JPS62253318A - 甘蔗の原料蔗茎以外の副産物を主培養基とするきのこ類の培養方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、甘蔗の原料蔗茎以外の副産物（枯葉と生葉、
枯死茎、側芽と稚茎、梢頭部など）を主培養基とするき
のこ０の培養方法に関する。

（従来の技術） 最近・シイタケ、エノキダケ、ヒラタケ、ナ）Ｉコ、−
ｖシュルーム等の食用臂やマンネンタケ、コフキサルノ
コシヵヶ等の薬用茸が盛んに人工栽培によって生産され
ている。

これら従来の人工栽培に用いられる主培養基は鋸屑で、
これに米糠等を配合されたものである。

（発明が解決しようとする問題点り 培養基としての鋸屑は閥葉樹が逼し１、樹脂分マンナン
などの糖類が多く含有され、゛・ベントザンが少い針葉
樹などは菌糸の発育ｆ子笑体の発生が極度に悪く、培養
基には通さない。

最近は、人工栽培の拡大に伴いｆＦＪＩ　”Ｊｌ　’Ｒ
の槽水用原木が極度に不足し且つそれに伴って間葉樹の
鋸屑も高−手困難である。

これらの関係から針葉樹の鋸屑などの処理、利用の研究
、また鋸屑に代わる培養基材の開発に関する研究が種々
行なわれているのが現況である。

これに対し本発明は甘蔗の原料蔗茎以外の副産物を培養
基として担子菌類のなかの同担子菌亜綱に属する菌類を
極めて有利に培養する方法であり、前記の問題点を解決
せんとするものである。

（間Ｍｄを解決するための手段） 本発明は、前記間ｗｉ点を解決するものであって、之を
以下に詳述する。

甘′１Ｍ（砂糖キビ）を原料とするせ蔗糖工場にを泡り
出して工場に搬入して、工場の圧掩機（投入し、この圧
搾汁より原料糖を生産しているのである。

従来原料蔗茎の収穫は、人手によってなされてきたが、
飛近は収穫機械で収穫され、大量に原料蔗茎以外の副産
物がたやすく得られるようになってきたのである。

また、凍料蔗茎以外の副産物をっけたま一大量の蔗茎以
外の副産物かたやす〈得られるのである。

本発明はこの砂糖キビの原料蔗茎以外の副産物を培地と
してきのこ類を培養する方法である。

蔗茎の原料蔗茎以外の副産物の組成内・容の一例を示す
と下記の通りである。

枯葉及び生葉　　　　　　　　７９１：／％枯死茎、半
枯死茎　　　　　　　７．０２係側芽、稚茎　　　　　
　　　　　７／Ａ％梢頭部　　　　　　　　　　　　、
？、、？／％雑草　　　　　　　　　　　　ｔｔｔｏ係
ヒゲ根−ビの切片、土砂、その他　　　　　７３３チ斯
くして、本発明渚等は甘蔗の原料蔗茎以外の副産物を培
養基として用いる方法によって、担子薗類のなかの同担
子菌亜綱に属する菌類を極めて有利に培養方法を見出し
、本発明に到達した。

の凍料蔗茎以外の副産物を主培養基とし、これにその他
逼当な栄養源から選ばれた一種または二種以上の培養基
を配合したもので、培養床を作り、培養床の水分をｔｔ
ｏ−ｇｏｄに調整し、これに担子菌類のなかの同担子菌
亜綱に属する菌株を接種培養することを特徴とする甘蔗
の原料薦茎以外の副産物を主培養基とするきのこ類の培
養方法である。

（作　　用） 従来のきのこ類の人工栽培に用いられている主培養基は
鋸屑であるが、前記のように、きのこ類の人工栽培の拡
大によって原木の減少から良質の閥葉樹鋸屑は高値で入
手困難の状態にあり、深刻な問題である。

れらの欠点を大幅に改善することができる。

更に１本発明は閥葉樹を主培養基とする従来の方法に比
べて、担子菌類の同担子菌亜綱に属する画一の子実体を
驚くべき高収率で得ることができる極めて優れ先方法で
ある。

本発明に於て培養床の水分をｇｏ−ざＯＳＫ調整する理
由は、４０チより少ないと、接種じた種菌の活着率が極
度に低下し、菌糸の発育も緩慢となり、子実体も発生し
ないからであり、また、ｒｏｔｓより多いと鋸屑などと
異なり菌糸が異常発育し、分解が進み子実体の発生がみ
られないからである。

本発明に於て、甘蔗の原料１茎以外の副産物に加えるそ
の他の栄養源はコーンスターチ、コーンミール、鼓、澱
粉粕、その他加工粕等の炭素源、アンモニューム塩類、
硝酸塩類、尿素、酵母等の有機、無機の窒素化合物など
の窒素源、脂質にトウモロコシ胚芽、米糠等以上通常培
地として使用されるものである。

（実　施　例） 甘蔗の原料理茎以外の副産物及び閥葉樹鋸屑は、無水固
形物重量比で米糠を１ｓ優配合して混合しＰｉ’ｉ　　
４、ＯＫ調整後、水分Ａｊ％に調整した。この場合、甘
蔗の原１４Ｍ茎以外の副産物は、工場のヤードに三ケ月
間野積みしたものを飼料用カッターで細断するか（好ま
しくはローラーなどに巻き込んで柔らかにほぐして細断
する）して使用した。、１ＦｌｌＩＩＩ樹鋸屑は生木よ
り鋸屑とし、三ケ月間日陰で熱性させたものを使用し念
。上記の培養基を含水床重量でコゆとり縦／ｇｃＩＩＩ
Ｘ横ＩＫｃＩＩ×高さＩＯαに圧縮成形して床をつくり
、これをポリプロピレンの袋（Ｑｏ、Ｓｗａ厚］に入れ
、モルトブレン橙を施した接種口を取り付けて、外気が
培養床に直接接触しないようにする。

殺菌ＦｉＩコ！ＱＣ，／、！時間。殺菌後放冷した床に
、ヒラタケ、シイタケ、キクラゲ、マンネンタケ、コフ
キサルノコシカヶ、エノキタケ等の担子菌類の中の同担
子菌亜綱に属する菌株を接種した。穐菌は５ＯＯ−三角
フラスコに培養したｌ菌【鋸屑７Ｓ：米糠コＳ）を各々
の床に薬さしで二杯分常法によって接種した。培養及び
栽培は各々の種りによって異なるので、各々の最適条件
下で行った。ヒラタケ１、シイタケ、キクラゲ、マンネ
ンタケ、コフキサルノコシ力ケは２０〜．？　ｊ’Ｃで
、エノキタケは ／Ａ−／ｒ０ｃの温度で培 養を行った。

湿度は全て５３〜６ｊチ、照度は３０ルツクス以下であ
った。培養の換気は一日二〜三回行い、炭酸′ガス濃度
を１１００　ｐｐｍ以下とした。

培養は培養床の菌糸が床全体に蔓延し、子実体の原基が
発生間近な状態、または子実体の原基がみられる状態ま
で無菌的に培養する（これまでの状態１で菌糸を繁殖さ
せると後の栽培に於て雑菌が殆んど発生しない）。

その後、フィルムを剥ぎ取って、床を外スに開放して子
実体を発生させる。

子実体の発生、発育は次の条件下で行った。

まず、温度はヒラタケ、シイタケが２０〜コｓｏｃ　で
、キクラゲ、マンネンタケ、コ７キサルノコシカケが２
５〜．ｙｏｏｃで、エノキタケは１−／コＱＣであった
。

湿度はヒラタケ、マンネンタケ、フフキサルノコシカケ
、エノキタケがｇｏ−ｑｏｃｓで、キクラゲ、シイタケ
はｇＯ〜１００Ｔｏ　　の高湿度で行った。

照度はエノキタケのみがＳＯルックス以下で行い、他は
Ｓθ〜ｌσＯＯルックスで行った。

換気は炭酸ガス濃度で６００ｐｐｍ以下になるように調
整した。

今回の試験は各培養基につき床６０個を作り試験を行っ
た。結果は６０個の床の平均値で表示した。以下、結果
を表−ｌに示す。

表−ｌ中、菌糸蔓延石数は、縦ｔｇｃｙｎｘ横／Ｊｒａ
ｎＸ高さｌ０ＣＩＡの床全体く菌糸が蔓延した平均日数
を表示したが、甘蔗の原料１茎以外の副産物を主培養基
とした床が非常に早く菌糸が伸長し繁殖が優れているこ
とが判る。

また栽培ハウスに出してからの子実体の発生発育も従来
の間葉樹鋸屑に比べ甘蔗の廁料薦茎匂外の副産物を主培
養基とした床が非常に優れていることが判る。収率は全
て子実体を乾熱乾燥して含水培養床重量に対する収率幡
１として表わした。

なお、本笑施例に於ては、厚科薦茎以外の副産物を主培
養基とし、これに米糠を配合しての試験であったが米糠
の他に先に述べた通常培地として使用される炭素源、窒
素ｆＩＡなど配合するとなシ一層の効果がめるを確認し
た。

（発明の効果） 以上述ぺてきたように、本発明によれば、極めて優れた
きのこ類の培養を経済的に達成し得たのである。

発　　　明　　　者　　　富　　　氷　　　　　　　　
治向　　　平　　　柳之助

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）枯葉と生葉、枯死茎、梢頭部、側芽と稚茎、ヒゲ
   根、キビ切片等から成る甘蔗の原料蔗茎以外の副産物を
   主培養基とし、これに適当な栄養源から選ばれた一種ま
   たは二種以上の培養基を配合したもので培養床をつくり
   、該培養床の水分を４０〜８０％に調整し、これに担子
   菌類のなかの同担子菌亜綱に属する菌株を接種培養する
   ことを特徴とする甘蔗の原料蔗茎以外の副産物を主培養
   基とするきのこ類の培養方法
2. （２）特許請求の範囲第１項に記載のきのこ類の培養方
   法に於て、前記主培養基に栄養源として、米糠、コーン
   スターチ、コーンミール、麩、澱粉粕、加工粕などの炭
   素源、アンモニューム塩類、硝酸塩類、尿素、酵母、有
   機無機の窒素化合物などの窒素源から成る群のなかの少
   くとも一種以上を配合するものであることを特徴とする
   甘蔗の原料蔗茎以外の副産物を主培養基とするきのこ類
   の培養方法