JPS6223768Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6223768Y2 JPS6223768Y2 JP1982155647U JP15564782U JPS6223768Y2 JP S6223768 Y2 JPS6223768 Y2 JP S6223768Y2 JP 1982155647 U JP1982155647 U JP 1982155647U JP 15564782 U JP15564782 U JP 15564782U JP S6223768 Y2 JPS6223768 Y2 JP S6223768Y2
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- Japan
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- heat
- resistant
- fabric
- wire mesh
- cut
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
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- 239000011347 resin Substances 0.000 claims 1
- 229920005989 resin Polymers 0.000 claims 1
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Landscapes
- Respiratory Apparatuses And Protective Means (AREA)
- Professional, Industrial, Or Sporting Protective Garments (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は、高温高熱部分での各種作業を行な
う場合に着用する耐熱衣類に関するものである。
う場合に着用する耐熱衣類に関するものである。
耐熱衣類の耐熱性能を向上させるには、例えば
ガラスクロスのような耐熱性に優れた繊維生地を
用いればよいが、ガラスクロスはその裁断時に裁
断縁がばらけ、縫成が困難であるという問題があ
り、このため本考案者らは、耐熱性生地にシリコ
ーンでコーテイングを施し、耐熱性生地の裁断縁
にばらけを生じさせないようにして縫成した耐熱
衣類を実願昭57−90565号(実開昭58−192928号
公報)によつてすでに提案した。
ガラスクロスのような耐熱性に優れた繊維生地を
用いればよいが、ガラスクロスはその裁断時に裁
断縁がばらけ、縫成が困難であるという問題があ
り、このため本考案者らは、耐熱性生地にシリコ
ーンでコーテイングを施し、耐熱性生地の裁断縁
にばらけを生じさせないようにして縫成した耐熱
衣類を実願昭57−90565号(実開昭58−192928号
公報)によつてすでに提案した。
外面を耐熱性生地で覆つた耐熱衣類は高温雰囲
気中において充分に効果を発揮するが、高温物と
接触したり握るような場合、生地に折目部分があ
ると、この折目部分が過度に加熱を受けるため、
数回の使用で生地の折目部分に損傷が生じて使用
が不能となる問題が生じる。
気中において充分に効果を発揮するが、高温物と
接触したり握るような場合、生地に折目部分があ
ると、この折目部分が過度に加熱を受けるため、
数回の使用で生地の折目部分に損傷が生じて使用
が不能となる問題が生じる。
この考案は、上記のような問題を解消するため
になされたものであり、耐熱性生地の折目部分を
有効に保護し、高温部分と接触したり握るような
場合でも損傷の発生がなく、耐久性の優れた耐熱
衣類を提供するのが目的である。
になされたものであり、耐熱性生地の折目部分を
有効に保護し、高温部分と接触したり握るような
場合でも損傷の発生がなく、耐久性の優れた耐熱
衣類を提供するのが目的である。
この考案の構成は、所要形状に裁断された二枚
のシートの少なくとも一方シートに耐熱性繊維生
地を用い、この耐熱性繊維生地の裁断縁に沿う部
分にシリコーン系の樹脂を用いてコーテイング
を、裁断縁の輪郭に沿つて帯状に施し、前記二枚
のシートをその間に断熱材を挾んで重ね、更に耐
熱性繊維生地の外面に耐熱性の金網を重ね合わせ
た状態で周縁を縫着した構造とし、高温物と接触
したり握つた場合に生地の折目部分を金網で保護
するようにしたものである。
のシートの少なくとも一方シートに耐熱性繊維生
地を用い、この耐熱性繊維生地の裁断縁に沿う部
分にシリコーン系の樹脂を用いてコーテイング
を、裁断縁の輪郭に沿つて帯状に施し、前記二枚
のシートをその間に断熱材を挾んで重ね、更に耐
熱性繊維生地の外面に耐熱性の金網を重ね合わせ
た状態で周縁を縫着した構造とし、高温物と接触
したり握つた場合に生地の折目部分を金網で保護
するようにしたものである。
以下、この考案を添付図面の実施例に基づいて
説明する。
説明する。
第1図に示すように、耐熱衣類は、上衣1と、
ズボン2、手袋3、フードのほか、靴下やオーバ
シユーズ等で形成され、各々を着用することによ
り、頭部から足先までの全身を覆えるようになつ
ている。
ズボン2、手袋3、フードのほか、靴下やオーバ
シユーズ等で形成され、各々を着用することによ
り、頭部から足先までの全身を覆えるようになつ
ている。
耐熱衣類の各構成部材の構造を、第2図乃至第
7図に示した手袋3の場合に基づいて説明する。
7図に示した手袋3の場合に基づいて説明する。
手袋3は、等しい形状に裁断された二枚の表面
シート4,5の内面側に綿布等を用いた各々内側
シート6,7を重ね合わせ、内外のシート4と6
間および5と7間に断熱材8,9を充填し、更に
表面シート4,5の外面に耐熱性の金網10を重
ね、これらを重ね合わせその周縁を縫着すること
によつて形成されている。
シート4,5の内面側に綿布等を用いた各々内側
シート6,7を重ね合わせ、内外のシート4と6
間および5と7間に断熱材8,9を充填し、更に
表面シート4,5の外面に耐熱性の金網10を重
ね、これらを重ね合わせその周縁を縫着すること
によつて形成されている。
前記表面シート4,5は、例えばガラスクロ
ス、セラミツククロス、アルミナとガラスの複合
繊維、炭素繊維、炭化硅素繊維、芳香族ポリアミ
ド繊維等の耐熱性生地Aを用いて形成され、この
耐熱性生地Aは裁断による周縁からのばらけが生
じるため、第2図に示すように裁断前の生地Aに
シリコーン系の樹脂11をコーテイングし、裁断
部分を硬化させることにより、裁断縁からのばら
け発生を防止し、縫着を可能にしている。
ス、セラミツククロス、アルミナとガラスの複合
繊維、炭素繊維、炭化硅素繊維、芳香族ポリアミ
ド繊維等の耐熱性生地Aを用いて形成され、この
耐熱性生地Aは裁断による周縁からのばらけが生
じるため、第2図に示すように裁断前の生地Aに
シリコーン系の樹脂11をコーテイングし、裁断
部分を硬化させることにより、裁断縁からのばら
け発生を防止し、縫着を可能にしている。
シリコーン系樹脂11のコーテイングは、第2
図のように、裁断形状の輪郭に沿つて適当な幅で
帯状に施されている。
図のように、裁断形状の輪郭に沿つて適当な幅で
帯状に施されている。
手の平側における断熱材8としては、セラミツ
クフアイバーの如き断熱効果の優れたものを例示
することができ、内側シート6は綿布の表面にゴ
ム引きを施してセラミツクが出ないようにしたも
のを用い、表面シート4と断熱材8および内側シ
ート6の三者を芳香族ポリアミド繊維のような耐
熱性の縫糸12によつて縫着している。
クフアイバーの如き断熱効果の優れたものを例示
することができ、内側シート6は綿布の表面にゴ
ム引きを施してセラミツクが出ないようにしたも
のを用い、表面シート4と断熱材8および内側シ
ート6の三者を芳香族ポリアミド繊維のような耐
熱性の縫糸12によつて縫着している。
手の甲側に位置する表面シート5は、図示の場
合、綿布等適当な布地を用い、親指と人差指の部
分のみ握り側と同じ耐熱性繊維生地Aを用い、断
熱材9はフエルトを用いた例を示したが、手の甲
の側と等しい構造にすると、両面が等しい条件に
なり、左右兼用となつて便利である。
合、綿布等適当な布地を用い、親指と人差指の部
分のみ握り側と同じ耐熱性繊維生地Aを用い、断
熱材9はフエルトを用いた例を示したが、手の甲
の側と等しい構造にすると、両面が等しい条件に
なり、左右兼用となつて便利である。
表面シート4,5の外面に重ねる金網10は、
メツシユの細かいステンレス製金網を数枚重ね合
わせて加圧、焼結を繰返し、金属線の接触部を溶
着させた可撓性の板状であり、表面シート4,5
に重ねた状態で周縁を一体に縫着することによ
り、表面シート4,5の折曲り部分における補強
を行なうものであり、表面シート4,5の全面を
覆つても良いが、特に手の平側における握り部分
のみに部分的に重ねるようにしてもよい。
メツシユの細かいステンレス製金網を数枚重ね合
わせて加圧、焼結を繰返し、金属線の接触部を溶
着させた可撓性の板状であり、表面シート4,5
に重ねた状態で周縁を一体に縫着することによ
り、表面シート4,5の折曲り部分における補強
を行なうものであり、表面シート4,5の全面を
覆つても良いが、特に手の平側における握り部分
のみに部分的に重ねるようにしてもよい。
この金網10は各シートと共に縫糸13で縫着
することにより、手袋3を縫製したが、金網10
は周縁を溶着することに手袋に固定化してもよ
い。
することにより、手袋3を縫製したが、金網10
は周縁を溶着することに手袋に固定化してもよ
い。
なお、手袋3において、握り部分の周縁に沿う
縫目部分が耐熱的強度が最も弱いため、第5図乃
至第7図においては、別体に用意したカバー14
によつて保護するようにしている。このカバー1
4は、耐熱性金網10と同じ金網10を用い、手
袋3に対して着脱自在に外嵌し、その縫目が手袋
3における縫目と位置を異えるように形成されて
いる。
縫目部分が耐熱的強度が最も弱いため、第5図乃
至第7図においては、別体に用意したカバー14
によつて保護するようにしている。このカバー1
4は、耐熱性金網10と同じ金網10を用い、手
袋3に対して着脱自在に外嵌し、その縫目が手袋
3における縫目と位置を異えるように形成されて
いる。
上記手袋3は、第3図に示すように、指先を親
指と残り四指の挿入部分に二分すると共に、手を
抜き差しする開口側の端部を、側縁の外広がりの
弧状裁断15による広幅開口16とすると、手袋
3に対して手を簡単に引き抜くことができ、高温
部分に手袋3が溶着したような場合でも安全であ
る。
指と残り四指の挿入部分に二分すると共に、手を
抜き差しする開口側の端部を、側縁の外広がりの
弧状裁断15による広幅開口16とすると、手袋
3に対して手を簡単に引き抜くことができ、高温
部分に手袋3が溶着したような場合でも安全であ
る。
また広幅開口16の採用により、手袋3内の温
度を放散することができ、長時間の着用にも快適
である。
度を放散することができ、長時間の着用にも快適
である。
なお、手袋3以外の衣類においてもその断面構
造を、金網10、表面シート4、断熱材8、内面
シート6にして縫製すればよい。
造を、金網10、表面シート4、断熱材8、内面
シート6にして縫製すればよい。
この考案の耐熱衣類は上記のような構成であり
表面シート4,5の外面に耐熱性の金網10を重
ねてあるので、高温物と接触したり握つたような
場合、金網10が高温物と表面シートの直接的な
接触の発生を防止することになり、表面シート
4,5において、耐熱強度の弱い折目部分を保護
し、耐久性を大幅に向上させている。
表面シート4,5の外面に耐熱性の金網10を重
ねてあるので、高温物と接触したり握つたような
場合、金網10が高温物と表面シートの直接的な
接触の発生を防止することになり、表面シート
4,5において、耐熱強度の弱い折目部分を保護
し、耐久性を大幅に向上させている。
以上のように、この考案によると、二枚のシー
トの少なくとも一方シートに耐熱性繊維生地を用
い、この耐熱性繊維生地の裁断縁に沿う部分にシ
リコーン系の樹脂を用いてコーテイングを、裁断
縁の輪郭に沿つて帯状に施し、前記二枚のシート
をその間に断熱材を挾んで重ね、更に耐熱性繊維
生地の外面に耐熱性の金網を重ね合わせた状態で
周縁を縫着したので、耐熱性生地の裁断周縁がシ
リコーンによつて硬化され、裁断縁のばらけ発生
がなくなり、耐熱生地の周縁に沿う縫着が可能に
なり、耐熱性生地を用いて衣類を縫製することが
できる。
トの少なくとも一方シートに耐熱性繊維生地を用
い、この耐熱性繊維生地の裁断縁に沿う部分にシ
リコーン系の樹脂を用いてコーテイングを、裁断
縁の輪郭に沿つて帯状に施し、前記二枚のシート
をその間に断熱材を挾んで重ね、更に耐熱性繊維
生地の外面に耐熱性の金網を重ね合わせた状態で
周縁を縫着したので、耐熱性生地の裁断周縁がシ
リコーンによつて硬化され、裁断縁のばらけ発生
がなくなり、耐熱生地の周縁に沿う縫着が可能に
なり、耐熱性生地を用いて衣類を縫製することが
できる。
また、耐熱性生地の外面に耐熱性の金網を重ね
て縫製したので、耐熱性生地に生じる折目が高温
物と接触するのを金網によつて防ぐことができ、
耐熱強度の弱い折目部分を金網により保護するこ
とができるので、耐熱性生地の強度を折れに強い
金網によつて補強し、両者の特性を充分発揮する
ことができ、耐久性の大幅な向上を図ることがで
きる。
て縫製したので、耐熱性生地に生じる折目が高温
物と接触するのを金網によつて防ぐことができ、
耐熱強度の弱い折目部分を金網により保護するこ
とができるので、耐熱性生地の強度を折れに強い
金網によつて補強し、両者の特性を充分発揮する
ことができ、耐久性の大幅な向上を図ることがで
きる。
第1図はこの考案に係る耐熱衣類の正面図、第
2図は同上における手袋の裁断前の生地を示す平
面図、第3図は手袋の握り面側を示す正面図、第
4図は同じく手の甲の側を示す背面図、第5図は
同上に別体のカバーを取付けた正面図、第6図は
第5図の矢印−に沿う断面図、第7図は第5
図の矢印−に沿う断面図である。 1……上衣、2……ズボン、3……手袋、4,
5……表面シート、6,7……内側シート、8,
9……断熱材、10……金網、11……シリコー
ン系樹脂、A……耐熱性生地。
2図は同上における手袋の裁断前の生地を示す平
面図、第3図は手袋の握り面側を示す正面図、第
4図は同じく手の甲の側を示す背面図、第5図は
同上に別体のカバーを取付けた正面図、第6図は
第5図の矢印−に沿う断面図、第7図は第5
図の矢印−に沿う断面図である。 1……上衣、2……ズボン、3……手袋、4,
5……表面シート、6,7……内側シート、8,
9……断熱材、10……金網、11……シリコー
ン系樹脂、A……耐熱性生地。
Claims (1)
- 所要形状に裁断された二枚のシートの少なくと
も一方シートに耐熱性繊維生地を用い、この耐熱
性繊維生地の裁断縁に沿う部分にシリコーン系の
樹脂を用いてコーテイングを、裁断縁の輪郭に沿
つて帯状に施し、前記二枚のシートをその間に断
熱材を挾んで重ね、更に耐熱性繊維生地の外面に
耐熱性の金網を重ね合わせた状態で周縁を縫着し
た耐熱衣類。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15564782U JPS5961231U (ja) | 1982-10-12 | 1982-10-12 | 耐熱衣類 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15564782U JPS5961231U (ja) | 1982-10-12 | 1982-10-12 | 耐熱衣類 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5961231U JPS5961231U (ja) | 1984-04-21 |
JPS6223768Y2 true JPS6223768Y2 (ja) | 1987-06-17 |
Family
ID=30343696
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15564782U Granted JPS5961231U (ja) | 1982-10-12 | 1982-10-12 | 耐熱衣類 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5961231U (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5515274B2 (ja) * | 1974-05-17 | 1980-04-22 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5515274U (ja) * | 1978-07-19 | 1980-01-31 |
-
1982
- 1982-10-12 JP JP15564782U patent/JPS5961231U/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5515274B2 (ja) * | 1974-05-17 | 1980-04-22 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5961231U (ja) | 1984-04-21 |
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