
剤と混合して賦形される。
液剤は、溶剤として水、エタノール、プロピレングリコ
ール、1.3−ブチレンクリコール、クリセリン、ソル
ビット、ポリエチレングリコールなどが利用できる。
軟膏には、親木軟膏や吸水軟膏等の乳剤性基剤や、白色
ワセリン軟膏やプラスチックベース軟膏等の油脂性基剤
、またマクロゴール軟膏等の水溶性基剤、さらに水性ま
たは非水性のゲル基剤などが使用できる。
注射剤は水又は塩水に溶解又は懸濁して製造される。
く制癌剤〉 本発明の抗生物質は、これを制癌剤として用いる場合、
そのままで、またはこれらを有効成分として慣用の製剤
担体と共に、人及び動物に投与することができる。本発
明の制癌剤は経口的にまたは非経口的に投与できる。
経口剤としては錠剤、頚粒剤、溶液剤等が適当であり、
通常1日、体重L kgあたり、1〜300mgを1回
ないし数回に分けて投与する。また注射剤としての投与
量は1日、体重1 kgあたり0.1〜100mgが適
当である。
く農薬〉 本発明の抗生物質を各種植物病害に対する農薬として使
用する場合、そのままで、好ましくは通常の製剤担体と
共に敗布される。剤型としては、溶液、乳剤、水和剤等
の液剤、粉剤、粒剤いずれでもよい。製剤にあたっては
、水、エタノール等の有機溶剤、非イオン系界面活性剤
、アニオン系界面活性剤等の乳化剤、タルク、パイロフ
ィライト、ベントナイト等の粘土鉱物、炭酸カルシウム
、消石灰、ニカワ、アラビアゴム、デンプン等の担体を
適宜選択し、使用する。投与量は一般に、有効成分とし
て10アールあたり1〜100gが適当である。
〔発明の効果〕
本発明の新規微生物バチルス・ポリミキサは新規抗生物
質L(−F03、LI−FO4、LI−05、ll−F
07、LI−F08を産生する。
これらの新規抗生物質は、各種のカビ、酵母、グラム陽
性細菌に対して発育阻止作用を有し、またマウス白血病
細胞に対する細胞毒性を示すので、抗真菌剤、防黴剤、
各種植物病害防除剤、細菌感染症治療剤等の抗菌剤ある
いは制癌剤としての用途が期待される。
次に各抗生物質の抗菌活性ならびに細胞毒性および急性
毒性のデータから、それぞれ期待される用途につき、さ
らに詳述する。
LI−F03 第3表、第4表、第5表に示した最小発育阻止濃度およ
び第6表に示した細胞毒性、第7表に示した急性毒性よ
り本物質は抗真菌剤、防黴剤、各種植物病害防除剤、細
菌感染症治療剤等の抗菌剤としての用途が期待される。
特に第3表に示したカビ、第4表に示した酵母のうち代
表的真菌症の原因菌である、スボロトリックス属(スポ
ロトリクム症原因菌)、フオンセカエア属(黒色真菌症
)、カンジダ症(カンジダ症)、クリプトコツカス属(
クリプトコツカス症)に発育阻止作用を有することから
抗真菌剤としての用途が考えられる。
また、第3表に示したタラトスポリウムR(柑橘の黒斑
病原因菌)、ヘルミントスボリウム属(葉枯病)に発育
阻止力を示すことから園芸用農薬としての用途が考えら
れる。
また、第5表に示したようにダラム陽性菌に対して発育
阻止作用を有しており、ダラム陽性閑によりおこされる
感染疾患の治療剤としての用途が考えられる。
1−FO4 第3表、第4表1.第5表に示した最小発育阻止濃度お
よび第6表に示した細胞毒性、第7表に示した急性毒性
より本物質は抗真菌剤、防黴剤、各種植物病害防除剤、
細菌感染症治療剤等の抗菌剤としての用途が期待される
特に第3表に示したカビ、第4表に示した酵母のうち、
代表的真菌症の原因菌であるトリコフィトン属(白癖原
因菌)、スポロトリックス属(スポロトリクム症)、フ
オンセカエアR(黒色真菌症)、カンジダ症(カンジダ
症)、クリプトコツカス属(クリプトコツカス症)、ゲ
オトリカム属(ゲオ) IJクム症)に発育阻止作用を
有することから抗真菌剤としての用途が考えられる。
また、第3表に示したペニシリウム属(果実の青カビ病
原因菌)、クラドスポリウム属(トマト葉カビ病、柑橘
の黒斑病)、フザリウム属(ダイズ立枯病)、ヘルミン
トスボリウム属(葉枯病)に発育阻止力を示すことから
、穀類および園芸用農薬としての用途が考えられる。
また、第5表に示したようにダラム陽性閑に対して発育
阻止作用を有しており、ダラム陽性閑によりおこされる
感染疾患の治療剤としての用途が考えられる。
I−FO5 第3表、竿4表、第5表に示した最小発育阻止濃度より
、本物質は、カビ、酵母、グラム陽性細菌に発育阻止作
用を有すること、および第6表に示した細胞毒性、第7
表に示した急性毒性より、抗真菌剤、防黴剤、各種植物
病害防除剤、細菌感染症治療剤等の抗菌剤あるいは制癌
剤としての用途が期待される。特に第3表に示したカビ
、第4表に示した酵母のうち、代表的真菌症原因菌であ
るミクロスポラム属、トリコフィトン属(自重原因菌)
およびスボロトリックス属(スボロトリックム症)、フ
オンセカエア属(黒色真菌症)、カンジダ症(カンジダ
症)、クリプトコツカス属(クリプトコブカス症)、ゲ
オトリクム属(ゲオトリクム症〉、フザリウム属(角膜
真菌症)に発育阻止作用を有することがら抗真菌剤とし
ての用途が考えられる。
また、第3表に示したペニシリウム属(果実の青カビ病
原因菌)、タラトスポリウム属(トマト葉カビ病、柑橘
の黒斑病)、フザリウム属(ダイズ・イネ・アマの立枯
病)、ジベレラ属(イネ馬鹿苗病)、フルミントスボリ
ウム属(葉枯病)に発育阻止力を示すことから、穀類お
よび園芸用農薬としての用途が考えられる。
また、第5表に示したように、ダラム陽性菌に対して発
育阻止作用を有しており、ダラム陽性菌によりおこされ
る感染疾患の治療剤としての用途が考えられる。
さらに第6表に示したようにマウス白血病細胞に対して
増殖阻害作用を有することがら制癌剤としての用途が考
えられる。
I−F07 第3表、竿4表、第5表に示した最小発育阻止濃度およ
び第6表に示した細胞毒性、第7表に示した急性毒性よ
り本物質は抗真菌剤、防黴剤、各種植物病害防除剤、細
菌感染症治療剤等の抗菌剤あるいは制癌剤としての用途
が期待される。
特に第3表に示したカビ、軍4表に示した酵母のうち代
表的真菌症原因菌であるトリコフィトン属(自重原因菌
)、スボロトリックス属(スボロトリックム症)、フオ
ンセカエア属(黒色真菌症)、カンジダ症(カンジダ症
)、クリプトコツカス属(クリプトコツカス症)、フザ
リウム属(角膜真菌症)に発育阻止作用を有することか
ら抗真菌剤としての用途が考えられる。
また、第3表に示したタラトスボリウム属(トマト葉カ
ビ病、柑橘の黒斑病原因菌)、フヂリウムR(ダイズ・
イネ・アマの立枯病)、ジベレラ属(イネ馬鹿苗病)、
ヘルミントスボリウム属(葉枯病)に発育阻止作用を有
することから、穀類および園芸用農薬としての用途が考
えられる。
また、第5表に示したようにダラム陽性閑に対して発育
阻止作用を有しており、ダラム陽性閑によりおこされる
感染疾患の治療剤としての用途が考えられる。
さらに、第6表に示したようにマウス白血病細胞に対し
て増殖阻止作用を有することがら制癌剤としての用途が
考えられる。
1−F08 第3表、第4表、第5表に示した最小発育阻止濃度およ
び第6表に示した細胞毒性、第7表に示した急性毒性よ
り本物質は抗真菌剤、防黴剤、各種植物病害防除剤、細
菌感染症治療剤等の抗菌剤あるいは制癌剤としての用途
が期待される。
特に第3表に示したカビ、第4表に示した酵母のうち、
代表的真菌症の原因菌であるミクロスポラム属・トリコ
フィトン属(自重原因菌)、スポロトリックス属(スポ
ロトリクム症)、フオンセカエア属(黒色真菌症)フザ
リウム属(角膜真菌症)、カンジダ症(カンジダ症)、
クリプトコツカス属(クリプトコツカス症)に発育阻止
作用を有することから抗真菌剤としての用途が考えられ
る。
また、第3表に示したペニシリウム属(果実の青カビ病
原因菌)、クラドスポリウム属(トマト葉カビ病、柑橘
の黒斑病)、フザリウム属(ダイズ・イネ・アマの立枯
病)、ジベレラ属(イネ馬鹿苗病)、ヘルミントスボリ
ウム属(葉枯病)に発育阻止力を示すところから穀類お
よび園芸用農薬としての用途が考えられる。
また、第5表に示したようにダラム陽性菌に対して発育
阻止作用を有しており、ダラム陽性菌によりおこされる
感染疾患の治療剤としての用途が考えられる。
さらに、第6表に示したように、マウス白血病細胞に対
して増殖阻止作用を有することがら制癌剤としての用途
が考えられる。
〔実施例〕
次に、本発明を実施例により説明する。
実施例1 20βジヤーにコーンミール5%、ソリュブルスターチ
1%、酵母エキス0.1%、硫酸アンモニウム0.5%
、炭酸カルシウム1%を含む液体培地を10j2投入し
、120℃20分加圧滅菌し、トリブチケースソイ液体
培地で培養したバチルス・ポリミキサL−1129株(
微工研菌寄8560号)を200m1植閑した。30℃
で20時間培養して遠心分離で菌体除去後、本抗生物質
を含む培養液71を得た。この培養液をアンバーライト
XΔD−2(ローム・アンド・ハース社)3βを充てん
したカラムに通過させると有効成分は樹脂に吸着される
。このカラムを水で洗浄後、メタノールで有効成分を溶
出させ、減圧濃縮する。この濃縮した有効成分を21の
0.01%塩酸水溶液に溶解し、2!のn−ブタノール
で2回抽出すると有効成分は、n−ブタノール層に移る
。n−ブタノール層は減圧濃縮後シリカゲルカラムクロ
マトグラフィーにかけクロロホルム−メタノールでを効
成分を溶出させる。有効成分は、クロロホルム;メタノ
ール=4:lからクロロホルム−メタノール=1=1の
範囲で特に溶出される。有効成分を集め、減圧濃縮乾固
後メタノール40111βに溶解し、次に500mfの
ジエチルエーテルヲ加工て沈殿させる。沈殿は減圧した
デシケータ−中で乾固し、粗抽出物40 Qmgを1昇
る。続いて、高速液体クロマトグラフィーにより、精製
を行なう。
すなわち、カラムは、Cosmosil 5 C18、
l0X250 +nm (半井化学社製)を使用し、移
動溶媒に水ニアセトニトリル=7:4(0,05%トリ
フロロ酢酸)、流量3.0 mj! /min 、検出
は210nmの吸収で行う。保持時間8分から9.5分
までのフラクションを分取し、減圧濃縮後凍結乾燥し、
LI−F03の白色粉末72mgを得る。同様に保持時
間10分から11.5分までのフラクションからLI−
FO4(138mg)、13分から16分までのフラク
ションからLI−FO5(52mg)、16.5分から
18分までのフラクションからLI−F07(21mg
)、19分から21分までのフラクションからLI−F
08(19mg)の白色粉末を得る。
実施例2 20βジヤーにポテト浸出液20%、グルコース2%、
リン酸l水素カリウム0.05%を含む液体培地12!
を投入し、120° 20分加圧滅菌し、トリブチケー
スソイ液体培地で培養したバチルス・ポリミキサL−1
129(微工研菌寄8560号)を種母として200+
nf加え培養した。30゜で30時間培養して培養液に
エタノール101を加え、培養中に生じる粘性物質を沈
殿させ除去する。1尋られた有効成分を含む上清15β
を減圧濃縮して51にし、0.5mJの濃塩酸を加え、
つぎに同量のn−ブタノールを加え抽出する。n−ブタ
ノール層は、つぎに水、5%炭酸水素ナトリウム抽出を
行い、不純物を除去する。有効成分を含むブタノール層
は減圧濃縮し、シリカゲルカラムクロマトグラフィーを
行なう。クロロホルム−メタノールで溶出すると、有効
成分はクロロホルム:メタノール=4:1からクロロホ
ルム:メタノール=1:1の範囲で特に溶出される。有
効成分を含む区分を集め、減圧濃縮後、メタノール40
m1に溶解し、つぎに5001Tliのジエチルエーテ
ルを加えて沈殿させる。沈殿は減圧にしたデシケータ中
で乾固し、粗抽出物320mgを得る。つづいて高速液
体クロマトグラフィーにより精製を行う。すなわち、カ
ラムはCosmosil 5 Cl 8.10X 25
 On+m (牛丼化学社製)を使用し、移動溶媒に水
ニアセトニトリル=7:4(0,05%トリフロロ酢酸
)、流量3. Om l /min検出は210nmの
吸収で行なう。保持時間8分から9.5分までのフラク
ションを分取し、減圧濃縮後凍結乾燥し、LI−F03
の白色粉末58mgを得る。同様に、保持時間10分か
ら11,5分までのフラクションからLI−FO4(l
l1mg)、13分から16分までのフラクションから
L I−FO5(42mg)、16.5分から18分ま
でのフラクションからLI−F07(17mg) 、1
9分から21分までのフラクションからLI−F08(
15mg)の白色粉末を得る。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図、第3図、第4固自よび第5図は、それ
ぞれLI−F03、LI−F04、LI−FO5、LI
−F07、LI−F08の紫外線吸収スペクトルで各々
0.0125%の濃度にメタノールに溶解して測定した
ものである。 第6図、第7図、第8図、第9父方よび第10図は、そ
れぞれLI−F03、LI−FO4、LI−FO5、L
I−F(17、LI−F08の赤外線吸収スペクトルで
臭化カリウム錠として測定したものである。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)抗生物質LI−F03、LI−F04、LI−F
    05、LI−F07およびLI−F08から選ばれる少
    なくとも1種の産生能を有するバチルス・ポリミキサ。
  2. (2)バチルス・ポリミキサL−1129株(微工研菌
    寄第8560号)である特許請求の範囲第(1)項記載
    のバチルス・ポリミキサ。
JP61118493A 1986-05-23 1986-05-23 バチルス属微生物 Pending JPS62275677A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0591869A (ja) * 1991-10-02 1993-04-16 Yuukishitsu Hiryo Seibutsu Kassei Riyou Gijutsu Kenkyu Kumiai 植物病原菌抑制微生物及びその利用法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0591869A (ja) * 1991-10-02 1993-04-16 Yuukishitsu Hiryo Seibutsu Kassei Riyou Gijutsu Kenkyu Kumiai 植物病原菌抑制微生物及びその利用法

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