JPS6224266Y2 - - Google Patents

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JPS6224266Y2
JPS6224266Y2 JP1978119588U JP11958878U JPS6224266Y2 JP S6224266 Y2 JPS6224266 Y2 JP S6224266Y2 JP 1978119588 U JP1978119588 U JP 1978119588U JP 11958878 U JP11958878 U JP 11958878U JP S6224266 Y2 JPS6224266 Y2 JP S6224266Y2
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JP
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release
shutter
switch
electromagnetic
lever
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  • Details Of Cameras Including Film Mechanisms (AREA)
  • Shutters For Cameras (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はカメラのシヤツタを電磁的にレリーズ
し、また機械的にもレリーズ可能な電磁レリーズ
および機械的レリーズ可能なシヤツタ起動装置に
関する。
いわゆる電磁レリーズ装置は、カメラの内蔵電
池により電磁石を駆動し、内部の機構を動作させ
て、シヤツタを動作させるものである。
そのために機械的なレリーズ装置に比較して
数々の利点が得られている。
しかし、当然のことではあるが内蔵電池が規定
電圧以下になつたときや、極端な場合電池がなけ
れば、カメラを動作させることができないという
問題がでてくる。
また、特定のシヤツタスピードによる撮影とか
バルブ撮影の場合などは、必ずしも電磁レリーズ
を行なわなくても良いことが考えられる。
本考案の目的は、本来の電磁レリーズ装置の特
徴を損なうことなく機械的にもレリーズ可能なシ
ヤツタ起動装置を提供することにある。
前記目的を達成するために、本考案による電磁
レリーズおよび機械的レリーズ可能なシヤツタ起
動装置は、電磁レリーズスイツチにより電磁石を
駆動してシヤツタレリーズ機構を駆動する電磁レ
リーズ式のカメラにおいて、軸方向に移動するレ
リーズボタンと、前記電磁レリーズスイツチを収
納しその電磁レリーズスイツチが前記レリーズボ
タンの他端に対面する位置に配置され前記レリー
ズボタンと同軸方向に移動するスイツチ室と、前
記スイツチ室の移動域に進退しそのスイツチ室の
移動を阻止する電磁レリーズモード位置と前記移
動を許容する機械レリーズモード位置とに選択的
に移動するモード選択機構と、前記スイツチ室の
軸方向の移動により前記シヤツタレリーズ機構を
駆動する機械的レリーズ機構と、前記レリーズボ
タン外周に併置され前記スイツチ室を押し下げる
ようにワイアレリーズを結合するワイアレリーズ
受口金とからなり、前記モード選択機構で電磁レ
リーズモードを選択したときには前記レリーズボ
タンの第1のストロークで前記電磁レリーズスイ
ツチを閉成し、前記モード選択機構で機械レリー
ズモードを選択したときには前記レリーズボタン
または前記ワイアレリーズにより前記スイツチ室
を第2のストロークで押しげて前記シヤツタレリ
ーズ機構を前記機械的レリーズ機構を介して機械
的にレリーズするように構成されている。
上記構成によれば本考案の目的を完全に達成す
ることができる。
以下図面を参照して、さらに詳しく説明する。
第1図は二段押しシヤツタ機構の実施例を示す
断面図である。
レリーズボタン1は、メカレリーズ板5に固定
されている筒状のメカレリーズ軸2によつて受け
られている。
レリーズボタン受板6にはレリーズボタン受7
が固定されており、このレリーズボタン受7とレ
リーズボタン1の間に圧縮ばねであるレリーズボ
タンばね8が挿入されており、レリーズボタン1
を押しあげている。
メカレリーズ板5の下側にレリーズスイツチ室
16が固定されており、レリーズスイツチ室には
中央に接点が設けられている電磁レリーズ基板
4、その上方に板ばねである電磁レリーズスイツ
チ3が配置されている。この電磁レリーズスイツ
チ3の中央部は前記レリーズボタン1の下端1a
に接触させられている。
カメラボデイ内に固定させられているメカレリ
ーズばね固定板15と前記レリーズスイツチ室1
6の下側面間に前述したばね8よりも強い圧縮ば
ねであるメカレリーズばね9が設けられており常
時レリーズスイツチ室16を押し上げている。レ
リーズスイツチ室16には連動軸10が一体に設
けられており、メカレリーズばね固定体15に設
けられている孔を介して、連動軸10の下端に突
出させられている。19は上カバーの一部であつ
て上カバー19に、前述したレリーズボタンの隣
接して、ワイヤレリーズ受17が固定されてい
る。この部分にワイヤレリーズを結合して操作す
ると、ワイヤレリーズ軸18が押し下げられメカ
レリーズ板5を押し下げる。
上カバーの側面にケーブルレリーズソケツト2
0が設けられている。21はレリーズソケツト端
子である。連動軸10の下端はミラー連動レバー
11の斜めに曲げ起された部分に接触させられて
おり、ミラー連動レバー11は図中左右に摺動可
能に設けられている。ミラー駆動レバー12は反
時計方向に回転力が与えられており、ミラー連動
レバー11でその回転を阻止されている。
そして爪部12aで、ミラーレバー13の回転
を阻止している。
これ等のレバー、ミラー連動レバー11、ミラ
ー駆動レバー12、ミラーレバー13は、シヤツ
タを機械的にレリーズするために設けられたもの
であつて、ミラーレバー13が反時計方向に回転
させられると、ミラー(図示せず)が光転に対し
て45゜の位置から起動され、ミラー上昇に関連し
て、シヤツタが機械的にレリーズされる。
電磁的にシヤツタをレリーズするときは、スイ
ツチの閉成により図示しない電磁石が動作させら
れ、ミラーの上昇を許容し、シヤツタがレリーズ
される。
図中14はシヤツタ切替レバーであつて、この
レバー14は、シヤツタの動作モードを切替える
ためのレバーであつて、自動露出撮影A、フラツ
シユ撮影F、バルブ撮影B等々により位置を変え
ることにより、シヤツタにそのモードを伝達する
働きをする。
第2図は、シヤツタ切替レバーと、シヤツタ幕
係止部材との関連を示す図である。
後述するモード切替台39をオートAの位置に
もたらすと、シヤツタ切替レバー14は図中Aの
示す位置に、フラツシユの位置にもたらすとFの
位置に、バルブの位置にもたらすとBの位置にも
たらされる。
図において22は遅延レバーであつて、シヤツ
タ切替レバー14と同軸に支持されている。
レリーズレバー23は、前述したミラー上昇に
関連して反時計方向に回転させられ、シヤツタ駆
動板24の回転を許容する。25は可動レバー2
6の支軸である。可動レバー26はばね28によ
り時計方向の回転力が与えられている。
可動レバー26には可動片29が設けられてい
る。電磁石27はシヤツタ秒時を決定するために
設けられている磁石であつて、可動片29を吸引
保持可能である。
後幕駆動ピン30は、可動レバー26が時計方
向に回動したときに押され後幕を駆動する。
遅延歯車31にはピン31aが設けられてお
り、このピン31aが遅延レバー22の22b部
にあたり、22を押し上げる。シヤツタ切替レバ
ー14、および遅延レバー22は可動レバー26
を拘束し、シヤツタ速度を決定させる役割をも
つ。
第4図はシヤツタレリーズボタンとシヤツタモ
ード切替用つまみの位置関係を示す略図である。
第5図はシヤツタモード切替用つまみと内部の結
合状態を示す略図である。
各図はシヤツタモード切替用つまみがバルブB
の位置にもたらされている状態で示されている。
第4図において33は、選択されたモードを示す
ためのモード銘板であつて、シヤツタモード切替
用つまみ34はこの銘板に平行に移動させられ
る。銘板の表示Bはバルブを意味し、折れた矢印
はフラツシユを意味し、Aはオート、OFFは電
源切断を意味している。つまみ34の軸は防塵遮
光用マツト35の切目に沿つて移動可能であり、
このマツト35は弾性材から成形されている。マ
ツト35の下面(第5図参照)には凸部35aと
凹部が設けられており、つまみ34と一体のクラ
ツチ部37と関連し、それ等の位置決めの役割を
果している。
このつまみ34と一体のクラツチ部37は、第
5図に示すようにレリーズボタン受板6に設けら
れている溝に沿つて摺動可能に設けられているモ
ード切替台39の軸に結合されクラツチばね38
によつて上方向に押されている。
モード切替台39は、スイツチを制御するため
の突起39aと、シヤツタ切替レバー14と関連
する突起39bをもつている。
スイツチS4と一体に設けられているボタン40
は後述する常閉形の電源スイツチを開くためのボ
タンである。
第6図は、モード切替台と他の内部機構の関連
を示す説明図である。
第6図においてAの示す図面は、モード切替台
39がバルブの位置にある場合、Bの示す図面は
フラツシユの位置にある場合、Cの示す図面はオ
ートAの位置にある場合、Dの示す図面はオフの
位置にある場合について示してある。
図において、モード切替用台39がバルブの位
置にあるときに開かれるスイツチS4はオートの位
置にあるときに閉じられるスイツチである。
モード切替台39がバルブの位置(A図)にも
たらされているときは、切替台の突起39bがス
イツチS2をオフにしている。このときS4はオフで
ある。
モード切替台39がフラツシユの位置(B図)
にもたらされたときは、スイツチS4はオフ、S2
オンであり、モード切替台39の下方の突起の3
9c部がシヤツタ切替えレバー14を少し押し戻
した状態になつている。
モード切替台39がオートの位置(C図)にも
たらされたときはモード切替台39の下方の突起
の39dの面がシヤツタ動作切替えレバーをさら
に押した状態になつている。
そしてスイツチS4は39bで押されて閉成され
る。このとき、メカレリーズ板5の5a部の下に
モード切替台39の39a部がもたらされ、メカ
レリーズ板5の5a部の下降を阻止する状態にな
つている。モード切替台39がオフの位置(D
図)にもたらされると、スイツチボタン40が押
され電源が遮断されるとともに、メカレリーズ板
5の下降も39aにより阻止されている状態にあ
る。
第7図および第8図はそれぞれ本考案による装
置が用いられるカメラの回路の実施例を示す回路
図である。
この回路の構成は作動とともに後述する。
次に電磁的にシヤツタを起動するときの動作に
ついて説明する。
内蔵されている電池は規定以上の電圧を有し、
カメラの機構がセツトされている状態から説明を
開始する。
前記モード切替台39が第6図cの位置にある
場合、レリーズボタン1(第1図参照)を0.7mm
程度押し下げると、レリーズボタン1の先端部1
aが電磁レリーズスイツチ3を押す。その結果ス
イツチ3は押し下げられ電磁レリーズ基板4に接
触して、電磁レリーズのための回路が形成され、
図示しない電磁レリーズのための電磁石が動作さ
せられる。
さらにレリーズボタン1を押すと、レリーズボ
タン1の段部1bがメカレリーズ軸2の上端2a
に当る。メカレリーズ軸2の下端はメカレリーズ
板5と一体にかしめられているのでメカレリーズ
板5は下降させられその一端5aが、前記第6図
cに関連して説明したようにモード切替台39の
39a部にあたり下降が阻止される。つまり機械
的なレリーズは行なわれない。
前記レリーズボタン1の押し下げにより、電磁
レリーズスイツチ3と電磁レリーズ基板4が接触
し、電磁石の回路が形成される。
その後の動作をクイツクリターン機構を備えた
フオカルプレーンシヤツタに本考案による装置を
適用した場合について動作の説明をする。
電磁レリーズ用電磁石回路が形成されると、図
示しないミラーが上昇を開始し、上昇位置で、第
2図に示すレリーズレバー23を反時計方向に回
動し、シヤツタ駆動板24との係合を解き、シヤ
ツタ駆動板24は反時計方向に回動させられ、先
幕がスタートさせられる。先幕のスタートに同期
して、第8図または第7図に示した回路がトリガ
される。
シヤツタ駆動板24の反時計方向の回動によ
り、カム部24aも反時計方向に回動し、軸25
に軸支された可動レバー26の下側の二又部の一
端26aの回動域から離脱する。一定時間後電磁
石27が消磁されると、可動レバー26は、ばね
28により時計方向に回動させられ、可動レバー
26の二又部の他端26bは後幕駆動ピン30を
押し、後幕緊定をはずして後幕をスタートさせ
る。
次にこの電磁レリーズのさいの回路の動作を第
7図を中心に説明する。第6図に示されているC
図の状態では、モード切替台39の突起39bが
スイツチS4を閉成し、カム部39dはシヤツタ切
替レバー14を押している。
この状態でフイルムを巻上げ、シヤツタをセツ
トすると、スイツチS1が閉じる。なお常閉形のス
イツチS0はすでに閉じており、第6図に示すよう
にS2も閉じている。
この状態でレリーズボタンを押すと、前述した
電磁レリーズスイツチ3、および電磁レリーズ基
板4の接点が接触することにより、図中のスイツ
チS3が閉成され、電源Eは回路に接続される。そ
の結果遅延回路A1が働き、電磁レリーズマグネ
ツトM1が動作させられて図示しないミラーが上
昇させられる。
測光回路A2はその測光値を記憶しており、そ
の出力は時定回路A3に接続されている。
前述したようにスイツチS4はオンであるから、
トランジスタTR5は導通状態にあり、TR6は不導
通状態にあるため、測光記憶回路A2が送出する
被写体の輝きに対応する電流が、トリガコンデン
サC1を充電する。トランジスタTR1,TR2はスイ
ツチの自己保持回路であり、いつたんS3でTR2
動作状態にしておけば、S3をオフにしてもTR1
動作状態を保持する。
なお図中のターミナルT1,T2間にスイツチを
設け、電磁レリーズマグネツトM1の起動に同期
して、両ターミナル間を遮断するようにすると、
電池の消耗および電磁レリーズマグネツトM1
起動にともなつて各回路へ影響を除去することが
できる。
時定回路A3の出力により、第2図に示した電
磁石は規定時間経過ののちに、レバー26の時計
方向の回転を許容する。その結果後幕がスタート
させられる。
次に機械的レリーズ作動の場合を説明する。こ
の動作は、モード切替台39が、第6図に示す
A,Bの位置、すなわちバルブとフラツシユの位
置にあるときに可能である。この状態はモード切
替台39の39a部がメカレリーズ板5の一端5
aの下降を阻止していない状態である。
このような状態において、レリーズボタン1メ
カレリーズ軸2およびメカレリーズ板5は一体で
下降可能となる。
この下降により、レリーズスイツチ室16と一
体に設けられている連動軸10が、レリーズスト
ローク終期において、ミラー連動レバー11を第
1図中左方向に摺動させる。その結果ミラー駆動
レバー12が時計方向に回動させられ、ミラーレ
バー13がミラー駆動レバー12のフツク12a
からはずれ、機械的にミラーの上昇が許容され
る。ミラーが上昇完了近くになると、シヤツタが
レリーズされるわけであるが、これをフラツシユ
撮影と、バルブ撮影の場合にわけてまずフラツシ
ユ撮影の場合から説明する。
前述したようにレリーズレバー23は電磁レリ
ーズによつても反時計方向に駆動されるが、この
例では機械的なミラーレリーズに引き続きレリー
ズレバー23が図中反時計方向に回転を開始する
と先幕がスタートさせられる。第2図ロはモード
切替台39をフラツシユ撮影の位置(第6図B)
にもたらしたときのシヤツタ切替レバー14と、
遅延レバー22の関係を取り出して示した図であ
る。前記先幕の走行に同期して遅延歯車31が時
計方向に回動し、シヤツタ遅延ピン31aが遅延
レバー22の側面22bにあたり、遅延レバー2
2を反時計方向に回動させ可動レバー26の回動
域から退避させる。可動レバー26は、電磁石2
7で吸引されていないときは、時計方向に移動
し、後幕をスタートさせる。
なおこの遅延歯車31は、機械的ガバナー(図
示せず)と関連させて、フラツシユ撮影に適した
シヤツタ秒時が得られるように回転速度が調整さ
れている。
なお、モード切替台39を、フラツシユの位置
にしておいても電源電池の電圧が十分であれば電
磁レリーズマグネツトを駆動することは可能であ
り、このときには時定回路によりフラツシユ秒時
を決定することができる。
次に第7図を参照してフラツシユ撮影のときで
あつて電池が十分にあり回路が動作可能な場合の
回路の動作を説明する。このとき第6図に示すよ
うに、スイツチS2がオンの状態にある。フイルム
を巻上げシヤツタをセツトすると、スイツチS1
閉じる。ここでスイツチボタン1を押し下げると
スイツチS3が閉成され、第7図に示す電気回路に
電源Eが接続される。
遅延回路A1は電源Eが印加された後、一定時
間後トランジスタTR4,TR3を動作させ、電磁レ
リーズマグネツトM1を駆動し、図示しないミラ
ーを駆動させる。測光回路A2は電源Eが印加さ
れると測光を開始し、遅延回路A1が出力する一
定時間後の出力で記憶を終了し、その記憶を保持
し、その記憶に応じた出力を、時定回路A3に送
出する。いま、遅延回路A1の出力で測光回路A2
の記憶を終了するが、スイツチS4がオフであるた
め、トランジスタTR5が不導通でありA2の出力は
送出されない。
さて図示しないミラーの上昇位置で先幕をスタ
ートさせ、これに同期して、トリガスイツチS5
オフになる。S5がオフになると、D1,TR6,R6
を介してコンデンサC1に充電電流が供給され
る。抵抗R6はフラツシユ秒時を得るための電流
制限用抵抗である。コンデンサC1が所定の電圧
に達すると時定回路A3が反転し、第2図に示す
電磁石27が吸引力を失しなつて後幕が閉成可能
となる。なおこの場合遅延レバー22が押し上げ
られていなければ、遅延レバー22が押し上げら
れて、可動レバーが時計方向に回転した時点に後
幕は走行させられる。
時定回路の決定するフラツシユ時間と、遅延歯
車31の決定する時間を等しくしておくことがで
きる。
次にモード切替台39を第6図Aの位置、すな
わちバルブのモードに設定した場合の動作につい
て説明する。
第3図イ,ロ,ハ,ニはバルブ動作のときの切
替レバー14、遅延レバー22等の動作を順次示
したものである。
まず、バルブモードのシヤツタ動作が機械的に
行なわれる場合についてさきに説明する。
モード切替台39が第6図Aの位置にあると前
述したように二段下降可能でありメカレリーズ板
5も下降させられ、先幕走行直前には第3図ロの
位置を保つている。
したがつて、機械的にミラーがレリーズされ先
幕が走行させられる前に可動レバー26は、シヤ
ツタ切替レバー14と、遅延レバー22により時
計方向の回動が阻止されている状態にある。
先幕走行に連動して、前記遅延歯車31が時計
方向に回動し、シヤツタ遅延ピン31aが遅延レ
バー22を押し下げる(第3図ハ)。この状態に
なつてもレリーズボタン1を押し下げつづければ
シヤツタ切替レバー14はハの状態を保つている
ので、可動レバー26は係止され続ける。
適当な時間経過の後、レリーズボタン1の押し
下げを中止すると、メカレリーズ板5の5b部は
ハの位置から上方に移動し、ニに示すようにシヤ
ツタ切替レバー14を反時計方向に回転させ可動
レバー26の時計方向への回転を許容し、シヤツ
タを閉じる。
次にモード切替台39を第6図Dの位置すなわ
ち、オフにしたときについて説明する。
モード切替台の端面はスイツチボタン40をお
してスイツチS0をオフにする、そのため第7図、
第8図に示した回路はスイツチS3がオンになつて
も動作することはなく、電磁レリーズによりミラ
ーが駆動されることはなくなる。
またメカレリーズ板5の下降も阻止されており
カメラは動作しない。
なお回路の動作を、第7図に示した回路を中心
に説明したが、第8図に示した実施例回路も本考
案による装置に同様に用いることができる。第8
図に示した回路と第7図に示した回路の差は、ス
イツチS2をダイオードD2と抵抗R5との間に接続
した点である。
したがつてバルブのモード以外の動作は第7図
に示した回路と異ならない。
バルブのモードにおいて、電池がある場合、S3
をオンにすると、遅延回路により一定時間後電磁
レリーズマグネツトM1を起動し、先幕をスター
トさせる。この状態においてTR5およびTR6は不
作動のため、トリガコンデンサC1には充電電流
が流れない。したがつてシヤツタは開放状態を続
ける。ある時間後モード切替台39をフラツシユ
モードに切替えると、スイツチS2は閉成されTR6
が作動状態となり、D1,TR6,R6を介してトリ
ガコンデンサC1が充電され、一定レベルに達し
たときに、シヤツタを閉成する。
以上詳しく説明したように本考案によれば電磁
レリーズ以外のモードでもシヤツタを動作させる
ことが可能になつた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による装置のシヤツタボタン機
構の実施例を示す断面図、第2図はシヤツタ切替
レバーとシヤツタ幕係止部材との関連を示す図、
第3図はシヤツタ切替レバーと、メカレリーズ板
等の関係をバルブモードの場合について示した説
明図、第4図はレリーズボタンとモード切替つま
みの位置関係を示す図、第5図はシヤツタモード
切替用つまみと内部の結合状態を示す略図、第6
図はモード切替台と他の内部機構の関連を示す説
明図、第7図および第8図はそれぞれ本考案によ
る装置が用いられるカメラの回路の実施例を示す
回路図である。 1……レリーズボタン、2……メカレリーズ
軸、3……電磁レリーズスイツチ、4……電磁レ
リーズ基板、5……メカレリーズ板、6……レリ
ーズボタン受板、7……レリーズボタン受、8…
…レリーズボタンばね、9……メカレリーズば
ね、10……連動軸、11……ミラー連動レバ
ー、12……ミラー駆動レバー、13……ミラー
レバー、14……シヤツタ切替レバー、15……
メカレリーズばね固定板、16……レリーズスイ
ツチ室、17……ワイヤレリーズ受、18……ワ
イヤレリーズ軸、19……上カバー、20……ケ
ーブルレリーズソケツト、21……ケーブルレリ
ーズソケツト端子、22……遅延レバー、23…
…レリーズレバー、24……シヤツタ駆動板、2
5……軸、26……可動レバー、27……電磁
石、28……ばね、29………可動片、30……
後幕駆動ピン、31………遅延歯車、32……セ
ツトレバー、33……モード銘板、34……モー
ド切替つまみ、35……防塵遮光用マツト、36
……フイルム巻上レバー、37……クラツチ部、
38……クラツチばね、39……モード切替台、
40……スイツチボタン、S1,S2,S3,S4……ス
イツチ、E……電源電池、A1……遅延回路、M1
……電磁レリーズマグネツト、A2……測光記憶
回路、C1……コンデンサ、A3……時定回路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 電磁レリーズスイツチにより電磁石を駆動して
    シヤツタレリーズ機構を駆動する電磁レリーズ式
    のカメラにおいて、軸方向に移動するレリーズボ
    タンと、前記電磁レリーズスイツチを収納しその
    電磁レリーズスイツチが前記レリーズボタンの他
    端に対面する位置に配置され前記レリーズボタン
    と同軸方向に移動するスイツチ室と、前記スイツ
    チ室の移動域に進退しそのスイツチ室の移動を阻
    止する電磁レリーズモード位置と前記移動を許容
    する機械レリーズモード位置とに選択的に移動す
    るモード選択機構と、前記スイツチ室の軸方向の
    移動により前記シヤツタレリーズ機構を駆動する
    機械的レリーズ機構と、前記レリーズボタン外周
    に併置され前記スイツチ室を押し下げるようにワ
    イアレリーズを結合するワイアレリーズ受口金と
    からなり、前記モード選択機構で電磁レリーズモ
    ードを選択したときには前記レリーズボタンの第
    1のストロークで前記電磁レリーズスイツチを閉
    成し、前記モード選択機構で機械レリーズモード
    を選択したときには前記レリーズボタンまたは前
    記ワイアレリーズにより前記スイツチ室を第2の
    ストロークで押し下げて前記シヤツタレリーズ機
    構を前記機械的レリーズ機構を介して機械的にレ
    リーズするように構成したことを特徴とする電磁
    レリーズおよび機械的レリーズ可能なシヤツタ起
    動装置。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52123234A (en) * 1976-04-09 1977-10-17 Minolta Camera Co Ltd Electromagnetic shutter mechanism for camera
JPS5345232A (en) * 1976-10-05 1978-04-22 Minolta Camera Co Ltd Camera capable of electromagnetic and mechanical releasing actions

Patent Citations (2)

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