JPS62260900A - 洗浄剤組成物 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の分野 本発明はシャンプー、台所用洗剤等の洗浄剤組成物に関
し、さらに詳しくは、酵素を安定に配合し洗浄力を強化
した低刺激性洗浄剤組成物に関する。

発明の背景 低刺激性洗浄剤組成物は、手荒れ、肌荒れ、フケ、カユ
ミ等を抑える性質を有しているので、台所用洗剤、液体
全身洗浄剤、フケ取りシャンプー、ベビーシャンプー等
の基剤に適しているが、洗浄力か弱いという欠点がある
。

このため酵素を配合して洗浄力を増強する試みが種々な
されている。通常、酵素はアニオン、カヂオンまたは両
性界面活性剤が存在するとその活性が阻害されるため粉
剤、カプセル剤、顆粒剤等に加工したり、水溶性高分子
、緩衝溶液、特定の非イオン界面活性剤、難水溶性コラ
ーゲン剤などと併用して酵素活性の抑制を防止し、低刺
激性洗浄剤の洗浄力の増強を図っているが、費用がかか
ったり、充分な洗浄力が得られなかっｆニリして所期の
目的が達成されていない。

本発明者は、前記問題点を解決するため種々検討を重ね
た。その結果、特定のアニオン界面活性剤および特定の
酵素を配合した洗浄剤が酵素を失活させることなく、低
刺激性で洗浄力に優れた洗浄剤組成物を与えることを見
出し、本発明を完成するにいたった。

発明の開示 本発明は、必須成分として、 （ａ）式〔Ｉ〕： Ｒ’　　　　　　　　　　Ｏ５０３Ｍ ＣＩ＋−０−（ＣＨ７Ｃｌ、０）ｎ−Ｃ−ＣＩＣＩＩ、
ＣＯ，Ｍ　　　（１：１Ｒ。

〔式中、Ｒ１は炭素数７〜１８のアルキル基または炭素
数７〜１８のアルケニル基；Ｒ，は水素、炭素数１−１
０のアルキル基または炭素数１〜１０のアルケニル括；
ただし、ＲｏおよびＲ３の炭素数の合計は７〜２８：ｎ
は０〜２０；Ｍはアルカリ金属、アルカリ土類金属、Ｎ
１１４またはアルカノールアミンから誘導されるカヂオ
ンを意味する〕で示されるアニオン界面活性剤１−１０
重量％および （ｂ）リパーゼ、パンクレアチンおよびパパインからな
る群から選ばれる１種または２種以上の酵素 を配合してなることを特徴とする洗浄剤組成物を提供す
るものである。

本発明洗浄剤組成物によれば、酵素活性を抑制せず洗浄
力に優れた低刺激性の洗浄剤組成物が得られる。

つぎに、各種の界面活性剤にリパーゼを配合して調製し
た試料中でのリパーゼの安定性の評価を行なった結果を
示す。

用いた試料は常法に従って調製し、オクタおよびフジイ
、ジャーナル・才ブ・バイオケミストリー（Ｊ、　Ｂｉ
ｏｃｈｅｍ）、６１．３１３〜３１９（１９６７）の方
法により酵素活性を測定した、抑制率は界面活性剤無添
加の対照における酵素活性を基準にして計算した。結果
を第１図に示す。

第１図から明らかなように、他の界面活性剤はリパーゼ
の酵素活性を抑制したが、式（１）の界面活性剤は酵素
活性の抑制作用を示さなかった。

つぎに、弐Ｎ）の界面活性剤および各種の界面活性剤の
種々の比率の組み合わせにリパーゼを配合して調製した
試料中でのリパーゼの酵素活性の安定化の評価を行なっ
た結果を示す。

用いた試料は常法に従って調製し、前記と同様−の方法
により酵素活性を測定した。結果を第２図に示す。

第２図から明らかなように、リパーゼの酵素活性を抑制
する各種の界面活性剤に式ＣＩ）の界面活性剤を添加す
ると酵素活性抑制作用が減少または消滅することがわか
った。特に、ボリオキシェヂレンアルキルエーテル硫酸
塩に対する効果か大きいことが判明した。

かくして、本発明の洗浄剤組成物に用いる式〔■〕の界
面活性剤は、組成物全量に対して１−１０重量％の範囲
で配合される。用いるソフタノールは１種類でもよいが
、２種類以上を併用してもよい。配合量カ月重債％より
少ないと充分な酵素安定化効果が得られず、また、１０
重量％より多くても効果的には何ら変化しないが、高価
となるため商業上好ましくない。なお、本発明に用いら
れる式（［）の界面活性剤は、例えば、特開昭５６−４
３２７６号などにより公知のアニオン界面活性剤である
。本発明の洗浄剤組成物には、さらに他のアニオン界面
活性剤を併用してもよく、その場合には、式（１）の界
面活性剤を用いた界面活性剤全量の少なくとらｌ０ｆｆ
ｉｆｆ１％以上配合しなければならない。配合量が１０
重量％より少ないと充分な酵素安定化効果が得られない
。

酵素としては、リパーゼ、パンクレアチンおよびパパイ
ンからなる群から選ばれる１種または２種以上が用いら
れ、０．００１〜５重量％、好ましくは０．０１−１重
量％配合される。配合量が０．００１重量％より少ない
と充分な洗浄力か得られす、また、５重量％より多いと
酵素活性の安定性が悪くなる場合か生じるため好ましく
ない。

さらに、本発明の洗浄剤組成物には、必要に応じて適当
な非イオン界面活性剤、両性界面活性剤、防腐剤、薬剤
、色素、香料、水等を酵素活性を抑制せず洗浄力を損な
わない範囲で添加することができる。

本発明の洗浄剤組成物は常法に従って製造することがで
き、シャンプー、台所用洗剤、ペット用洗浄剤等の通常
の剤型とすることができる。

このようにして得られた本発明の洗浄剤組成物は、酵素
活性を抑制することなく、低刺激性で洗浄力に優れたも
のである。

聚籠脛 つぎに実施例を挙げて本発明をさらに詳しく説明する。

実施例１ つぎの処方により、常法に従ってシャンプーを調製した
。

成　分　　　　　　　　　　　　　　　重量％ポリオキ
ンエチレン（ＰＯＥニアモル）モノアルキルスルホコハ
ク酸ナトリウム（アルキルの炭素数２０）　　　　　　
　　　５ボリオキシエヂレン（ＰＯＥ：３モル）ラウリ
ルエーテル硫酸ナトリウム　　　　　５ヤシ油脂肪酸ジ
エタノールアミド　　　　　４リパーゼ粉末　　　　　
　　　　　　　　　０．５色素および防腐剤　　　　　
　　　　　　　微量香料　　　　　　　　　　　　　　
　　　０，５精製水　　　　　　　　　　　　　　　　
　残部実施例２ つぎの処方により、常法に従ってシャンプーを調製した
。

成分　　　　　　　重量％ ポリオキシエチレン（ＰＯＥ・７′モル）モノアルキル
スルホコハク酸ナトリウム（アルキルの炭素数２０）　
　　　　　　　　８ラウリル硫酸ナトリウム　　　　　
　　　　５ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド　　　　　
４パンクレアチン粉末　　　　　　　　　　　０．３色
素および防腐剤　　　　　　　　　　　　微量香料　　
　　　　　　　　　　　　　　　　０．５精製水　　　
　　　　　　　　　　　　　残部実施例３ つぎの処方により、常法に従ってシャンプーを調製した
。

成分　　　　　　　重量％ ポリオキシエチレン（ＰＯＥニアモル）モノアルキルス
ルホコハク酸ナトリウム（アルキルの炭素数２０）　　
　　　　　　　５α−オレフィン硫酸ナトリウム（オレ
フィンの炭素数１２）　　　　　　　　　　　　　　３
パパイン粉末　　　　　　　　　　　　　　０．１色素
および防腐剤　　　　　　　　　　　　微量香料　　　
　　　　　　　　　　　　　　０・５精製水　　　　　
　　　　　　　　　　　　残部実施例４ つぎの処方により、常法に従ってシャンプーを調製した
。

成分　　　　　　　重量％ ポリオキシエチレン（ＰＯＥニアモル）モノアルキルス
ルホコハク酸ナトリウム（アルキルの炭素数２０）　　
　　　　　　　３２−アルキル−Ｎ−カルボキシメチル −Ｎ−ヒドロキシエチルイミダゾリニ ウムベタイン（アルキルの炭素数１２）　　　５ヤシ油
脂肪酸ジエタノールアミド　　　　　４リパーゼ粉末　
　　　　　　　　　　　　　０．３色素および防腐剤　
　　　　　　　　　　　微量香料　　　　　　　　　　
　　　　　　　　０．５精製水　　　　　　　　　　　
　　　　　　残部実施例５ つぎの処方により、常法に従ってシャンプーを調製した
。

・成分　　　　　　　　　重量％ ポリオキシエチレン（ＰＯＥ・７モル）モノアルキルス
ルホコハク酸ナトリウム（アルキルの炭素数２０）　　
　　　　　　　４ラウロイルサルコシンナトリウム　　
　　　４ヤノ油脂肪酸ジエタノールアミド　　　　　４
パパイン粉末　　　　　　　　　　　　　　０．０５５
色素よび防腐剤　　　　　　　　　　　　微量香料　　
　　　　　　　　　　　　　　　０・５精製水　　　　
　　　　　　　　　　　　残部実施例６ つぎの処方により、常法に従ってシャンプーを調製した
。

成分　　　　　　　重量％ ポリオキシエチレン（ＰＯＥニアモル）モノアルキルス
ルホコハク酸ナトリウム（アルキルの炭素数２０）　　
　　　　　　　５ラウロイル−し−グルタミン酸トリエ
タノールアミン　　　　　　　　　　　　　　４ヤシ油
脂肪酸ジエタノールアミド　　　　　４パンクレアチン
粉末　　　　　　　　　　　０．５色素および防腐剤　
　　　　　　　　　　　微量香料　　　　　　　　　　
　　　　　　　　０．５精製水　　　　　　　　　　　
　　　　　　残部実施例７ っぎの処方により、常法に従ってシャンプーを調製した
。

成分　　　　　　　重量％ ポリオキシエチレン（ＰＯＥ：３モル）ラウリルエーテ
ル硫酸ナトリウム　　　　　４ラウリルスルホコハク酸
ナトリウム　　　　５ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド
　　　　　４リパーゼ粉末　　　　　　　　　　　　　
　０．５色素および防腐剤　　　　　　　　　　　　微
量香料　　　　　　　　　　　　　　　　　　０．５精
製水　　　　　　　　　　　　　　　　　残部実施例８ つぎの処方により、常法に従って台所用洗剤を調製した
。

成分　　　　　　　重量％ ポリオキシエチレン（ＰＯＥニアモル）ラウリルエーテ
ル硫酸ナトリウム　　　　　８ラウリルベンゼン硫酸ナ
トリウム　　　　　５パパイン粉末　　　　　　　　　
　　　　　０．５色素および防腐剤　　　　　　　　　
　　　微量香料　　　　　　　　　　　　　　　　　　
微量精製水　　　　　　　　　　　　　　　　　残部実
施例９〜１７および比較例１〜７ つぎに後記第１表および第２表に示す配合組成にて常法
により製造した洗浄剤組成物について、下記のごとく洗
浄力（人工汚染布法）ならびに皮膚および眼粘膜刺激に
ついて評価を行なった結果を第１表および第２表に合わ
せて示す。以下の表中の数値は全て重量％を意味する。

（洗浄力） 人工汚染布法により、洗浄剤組成物０．５％水溶液を用
い、直接一定量の汚垢を付着さけた布を洗浄し、結果を
つぎの基４［！： ○・・・良好 △・・・やや不良 ×・・・不良 により評価しｆこ。

（刺激性） ハートレー系白色モルモット６匹を用い、試料の５０％
水溶液を被験物質としてモルモットの皮膚に塗布するこ
とにより皮膚１次刺激試験を行ない、結果をつぎの基Ｉ
／１： （＝）・・・刺激を認めない （＋）・・・僅かに刺激を認める （＋＋）・・・明らかに刺激を認める により評価した。

また、白色家兎３羽を用い、試料原液０．１１１（！を
眼瞼に投与することにより眼粘膜刺激試験を行ない、結
果をつぎの基Ｑ： （−）・・・刺激を認めない （＋）・・・僅かに刺激を認める （＋＋）・・・明らかに刺激を認める により評価した。

なお、酵素活性安定性に関しては、リパーゼについては
、オクタおよびフジイ、ジャーナル・オブ・バイオケミ
ストリー（Ｏｋｕｄａ、Ｈａｎｄ　　Ｆｕｊｉｉ。

Ｓ、Ｊ、　Ｂｉｏｃｈｅｍ、　）６上、３１３〜３１９
（１９６７）の方法により、パンクレアチンについては
、ディー・ニム・ショットン、メソッズ・イン・エンザ
イモロジー（Ｓｈｏｔｔｏｎ、Ｄ、Ｍ、Ｍｅｔｈ、　Ｅ
ｎｚｙｍｏｌ、　）１１．１１３〜１４０（１９７０）
の方法により、パパインについては、タンパク質をトリ
クロロ酢酸で加水分解した後、上清の紫外線吸収を２８
０ｎｍにて測定することにより、つぎの基準：Ｏ・・・
良好 Ｘ・・・不良 により評価した。

結果を第１表および第２表に示す。

第１表から明らかなように、式〔１）の界面活性剤とと
もに特定の酵素を配合した本発明にもとず〈実施例９〜
１２は、酵素活性を安定化し、良好な洗浄力を示すが、
特定の酵素を欠く比較例１〜２は洗浄力が劣り、式［Ｎ
の界面活性剤以外の界面活性剤に特定の酵素を配合した
比較例３は、酵素活性が抑制され良好な洗浄力を示さな
い。

第２表から明らかなように、式（ＩＥの界面活性剤とと
もに特定の酵素を配合した本発明にもとず〈実施例１３
〜１７は皮膚および眼粘膜に対して刺激性を有さず、か
つ、酵素活性を安定化するが、式（１）の界面活性剤以
外の界面活性剤に特定の酵素を配合した比較例４〜７の
うち比較例４および６は皮膚および眼粘膜に対して刺激
性を有し、かつ、酵素活性を抑制し、比較例７は眼粘膜
に対して刺激性を有し、かつ、酵素活性を抑制し、比較
例５は皮膚および眼粘膜に対して刺激性を有さない酵素
活性を抑制する。

【図面の簡単な説明】

第１図は、界面活性剤の酵素活性抑制作用を示すグラフ
、第２図は、他の界面活性剤に式〔Ｉ〕の界面活性剤を
添加した場合の酵素活性抑制防止効果を示すグラフであ
る。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）必須成分として、 （ａ）式〔 I 〕： ▲数式、化学式、表等があります▼〔 I 〕 〔式中、Ｒ＿１は炭素数７〜１８のアルキル基または炭
   素数７〜１８のアルケニル基；Ｒ＿２は水素、炭素数１
   〜１０のアルキル基または炭素数１〜１０のアルケニル
   基；ただし、Ｒ＿１およびＲ＿２の炭素数の合計は７〜
   ２８；ｎは０〜２０；Ｍはアルカリ金属、アルカリ土類
   金属、ＮＨ＿４またはアルカノールアミンから誘導され
   るカチオンを意味する〕で示されるアニオン界面活性剤
   １〜１０重量％および、 （ｂ）リパーゼ、パンクレアチンおよびパパインからな
   る群から選ばれる１種または２種以上の酵素 を配合してなることを特徴とする洗浄剤組成物。