JPS6223773Y2 - - Google Patents

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JPS6223773Y2
JPS6223773Y2 JP1982090565U JP9056582U JPS6223773Y2 JP S6223773 Y2 JPS6223773 Y2 JP S6223773Y2 JP 1982090565 U JP1982090565 U JP 1982090565U JP 9056582 U JP9056582 U JP 9056582U JP S6223773 Y2 JPS6223773 Y2 JP S6223773Y2
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JP
Japan
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heat
resistant
cut
sheets
fiber fabric
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Expired
Application number
JP1982090565U
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English (en)
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JPS58192928U (ja
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Publication date
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Publication of JPS6223773Y2 publication Critical patent/JPS6223773Y2/ja
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  • Professional, Industrial, Or Sporting Protective Garments (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、高温高熱部分での各種作業時に着
用する耐熱衣類に関するものである。
高温高熱部分での各種作業は、熱から身体を保
護しなければならないため、耐熱衣類で頭部から
足先までの全身を覆う必要がある。
耐熱衣類の耐熱性能を向上させるには、耐熱性
の優れた繊維生地を用いて縫成すればよく、この
ような繊維生地として例えばガラスクロスをあげ
ることができる。
ところで、このような耐熱性繊維は、所望する
形状に裁断すると、裁断縁がばらけるため、縫製
が困難であり、縫製による耐熱衣類としての使用
が不可能であつた。
この考案は、上記のような点にかんがみてなさ
れたものであり、耐熱性繊維生地の裁断縁からの
ばらけ発生がなく、耐熱性繊維を用いて縫製する
ことができる耐熱衣類を提供するのが目的であ
る。
この考案の構成は、所要形状に裁断した二枚の
シートの少なくとも一方シートに耐熱性繊維生地
を用い、この耐熱性繊維生地の裁断縁に沿う部分
にシリコーン系樹脂を用いてコーテイングを、裁
断縁の輪郭に沿つて帯状に施し、前記二枚のシー
トをその間に断熱材を挾んで周縁を縫着した構造
とし、裁断周縁の硬化によりばらけの発生をなく
し、縫製を可能としたものである。
以下、この考案を添付図面の実施例に基づいて
説明する。
第1図に示すように、耐熱衣類は、上衣1と、
ズボン2、手袋3、フード4のほか靴下やオーバ
シユーズ等で形成され、各々を着用することによ
つて頭部から足先までの全身を覆えるようになつ
ている。
耐熱衣類の各構成部材の構造を、第2図乃至第
5図に例示した手袋3の場合に基づいて説明す
る。
手袋3は、等しい形状に裁断された二枚の表面
シート5,6の内面側に各々綿布等を用いた内側
シート7,8を重ね合わせ、内外シート5と7お
よび6と8の間に断熱材9を充填し、これを重ね
合わせて周縁を縫着することによつて形成されて
いる。
図示の場合、握り面側になる表面シート5に耐
熱性繊維生地Aを用い、握り側にのみ耐熱性を付
与している。
上記耐熱性繊維の生地Aとしては、ガラスクロ
ス、セラミツククロス、アルミナとガラスの複合
繊維、炭素繊維、炭化硅素繊維等をあげることが
できる。
上記のような耐熱性繊維生地Aは、裁断による
周縁からばらけが生じるため、第2図に示すよう
に、裁断前の生地にシリコーン系の樹脂10をコ
ーテイングし、裁断部分を硬化させることによ
り、裁断縁からのばらけ発生を防止し、縫着を可
能にしている。
シリコーン系樹脂10のコーテイングは、第2
図のように、裁断形状の輪郭に沿つて適当な幅で
帯状に施されている。
手の甲側に位置する表面シート6は、図示の場
合、綿布等適当な布地を用い親指と人差指間の部
分にのみ握り側の表面シート5と同じ耐熱性繊維
生地Aを用いた例を示したが、この表面シート6
の全体を耐熱性繊維生地で形成すると、手袋3は
両面が等しい条件になり、左右兼用となつて便利
である。
前記断熱材9としては、例えばセラミツクフア
イバーやフエルトを使用することができ、石綿を
用いる場合のような有害問題の発生が全くなく、
大きな断熱効果を発揮することができる。
上記手袋3は、第3図と第4図に示すように、
指先を親指と残り四指の挿入部分に二分すると共
に、手を抜き差しする開口側の端部を、側縁の外
広がりの弧状裁断11による広幅開口12とする
と、手袋3に対して手を簡単に引抜くことがで
き、高温部分を握つて手袋3が溶着したような場
合でも安全である。
また、広幅開口12の採用により、手袋3内の
温度を放散することができ、長時間の着用にも快
適である。
なお、内外の表面シート5,6と断熱材9と
は、縫糸13により縫着してキルテイングを施し
てもよく、また、手の甲側には、ハトメ等によつ
て通気孔14を形成してもよい。
この考案の耐熱衣類は上記のような構成であ
り、表面に耐熱性繊維の生地Aを用い、この生地
Aの裁断縁に沿つてシリコーン系の樹脂10をコ
ーテイングして含浸させ、裁断縁を硬化によるば
らけのない状態にして裁断、縫製するものであ
り、詳述した手袋3以外のフード4、上衣1、ズ
ボン2等においてもシリコーン系樹脂10を含浸
させた生地Aを用いて裁断し、内側シートや断熱
材と共に縫製するものである。
以上のように、この考案によると、二枚のシー
トの少なくとも一方シートに耐熱性繊維生地を用
い、耐熱性繊維生地の裁断縁に沿う部分にシリコ
ーン系樹脂を用いてコーテイングを、裁断縁の輪
郭に沿つて帯状に施し、前記二枚のシートをその
間に断熱材を挾んで周縁を縫着したので、耐熱性
生地の裁断周縁がシリコーンによつて硬化され、
裁断周縁のばらけ発生がなくなり、耐熱性生地の
周縁に沿う縫着が可能になるので、耐熱性生地を
用いて衣類を製作することができる。
また、裁断周縁にばらけが生じるガラスクロス
やセラミツククロスの如き、耐熱性に優れた繊維
生地を使用することが可能になり、内部に充填す
る断熱材にセラミツクのロスフアイバーを使用す
ると、両者の相乗効果により、従来300℃が限度
であつた耐熱効果を550℃にまで向上させること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係る耐熱衣類の正面図、第
2図は同上における手袋の裁断前の生地を示す平
面図、第3図は縫製後の手袋の握り面側を示す正
面図、第4図は同背面図、第5図は手袋の拡大縦
断面図である。 1……上衣、2……ズボン、3……手袋、4…
…フード、5,6……表面シート、9……断熱
材、10……シリコーン系樹脂、A……耐熱性繊
維生地。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 所要形状に裁断した二枚のシートの少なくとも
    一方シートに耐熱性繊維生地を用い、この耐熱性
    繊維生地の裁断縁に沿う部分にシリコーン系樹脂
    を用いてコーテイングを、裁断縁の輪郭に沿つて
    帯状に施し、前記二枚のシートをその間に断熱材
    を挾んで周縁を縫着した耐熱衣類。
JP9056582U 1982-06-15 1982-06-15 耐熱衣類 Granted JPS58192928U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9056582U JPS58192928U (ja) 1982-06-15 1982-06-15 耐熱衣類

Applications Claiming Priority (1)

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JP9056582U JPS58192928U (ja) 1982-06-15 1982-06-15 耐熱衣類

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Publication Number Publication Date
JPS58192928U JPS58192928U (ja) 1983-12-22
JPS6223773Y2 true JPS6223773Y2 (ja) 1987-06-17

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ID=30099058

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JP9056582U Granted JPS58192928U (ja) 1982-06-15 1982-06-15 耐熱衣類

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7299612B2 (ja) * 2019-08-09 2023-06-28 株式会社ロゴスコーポレーション 耐熱シート

Citations (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5515274B2 (ja) * 1974-05-17 1980-04-22

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5515274U (ja) * 1978-07-19 1980-01-31

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JPS5515274B2 (ja) * 1974-05-17 1980-04-22

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JPS58192928U (ja) 1983-12-22

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