JPS6224538B2 - - Google Patents

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Publication number
JPS6224538B2
JPS6224538B2 JP8103884A JP8103884A JPS6224538B2 JP S6224538 B2 JPS6224538 B2 JP S6224538B2 JP 8103884 A JP8103884 A JP 8103884A JP 8103884 A JP8103884 A JP 8103884A JP S6224538 B2 JPS6224538 B2 JP S6224538B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
elongation
knitted fabric
yarn
pile
polyester filament
Prior art date
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Expired
Application number
JP8103884A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS60231810A (ja
Inventor
Seiji Koyama
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Teijin Ltd
Original Assignee
Teijin Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Teijin Ltd filed Critical Teijin Ltd
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Publication of JPS60231810A publication Critical patent/JPS60231810A/ja
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  • Treatment Of Fiber Materials (AREA)
  • Knitting Of Fabric (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、杢調起毛編地の製造方法に関するも
のである。
(従来技術) 従来、長い毛足を有する杢調起毛編地を得るに
は、例えば染色性の異なる2種以上のポリエステ
ルフイラメントを合撚した糸を、(ア)裏毛やインレ
イ組織の編地のレイイン糸に使用するか、(イ)シン
カーパイル編地のパイル糸に使用して、起毛処理
する方法が知られている。しかしながら、(ア)の方
法では、ニードルループ側(裏側)を美しく均一
に起毛することは非常に困難であり、これまでも
実施されていない。(イ)の方法では、例えば実開昭
55−116091号の如く、パイル糸のトータル繊度
Dpと地糸のトータル繊度Dgとの比率がDp/Dg
1.0の範囲である合繊フイラメントを用いて編
成することにより、ニードルループ側を起毛する
ことが開示されているが、起毛により長い毛足を
有する杢調起毛編地は得られない。
又、(ア)、(イ)のいずれの方法によつても、染色性
を異にする起毛繊維が、同時に、起毛長を異にす
ることは出来なかつた。
(発明の目的) 本発明は、係る従来の欠点を改良し、極めて特
異な深味ある外観を有した杢調起毛編地の製造方
法を提供することを目的とするものである。
(発明の構成) 本発明は少なくともパイル糸として、伸度差が
20%以上あり、かつ染色性の異なる2種以上のポ
リエステルフイラメント糸からなる複合糸を用い
て、シンカーパイル編地に編成し、該シンカーパ
イル編地のシンカーループ側(表側)およびニー
ドルループ側(裏側)、又はシンカーループ側
(裏側)を起毛することを特徴とする杢調起毛編
地の製造方法であつて、該伸度差を有する2種以
上のポリエステルフイラメント糸の高伸度フイラ
メントが単糸強度2.5〜3.5g/d、伸度55〜85%
であるものを使用することが好ましく、さらに伸
度差を有する2種以上のポリエステルフイラメン
ト糸の低伸度フイラメントが第3成分を含む変性
ポリエステルからなり、該第3成分が5−ナトリ
ウムスルフオイソフタレートであるものを使用す
ることが好ましい。
以下詳細に説明する。
本発明に用いる複合糸は、2種以上のポリエス
テルフイラメント糸を公知の方法例えば合撚加
工、タスラン加工、インターレース加工等により
得られるものであつて、該複合糸を構成する2種
以上のポリエステルフイラメント糸とは、少なく
とも20%の伸度差を有するものであつて、かつ、
異なる染色性を有するものであることが必要であ
る。伸度差が20%未満の場合は、本発明の如き、
深味ある外観を有した杢調起毛編地が得られず本
発明の目的を達成することができない。
伸度差を有するポリエステルフイラメント糸の
うち、高伸度ポリエステルフイラメントには、糸
強度2.5〜3.5g/d、伸度55〜85%を有するポリ
エステルフイラメントであつて、4000m/分以上
の高速紡糸することにより得られるものが最適に
例示される。該高伸度ポリエステルフイラメント
は、その特性から起毛性に優れ、起毛により長い
毛足を有する起毛編地を製造することが可能にな
る。
染色性の異なる2種以上のポリエステルフイラ
メントには、通常の方法により得られるレギユラ
ーのポリエステルフイラメントと、染色性を改良
した例えば熱処理等により染色性を改良したもの
を組合して用いることが出来る。又、染色性を異
にする組合せとして、レギユラーのポリエステル
フイラメントと、第3成分を含む変性ポリエステ
ルフイラメントを組合せて用いることができる。
第3成分としては、5−ナリウムスルフオイソ
フタレートを1〜5モル%含有するものが最適に
例示される。
本発明で用いる2種以上のポリエステルフイラ
メント糸は、伸度差を有することと、染色性を異
にすることを同時に満すものであるが、高伸度ポ
リエステルフイラメントにレギユラーポリエステ
ルを使用し、低伸度ポリエステルフイラメントに
該高伸度ポリエステルフイラメントより濃染する
前記の第3成分含有の変性ポリエステルフイラメ
ントを用いることが好適に例示される。
さらに、シンカーパイル編地の構造を、起毛性
の面からみれば、ニードルループ側(裏側)の表
面が主として高伸度ポリエステルフイラメントを
含有するパイル糸に供した糸により覆われている
構造が適している。該ニードルループ側(裏側)
の構造は、パイル糸のトータル繊度Dpと地糸の
トータル繊度Dgとの比率がDp/Pg1.0の範囲
で編成するだけではなく、編成時の糸の給糸張
力、特殊偏心編針等適切な編条件を適宜選択・組
合せることにより得られる。
(発明の作用) 伸度差が少なくとも20%でありかつ染色性の異
なる2種以上のポリエステルフイラメント糸を起
毛することによつて、第1図に示すように起毛繊
維の長いものと、短かいものが出来かつ、長いも
のと短かいものは染色性が異なる。低伸度ポリエ
ステルフイラメントに濃染糸を用いれば短かい起
毛繊維が濃染するから、極めて深時のある外観を
有する杢調起毛編地が得られる。第1図は、本発
明方法により得られる起毛編地の断面を示す断面
図である。さらに高伸度ポリエステルフイラメン
トとして、単糸強度2.5〜3.5g/d、55〜85%を
有するポリエステルフイラメントを使用すれば、
起毛性が良いので均一で美しくかつ長い毛足の高
バルキーな杢調起毛編地が得られる。第1図の1
は高伸度ポリエステルフイラメントによる起毛繊
維を、2は低伸度ポリエステルフイラメントを示
す。
一般に、両面起毛する場合、シンカーループ側
の起毛は、パイルを起毛するため起毛性は良好で
あるが、ニードルループ側(裏側)の起毛は、天
竺目の起毛するので、通常の構造では、起毛性が
悪く、かつ、起毛斑が発生し易い。
しかし、前記のようにニードルループ側(裏
側)表面を主としてパイル糸に供した糸により覆
われるような構造の編地とし、これを両面起毛す
れば、シンカーループ側(表側)はもちろん、ニ
ードルループ側(裏側)も均一で美しい杢調起毛
編地が得られる。このような杢調起毛編地は表側
と裏側では全く同じパイル糸を起毛していなが
ら、表側は長いシンカーループを起毛しているの
で第1図に示す如き起毛状態になり、裏側は、短
かいニードルループを起毛するため第2図に示す
如き起毛状態となつて、表側と裏側とでは、色差
のある、杢調子の異なる極めて特異な起毛編地が
得られる。
第2図は、本発明方法により得られる起毛編地
(両面起毛)の断面を示す断面図であり、1は高
伸度ポリエステルフイラメント2は、低伸度ポリ
エステルフイラメントを示す。
(実施例) 単糸強度3.2g/d、伸度70%の150デニール/
48フイラメントの高伸度ポリエステルフイラメン
ト糸と、第三成分として5−ナトリウムスルフオ
イソフタレートを用いた変性ポリエステルフイラ
メント伸度38%の50デニール/24フイラメントの
低伸度ポリエステルフイラメント糸とを撚数80
回/メートルで合撚した複合糸をパイル糸に100
デニール/24フイラメントのポリエステル仮撚加
工糸を地糸に使用して、特殊偏心針のシンカーパ
イル丸編機にてパイル編を編成したところパイル
糸がニードルループ側(裏側)の表面を主として
覆つた構造になつた。該シンカーパイル編地を針
布起毛機により両面起毛処理を施したところ、シ
ンカーループ側(表側)は第1図に示すような構
造、ニードルループ側(裏側)は第2図に示すよ
うな構造を有した、長い毛足の高バルギー杢調起
毛編地が得られた。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図は、本発明方法により得られる
起毛編地の断面を示す断面図である。 1……高伸度ポリエステルフイラメント、2…
…低伸度ポリエステルフイラメント。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 少なくともパイル糸として、伸度差が20%以
    上あり、かつ染色性の異なる2種以上のポリエス
    テルフイラメント糸からなる複合糸を用いてシン
    カーパイル編地に編成し、該シンカーパイル編地
    のシンカーループ側(表側)およびニードルルー
    プ側(裏側)、又はシンカーループ側(表側)を
    起毛することを特徴とする杢調起毛編地の製造方
    法。 2 伸度差を有する2種以上のポリエステルフイ
    ラメント糸の高伸度フイラメントが単糸強度2.5
    〜3.5g/d、伸度55〜85%である特許請求の範
    囲第1項記載の方法。 3 伸度差を有する2種以上のポリエステルフイ
    ラメント糸の低伸度フイラメントが第3成分を含
    む変性ポリエステルからなり、該第3成分が5−
    ナトリウムスルフオイソフタレートである特許請
    求の範囲第1項又は第2項記載の方法。 4 シンカーパイル編地のニードルループ側(裏
    側)表面が主としてパイル糸の編成に供した糸に
    より覆われている編地である特許請求の範囲第1
    項、第2項又は第3項記載の方法。
JP8103884A 1984-04-24 1984-04-24 杢調起毛編地の製造方法 Granted JPS60231810A (ja)

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JPS60231810A JPS60231810A (ja) 1985-11-18
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JPH0373611A (ja) * 1989-08-14 1991-03-28 Sankyo Seiki Mfg Co Ltd 光電スイッチ装置

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