JPS6226603Y2 - - Google Patents

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JPS6226603Y2
JPS6226603Y2 JP16192681U JP16192681U JPS6226603Y2 JP S6226603 Y2 JPS6226603 Y2 JP S6226603Y2 JP 16192681 U JP16192681 U JP 16192681U JP 16192681 U JP16192681 U JP 16192681U JP S6226603 Y2 JPS6226603 Y2 JP S6226603Y2
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JP
Japan
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piston
stirling engine
heat
compression chamber
dome body
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JP16192681U
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JPS5866143U (ja
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  • Pistons, Piston Rings, And Cylinders (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、スターリング機関用ピストンに関
し、特に詳述すれば、高温部側から低温部側への
輻射伝熱を低減させるスターリング機関用ピスト
ンに関する。
スターリング機関では、ヘリウム、水ソ、チツ
ソ或いはそれらの混合ガスからなる作動ガスを、
低温化させることで収縮行程とし、且つ高温化す
ることで膨脹行程とさせ、これらの行程を通じて
出力を外部に取出している。膨脹および収縮は、
シリンダ内のピストンにより区画される膨脹室お
よび圧縮室で成されるが、この種のスターリング
機関は、膨脹室側の高温部の作動ガスが約600〜
700℃に達し、又、圧縮室側の低温部では約100℃
となり、その温度勾配は大である。このため、両
室間のピストンを介して低温部側の圧縮室へと熱
エネルギーが漏洩する。実際、この熱エネルギー
の漏洩は、スターリング機関の出力効率を低減さ
せる。このため、ピストンとして、熱絶縁材から
なる中空ドーム体を用いているが、出力効率の低
減の充分な対応策となつていない。
この考案は、シリンダ内を膨脹室と圧縮室とに
区画するスターリング機関用ピストンの改良を目
的とする。
該目的を達成するために、本考案は、ヒータ、
蓄熱器およびクーラを介して連通する膨脹室およ
び圧縮室をシリンダ内に区画させるスターリング
機関用ピストンにおいて、前記ピストンがその外
周部にシール材を備える基体と、前記基体に固定
されるドーム体と、前記ドーム体内を軸方向に区
画すべく前記ドーム体内に嵌合され且つその適所
に細孔を有する熱反射板とを備えるスターリング
機関用ピストンを提供する。
このスターリング機関用ピストンは、中空ピス
トン内の輻射熱の低温部への伝熱を熱反射板によ
り軽減させ、出力低下を防止させる。
この考案の実施例を添付図面を参照して説明す
る。
スターリング機関1のシリンダ2内にデイスプ
レーサピストン3を配し、膨脹室4と圧縮室5と
をシリンダ2内に区画させる。圧縮室側にパワー
ピストン6を配す。膨脹室4は、ヒータ7、蓄熱
器8およびクーラ9を介して圧縮室5と連通す
る。膨脹室4と圧縮室5を結ぶ閉回路中に、ヘリ
ウム、水ソ、チツソ或いはそれらの混合ガスから
なる作動ガスを充填する。デイスプレーサピスト
ン3およびパワーピストン6を、図示しない駆動
機構に連結する。作動ガスは、膨脹室4と圧縮室
5との間を往復し、ヒータ7により約600〜700℃
に加熱された作動ガスが膨脹室4に入り、又、ク
ーラ9により約100℃に冷却された作動ガスが圧
縮室5に入る。10は圧縮機を示し、又、11
は、高圧作動ガスタンクを示す。タンク11は制
御弁12,13および一方向弁14,15を介し
て、圧縮室5に通じ、出力を高める時は、制御弁
13を開にし、高圧タンク11から圧縮室5へと
作動ガスを供給し、出力を下げる時は、圧縮機1
0により、圧縮室5の作動ガスを高圧タンク11
へ圧送し、圧縮室5のガス圧を下げる。
前述したスターリング機関の操作については公
知であるので、その説明を省略する。
第2図に、この考案によるデイスプレーサピス
トン3の例を示す。デイスプレーサピストン3
は、図示しない駆動機構から延在するロツド16
を受け且つその外周部にシール材17を設けた基
体18と、該基体18に固定された中空のドーム
体19と、該ドーム体19内に配された複数の離
間した熱反射板20とを有する。基体18および
ドーム体19は、耐熱性にして且つ熱伝導率の低
い材料にて形成する。ステンレスからなる熱反射
板20の膨脹室4側の面は光沢のある面(鏡面)
とさせ、且つ熱反射板20に細孔21を設け、該
熱反射板20により画定されるピストン内の室を
互いに連通させ且つ直線的な熱の伝導を防ぐ。細
孔21は、同軸線上に無く、互いにずれた位置に
穿孔する。これら熱反射板20は、膨脹室4側の
高温にさらされ、高温となつたドーム体19の頂
部からの輻射熱を、低温側の圧縮室5に伝達する
のを効果的に低減させる。さらに、ドーム体19
内の作動ガスは熱反射板20により複数の室に区
画させるため、作動ガスの対流による伝熱も低減
でき、しかも、熱反射板20が中空ピストンの補
強リブの働きをするので、ドーム体を薄肉にさ
せ、ドーム体19の壁よりの固体熱伝導による熱
漏洩を低減できる。このことは、熱の低温部側へ
の漏洩を減らし、熱漏洩によるスターリング機関
の出力低下を軽減できる。加えて、軽量ピストン
の使用は、ピストンの慣性力を減らす上で効果的
である。
図示例は、デイスプレーサピストンを用いたス
ターリング機関であるが、この考案は、ダブルア
クテイングタイプのスターリング機関のピストン
にも適用される。
以上から明らかなように、スターリング機関に
用いられる中空ピストン内に熱反射板を配したの
で、高温部側からの輻射熱の低温部側への伝達を
軽減させ得るので出力低下を防ぐことができ、
又、この熱反射板が中空ピストンの補強リブの機
能を果たすので、ドーム体を薄肉とさせ固体熱伝
導による熱の漏洩防止およびピストン慣性力を低
減できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はスターリング機関の一例を示す説明
図、第2図はこの考案によるピストンの断面図で
ある。 図中:1……スターリング機関、2……シリン
ダ、3……ピストン、4……膨脹室、5……圧縮
室、6……パワーピストン、18……基体、19
……ドーム体、20……熱反射板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ヒータ、蓄熱器およびクーラを介して連通する
    膨脹室および圧縮室をシリンダ内に区画させるス
    ターリング機関用ピストンにおいて、前記ピスト
    ンがその外周部にシール材を備える基体と、前記
    基体に固定されるドーム体と、前記ドーム体内を
    軸方向に区画すべく前記ドーム体内に嵌合され且
    つその適所に細孔を有する熱反射板とを備えるス
    ターリング機関用ピストン。
JP16192681U 1981-10-30 1981-10-30 スタ−リング機関用ピストン Granted JPS5866143U (ja)

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JP16192681U JPS5866143U (ja) 1981-10-30 1981-10-30 スタ−リング機関用ピストン

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JP16192681U JPS5866143U (ja) 1981-10-30 1981-10-30 スタ−リング機関用ピストン

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Publication Number Publication Date
JPS5866143U JPS5866143U (ja) 1983-05-06
JPS6226603Y2 true JPS6226603Y2 (ja) 1987-07-08

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ID=29954263

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JP6490054B2 (ja) * 2014-03-25 2019-03-27 住友重機械工業株式会社 スターリング冷凍機

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JPS5866143U (ja) 1983-05-06

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