JPS6225983Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6225983Y2
JPS6225983Y2 JP1981168900U JP16890081U JPS6225983Y2 JP S6225983 Y2 JPS6225983 Y2 JP S6225983Y2 JP 1981168900 U JP1981168900 U JP 1981168900U JP 16890081 U JP16890081 U JP 16890081U JP S6225983 Y2 JPS6225983 Y2 JP S6225983Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pointer
steering wheel
rotation
gear
maximum
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1981168900U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5875083U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP16890081U priority Critical patent/JPS5875083U/ja
Publication of JPS5875083U publication Critical patent/JPS5875083U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6225983Y2 publication Critical patent/JPS6225983Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Instrument Panels (AREA)
  • Steering Controls (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、車輛の操向車輪角度を運転者に表示
するための操向車輪角度表示装置、更に詳しく
は、静止目盛板と協働して表示器を構成する回転
指針にステアリングシヤフトの回転を機械的伝動
機構によつて伝動する型の操向車輪角度表示装置
に関する。
当業者には周知の如く、運転者は操向車輪を直
進状態にせしめることなく右又は左に偏向せしめ
た状態で車輛を停止せしめることが少なくない。
かような場合、車輛を再発進する際に運転者が操
向車輪の状態を正しく認識することなく再発進せ
しめると、車輛が意図しない方向へ進行し重大な
事故が発生する恐れがある。
そこで、例えば実開昭54−97931号公報、実開
昭54−118734号公報及び実開昭55−111872号公報
に開示されている如く、ステアリングシヤフト等
の回転を機械的伝動機構を介して可変抵抗器の如
き電気的検出器に伝動し、この電気的検出器にお
ける電圧等の変化に基いて表示器の指針を回転せ
しめて、操向車輪の状態即ち操向車輪角度を運転
者に表示するように構成した操向車輪角度装置が
既に提案されている。しかしながら、かような操
向車輪角度表示装置には、ステアリングシヤフト
等の回転を電気的検出器に伝動するための機械的
伝動機構に加えて、可変抵抗器の如き電気的検出
器、この電気的検出器における電圧等の変化に基
いて表示器の指針を回転せしめるための電気的及
び機械的構成要素が必要であり、それ故に装置が
比較的複雑且つ高価なものになつてしまうという
欠点がある。
他方、実開昭54−128221号公報には、ステアリ
ングシヤフトの回転を歯車列から成る機械的伝動
機構によつて表示器の指針に直接的に伝動して表
示器の指針を回転せしめるように構成した操向車
輪角度表示装置が開示されている。かかる操向車
輪角度表示装置は、電気的構成要素を全く必要と
せず、比較的簡単且つ安価であるという利点を有
する。しかしながら、かかる操向車輪角度表示装
置には、車輛に操向車輪角度表示装置を装備する
際に、操向車輪角度と表示器の指針角度位置が適
切に対応するように、ステアリングシヤフトの回
転角度位置に対して表示器の指針の回転角度位置
を適切に合致せしめて機械的伝動機構及び表示器
の指針を装着することが必要であり、それ故に装
着操作が煩雑であり熟練を要するという不都合乃
至欠点がある。
本考案は上記事実に鑑みてなされたものであ
り、その主目的は、ステアリングシヤフトの回転
を機械的伝動機構によつて表示器の指針に直接的
に電動する形式であり、従つて電気的構成要素を
全く必要とせず比較的簡単且つ安価であることに
加えて、車輛に装備する際にステアリングシヤフ
トの回転角度位置に対して表示器の指針の回転角
度位置を適切に合致せしめる必要がなく従つて熟
練を要することなく容易に装着操作を遂行するこ
とができる、新規且つ改良された操向車輪角度表
示装置を提供することである。
本考案によれば、静止目盛板と、該目盛板と協
働して表示器を構成する回転指針と、ステアリン
グシヤフトと該指針との間に介在され、該ステア
リングシヤフトの回転を該指針に伝動する機械的
伝動機構とを具備する操向車輪角度表示装置にお
いて; 操向車輪の最大右偏向角度に対応する最大右回
転角度位置を越えて該指針が回転するのを阻止す
る右回転制限片と、操向車輪の最大左偏向角度に
対応する最大左回転角度位置を越えて該指針が回
転するのを阻止する左回転制限片との少なくとも
一方が設けられており、該機械的伝動機構は摩擦
クラツチを含んでいることを特徴とする操向車輪
角度表示装置が提供される。
以下、本考案に従つて構成された操向車輪角度
表示装置の好適具体例を図示している添付図面を
参照して、更に詳細に説明する。
本考案に従つて構成された操向車輪角度表示装
置の第1の具体例を図示している第1図及び第2
図を参照して説明すると、全体を番号2で示す図
示の操向車輪角度表示装置は、支持基板4を具備
している。この支持基板4は、下部余側部に第1
図において右下方に湾曲突出せしめられた一対の
連結用突出片6を有し、ステアリングシヤフト8
の上部を囲繞しているそれ自体は周知のスイツチ
ボツクス10(ターンシグナルランプのためのス
イツチ等を収容するスイツチボツクス)の上壁上
面に上記一対の連結用突出片6を止めねじ等(図
示していない)によつて固定することによつて所
要位置に固定されている。スイツチボツクス10
の上壁には開口12が形成されており、上記支持
基板4の下端部は開口12を通つてスイツチボツ
クス10内に延びている。
上記支持基板4の上部には、静止目盛板14と
回転指針16とが配設されている。目盛板14
は、その両側部に連結ブラケツト部18を有し、
かかる連結ブラケツト部18を止めねじ20(第
2図)によつて上記支持基板4に固定することに
よつて所要位置に固定されている。一方、回転指
針16は、目盛板14の目盛部と協働して表示器
を構成する主部16aとこの主部16aと一体に
形成された基部16bとを有する。そして、上記
支持基板4の中央部に植設された支持軸22に基
部16bを回転自在に装着することによつて、指
針16は支持基板4に対して回転自在に装着され
ている。支持基板4の上部には、更に、上記目盛
板14の背後に位置する照明ランプ24も固定さ
れているのが好都合である。
上記支持基板4には、更に、ステアリングシヤ
フト8の回転を指針16に伝動するための全体を
番号26で示す機械的伝動機構が装着されてい
る。第1図及び第2図に図示する第1の具体例に
おける機械的伝動機構26は、相互に一体として
回転せしめられるカム歯車28及び歯車30、歯
車30と係合せしめられているセクター歯車3
2、並びにセクター歯車32と上記指針16を接
続する摩擦クラツチ34から構成されている。カ
ム歯車28及び歯車30は、上記支持基板4の下
端部に植設された支持軸36に回転自在に装着さ
れている。機械的伝動機構26の入力端に位置す
るカム歯車28は、ステアリングシヤフト8を回
転せしめるために第1図に2点鎖線で示すステア
リングホイール38が回転せしめられると、ステ
アリングホイール38のボス部に等角度間隔を置
いて固定されている複数本、図示の場合は4本の
ピン40及び41が順次にカム歯車28の歯に当
接することによつて一歯分づつ段階的に回転せし
められる。4本ピン40及び41のうちの1本の
ピン40は、本考案に従つて構成された操向車輪
角度表示装置2が装備されるか否かにかかわらず
所要の位置に配設されているターンシグナル解除
用ストライカーピンでよい。このターンシグナル
解除用ストライカーピンは、当業者には周知の如
く、ステアリングホイール38の回転によつてタ
ーンシグナルランプを自動的に解除即ち除勢する
ために、スイツチボツクス10内に配設されてい
るターンシグナルスイツチのラチエツト42(そ
の一部を第1図に図示する)に作用するように配
設されている。他の3本の付加的なピン41は、
カム歯車28に関連せしめて設けられたものであ
り、カム歯車28には当接することができるがタ
ーンシグナルスイツチのラチエツト42には作用
しないように、ステアリングホイール38のボス
部からの突出長さがストライカーピン40よりも
幾分短かくせしめられている。カム歯車28の回
転はこれと一体として回転する歯車30を介して
セクター歯車32に伝動される。このセクター歯
車32は、歯車30の歯と係合せしめられる歯が
形成されている歯車部32aとこの歯車部32a
と一体に形成された基部32bを有し、指針16
の基部16bが回転自在に装着されている上記支
持軸22に基部32bが回転自在に装着されてい
る。セクター歯車32と指針16とを接続する摩
擦クラツチ34は、指針16自体の基部16a、
セクター歯車32自体の基部32a及びかかる両
者を相互に弾性的に押付けるばね部材44をその
主要構成要素としている。第1図に明確に図示す
る如く、上記支持軸22は大径基部22aと小径
主部22bとを有し、小径主部22bにはまず最
初にセクター歯車32の基部32bが装着され、
次いでこれに重合せて指針16の基部16bが装
着され、そして更にこれに重合せてワツシヤ46
が装着されている。また、支持軸22の小径主部
22bの先端には止めリング48が装着されてお
り、この止めリング48と上記ワツシヤ40との
間に上記ばね部材44が介在せしめられている。
コイルばねから形成されているばね部材44は、
ワツシヤ46、指針16の基部16b及びセクタ
ー歯車32の基部32bを支持軸22の大径基部
22aに弾性的に押付け、かくしてセクター歯車
32の基部32bの前面と指針16の基部16b
の後面とを弾性的に押付ける。かくの通りである
ので、通常の場合は、セクター歯車32が回転せ
しめられると、相互に弾性的に押付けられている
セクター歯車32の基部32bの前面と指針16
の基部16bの後面との摩擦係合によつて、セク
ター歯車32の回転が指針16に伝動され、セク
ター歯車32の回転に付随して指針16が回転せ
しめられる。所望ならば、セクター歯車32の基
部32bの前面及び/又は指針16の基部16b
の後面にフエルトの如き高摩擦係数を有する材料
を貼設し、両者の摩擦係合を確実にせしめること
ができる。一方、後述する如く指針16に大きな
抵抗力が作用すると、セクター歯車32の基部3
2bの前面と指針16の基部16bの後面との間
に滑りが生成され、セクター歯車32が回転して
も指針16は回転されない。
本考案に従つて構成された操向車輪角度表示装
置2においては、ステアリングシヤフト8の回転
を指針16に伝動するための機械的伝動機構26
が摩擦クラツチ34を含んでいることに加えて、
指針16が操向車輪の最大右偏向角度に対応する
最大右回転角度位置を越えて更に右回転(即ち第
2図において時計方向に回転)するのを阻止する
右回転制限片50(第2図)と、指針16が操向
車輪の最大左偏向角度に対応する最大左回転角度
位置を越えて更に左回転(即ち第2図において反
時計方向に回転するのを阻止する左回転制限片5
2との少なくとも一方、好ましくは双方が設けら
れていることが重要である。第1図及び第2図に
図示する第1の具体例においては、目盛板14の
目盛部両端位置の各々に突起が固定(又は目盛板
14と一体に形成)されており、かかる突起が上
記右回転制限片50及び左回転制限片52を構成
している。指針16が第2図に2点鎖線16Rで
示す最大右回転角度位置まで右回転せしめられる
と、指針16の主部16aが右回転制限片50に
当接し、かくして指針16が更に右回転すること
が確実に阻止される。また、指針16が第2図に
2点鎖線16Lで示す最大左回転角度位置まで左
回転せしめられると、指針16の主部16aが左
回転制限片52に当接し、かくして指針16が更
に左回転することが確実に阻止される。
第1図及び第2図に図示する第1の具体例にお
いては、上記支持基板4には、更に、支持基板4
に装着された種々の構成要素を覆うカバー54が
取付けられている。このカバー54の前面には透
明材料56が装填された窓が形成されており、車
輛の運転者は透明材料56を通して目盛板14の
目盛部と指針16の主部16aとによつて構成さ
れている表示器を見ることができるようになつて
いる。
次に、上述した通りの本考案に従つて構成され
た操向車輪角度表示装置2の作用効果について説
明する。
操向車輪(図示していない)を例えば右方向に
偏向せしめるために、ステアリングホイール38
及びステアリングシヤフト8を第2図において時
計方向に回転せしめると、ステアリングシヤフト
8の周囲を第2図において時計方向に回転せしめ
られる4本のピン40及び41、即ちストライカ
ーピン40及び3本の付加的なピン41が機械的
伝動機構26の入力端に位置するカム歯車28に
順次に当接し、これによつてカム歯車28が段階
的に第2図において反時計方向に回転せしめられ
る。カム歯車28の回転は歯車30を介してセク
ター歯車32に伝動され、セクター歯車32は第
2図において時計方向に回転される。そして、セ
クター歯車32の回転は摩擦クラツチ34を介し
て指針16に伝動され、かくしてステアリングシ
ヤフト8の回転量に応じて指針16が右方向(即
ち第2図において時計方向)に段階的に回転され
る。同様に、操向車輪(図示していない)を左方
向に偏向せしめるために、ステアリングホイール
38及びステアリングシヤフト8を第2図におい
て反時計方向に回転せしめると、ステアリングシ
ヤフト8の回転量に応じて指針16が左方向(即
ち第2図において反時計方向)に段階的に回転さ
れる。図示の具体例においては、操向車輪を直進
状態(即ち操向車輪角度0度)から最大右又は左
偏向角度(例えば約30度)まで右又は左方向に偏
向せしめるのにステアリングシヤフト8は第2図
において時計方向又は反時計方向に夫々1・25回
転せしめられるように設定されており、そしてス
トライカーピン40及び付加的なピンチ41はス
テアリングシヤフト8の周囲に等角度間隔を置い
て4本配設されている。それ故に、操向車輪が直
進状態から最大右又は左偏向角度まで右又は左方
向に偏向せしめられると、ストライカーピン40
及び付加的なピン41が5回カム歯車28に当接
し、従つて指針16は右又は左方向に5段階回転
せしめられて合計で例えば約30度回転せしめられ
る。所望ならば、操向車輪の偏向に応じて指針1
6を更に小刻みに多数段階で回転せしめるため
に、ステアリングホイール38のボス部に植設す
る付加的なピン41の数を増加せしめることがで
きる。
而して、上述した通りの操向車輪角度表示装置
2においては、容易に理解される如く、操向車輪
角度と指針16の回転角度とが対応し、操向車輪
が直進状態にある時には指針16は第2図に実線
で示す中立位置に位置することが重要である。し
かしながら、本考案に従つて構成された操向車輪
角度表示装置2においては、操向車輪角度表示装
置2を所要位置に装備する際に、操向車輪角度に
対応して指針16の回転角度を所要の通りに設定
する必要がなく、それ故に操向車輪角度表示装置
2の装着操作を熟練を要することなく容易に遂行
することができる。この点について更に詳細する
と、本考案に従つて構成された操向車輪角度装置
2においては、装着の際には指針16の回転角度
位置を操向車輪角度に対応せしめる必要がなく、
指針16は右回転制限片50と左回転制限片52
との間の任意の回転角度位置でよい。装着後に、
操向車輪角度に対して指針16が過剰に右方向
(又は左方向)に変位している場合には、ステア
リングホイール38及びステアリングシヤフト8
を第2図において時計方向(又は反時計方向)に
回転せしめて操向車輪を最大右偏向角度(又は最
大左偏向角度)にせしめる。この際には、操向車
輪角度に対して指針16が過剰に右方向(又は左
方向)に変位している故に、操向車輪が最大右偏
向角度(又は最大左偏向角度)にせしめられる前
に、指針16は操向車輪の最大右偏向角度(又は
最大左偏向角度)に対応するところの第2図に2
点鎖線16R(又は16L)で示す最大右回転角
度位置(又は最大左回転角度位置)にせしめられ
て、右回転制限片50(又は左回転制限片52)
に当接せしめられる。しかる後においては、右回
転制限片50(又は左回転制限片52)によつて
指針16が更に右方向(又は左方向)に回転する
ことが確実に阻止されるので、ステアリングホイ
ール38及びステアリングシヤフト8が更に第2
図において時計方向(又は反時計方向)に回転さ
れ、これに応じてカム歯車28、歯車30及びセ
クター歯車32が回転されても、摩擦クラツチ3
4(更に詳しくはセクター歯車32の基部32b
と指針16の基部16bとの間)に滑りが生じ、
指針16は更に右方向(又は左方向)に回転せし
められることなく、第2図に2点鎖線16R(又
は16L)で示す最大右回転角度位置(又は最大
左回転角度位置)に維持され続ける。従つて、操
向車輪を最大右偏向角度(又は最大左偏向角度)
にせしめると、これに対応して指針16は第2図
に2点鎖線16R(又は16L)で示す最大右回
転角度位置(又は最大左回転角度位置)に位置す
ることになる。しかる後においては、操向車輪の
角度変化に応じて指針16は段階的に回転され、
操向車輪の角度に対応した角度位置に位置付けら
れ、操向車輪が直進状態に戻されるとこれに対応
して指針16は第2図に実線で示す中立位置に位
置付けられる。
第3図及び第4図は、本考案に従つて構成され
た操向車輪角度表示装置の第2の具体例を図示し
ている。全体を番号102で示す操向車輪角度表
示装置の第2の具体例も、支持基板104を具備
している。この支持基板104は、下部に対して
上部が幾分傾斜せしめられている点を除けば第1
図及び第2図に図示する第1の具体例における支
持基板4と実質上同一であり、第1の具体例にお
ける支持基板4と同様の様式によつて、ステアリ
ングシヤフト108の上部を囲繞しているそれ自
体は周知のスイツチボツクス110の上壁上面に
固定されている。
上記支持基板104の上部には横方向に間隔を
置いて一対の支柱113が植設されており、かか
る一対の支柱113の先端に静止目盛板114が
固定されている。そして、この目盛板114に関
連せしめて回転指針116が配設されている。回
転指針116は、支持基板104に植設された支
持軸122に対して回転自在に装着された基部1
16b(支持軸122と基部116bとの関係に
ついては後に言及する)と、基部116bの上端
から目盛板114の下端部に形成されている切欠
部105を通つて前方へ延びている中間部116
cと、中間部116cの前端から目盛板114に
沿つて上方へ延び目盛板114の目盛部と協働し
て表示器を構成する主部116aとを有する。上
記支持基板104の上部には、上記目盛板114
の背後に位置する照明ランプ124も固定されて
いるのが好都合である。
第3図及び第4図に図示する第2の具体例にお
いては、上記一対の支柱113の先端部又は目盛
板114の裏面に、目盛板114に形成されてい
る上記切欠部105の形状に対応した形状の切欠
部を有する補助板115が固定されている。そし
て、この補助板115の切欠部の両側端縁を規定
している一対の端縁部が、夫々、指針116に作
用する右回転制限片150と左回転制限片152
とを構成している。指針116の上記中間部11
6cの上面には係止突起117(第3図)が形成
されていて、指針116が第4図に2点鎖線11
6Rで示す最大右回転角度位置(この最大右回転
角度位置は操向車輪の最大右偏向角度に対応す
る)まで右方向に回転せしめられると、指針11
6の係止突起117が右回転制限片150に当接
し、かくして指針116が更に右方向に回転する
ことが確実に阻止される。同時に、指針116が
第4図に2点鎖線116Lで示す最大左回転角度
位置(この最大左回転角度位置は操向車輪の最大
左偏向角度に対応する)まで左方向に回転せしめ
られると、指針116の係止突起117が左回転
制限片152に当接し、かくして指針116が更
に左方向に回転することが確実に阻止される。
上記支持基板104には、更に、ステアリング
シヤフト108の回転を指針116に伝動するた
めの全体を番号126で示す機械的伝動機構が装
着されている。第2の具体例における機械的伝動
機構126は、その入力端に位置する歯車12
7、歯車127と一体に回転する歯車129、歯
車129に係合せしめられた歯車131、歯車1
31と一体に回転する歯車133、歯車133に
係合せしめられた歯車135、歯車135と一体
に回転する歯車137及び歯車137に係合せし
められた歯車139から成る歯車列と、歯車13
9と上記指針116を接続する摩擦クラツチ13
4とから構成されている。上記支持基板104に
は上記支持軸122に加えて支持軸141,14
3及び145も植設されており、上記歯車列にお
ける歯車127及び129は支持軸141に回転
自在に装着され、歯車131及び133は支持軸
143に回転自在に装着され、歯車135及び1
37は支持軸145に回転自在に装着され、そし
て歯車139は支持軸122に回転自在に装着さ
れている。歯車139と指針116を接続する摩
擦クラツチ134は、歯車139自体の前面、指
針116自体の基部116b及び指針116の基
部116bを歯車139の前面に弾性的に押付け
るばね部材144をその主要構成要素としてい
る。第3図を参照して更に詳述すると、上記支持
軸122に回転自在に装着された歯車139には
その前面側に小径円筒形状部147が形成されて
おり、指針116の基部116bは小径円筒形状
部147に回転自在に装着されている。小径円筒
形状部147の先端には止めリング148が装着
されており、この止めリング148と指針116
の基部116bとの間に上記ばね部材144が介
在せしめられている。コイルばねから形成されて
いるばね部材144は、指針116の基部116
bを歯車139の前面に弾性的に押付ける。かく
の通りであるので、通常の場合は、歯車139が
回転せしめられると、相互に弾性的に押付けられ
ている歯車139の前面と指針116の基部11
6bの後面との摩擦係合によつて、歯車139の
回転が指針116に伝動され、歯車139の回転
に付随して指針116が回転せしめられる。所望
ならば、歯車139の前面及び/又は指針116
の基部116bの後面にフエルトの如き高摩擦係
数を有する材料を貼設し、両者の摩擦係合を確実
にせしめることができる。一方、後述する如く指
針116に大きな抵抗力が作用すると、歯車13
9の前面と指針116の基部116bの後面との
間に滑りが生成され、歯車139が回転しても指
針116は回転しない。
第3図及び第4図に図示する第2の具体例にお
いては、第3図に明確に図示する如く、ステアリ
ングシヤフト108自体に歯車149が刻設(又
は固定)されており、上記機械的伝動機構126
の入力端に位置する歯車127がこの歯車149
に係合せしめられている。それ故に、第2の具体
例においては、ステアリングホイール138のボ
ス部に固定されたターンシグナルスイツチのラチ
エツト142に位置するストライカーピン140
とは無関係に、ステアリングホイール138を回
転せしめることによつてステアリングシヤフト1
08が例えば第4図において時計方向に回転せし
められると、ステアリングシヤフト108の回転
が直接的に歯車149から歯車127,129,
131,133,135及び137を介して歯車
139に伝動され、そして歯車139の回転が摩
擦クラツチ134を介して指針116に伝動さ
れ、かくして指針116が右方向(即ち第4図に
おいて時計方向)にステアリングシヤフト108
の回転量に応じて連続的に回転せしめられる。歯
車149,127,129,131,133,1
35,137及び139における減速比は、例え
ばステアリングシヤフト108と操向車輪(図示
していない)との間の減速比と同一でよい。
第3図及び第4図に図示する第2の具体例にお
いても、上記支持基板104には、支持基板10
4に装着された種々の構成要素を覆うカバー15
4が取付けられている。そして、このカバー15
4の前面には透明材料156が装填された窓が形
成されており、車輛の運転者は透明材料156を
通して目盛板114の目盛部と指針116の主部
116aとによつて構成されている表示器を見る
ことができる。
上述した通りの本考案に従つて構成された操向
車輪角度表示装置102においては、操向車輪
(図示していない)を例えば右方向に偏向せしめ
るために、ステアリングホイール138及びステ
アリングシヤフト108を第4図において時計方
向に回転せしめると、ステアリングシヤフト10
8の回転が歯車149から機械的伝動機構126
の歯車127,129,131,133,13
5,137及び139並びに摩擦クラツチ134
を介して指針116に伝動され、かくしてステア
リングシヤフト108の回転量に応じて指針11
6が右方向に連続的に回転される。同様に、操向
車輪(図示していない)を左方向に偏向せしめる
ために、ステアリングホイール138及びステア
リングシヤフト108を第4図において反時計方
向に回転せしめると、ステアリングシヤフト10
8の回転量に応じて指針116が左方向に連続的
に回転される。
第3図及び第4図に図示する操向車輪角度表示
装置102においても、操向車輪角度と指針11
6の回転角度とが対応し、操向車輪が直進状態に
ある時には指針116は第4図に実線で示す中立
位置に位置することが重要であるが、第3図及び
第4図に図示する操向車輪角度表示装置102に
おいても、第1図及び第2図に図示する操向車輪
角度表示装置2と同様に、操向車輪角度表示装置
2を所要位置に装備する際に、操向車輪角度に対
応して指針116の回転角度を所要の通りに設定
する必要がなく、それ故に操向車輪角度表示装置
102の装着操作を熟練を要することなく容易に
遂行することができる。即ち、装着の際には指針
116の回転角度位置を操向車輪角度に対応せし
める必要がなく、指針116は右回転制限片15
0と左回転制限片152との間の任意の回転角度
位置でよい。装着後に、操向車輪角度に対して指
針116が過剰に右方向(又は左方向)に変位し
ている場合には、ステアリングホイール138及
びステアリングシヤフト108を第4図において
時計方向(又は反時計方向)に回転せしめて操向
車輪を最大右偏向角度(又は最大左偏向角度)に
せしめる。この際には、操向車輪角度に対して指
針116が過剰に右方向(又は左方向)に変位し
ている故に、操向車輪が最大右偏向角度(又は最
大左偏向角度)にせしめられる前に、指針116
は操向車輪の最大右偏向角度(又は最大左偏向角
度)に対応するところの第4図に2点鎖線116
R(又は116L)で示す最大右回転角度位置
(又は最大左回転角度位置)にせしめられて、指
針116の係止突起117が右回転制限片150
(又は左回転制限片152)に当接せしめられ
る。しかる後においては、右回転制限片150
(又は左回転制限片152)によつて指針116
が更に右方向(又は左方向)に回転することが確
実に阻止されるので、ステアリングホイール13
8及びステアリングシヤフト108が更に第4図
において時計方向(又は反時計方向)に回転さ
れ、これに応じて歯車139が回転されても、摩
擦クラツチ134(更に詳しくは歯車139の前
面と指針116の基部116bの後面との間)に
滑りが生じ、指針116は更に右方向(又は左方
向)に回転せしめられることなく、第4図に2点
鎖線116R(又は116L)で示す最大右回転
角度位置(又は最大左回転角度位置)に維持され
続ける。従つて、操向車輪を最大右偏向角度(又
は最大左偏向角度)にせしめると、これに対応し
て指針116は第4図に2点鎖線116R(又は
116L)で示す最大右回転角度位置(又は最大
左回転角度位置)に位置することになる。しかる
後においては、操向車輪の角度変化に応じて指針
116は連続的に回転され、操向車輪の角度に対
応した角度位置に位置付けられ、操向車輪が直進
状態に戻されるとこれに対応して指針116は第
4図に実線で示す中立位置に位置付けられる。
以上、添付図面を参照して本考案に従つて構成
された操向車輪角度表示装置の第1及び第2の具
体例について詳述したが、本考案はかかる具体例
に限定されるものではなく、本考案の範囲から逸
脱することなく種々の変形乃至修正が可能である
ことは多言を要しない。
例えば、上述した第1及び第2の具体例におい
ては、ステアリングシヤフト8又は108の回転
を指針16又は116に伝動するための機械的伝
動機構26又は126の出力端に摩擦クラツチ3
4又は134を配設しているが、摩擦クラツチ3
4又は134は必要に応じて機械的伝動機構26
又は126の任意の位置に配設することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案に従つて構成された操向車輪
角度表示装置の第1の具体例を示す断面図。第2
図は、第1図の線−における断面図。第3図
は、本考案に従つて構成された操向車輪角度表示
装置の第2の具体例を示す断面図。第4図は、第
3図の線−における断面図。 2及び102……操向車輪角度表示装置、4及
び104……支持基板、8及び108……ステア
リングシヤフト、14及び114……目盛板、1
6及び116……指針、26及び126……機械
的伝動機構、34及び134……摩擦クラツチ、
38及び138……ステアリングホイール、40
及び140……ストライカーピン。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 静止目盛板と、該目盛板と協働して表示器を
    構成する回転指針と、ステアリングシヤフトと
    該指針との間に介在され、該ステアリングシヤ
    フトの回転を該指針に伝動する機械的伝動機構
    とを具備する操向車輪角度表示装置において; 操向車輪の最大右偏向角度に対応する最大右
    回転角度位置を越えて該指針が回転するのを阻
    止する右回転制限片と、操向車輪の最大左偏向
    角度に対応する最大左回転角度位置を越えて該
    指針が回転するのを阻止する左回転制限片との
    少なくとも一方が設けられており、該機械的伝
    動機構は摩擦クラツチを含んでいることを特徴
    とする操向車輪角度表示装置。 2 該機械的伝動機構は、該ステアリングシヤフ
    トの回転に付随して回動せしめられるターンシ
    グナルランプ解除用ストライカーピン及び複数
    本の付加的なピンが当接することによつて回転
    せしめられるカム歯車を入力端に有し、該スト
    ライカーピン及び該付加的なピンは該ステアリ
    ングシヤフトの周囲に等角度間隔を置いて配置
    されている実用新案登録請求の範囲第1項記載
    の操向車輪角度表示装置。 3 該機械的伝動機構は、該ステアリングシヤフ
    トに刻設又は該ステアリングシヤフトに固定さ
    れた歯車に係合せしめられた歯車を入力端に有
    する実用新案登録請求の範囲第1項記載の操向
    車輪角度表示装置。 4 該右回転制限片と該左回転制限片とは該目盛
    板に付設されており、該指針が該最大右回転角
    度位置まで右回転すると該指針が該右回転制限
    片に当接し、該指針が該最大左回転角度位置ま
    で左回転すると該指針が該左回転制限片に当接
    する実用新案登録請求の範囲第1項乃至第3項
    記載の操向車輪角度表示装置。
JP16890081U 1981-11-14 1981-11-14 操向車輪角度表示装置 Granted JPS5875083U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16890081U JPS5875083U (ja) 1981-11-14 1981-11-14 操向車輪角度表示装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16890081U JPS5875083U (ja) 1981-11-14 1981-11-14 操向車輪角度表示装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5875083U JPS5875083U (ja) 1983-05-20
JPS6225983Y2 true JPS6225983Y2 (ja) 1987-07-02

Family

ID=29960909

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16890081U Granted JPS5875083U (ja) 1981-11-14 1981-11-14 操向車輪角度表示装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5875083U (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5640074B2 (ja) * 1972-08-09 1981-09-17

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55175578U (ja) * 1979-06-05 1980-12-16
JPS5640074U (ja) * 1979-06-30 1981-04-14

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5640074B2 (ja) * 1972-08-09 1981-09-17

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5875083U (ja) 1983-05-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3996984B2 (ja) 自転車の変速モード切換スイッチ
US3965847A (en) Service minder odometer
US4335919A (en) Seat reclining device
JPS6225983Y2 (ja)
US6652108B1 (en) Drive device for a vehicle adjustable rear-view mirror using a self-calibration potentiometer
JPH0524985Y2 (ja)
US5127280A (en) Heater control assembly
JP2001229780A (ja) 操作パネル
JPS6317742Y2 (ja)
JPH0242919Y2 (ja)
JPS6140601Y2 (ja)
JP2800351B2 (ja) 積算計の帰零機構
JPS6315076Y2 (ja)
JPS6222891Y2 (ja)
JPH0525351Y2 (ja)
JPH0538549Y2 (ja)
JPS635038Y2 (ja)
JPH0116185Y2 (ja)
JPH0236147Y2 (ja)
JPS6016010Y2 (ja) レバ−スイツチ装置
JPS5940959A (ja) ステアリング装置のスイツチ装置
JPH0517700Y2 (ja)
JPH021610Y2 (ja)
KR920002117Y1 (ko) 브이티알의 카세트테이프 안착 표시 장치
JPS5924113Y2 (ja) 切替位置表示装置付きスイツチ