JPH0463225B2 - - Google Patents
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- JPH0463225B2 JPH0463225B2 JP59162309A JP16230984A JPH0463225B2 JP H0463225 B2 JPH0463225 B2 JP H0463225B2 JP 59162309 A JP59162309 A JP 59162309A JP 16230984 A JP16230984 A JP 16230984A JP H0463225 B2 JPH0463225 B2 JP H0463225B2
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- chamber
- stirling engine
- evaporative liquid
- reaction chamber
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02G—HOT GAS OR COMBUSTION-PRODUCT POSITIVE-DISPLACEMENT ENGINE PLANTS; USE OF WASTE HEAT OF COMBUSTION ENGINES; NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- F02G1/00—Hot gas positive-displacement engine plants
- F02G1/04—Hot gas positive-displacement engine plants of closed-cycle type
- F02G1/043—Hot gas positive-displacement engine plants of closed-cycle type the engine being operated by expansion and contraction of a mass of working gas which is heated and cooled in one of a plurality of constantly communicating expansible chambers, e.g. Stirling cycle type engines
- F02G1/053—Component parts or details
- F02G1/0535—Seals or sealing arrangements
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02G—HOT GAS OR COMBUSTION-PRODUCT POSITIVE-DISPLACEMENT ENGINE PLANTS; USE OF WASTE HEAT OF COMBUSTION ENGINES; NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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-
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-
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Engine Equipment That Uses Special Cycles (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の技術分野〕
この発明は、スターリングエンジンに関し、特
に該スターリングエンジンにおける作動ガスの密
封に関するものである。
に該スターリングエンジンにおける作動ガスの密
封に関するものである。
スターリングエンジンの従来例を第１図に示
し、その構成及び動作を説明する。
し、その構成及び動作を説明する。
第１図はスターリングエンジンの代表的な構成
例の一つであるデイスプレーサ型スターリングエ
ンジンの構成図である。図において、１は膨張シ
リンダ、２はヒータチユーブ、３は再生器、４は
クーラチユーブ、５は一般にデイプレーサと呼ば
れる送気ピストン、６はデイスプレーサロツド、
７は膨張シリンダ１とロツド６との摺動すきま部
をシールするための第１ロツドシール、８は圧縮
シリンダ、９は圧縮シリンダ８と膨張シリンダ１
とを連通するための第１連通管、１０は動力ピス
トン、１１は動力ピストンロツド、１２は圧縮シ
リンダ８と動力ピストンロツド１１との摺動すき
ま部をシールするための第２ロツドシール、１３
はクランク軸の回転力をデイスプレーサ５の往復
動作に変えるための第１コンロツド、１４は動力
ピストン１０の往復動作をクランク軸の回転力に
変えるための第２コンロツド、１５はデイスプレ
ーサ５と動力ピストン１０の往復動作を所定の位
相差で行なわせると同時に回転力を得るためのク
ランク軸、１６，１７はクランク軸１５の主軸
受、１００は上記各種構成部品１〜１７を所定の
個所に保持するためのクランクケース、１８はバ
ツフア室である。
例の一つであるデイスプレーサ型スターリングエ
ンジンの構成図である。図において、１は膨張シ
リンダ、２はヒータチユーブ、３は再生器、４は
クーラチユーブ、５は一般にデイプレーサと呼ば
れる送気ピストン、６はデイスプレーサロツド、
７は膨張シリンダ１とロツド６との摺動すきま部
をシールするための第１ロツドシール、８は圧縮
シリンダ、９は圧縮シリンダ８と膨張シリンダ１
とを連通するための第１連通管、１０は動力ピス
トン、１１は動力ピストンロツド、１２は圧縮シ
リンダ８と動力ピストンロツド１１との摺動すき
ま部をシールするための第２ロツドシール、１３
はクランク軸の回転力をデイスプレーサ５の往復
動作に変えるための第１コンロツド、１４は動力
ピストン１０の往復動作をクランク軸の回転力に
変えるための第２コンロツド、１５はデイスプレ
ーサ５と動力ピストン１０の往復動作を所定の位
相差で行なわせると同時に回転力を得るためのク
ランク軸、１６，１７はクランク軸１５の主軸
受、１００は上記各種構成部品１〜１７を所定の
個所に保持するためのクランクケース、１８はバ
ツフア室である。
この様に構成されたスターリングエンジンにお
いて、ヒータチユーブ２を連続的にバーナ等で加
熱し、クーラチユーブ４を連続的に水等によつて
冷却すれば、シリンダ内に圧力変動が生じ、これ
により動力ピストン１０は上下し、動力が取り出
せる。
いて、ヒータチユーブ２を連続的にバーナ等で加
熱し、クーラチユーブ４を連続的に水等によつて
冷却すれば、シリンダ内に圧力変動が生じ、これ
により動力ピストン１０は上下し、動力が取り出
せる。
ところで、一般にスターリングエンジンを高効
率、高出力で運転させるとき、膨張シリンダ１、
圧縮シリンダ８内に封じられる作動ガスとして水
素、ヘリウムが用いられることは周知の事実であ
る。従つて、スターリングがエンジンを実用化す
る上での最重要検討課題は、この水素、ヘリウム
の密封にあるといつてもよい。
率、高出力で運転させるとき、膨張シリンダ１、
圧縮シリンダ８内に封じられる作動ガスとして水
素、ヘリウムが用いられることは周知の事実であ
る。従つて、スターリングがエンジンを実用化す
る上での最重要検討課題は、この水素、ヘリウム
の密封にあるといつてもよい。
しかるに、従来、第１ロツドシール７及び第２
ロツドシール１２には、リツプシール、Ｏリング
等が用いられており、長期間に渡つての完全な密
封は不可能であつた。
ロツドシール１２には、リツプシール、Ｏリング
等が用いられており、長期間に渡つての完全な密
封は不可能であつた。
この発明は、上記の点に鑑みてなされたもの
で、クランク室周壁の、デイスプレーサロツド及
び動力ピストンロツドの貫通部分をそれぞれ第
１、第２の伸縮自在弾性膜により密封してクラン
ク室と作動室及び反動室とを分離するとともに、
また上記クランク室内に貯溜された蒸発性液体を
加熱、冷却する加熱器及び冷却器を有し、上記蒸
発性液体の蒸気圧により上記クランク室の平均圧
力をこれが作動室及び反動室の平均圧力と等しく
なるよう調整する圧力調整手段を備え、しかも上
記蒸発性液体にはその蒸気が作動ガスとは異なり
粘性及び分子量の大きいものを用いることによ
り、作動ガスの漏れによるエンジン出力の低下を
招くことなく上記伸縮自在弾性膜の疲労劣化を低
減することができ、しかもコンパクトで実用性の
高いスターリングエンジンを提供するものであ
る。
で、クランク室周壁の、デイスプレーサロツド及
び動力ピストンロツドの貫通部分をそれぞれ第
１、第２の伸縮自在弾性膜により密封してクラン
ク室と作動室及び反動室とを分離するとともに、
また上記クランク室内に貯溜された蒸発性液体を
加熱、冷却する加熱器及び冷却器を有し、上記蒸
発性液体の蒸気圧により上記クランク室の平均圧
力をこれが作動室及び反動室の平均圧力と等しく
なるよう調整する圧力調整手段を備え、しかも上
記蒸発性液体にはその蒸気が作動ガスとは異なり
粘性及び分子量の大きいものを用いることによ
り、作動ガスの漏れによるエンジン出力の低下を
招くことなく上記伸縮自在弾性膜の疲労劣化を低
減することができ、しかもコンパクトで実用性の
高いスターリングエンジンを提供するものであ
る。
以下、この発明の一実施例を図について説明す
る。第２図において、第１図と同一符号は同一の
ものを示す。１０１は膨張シリンダ１、圧縮シリ
ンダ８内の作動ガスの平均圧力とほぼ同一の圧力
に加圧可能で、上記膨張シリンダ１、圧縮シリン
ダ８等を所定の位置に保持するための加圧型クラ
ンクケースである。２３は上記加圧型クランクケ
ース内の封入気体がクランクケース１０１とクラ
ンク軸１５とのすきまからもれるのを防ぐための
回転軸シールである。１９は上記加圧型クランク
ケース１０１のクランク室内と膨張シリンダ１間
に設けられたベローズ等の第１の伸縮自在弾性膜
で、一端が膨張シリンダ下部に、他端がクランク
室内に突出したデイスプレーサロツド６に固着さ
れており、これにより第１ロツドシール７と該第
１の伸縮自在弾性膜１９との間にクランク室内と
完全に分割された第１密封室１９ａを構成してい
る。２０は圧縮シリンダ８とクランク室内を分割
する第２の伸縮自在弾性膜で、一端は圧縮シリン
ダ下部に、他端は動力ピストンロツド１１に固着
されており、これにより動力ピストン１０の下面
と該第２の伸縮自在弾性膜２０との間にクランク
室と完全に分割された第２密封室２０ａを構成し
ている。２１は上記第１密封室１９ａとバツフア
室１８とを連通すための第２連通管であり、これ
はバツフア室１８の接続口２２に接続される。ま
た第２密封室２０ａは直接バツフア室１８に連通
された構成となつている。
る。第２図において、第１図と同一符号は同一の
ものを示す。１０１は膨張シリンダ１、圧縮シリ
ンダ８内の作動ガスの平均圧力とほぼ同一の圧力
に加圧可能で、上記膨張シリンダ１、圧縮シリン
ダ８等を所定の位置に保持するための加圧型クラ
ンクケースである。２３は上記加圧型クランクケ
ース内の封入気体がクランクケース１０１とクラ
ンク軸１５とのすきまからもれるのを防ぐための
回転軸シールである。１９は上記加圧型クランク
ケース１０１のクランク室内と膨張シリンダ１間
に設けられたベローズ等の第１の伸縮自在弾性膜
で、一端が膨張シリンダ下部に、他端がクランク
室内に突出したデイスプレーサロツド６に固着さ
れており、これにより第１ロツドシール７と該第
１の伸縮自在弾性膜１９との間にクランク室内と
完全に分割された第１密封室１９ａを構成してい
る。２０は圧縮シリンダ８とクランク室内を分割
する第２の伸縮自在弾性膜で、一端は圧縮シリン
ダ下部に、他端は動力ピストンロツド１１に固着
されており、これにより動力ピストン１０の下面
と該第２の伸縮自在弾性膜２０との間にクランク
室と完全に分割された第２密封室２０ａを構成し
ている。２１は上記第１密封室１９ａとバツフア
室１８とを連通すための第２連通管であり、これ
はバツフア室１８の接続口２２に接続される。ま
た第２密封室２０ａは直接バツフア室１８に連通
された構成となつている。
２６はクランク室内に封入されたフレオン等の
蒸発性液体（冷媒）、２７は該蒸発発生液体２６
を加熱するための加熱装置、２８は逆に冷却する
ための冷却器、２４はバツフア室（反動室）圧力
とクランク室内圧力の圧力差を検出するための差
圧計、２５は上記蒸発性液体２６の温度調整装置
であり、加熱装置２７及び冷却器２８を用いて上
記蒸発性液体２６の温度を制御することにより、
上記差圧が零となるように作動させられる。
蒸発性液体（冷媒）、２７は該蒸発発生液体２６
を加熱するための加熱装置、２８は逆に冷却する
ための冷却器、２４はバツフア室（反動室）圧力
とクランク室内圧力の圧力差を検出するための差
圧計、２５は上記蒸発性液体２６の温度調整装置
であり、加熱装置２７及び冷却器２８を用いて上
記蒸発性液体２６の温度を制御することにより、
上記差圧が零となるように作動させられる。
以上の様に構成されたスターリングエンジンで
は、膨張シリンダ１、ヒータチユーブ２、再生器
３、クーラチユーブ４、圧縮シリンダ８、及び第
１連通管９で構成される作動室の平均圧力、及び
この作動室の作動平均圧力を決定するバツフア室
１８、第１密封室１９ａ、第２密封室２０ａ、第
２連通管２１で構成される反動室圧力とクランク
室内圧力とをほぼ等しい圧力に保つことができ
る。即ち、クランク軸部の回転軸シール２３から
のクランク室内ガスのもれによつてクランクケー
ス内圧力が低下すると、クランクケース内の蒸発
性液体２６の蒸発によつて該クランクケース内に
ガスが自動的に供給され、クランクケース内の圧
力は外部の機器を一切用いることなく、自動的に
一定に保たれ、これにより常に３つの空間の平均
圧力はほぼ等しく保たれるのである。
は、膨張シリンダ１、ヒータチユーブ２、再生器
３、クーラチユーブ４、圧縮シリンダ８、及び第
１連通管９で構成される作動室の平均圧力、及び
この作動室の作動平均圧力を決定するバツフア室
１８、第１密封室１９ａ、第２密封室２０ａ、第
２連通管２１で構成される反動室圧力とクランク
室内圧力とをほぼ等しい圧力に保つことができ
る。即ち、クランク軸部の回転軸シール２３から
のクランク室内ガスのもれによつてクランクケー
ス内圧力が低下すると、クランクケース内の蒸発
性液体２６の蒸発によつて該クランクケース内に
ガスが自動的に供給され、クランクケース内の圧
力は外部の機器を一切用いることなく、自動的に
一定に保たれ、これにより常に３つの空間の平均
圧力はほぼ等しく保たれるのである。
従つて伸縮自在弾性膜１９，２０に加わるガス
圧力は、第１、第２密封室１９ａ，２０ａとクラ
ンク室内の圧力が等しいことから零とみなすこと
ができ、伸縮自在弾性膜１９，２０はデイスプレ
ーサ、動力ピストンの両ストロークに見合つた弾
性膜の伸縮疲労のみを考慮した設計が可能とな
り、この伸縮自在弾性膜の寿命は半永久的とな
る。
圧力は、第１、第２密封室１９ａ，２０ａとクラ
ンク室内の圧力が等しいことから零とみなすこと
ができ、伸縮自在弾性膜１９，２０はデイスプレ
ーサ、動力ピストンの両ストロークに見合つた弾
性膜の伸縮疲労のみを考慮した設計が可能とな
り、この伸縮自在弾性膜の寿命は半永久的とな
る。
またクランク室から大気側へのガス漏れがあつ
ても、直ちにその分の蒸気が蒸発性液体２６から
蒸発することになるので、作動室及び反動室内の
作動ガスのクランク室側への漏れをほぼ完全に防
止することができ、常に十分なエンジン性能を引
き出すことができる。
ても、直ちにその分の蒸気が蒸発性液体２６から
蒸発することになるので、作動室及び反動室内の
作動ガスのクランク室側への漏れをほぼ完全に防
止することができ、常に十分なエンジン性能を引
き出すことができる。
さらに、蒸発性液体を多めにクランクケース内
部に封入することによつて、クランクケース１０
１とクランク軸１５との間の回転軸シール２３か
らのガス漏れが生じても、クランクケース内の圧
力を長時間一定に保つことができ、このためスタ
ーリングエンジンの実用化が可能となる。さらに
このクランク室内の圧力調整のために外部に機器
を必要としないため、エンジンのコンパクト化も
同時に図ることができる。
部に封入することによつて、クランクケース１０
１とクランク軸１５との間の回転軸シール２３か
らのガス漏れが生じても、クランクケース内の圧
力を長時間一定に保つことができ、このためスタ
ーリングエンジンの実用化が可能となる。さらに
このクランク室内の圧力調整のために外部に機器
を必要としないため、エンジンのコンパクト化も
同時に図ることができる。
また、温度調節装置２５によつて蒸発性液体２
６の温度を変えることによつて、周囲温度の変化
やガス圧力の変化によらず、第１、第２密封室１
９ａ，２０ａとランク室圧力との差圧を常に零に
することができ、上述のように伸縮自在弾性膜１
９，２０の寿命を著しく延ばすことができる。
６の温度を変えることによつて、周囲温度の変化
やガス圧力の変化によらず、第１、第２密封室１
９ａ，２０ａとランク室圧力との差圧を常に零に
することができ、上述のように伸縮自在弾性膜１
９，２０の寿命を著しく延ばすことができる。
なお、この実施例ではデイスプレーサと動力ピ
ストンとで構成されるスターリングエンジン（通
称ガンマ型スターリングエンジン）を示したが、
１気筒内にデイスプレーサと動力ピストンとを有
する通称ベータ形スターリングエンジンにおいて
も上記実施例と同様の効果が得られることは言う
までもない。
ストンとで構成されるスターリングエンジン（通
称ガンマ型スターリングエンジン）を示したが、
１気筒内にデイスプレーサと動力ピストンとを有
する通称ベータ形スターリングエンジンにおいて
も上記実施例と同様の効果が得られることは言う
までもない。
さらに、２気筒で、ピストン対向形のスターリ
ングエンジン（通称アルフア形スターリングエン
ジン）においても、上記実施例と同様の効果が得
られることは言うまでもない。
ングエンジン（通称アルフア形スターリングエン
ジン）においても、上記実施例と同様の効果が得
られることは言うまでもない。
以上のように、この発明に係るスターリングエ
ンジンによれば、作動室及び反動室を完全に密封
し、クランク室の平均圧力が上記作動室及び反動
室の平均圧力とほぼ等しくなるよう圧力制御する
ようにしたので、作動ガスの漏れによるエンジン
出力の低下を招くことなく上記伸縮自在弾性膜の
疲労劣化を低減することができる効果がある。ま
た上記クランク室の内部圧力の調整をクランク室
内の蒸発液体の加熱、冷却による蒸発、凝縮によ
り行つているため、上記圧力調整のための外部機
器を不要とできる。さらに上記蒸発性液体にはそ
の蒸気が作動ガスに比べて粘性及び分子量の大き
いものを用いているため、クランク室からの蒸発
性液体の蒸気の漏れが低減されることとなり、エ
ンジンの実用性を高めることができる効果もあ
る。
ンジンによれば、作動室及び反動室を完全に密封
し、クランク室の平均圧力が上記作動室及び反動
室の平均圧力とほぼ等しくなるよう圧力制御する
ようにしたので、作動ガスの漏れによるエンジン
出力の低下を招くことなく上記伸縮自在弾性膜の
疲労劣化を低減することができる効果がある。ま
た上記クランク室の内部圧力の調整をクランク室
内の蒸発液体の加熱、冷却による蒸発、凝縮によ
り行つているため、上記圧力調整のための外部機
器を不要とできる。さらに上記蒸発性液体にはそ
の蒸気が作動ガスに比べて粘性及び分子量の大き
いものを用いているため、クランク室からの蒸発
性液体の蒸気の漏れが低減されることとなり、エ
ンジンの実用性を高めることができる効果もあ
る。
第１図は従来のスターリングエンジンの代表的
な構成例を示す概略構成図、第２図は本発明の一
実施例によるスターリングエンジンの概略構成図
である。 １……膨張シリンダ、５……デイスプレーサ、
６……デイスプレーサロツド、７……第１ロツド
シール、８……圧縮シリンダ、１０……動力ピス
トン、１１……動力ピストンロツド、１９……第
１の伸縮自在弾性膜、１９ａ……第１密封室、２
０……第２の伸縮自在弾性膜、２０ａ……第２密
封室、２３……回転軸シール、２４……差圧計、
２５……温度調節装置、２６……冷媒、２７……
加熱装置、２８……冷却器。なお図中同一符号は
同一又は相当部分を示す。
な構成例を示す概略構成図、第２図は本発明の一
実施例によるスターリングエンジンの概略構成図
である。 １……膨張シリンダ、５……デイスプレーサ、
６……デイスプレーサロツド、７……第１ロツド
シール、８……圧縮シリンダ、１０……動力ピス
トン、１１……動力ピストンロツド、１９……第
１の伸縮自在弾性膜、１９ａ……第１密封室、２
０……第２の伸縮自在弾性膜、２０ａ……第２密
封室、２３……回転軸シール、２４……差圧計、
２５……温度調節装置、２６……冷媒、２７……
加熱装置、２８……冷却器。なお図中同一符号は
同一又は相当部分を示す。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ デイスプレーサピストンの往復運動によつて
その内部に作動ガスの圧力変動を発生させて動力
ピストンに与えるための作動室と、上記動力ピス
トンに背圧を与えるための反動室と、上記作動室
及び反動室に隣接して設けられ、その内部で上記
各ピストンのロツドとクランク軸とが連結されて
いるクランク室とを備えたスターリングエンジン
において、 上記クランク室周壁の、デイスプレーサロツド
及び動力ピストンロツドの貫通部分をそれぞれ密
封してクランク室と作動室及び反動室とを分離す
る第１、第２の伸縮自在弾性膜と、 上記クランク室内に貯溜された、その蒸気が上
記作動ガスとは異なり粘性及び分子量の大きい蒸
発性液体と、 上記蒸発性液体を加熱、冷却する加熱器及び冷
却器を有し、上記蒸発性液体の蒸気圧により上記
クランク室の平均圧力をこれが作動室及び反動室
の平均圧力と等しくなるよう調整する圧力調整手
段とを備えたことを特徴とするスターリングエン
ジン。 ２ 上記圧力調整手段は、上記反動室の平均圧力
と上記クランク室の平均圧力との圧力差を検出す
る差圧計と、該差圧が零になるように上記蒸発性
液体の温度制御を上記加熱器及び冷却器を制御し
て行なう温度調節装置とを有していることを特徴
とする特許請求の範囲第１項記載のスターリング
エンジン。 ３ 上記作動ガスは、低粘性、低分子量、高熱伝
導率のガスであることを特徴とする特許請求の範
囲第１項または第２項記載のスターリングエンジ
ン。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16230984A JPS6140450A (ja) | 1984-07-31 | 1984-07-31 | スタ−リングエンジン |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16230984A JPS6140450A (ja) | 1984-07-31 | 1984-07-31 | スタ−リングエンジン |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6140450A JPS6140450A (ja) | 1986-02-26 |
| JPH0463225B2 true JPH0463225B2 (ja) | 1992-10-09 |
Family
ID=15752060
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16230984A Granted JPS6140450A (ja) | 1984-07-31 | 1984-07-31 | スタ−リングエンジン |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6140450A (ja) |
Families Citing this family (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4978198B2 (ja) * | 2007-01-09 | 2012-07-18 | トヨタ自動車株式会社 | スターリングエンジン |
| US8763391B2 (en) | 2007-04-23 | 2014-07-01 | Deka Products Limited Partnership | Stirling cycle machine |
| KR101409105B1 (ko) * | 2007-04-23 | 2014-06-20 | 뉴 파워 콘셉츠 엘엘씨 | 스털링 사이클 기계 |
| US9441575B2 (en) | 2008-04-25 | 2016-09-13 | New Power Concepts Llc | Thermal energy recovery system |
| US9822730B2 (en) | 2009-07-01 | 2017-11-21 | New Power Concepts, Llc | Floating rod seal for a stirling cycle machine |
| EP2449244B1 (en) | 2009-07-01 | 2016-05-04 | New Power Concepts LLC | Stirling cycle machine |
| US9797341B2 (en) | 2009-07-01 | 2017-10-24 | New Power Concepts Llc | Linear cross-head bearing for stirling engine |
Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS492204A (ja) * | 1972-04-25 | 1974-01-10 | ||
| JPS58187560A (ja) * | 1982-04-27 | 1983-11-01 | Sanyo Electric Co Ltd | スタ−リング機関 |
| JPS5941644A (ja) * | 1982-09-01 | 1984-03-07 | Sanyo Electric Co Ltd | スタ−リングエンジン |
| JPS6119953A (ja) * | 1984-07-06 | 1986-01-28 | Mitsubishi Electric Corp | スタ−リングエンジン |
-
1984
- 1984-07-31 JP JP16230984A patent/JPS6140450A/ja active Granted
Patent Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS492204A (ja) * | 1972-04-25 | 1974-01-10 | ||
| JPS58187560A (ja) * | 1982-04-27 | 1983-11-01 | Sanyo Electric Co Ltd | スタ−リング機関 |
| JPS5941644A (ja) * | 1982-09-01 | 1984-03-07 | Sanyo Electric Co Ltd | スタ−リングエンジン |
| JPS6119953A (ja) * | 1984-07-06 | 1986-01-28 | Mitsubishi Electric Corp | スタ−リングエンジン |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6140450A (ja) | 1986-02-26 |
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Legal Events
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