JPS6224532Y2 - - Google Patents

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JPS6224532Y2
JPS6224532Y2 JP14936682U JP14936682U JPS6224532Y2 JP S6224532 Y2 JPS6224532 Y2 JP S6224532Y2 JP 14936682 U JP14936682 U JP 14936682U JP 14936682 U JP14936682 U JP 14936682U JP S6224532 Y2 JPS6224532 Y2 JP S6224532Y2
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JP
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carriage
platen
notch
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guide surface
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JP14936682U
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JPS5953936U (ja
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  • Common Mechanisms (AREA)
  • Electronic Switches (AREA)
  • Printers Characterized By Their Purpose (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、小型で、且つ組立容易なサーマルプ
リンタに関する。
最近、小型計算機(電卓)における記録装置と
してサーマルプリンタが採用されつつある。計算
機に搭載するサーマルプリンタは小型、軽量で基
本的機構が簡単であり、また組立が簡単であるこ
とが要求される。
本考案は上記の問題点に着目してなされたもの
であり、小型、薄型のベースを基準として、各部
材を効率的に配置しており、また機構動作部が簡
潔で、組立も簡単なサーマルプリンタを提供する
ことを目的とするものである。
第1図は本考案によるサーマルプリンタの一部
分解斜視図、第2図、第3図は動作別平面図、第
4図は第3図の−断面図である。
図中の符号1はベースである。このベース1は
樹脂によつて一定の厚さを有する平板状に成形さ
れているものである。ベース1の前端には切欠部
1aが形成されており、この切欠部1a内にプラ
テン2ならびにキヤリツジ9などが配設されてい
る。切欠部1aの底部にはキヤリツジ9をガイド
するガイド面1bに形成され、このガイド面1b
の端部、すなわちキヤリツジ9の待機位置には逃
げ部1cと、これに連続する傾斜ガイド面1dが
形成されている。また、切欠部1aの両側部上面
にはプラテン2の上部に掛けられたスプリング2
3を挿入するための溝1eが形成され、さらにそ
の内部にはスプリング23を掛けるためのピン1
fが形成されている。また、溝1eの内側には、
プラテン2の突起2dを支持するための傾斜スト
ツパ面1gが形成されている。さらに、切欠部1
aの両側部内面には、縦溝1hとこれに連続する
支持溝1iが形成されている。支持溝1iはガイ
ド板24の両側に成形した支持片24aを受ける
ためのものであり、また、縦溝1hはガイド板2
4を付勢するスプリング25を挿入するためのも
のである(スプリング25は1個のみ図示してい
るが、左右の支持片24の両方にスプリング25
が掛けられており、第1図では左側のものを図示
省略している)。また、ベース1の上面には、キ
ヤリツジ牽引用のワイヤ13の通路となる溝1j
が形成されている。同様に、ワイヤ13を掛けて
いる一対のアイドルプーリ14,15を設置する
ための溝1kも形成されている。さらにベース1
のほぼ中央部には、大径の円溝1lとこれに連続
する小径の円溝1mが形成されている。大径の円
溝1lには、ワイヤ13を駆動する駆動プーリ1
6と、これと一体に回転するギヤ16aが設置さ
れている。また、小型の円溝1m内にはパルスモ
ータ31の上部が嵌装されており、パルスモータ
31の軸に固設されたピニオン32が前記ギヤ1
6aと噛み合つている。パルスモータ31は薄型
のものが使用されており、その本体部分はベース
1の下面に形成された大径の円溝(図示せず)内
に埋設されている。そして、パルスモータ31の
下面がベース1の下面と同面になつている。さら
に、ベース1の上面の左端部には、板ばね15a
を埋設するための溝1nが形成されている。前記
アイドルプーリ15はこの板ばね15aの先部に
支持されており、板ばね15aの弾性力によりワ
イヤ13に一定のテンシヨンが作用するようにな
つている。このサーマルプリンタの各構成部材は
ベース1の切欠部1aならびに各溝1e〜1n内
に配置され、各々の部材の先部はベース1の表面
から大きく突出しておらず、ベース1の形状がプ
リンタ全体の形状とほぼ等しくなつている。
以下に前記ベース1上に配設されている各部材
の構成を説明する。
感熱紙4を送り出すための紙送りローラ5は駆
動軸21の中央部分に固定されている(第1図参
照)。駆動軸21の両端部は、ベース1の切欠部
1aの両側壁部に回動自在に支持されている。駆
動軸21の右端にはギヤ22が固設されている。
図示省略するが、このギヤ22は、アイドルプー
リ14と一体のギヤに対し一方向クラツチを介し
て連動している。この一方向クラツチの動力断続
機能に基づき、キヤリツジ9が書込方向(第2図
の左方向)へ移動しているときには、駆動軸21
は回動せず、また、キヤリツジ9が復帰方向(第
2図の右方向)へ移動しているときに、駆動軸2
1が第1図に示す矢印方向へ回動し、紙送りロー
ラ5が感熱紙4を上方へ1行分だけ送り出すよう
に動作する。
プラテン2は樹脂製であり、そのベース1の内
方に向いている用紙支持面2aにはゴムマツト3
が設置されており、感熱紙4はこのゴムマツト3
を背にして設置されるものである(第4図参
照)。プラテン2の用紙支持面2aよりも下側の
部分には軸保持溝2b(第1図参照)が形成され
ており、この軸保持溝2bが前記駆動軸21に嵌
合してプラテン2の下部が支持されるようになつ
ている。軸保持溝2bが駆動軸21に嵌合した状
態にて、駆動軸21は自由に回転できるように、
軸保持溝2bの径が駆動軸21の径よりもわずか
に大きくなつている。また、軸保持溝2bはプラ
テン2の全長にわたつて形成されているものであ
るが、その中央部には、紙送りローラ5を収納す
る逃げ溝2cが形成されている(第4図参照)。
前記の如く、プラテン2の両側面上部に設けられ
た突起2dにはスプリング23が掛けられてお
り、このスプリング23の他端は、前記ベース1
上の溝1e内を通つて、ピン1fに掛けられてい
る。スプリング23の弾性力により、プラテン2
は駆動軸21を支点としてキヤリツジ9に近づく
方向へ回動付勢されている。また、突起2dは前
記傾斜ストツパ面1gに当接して、プラテン2の
キヤリツジ9方向への付勢動作が規制されてい
る。このスプリング23の力により、プラテン2
とキヤリツジ9との圧接力が調節され、且つキヤ
リツジ9とプラテン2との間に挿入される感熱紙
4の厚さのばらつきが、スプリング23の伸びに
より吸収されるようになる。
プラテン2のほぼ真下位置にはガイド板24が
設けられている。このガイド板24は板金によつ
て断面L字形状に成形されているものであり、ま
た、ガイド板24の両端には支持片24aが形成
されており、この部分にスプリング25の下端が
掛けられている。また、スプリング25の上端は
支持ピン26に掛けられている。支持片24aは
前記の如く、ベース1の切欠部1aの両内側面に
形成された支持溝1i内に挿入され、また、スプ
リング25は縦溝1h内に収納されて、支持ピン
26が縦溝1hの上端両側部に設置される(支持
ピン26の一端は前記ピン1fの上面に設置され
る)。このようにして取付けられたガイド板24
は、支持片24aと支持溝1iとの嵌合部を支点
とし、スプリング25によつて、前記紙送りロー
ラ5へ近づく方向への付勢力を受けている。ま
た、ガイド板24の中央部には切欠部24bが形
成されているとともに、切欠部24bの両側には
軸受部24cが形成されている。この軸受部24
cはガイド板24を単に凹状に成形したものであ
る。ピンチローラ6の両端には軸6aが一体に形
成されており、この軸6aが軸受部24cに受け
止められ、ピンチローラ6が切欠部24b内に位
置するようになつている。ガイド板24はスプリ
ング25によりローラ5の方向に付勢されている
ので、ピンチローラ6はこの力により紙送りロー
ラ5に圧接している。また、この圧接力により、
軸6aの軸受部24cからの脱落が防止されてい
る。感熱紙4は紙送りローラ5とピンチローラ6
との間に挾持されるものである(第4図参照)。
前記ベース1の切欠部1aの下部にはガイド軸
7が渡設されており、これにキヤリツジ9が移動
自在に取付けられている。キヤリツジ9は樹脂製
であり、プラテン2に面している部分にはサーマ
ルヘツド10が装備されている。第4図に示すよ
うに、キヤリツジ9のサーマルヘツド10の保持
面9aは、プラテン2の用紙支持面2aとほぼ同
角度の傾斜面になつている。キヤリツジ9の上面
におけるガイド面1bに面している部分には切欠
部11が形成されており、この切欠部11の第2
図における左端は小幅部11a、右端は大幅部1
1bであり、両部11a,11bは斜面11cを
介して連続している。切欠部11内には樹脂製の
駆動子12が介在している。この駆動子12の両
端に連結されたワイヤ13は、ベース1の左右両
側に設けられた前記アイドルプーリ14,15に
掛けられ、さらに駆動プーリ16に巻掛けられ、
且つ固定されている。
次に、上記構成によるサーマルプリンタの動作
の概略を説明する。
第2図では、キヤリツジ9が右端の待機位置に
ある。この位置では、キヤリツジ9の切欠部11
と、ガイド面1b右端の逃げ部1cならびにこれ
に連続する斜面1dが対向しており、この両者間
のスペース内に駆動子12が位置している。駆動
プーリ16を駆動して駆動子12を第2図の左方
向へ移動させると、まず、駆動子12は小幅部1
1a内に入り、切欠部11の左端に当接する。こ
の際、駆動子12は、切欠部11と、逃げ部1c
ならびに斜面1dとの間のスペース内にて抵抗を
受けることなく移動するので、駆動子12が切欠
部11の左端に当接する以前に、キヤリツジ9が
始動することはない。さらに、駆動子12を左方
向へ移動させると、キヤリツジ9も一緒に左方向
へ移動する。そして、少し移動した後に、駆動子
12が小幅部11aとガイド面1bの間に介入す
る。これにより、キヤリツジ9が駆動子12に押
され、サーマルヘツド10が感熱紙4に軽く圧接
する(第3図、第4図の状態)。そして、以後キ
ヤリツジ9の移動に伴い、サーマルヘツド10の
発熱点を選択的に加熱して、感熱紙4にドツト構
成の文字などを記入する。
キヤリツジ9が図の左端まで移動し、1行分の
印字が終了した後、パルスモータ31により駆動
プーリ16を逆転させ、駆動子12を図の右方向
へ移動させる。その初期行程において、まず、駆
動子12が小幅部11aから抜け出て、大幅部1
1b内へ移動する(第3図の点線状態)。この時
点で、駆動子12によるキヤリツジ9に対する加
圧力は除去され、サーマルヘツド10が感熱紙4
に軽く接するだけになる。その後、駆動子12が
切欠部11の右端に当接し、キヤリツジ9が駆動
子12とともに右方向へ移動し、第2図の待機位
置へ戻る。また、この間に、前記機構により紙送
りローラ5が回動し、感熱紙4が上方へ送り出さ
れ、次の行の印字が可能な状態になる。
以上のように本考案によれば、以下に列記する
効果を奏するようになる。
(1) 樹脂製の平板状のベースを使用しているの
で、ベースの成形が容易であり、量産に適す
る。また、プリンタ全体の外形がシンプルで重
量も軽い。さらに、樹脂製のベースを使用して
いるので外部の電子部品との干渉も避けられ
る。
(2) ベースの端辺に切欠部を形成し、その内部に
プラテンやキヤリツジを配設しているので、キ
ヤリツジ移動部もベース内に限られ、ベースか
らの突出部も少なくなる。よつて、このプリン
タを計算機などへ搭載する場合の部品配置効率
がよくなる。
(3) モータ動力により駆動子を移動させ、この駆
動子によりキヤリツジへの移動力を伝達すると
ともに、駆動子によりサーマルヘツドの感熱紙
に対する加圧動作も行なつている。すなわち、
駆動子の往復動作のみで書込みに必要な全動作
を行なつているので、機構動作が簡単であり、
また、電気制御も容易で回路負坦が少ない。
(4) 駆動子を摺動させているガイド面をベースの
切欠部の底面に形成したので、ガイド部材を別
途設ける必要がなく、構造が簡単である。ま
た、ガイド面の端部に逃げ部を形成したので、
キヤリツジがこの逃げ部の位置にある場合に、
駆動子がキヤリツジの切欠部の小幅部内へスム
ーズに介入し、この間にキヤリツジが始動しな
いようになつている。よつて、キヤリツジの始
動がスムーズで、且つキヤリツジの動作が確実
である。
(5) プラテンの下部を、紙送りローラの駆動軸に
嵌合させ、且つプラテンの上部をスプリングに
より、キヤリツジの方向へ付勢しているので、
プラテンを支持する機構を別途設ける必要がな
く構造が簡単である。また、組立作業も、駆動
軸をベースに取付けた後に、プラテンをこの駆
動軸に嵌装すればよいので、容易である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案によるサーマルプリンタの一部
分解斜視図、第2図、第3図はサーマルプリンタ
の動作別平面図、第4図は第3図の−断面図
である。 1……ベース、1a……切欠部、1b……ガイ
ド面、1c……逃げ部、2……プラテン、4……
感熱紙、5……紙送りローラ、6……ピンチロー
ラ、9……キヤリツジ、10……サーマルヘツ
ド、11……切欠部、11a……小幅部、11b
……大幅部、12……駆動子、13……ワイヤ、
14,15……アイドルプーリ、16……駆動プ
ーリ、21……駆動軸、23……スプリング、3
1……モータ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 樹脂にて成形した平板状のベース1の端辺に切
    欠部1aを設けて、この切欠部1aの底部に平面
    状のガイド面1bと、その端部に位置する逃げ部
    1cを形成し、且つ切欠部1a内にはガイド面1
    bと平行なプラテン2を渡設するとともに、ガイ
    ド面1bとプラテン2との間にて移動するキヤリ
    ツジ9を配設し、キヤリツジ9のプラテン2に面
    している部分には、サーマルヘツド10を装備
    し、またキヤリツジ9上のガイド面1bに面して
    いる部分には、小幅部11aと大幅部11bとか
    ら成る切欠部11を形成し、この切欠部11内に
    は、ガイド面1bと小幅部11aの間に介入して
    キヤリツジ9をプラテン2へ加圧する駆動子12
    を設け、この駆動子12を牽引するワイヤ13
    は、ベース1上に設けたアイドルプーリ14,1
    5に掛けるとともに、モータ31にて駆動される
    駆動プーリ16に巻掛け、且つ固定し、さらに、
    切欠部1aの下側には駆動軸21を渡設して、そ
    の中央部に紙送りローラ5を固設し、且つ前記プ
    ラテン2の下部をこの駆動軸21に嵌装して支持
    するとともに、プラテン2の上端はスプリング2
    3によりキヤリツジ9へ近づく方向へ付勢し、さ
    らに、紙送りローラ5に圧接して感熱紙4を挾持
    するピンチローラ6を設けて成るサーマルプリン
    タ。
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JPS5953936U JPS5953936U (ja) 1984-04-09
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