JPH0363951B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0363951B2 JPH0363951B2 JP25417785A JP25417785A JPH0363951B2 JP H0363951 B2 JPH0363951 B2 JP H0363951B2 JP 25417785 A JP25417785 A JP 25417785A JP 25417785 A JP25417785 A JP 25417785A JP H0363951 B2 JPH0363951 B2 JP H0363951B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- roller
- water
- plate
- water film
- plate cylinder
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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Links
- 238000007639 printing Methods 0.000 claims description 23
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 94
- 239000010408 film Substances 0.000 description 54
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 3
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 2
- 238000007645 offset printing Methods 0.000 description 2
- 238000005094 computer simulation Methods 0.000 description 1
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
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- 238000004088 simulation Methods 0.000 description 1
- 239000010409 thin film Substances 0.000 description 1
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41F—PRINTING MACHINES OR PRESSES
- B41F7/00—Rotary lithographic machines
- B41F7/20—Details
- B41F7/24—Damping devices
- B41F7/26—Damping devices using transfer rollers
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Rotary Presses (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は平版印刷機の湿し装置に関するもので
ある。
ある。
従来の平版オフセツト印刷機を第7図に示す。
図において、1は版、2は版胴、3はゴムブラン
ケツト、4はゴム胴、5は紙、6は圧胴、7はブ
レード、8はインキ元ローラ、9はインキ呼出し
ローラ、10はインキ練りローラ群、11はイン
キ着けローラ、12は水溜め、13は水元ロー
ラ、14はメタリングローラ、15は水着けロー
ラ、16はライダローラ、17は版胴2の切欠き
部である。版1、ゴムブランケツト3はそれぞれ
版胴2、ゴム胴4の表面に取付けられる。紙5は
圧胴6の表面に順次送られる。インキ元ローラ8
とブレード7の間に溜められたインキはインキ元
ローラ8の回転によりインキ又ローラ8表面に送
られ、揺動するインキ呼出しローラ9によりイン
キ練りローラ群10へ間欠的に送られる。同イン
キ練りローラ群10へ送られたインキは、次第に
均一な薄膜におしのばされて、インキ着けローラ
11を介して版1へ供給される。水溜め12に溜
められた湿し水は水元ローラ13の回転により水
膜として引き出され、メタリングローラ14と水
元ローラ13とのニツプにより水膜を絞り、ニツ
プ出口では、数μm程度の水膜にされる。この数
μm程度の水膜は水着けローラ15に転写され、
最後に水着けローラ15から版1面へ1μm程度
の水膜として供給される。又、水着けローラ15
の外径は版胴2の切欠部17に何ら関連なく決め
られていた。
図において、1は版、2は版胴、3はゴムブラン
ケツト、4はゴム胴、5は紙、6は圧胴、7はブ
レード、8はインキ元ローラ、9はインキ呼出し
ローラ、10はインキ練りローラ群、11はイン
キ着けローラ、12は水溜め、13は水元ロー
ラ、14はメタリングローラ、15は水着けロー
ラ、16はライダローラ、17は版胴2の切欠き
部である。版1、ゴムブランケツト3はそれぞれ
版胴2、ゴム胴4の表面に取付けられる。紙5は
圧胴6の表面に順次送られる。インキ元ローラ8
とブレード7の間に溜められたインキはインキ元
ローラ8の回転によりインキ又ローラ8表面に送
られ、揺動するインキ呼出しローラ9によりイン
キ練りローラ群10へ間欠的に送られる。同イン
キ練りローラ群10へ送られたインキは、次第に
均一な薄膜におしのばされて、インキ着けローラ
11を介して版1へ供給される。水溜め12に溜
められた湿し水は水元ローラ13の回転により水
膜として引き出され、メタリングローラ14と水
元ローラ13とのニツプにより水膜を絞り、ニツ
プ出口では、数μm程度の水膜にされる。この数
μm程度の水膜は水着けローラ15に転写され、
最後に水着けローラ15から版1面へ1μm程度
の水膜として供給される。又、水着けローラ15
の外径は版胴2の切欠部17に何ら関連なく決め
られていた。
〔発明が解決しようとする問題点〕
前記第7図に示す平版オフセツト印刷機では、
版1を取り付けるために、版胴2表面の一部に切
欠き部17がある。このため、水着けローラ15
から版1面へ湿し水を供給する際に、版1面と等
速度で回転する水着けローラ15が切欠き部17
に接触して、水着けローラ15上の水が版1面に
転写されず、版1面に水を供給した場合の膜厚よ
りも厚い水膜が水着けローラ15上に残り、その
ままの状態でライダーローラ16とのニツプに入
り込む。この水膜は、ライダローラ16とメタリ
ングローラ14とのニツプを通過したのち、版1
面に接する。このときには、ライダローラ16と
メタリングローラ14とのそれぞれのニツプによ
り、幾分均らされるにしても、平均の膜厚よりも
かなり厚い水膜が版1面に供給されてしまい、こ
の結果、版1面上に供給された水膜の厚さの回転
方向の分布は、第8図のようになる。つまり切欠
き開始位置(第7図のA点参照)から水着けロー
ラ15の1回転及び1回転円周長+切欠き部円周
方向長の位置に膜厚の強い部分が発生する。なお
第8図は、電子計算機を用いて行つたシミユレー
シヨンの結果である。
版1を取り付けるために、版胴2表面の一部に切
欠き部17がある。このため、水着けローラ15
から版1面へ湿し水を供給する際に、版1面と等
速度で回転する水着けローラ15が切欠き部17
に接触して、水着けローラ15上の水が版1面に
転写されず、版1面に水を供給した場合の膜厚よ
りも厚い水膜が水着けローラ15上に残り、その
ままの状態でライダーローラ16とのニツプに入
り込む。この水膜は、ライダローラ16とメタリ
ングローラ14とのニツプを通過したのち、版1
面に接する。このときには、ライダローラ16と
メタリングローラ14とのそれぞれのニツプによ
り、幾分均らされるにしても、平均の膜厚よりも
かなり厚い水膜が版1面に供給されてしまい、こ
の結果、版1面上に供給された水膜の厚さの回転
方向の分布は、第8図のようになる。つまり切欠
き開始位置(第7図のA点参照)から水着けロー
ラ15の1回転及び1回転円周長+切欠き部円周
方向長の位置に膜厚の強い部分が発生する。なお
第8図は、電子計算機を用いて行つたシミユレー
シヨンの結果である。
上記第4図に示すインキ着けローラ11から版
1面に供給されるインキの膜厚は、版1面上の湿
し水膜の厚さに略反比例する。このため、第8図
に示すような水膜の厚い段差は、版1面に供給さ
れるインキ膜に段差を生じ、それがゴムブラケツ
ト3を介して紙5に転写されるので、結局、印刷
物にインキ濃度の差となつて表れる。このインキ
濃度の差は、目と呼ばれ、特に湿し装置に起因し
ていることから、水目と呼ばれている。印刷物で
は、この水目の強さ、即ち、インキ濃度の差が視
覚により認識できる程度に大きくなる(印刷障害
を生じる)という問題があつた。
1面に供給されるインキの膜厚は、版1面上の湿
し水膜の厚さに略反比例する。このため、第8図
に示すような水膜の厚い段差は、版1面に供給さ
れるインキ膜に段差を生じ、それがゴムブラケツ
ト3を介して紙5に転写されるので、結局、印刷
物にインキ濃度の差となつて表れる。このインキ
濃度の差は、目と呼ばれ、特に湿し装置に起因し
ていることから、水目と呼ばれている。印刷物で
は、この水目の強さ、即ち、インキ濃度の差が視
覚により認識できる程度に大きくなる(印刷障害
を生じる)という問題があつた。
本発明は前記の問題点に対処するもので、版胴
表面の切欠き開始位置と版胴の中心とを結ぶ直線
と、版胴表面の切欠き終了位置と版胴の中心とを
結ぶ直線とのなす角度をθとすると、水着けロー
ラと同水着けローラと接しているライダローラの
外径をそれぞれ〔(版面の外径)×θ/360〕×0.95
から〔(版面の外径)×θ/360〕×1.05の範囲内と
したことを特徴とする平版印刷機の湿し装置に係
わり、その目的とする処は、水目と呼ばれる印刷
障害を解消できる改良された平版印刷機の湿し装
置を供する点にある。
表面の切欠き開始位置と版胴の中心とを結ぶ直線
と、版胴表面の切欠き終了位置と版胴の中心とを
結ぶ直線とのなす角度をθとすると、水着けロー
ラと同水着けローラと接しているライダローラの
外径をそれぞれ〔(版面の外径)×θ/360〕×0.95
から〔(版面の外径)×θ/360〕×1.05の範囲内と
したことを特徴とする平版印刷機の湿し装置に係
わり、その目的とする処は、水目と呼ばれる印刷
障害を解消できる改良された平版印刷機の湿し装
置を供する点にある。
本発明の平版印刷機の湿し装置は前記のように
構成され、水着けローラの円周長をそれぞれ版胴
の切欠き部の円周長に略一致するように水着けロ
ーラの外径を設定しており、水着けローラが版胴
の切欠き開始位置から1回転して、版胴に接する
のは切欠き終了位置であり、この結果、水着けロ
ーラが版胴に再接触するところでの急激な水膜厚
さ変動がなくなり、水膜厚さの最大と最小の巾が
小さくなり、それによりインキ膜厚の変動が少な
くなる。更に本発明ではライダローラも同様な構
成をしており、水着けローラ表面と同一周期とな
るので水着けローラ表面の水膜厚さ変動に余分な
周波数成分の乱れが入らない。
構成され、水着けローラの円周長をそれぞれ版胴
の切欠き部の円周長に略一致するように水着けロ
ーラの外径を設定しており、水着けローラが版胴
の切欠き開始位置から1回転して、版胴に接する
のは切欠き終了位置であり、この結果、水着けロ
ーラが版胴に再接触するところでの急激な水膜厚
さ変動がなくなり、水膜厚さの最大と最小の巾が
小さくなり、それによりインキ膜厚の変動が少な
くなる。更に本発明ではライダローラも同様な構
成をしており、水着けローラ表面と同一周期とな
るので水着けローラ表面の水膜厚さ変動に余分な
周波数成分の乱れが入らない。
次に本発明の平版印刷機の湿し装置を第1図に
示す一実施例により説明する。図において1は
版、2は版胴、11はインキ着けローラ、12は
水溜め、13は水元ローラ、14はメタリングロ
ーラ、15′は本発明で最も特徴とする水着けロ
ーラ、16′はライダローラ、17は版胴2の切
欠き部、18は湿し水である。水着けローラ15
とライダローラ16は版1を表面に装着した版胴
2と同一周速で回転し、水元ローラ13とメタリ
ングローラ14は、版1を表面に装着した版胴2
よりも低い周速度で回転する。つまり版胴2の周
速度に無関係に水元ローラ13とメタリングロー
ラ14との周速度が決定される。本実施例では、
水着けローラ15′とライダローラ16′の外径が
次のように定められている。
示す一実施例により説明する。図において1は
版、2は版胴、11はインキ着けローラ、12は
水溜め、13は水元ローラ、14はメタリングロ
ーラ、15′は本発明で最も特徴とする水着けロ
ーラ、16′はライダローラ、17は版胴2の切
欠き部、18は湿し水である。水着けローラ15
とライダローラ16は版1を表面に装着した版胴
2と同一周速で回転し、水元ローラ13とメタリ
ングローラ14は、版1を表面に装着した版胴2
よりも低い周速度で回転する。つまり版胴2の周
速度に無関係に水元ローラ13とメタリングロー
ラ14との周速度が決定される。本実施例では、
水着けローラ15′とライダローラ16′の外径が
次のように定められている。
(水着けローラ15′の外径)=(版1面の外径)
×θ/360 ……
(ライダローラ16′の外径)=(版1面の外径
×θ/360 ……
但しθは、第1図に示すように切欠き部17の
角度である。具体的には、版胴2表面の切欠き開
始位置Aと版胴2の中心0とを結ぶ直線と、版胴
2表面の切欠き終了位置Bと版胴2の中心0とを
結ぶ直線とのなす角度である。
角度である。具体的には、版胴2表面の切欠き開
始位置Aと版胴2の中心0とを結ぶ直線と、版胴
2表面の切欠き終了位置Bと版胴2の中心0とを
結ぶ直線とのなす角度である。
次に前記第1図に示す平版印刷機の湿し装置の
作用を具体的に説明する。湿し水18が水溜め1
2に溜められ、水元ローラ13の回転により、水
膜として引き出される。このときの水膜厚さは、
100μm程度である。次にこの水膜は、メタリン
グローラ14の水元ローラ13とによるリツプに
入り、そこでこの厚い水膜が絞られ、ニツプ出口
では、数μm程度の水膜になる。この水膜は、水
着けローラ15′に転写され、最後に水着けロー
ラ15′から版1面に数μm程度の水膜として供
給される。このとき、ライダローラ16′は、水
着けローラ15′上に残つた供給後の水膜の膜厚
を回転方向に均一に均らす。
作用を具体的に説明する。湿し水18が水溜め1
2に溜められ、水元ローラ13の回転により、水
膜として引き出される。このときの水膜厚さは、
100μm程度である。次にこの水膜は、メタリン
グローラ14の水元ローラ13とによるリツプに
入り、そこでこの厚い水膜が絞られ、ニツプ出口
では、数μm程度の水膜になる。この水膜は、水
着けローラ15′に転写され、最後に水着けロー
ラ15′から版1面に数μm程度の水膜として供
給される。このとき、ライダローラ16′は、水
着けローラ15′上に残つた供給後の水膜の膜厚
を回転方向に均一に均らす。
版胴2の切欠き部17が水着けローラ15′部
分を通る時、水着けローラ15′上の水は版1に
転写されず、一方でメタリングローラ14から供
給されるため、普通よりも厚い水膜が水着けロー
ラ15′上に残るが、本実施例では、水着けロー
ラ15′が版胴2の切欠き開始位置Aから1回転
して、版1面に次に接するのは、切欠き終了位置
Bである。そのため、第8図に示すように従来の
装置にあつた水膜のA点からの水着けローラ15
の1回転円周長位置での急激な膜厚変動が版1上
で起らない。従つて、版1上での水膜厚の最大と
最小の巾が従来より低下する。この状態を第2図
に示している。又、この時、ライダローラの外径
を水着けローラの外径と同一としているので、水
着けローラ上の水膜厚の変動周期とライダローラ
上の水膜厚の変動周期が一致し、そのため水着ロ
ーラ上の水膜厚の変動に余分な周波数成分の乱れ
が入らない。それにより個々の段差がより小さく
なるとともに版面上の水膜厚さの最大と最小の巾
もより小さくなる。この状態を第4図に示してい
る。
分を通る時、水着けローラ15′上の水は版1に
転写されず、一方でメタリングローラ14から供
給されるため、普通よりも厚い水膜が水着けロー
ラ15′上に残るが、本実施例では、水着けロー
ラ15′が版胴2の切欠き開始位置Aから1回転
して、版1面に次に接するのは、切欠き終了位置
Bである。そのため、第8図に示すように従来の
装置にあつた水膜のA点からの水着けローラ15
の1回転円周長位置での急激な膜厚変動が版1上
で起らない。従つて、版1上での水膜厚の最大と
最小の巾が従来より低下する。この状態を第2図
に示している。又、この時、ライダローラの外径
を水着けローラの外径と同一としているので、水
着けローラ上の水膜厚の変動周期とライダローラ
上の水膜厚の変動周期が一致し、そのため水着ロ
ーラ上の水膜厚の変動に余分な周波数成分の乱れ
が入らない。それにより個々の段差がより小さく
なるとともに版面上の水膜厚さの最大と最小の巾
もより小さくなる。この状態を第4図に示してい
る。
更に、水着けローラ15′の外径を上記式に
より求めた径に設定した場合について、ライダロ
ーラ16′の外径を式により求めた本実施例の
径を中心に太くしたり、細くしたりした場合の水
膜の段差の変化を電子計算機を用いて計算した結
果を第3図に示した。第3図では、各段差の中で
最も強いものの変化を19により、水膜分布の最
大膜厚と最小膜厚の差分の変化を20で示してい
る。第3図からライダローラ16′の外径を式
にて決まる値とした場合が段差が最小によるのが
わかる。なお、各種印刷機械の構成上の制約か
ら、水着けローラ15′とライダローラ16′が上
記、式で定める径にとれない場合には若干の
効果は低下するが、、式の径よりも±5%程
度の範囲で径を大きくしたり小さくしても良いと
考えられる。
より求めた径に設定した場合について、ライダロ
ーラ16′の外径を式により求めた本実施例の
径を中心に太くしたり、細くしたりした場合の水
膜の段差の変化を電子計算機を用いて計算した結
果を第3図に示した。第3図では、各段差の中で
最も強いものの変化を19により、水膜分布の最
大膜厚と最小膜厚の差分の変化を20で示してい
る。第3図からライダローラ16′の外径を式
にて決まる値とした場合が段差が最小によるのが
わかる。なお、各種印刷機械の構成上の制約か
ら、水着けローラ15′とライダローラ16′が上
記、式で定める径にとれない場合には若干の
効果は低下するが、、式の径よりも±5%程
度の範囲で径を大きくしたり小さくしても良いと
考えられる。
このように、個々の段差の大きさが小さくなつ
たことにより、従来の場合に比べて水目がほとん
ど目立たなくなつたし、水膜厚さの差が小さくな
つたので、湿し水の供給量の調整が容易になり、
印刷品質も向上した。すなわち、版面に非画線部
にインキが付着しない限界水膜厚に対して従来の
ように水膜分布の最小膜厚と最小膜厚の変化が大
きいと、最小の膜厚をこの限界水膜厚に一致させ
る必要があり、最大の膜厚の個所では、逆に水が
多すぎて、網点が太くなり過ぎる等の現象を生じ
て、印刷品質の低下をきたしていたが、本実施例
の場合には、水膜分布の最大膜厚と最小膜厚の変
化が小さくて、湿し水の供給量の調節が容易にな
り、印刷品質も向上した。
たことにより、従来の場合に比べて水目がほとん
ど目立たなくなつたし、水膜厚さの差が小さくな
つたので、湿し水の供給量の調整が容易になり、
印刷品質も向上した。すなわち、版面に非画線部
にインキが付着しない限界水膜厚に対して従来の
ように水膜分布の最小膜厚と最小膜厚の変化が大
きいと、最小の膜厚をこの限界水膜厚に一致させ
る必要があり、最大の膜厚の個所では、逆に水が
多すぎて、網点が太くなり過ぎる等の現象を生じ
て、印刷品質の低下をきたしていたが、本実施例
の場合には、水膜分布の最大膜厚と最小膜厚の変
化が小さくて、湿し水の供給量の調節が容易にな
り、印刷品質も向上した。
次に第5図に示す本発明の第2実施例について
説明する。本実施例では前記第1実施例のものに
式て定められる外径を有する第2のライダロー
ラ21を水着けローラに接して設けたものであ
る。このライダローラ21の追加により、膜厚の
ならし効果がより増強され、かつ水着けローラ1
5′上の水膜厚の変動に余分な周波数成分の乱れ
が入ることを防止できる。本実施例による版面上
の供給水膜の変化を第6図に示す。第6図は第2
図及び第4図のものと同一運転条件について電子
計算機によりシミユレーシヨンしたものである。
第6図から、個々の段差の大きさ、水膜厚さ分布
の最大と最小と巾が更に小さくなつており、水目
の低減、印刷品質の向上がより効果的であること
がわかる。
説明する。本実施例では前記第1実施例のものに
式て定められる外径を有する第2のライダロー
ラ21を水着けローラに接して設けたものであ
る。このライダローラ21の追加により、膜厚の
ならし効果がより増強され、かつ水着けローラ1
5′上の水膜厚の変動に余分な周波数成分の乱れ
が入ることを防止できる。本実施例による版面上
の供給水膜の変化を第6図に示す。第6図は第2
図及び第4図のものと同一運転条件について電子
計算機によりシミユレーシヨンしたものである。
第6図から、個々の段差の大きさ、水膜厚さ分布
の最大と最小と巾が更に小さくなつており、水目
の低減、印刷品質の向上がより効果的であること
がわかる。
以上説明したように、本発明によると版面に供
給される水膜厚の最大と最小の巾が低減されるの
で水目と呼ばれる印刷障害が解消できるし、湿し
水の供給量の調節が容易になることもあいまつて
印刷品質が向上する。
給される水膜厚の最大と最小の巾が低減されるの
で水目と呼ばれる印刷障害が解消できるし、湿し
水の供給量の調節が容易になることもあいまつて
印刷品質が向上する。
第1図は本発明の第1実施例を示す側面図、第
2図は水着けローラのみの場合で版面上の供給水
膜と回転方向での版面上の位置との関係を示す説
明図、第3図は版面上の供給水膜厚の段差とライ
ダローラ径との関係を示す説明図、第4図は水着
けローラとライダローラともに作用した場合の第
2図と同様な関係を示す説明図、第5図は本発明
の第2実施例を示す側面図、第6図は第4図と同
様な関係を示す説明図、第7図は従来の平版印刷
機の湿し装置を示す側面図、第8図は第7図での
版面上の供給水膜と切欠き開始位置及び切欠き終
了位置との関係を示す説明図である。 2……版胴、15′……水着けローラ、16′,
21……ライダローラ、17……切欠き。
2図は水着けローラのみの場合で版面上の供給水
膜と回転方向での版面上の位置との関係を示す説
明図、第3図は版面上の供給水膜厚の段差とライ
ダローラ径との関係を示す説明図、第4図は水着
けローラとライダローラともに作用した場合の第
2図と同様な関係を示す説明図、第5図は本発明
の第2実施例を示す側面図、第6図は第4図と同
様な関係を示す説明図、第7図は従来の平版印刷
機の湿し装置を示す側面図、第8図は第7図での
版面上の供給水膜と切欠き開始位置及び切欠き終
了位置との関係を示す説明図である。 2……版胴、15′……水着けローラ、16′,
21……ライダローラ、17……切欠き。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 版胴表面の切欠き開始位置と版胴の中心とを
結ぶ直線と、版胴表面の切欠き終了位置と版胴の
中心とを結ぶ直線とのなす角度をθとすると、水
着けローラと同水着けローラと接しているライダ
ローラの外径をそれぞれ〔(版面の外径)×θ/
360〕×0.95から〔(版面の外径)×θ/360〕×1.05
の範囲内としたことを特徴とする平版印刷機の湿
し装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25417785A JPS62113551A (ja) | 1985-11-13 | 1985-11-13 | 平版印刷機の湿し装置 |
DE19863638813 DE3638813A1 (de) | 1985-11-13 | 1986-11-13 | Feuchtwerk fuer lithopraphische druckerpresse |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25417785A JPS62113551A (ja) | 1985-11-13 | 1985-11-13 | 平版印刷機の湿し装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62113551A JPS62113551A (ja) | 1987-05-25 |
JPH0363951B2 true JPH0363951B2 (ja) | 1991-10-03 |
Family
ID=17261298
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25417785A Granted JPS62113551A (ja) | 1985-11-13 | 1985-11-13 | 平版印刷機の湿し装置 |
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- 1985-11-13 JP JP25417785A patent/JPS62113551A/ja active Granted
-
1986
- 1986-11-13 DE DE19863638813 patent/DE3638813A1/de active Granted
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