JPS62256656A - 印刷物ニス塗布装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は印刷機、特に輪転印刷機による印刷物にニス
を塗布する装置に関する。

従来の技術 輪転印刷機による印刷物にニスを塗布することは従来か
ら行われており、その目的は大要つぎの２つからなって
いる。Ｍｌはスプレーパウダを使用しないです才せ、印
刷物を高品質なものとすることがある。なぜならばスプ
レーパウダは印刷物の表面の光沢を失わせて低品質のも
のとするからである。第２には印刷物の裏うつつを防止
して、印刷物の棒積み性能を向上して生産性を高めるこ
とにある。すなわち従来は印刷機の高速化に伴って印刷
機の排紙側における積上げが多くなるお裏うつつを起す
ので、これを防止するためすのこ取り（板取り）作業を
行っていたが、これは印刷作業者に大きな負担を与え、
後工程の生産性を低下させる大きな要因となっていた。

このようなすのこ取り作業をニスを塗布することによっ
て廃止しようというのである。

従来このようなニス塗布装置としては、その典形的なも
のとして第５図ないし第７図に示すようなもの力５知ら
れており、これらについて簡単に説明する。

これらにおいて、１は印刷機の圧胴を示し、印刷された
紙はこの圧胴１と、これに対接していてこれと同方向へ
回転するゴム胴２との間を通過し、その際ゴム胴２によ
りニスＡがその表面に塗布される。

このようなものにあって、第５、第６図に示すものはゴ
ム胴２と、ニス収容皿１６との間に互いに対接する着け
ローラ１３、わたしローラ１４．２４及び元ローラ１Ｂ
、２Ｂが配置されており、元ローラ１８．２８によって
かきあげられたニスＡ′はわたしローラ１４，２４との
間で量力Ｓ調整された後、着けローラ１３を経てゴム胴
２に転移される。

そのうちの第５図に示すものは、各ローラ２゜１３．１
４．１５力５同一方向に回転するものであるか、これは
ゴム胴２にある切欠部によって発生するニスの厚みむら
を解消することかできないという欠点をもっている。す
なわち着けローラ１３かゴム胴２の切欠部を通過した直
後は、着けローラ１３上のニスの膜厚が大であり、ゴム
胴１上を着けローラ１３か１回転した後の２回転めには
沼はローラ１３上のニスの膜厚は、１回転めに比べて薄
くなり、そのために印刷物上のニスの膜厚にむらかでき
るのである。これはゴム胴２上の一部を切取って、いわ
ゆる小窓が設けられている場合でも、この部分につき同
様のニスむらそ生ずる。

第６図に示すものは、第５図のものに比べてわたしロー
ラ２４及び元ローラ２８の回転方向が逆となっているも
のである。これはゴム胴２の切入部及び小窓によるニス
の膜厚のむらが着けローラ１３上を還流するニスを収容
皿１６へ迫力３すこととなって、着けローラ１３の供給
ニスの厚さく影響しないよう罠ということで工夫された
ものである。しかしな力Ｓらこれは着けローラ１３上の
還流ニスの蛍が多く、Ｎけローラ１３とわたしローラ２
４との対接点に、ニスかたまる場合には期待できるとし
ても、通常の場合着けローチェ３上の還流ニスの景でＳ
少く、そのため着けローラ１３上の還流ニスの膜厚にむ
らか生じ、これか着けローラ１３上の供給ニスの厚さに
影！＃を与えてニスの膜厚にむらを生ずるのを避けにく
いという欠点がある。

第７図に示すものは、第５、第６図のものに比べてわた
しローラかなくて、その代りに着けローラ３３にはニス
の童を調節する調量ローラ３４か対接され、両ローラ３
３，３４の回転方向は第５図のものと同様であるか、ニ
ス収容皿１６に代えて両ローラ３３，３４の対接部に上
方からニスを供給するニス供給部材３６が設けられ、そ
の下方にニス受皿３７が設けられている点で相違してい
る。これは第５、第６図のものとは相違して、着けロー
ラ３３の切欠部及び小窓による欠点は、両ローラ３３，
３４の対接部上に生ずるニスだまりによって解消される
。しかしながら着けローラ３３力ｊゴム胴２と等速で回
転しているため、調量ローラ３４と着ヴローラ３３との
線圧を大きくシ、さらに調量ローラ３４の周速を遅くし
ても両ローラニップ間の通過ニス童はその粘性の大きい
ことによりどうしても大きくなる。そのためニスＸの塗
膜の厚さを小さくしたくともある限度以下にはできない
という欠点がある。さらに通常このものの場合は調ｌロ
ーラ３４をメツシュローラ又はアニロックスローラと呼
ばれるローラとすることが多いが、この場合には調整可
能なニス塗膜の厚さの下限がどうしても上昇するという
欠点もある。

発明力Ｓ解決しようとする問題点 この発明の目的は、前記のような従来のニス塗布装置の
もつ欠点を排除し、ゴム胴の切欠部及び小窓により印刷
紙面上のニスの塗膜の厚さにむらを生ずることかなく、
またニスの塗膜の厚さの決定が容易でその調整範囲か広
いニス塗布装置を提供するにある。

問題点を解決するための手段 この発明は前記のような目的を達成するために、ゴム胴
、着けローラ、わたしローラ、調量ローラをその順に対
接し、ゴム胴と看はローラとは同一方向に、着けローラ
とわたしローラとは反対方向に、わたしローラと調量ロ
ーラとは同一方向にそれぞれ回転させ、着けローラとわ
たしローラとの対接部に上方からニスを供給するように
したことを特徴とするものである。

作　　　　用 前記のようなものにあっては、供給されたニスはその一
部が着けローラとわたしローラとの間を通過して着けロ
ーラのニス供給側へ運ばれ、他の一部がわたしローラと
調量ローラとの間を通過する。そして後者のニスは前者
のニスと合流した後着けローラによってゴム胴に転移シ
、ゴム胴上のニスは、圧胴とゴムとの間を通過する印刷
紙上に塗布される。

実　　施　　例 第１ないし第４図に示すこの発明の第１ないし第３実施
例において、前記従来のものと同様な部分には同一の符
号を引用し、主として異る部分について説明する。

第１、第２図に示す第１実施例において、３はゴム胴２
に対接して同一方向に回転する着けローラ、４はこの着
けローラ３に対接して反対方向に回転するわたしローラ
、５はこのわたしローラ４の上部に対接して同一方向に
回転する調量ローラ、６は両ローラ３，４の対接部の上
方に配置されて同郡にニスを供給する供給部材、７は両
ローラ３，４の対接部の下方に配置されたニス受皿をそ
れぞれ示す。そして着けローラ３はゴム胴２と等速で、
わたしローラ４及び調量ローラ５はそれぞれ独立して周
速が変更できるように図示しない駆動部材で駆動される
ようになっており、またわたしローラ４及び調量ローラ
５間の線圧は図示しない調整機構によって調整できるよ
うになっている。そしてローラ３゜５はゴムまたは樹脂
製とし、ローラ４は金属製とするのがよい。

このようなものにおいて、供給部材６から供給されたニ
スＢの一部Ｃ（図示せず）は、着けローラ３及びわたし
ローラ４間を通過し、他の一部りはわたしローラ４及び
調量ローラ５間を通過して、これらのニスＯ，Ｄは両ロ
ーラ３゜４の対接部の下部で合流してニスＡとなって着
けローラ３の供給側に運ばれ、ゴム胴２に転移されるこ
ととなる。この場合ニスＢｏ量はニス人の量より多くて
、両ローラ３，４の対接部の上部にはニスの滞留か生ず
るようにする。

この場合側ローラ３，４の対接部の上部にはニスが滞留
するので、ゴム胴２の切欠部又は小窓等により着けロー
ラ３上のニスの膜厚のむらはこの滞留部を通過すること
によって解消され、着けローラ３の供給側のニスの膜−
厚にゴム胴２による影響が及ばされない。

また前記の場合のニスＣの量は、両ローラ３゜４の回転
方向か反対であることにより少量となり、これによりこ
のニスＣがその才まゴム胴２に転移されると、必要とす
るニスＡＯ量より不足となるので、その不足分をニスＤ
により補うこととなる。しだ力５つてニス人の必ｉｔに
応じてニスＤのｔを増減すれば常に必要量が満たされる
こととなる。

そしてこのニスＤの量の増減は、両ローラ４゜５の耐圧
、速度′４８調節することによって達成される。すなわ
ち着けローラ３はゴム胴２と等速でなければならないが
、両ローラ４，５の周速は変更することができるので、
ニスＤの量を減らしたいときはその周速を減少させ、ま
たニスＤＯ量を増やしたいときは両ローラ４，５の線圧
そ小さくすればよい。

受皿７はニスが余剰の場合にローラの端部から落下する
ニスを受けとることとなる。

第３、第４図に示す第２、第３実施例はその調量ローラ
５１．５１の位置が第１実施例のものと相違するのみで
、その他は全く同様であるから説明を省略する。

発明の効果 この発明は前記のようであって、ゴム胴、着けローラ、
わたしローラ及び調量ローラヲ順次対接し、ゴム胴と着
けローラ及びわたしローラと調量ローラとをそれぞれ同
一方向に、また看はローラとわたしローラとを反対方向
に回転し、着けローラとわたしローラとの対接部の上方
にニスが供給されるようになっているので、ゴム胴上の
切欠部及び／ノ＼窓によって生ずる着けロー部上のニス
の膜厚のむらは、着けローラとわたしローラとの対接部
上に滞留するニスによって解消されて着けローラからゴ
ム胴に転移される刷物上におけるニスの膜厚の増減をわ
たしローラ又は調量ローラの線圧、周速等の調節という
簡単な操作で広範囲に、しかも確実に行うことかできる
等の効果かある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の第１笑施例の正面図、第２図は同上
の斜面図、第３、第４図はそれぞれこの発明の第２、第
３実施例の正面図、第５ないし第７図はこの発明と同種
のニス塗布装置の従来の典形的な３例の正面図である。 ｌ・・・圧　胴　　　　　２・・・ゴム胴３・・・着け
ローラ　　　　４・・・わたしローラ５　、５’　、　
５’　　・・・調量ローラ６・・・ニス供給部材 〒５図　　　　　　　Ｍ６図 肩　７■ 昂　ｌ関 竿３関 第２カ 鷺４関

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、印刷紙を周面に添接して回転するゴム胴と、このゴ
   ム胴に対接して同一方向に回転する着けローラと、この
   着けローラに対接して反対方向へ回転するわたしローラ
   と、このわたしローラに対接して同一方向へ回転する調
   量ローラと、着けローラとわたしローラとの対接部に上
   方からニスを供給する供給部材とを具えていることを特
   徴とする印刷物ニス塗布装置。