JP2000220017A - 作業用手袋 - Google Patents

作業用手袋

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JP2000220017A
JP2000220017A JP1460299A JP1460299A JP2000220017A JP 2000220017 A JP2000220017 A JP 2000220017A JP 1460299 A JP1460299 A JP 1460299A JP 1460299 A JP1460299 A JP 1460299A JP 2000220017 A JP2000220017 A JP 2000220017A
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JP
Japan
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sleeve
thread
glove body
glove
knitted
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JP1460299A
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English (en)
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Shigeru Watanabe
渡辺  滋
Takahito Tsuru
高人 鶴
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Towa Corp
Towa Corp Co Ltd
Original Assignee
Towa Corp
Towa Corp Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低コストにて製造できる作業用手袋を提供す
ること。 【解決手段】 手袋本体部は、手袋本体部用糸で編む一
方、袖部は、手袋本体部に連続させて袖部用糸とゴム糸
とで編むと共に、袖部用糸は、袖口に向けて漸次径の大
きいものを使用した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、作業用手袋に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、作業用手袋の一形態として、手袋
本体部とジャージタイプの袖部とを具備する、いわゆる
ジャージ付手袋がある。
【0003】そして、袖部の形成方法として、オーバー
ロックミシン縫着方法や、すくいミシン縫着方法等があ
る。
【0004】すなわち、オーバーロックミシン縫着方法
は、手袋本体部と袖部とをそれぞれ別体として編み、手
袋本体部の開口縁部に二つ折りした袖部の一側開口縁部
を重合状態にしてオーバーロックミシンにより縫着する
方法である。
【0005】ここで、作業工程としては、袖部形成片の
編織→袖部形成片の切断→袖部形成片を二つ折りにして
袖部を形成→袖部に手袋本体部の基部を入れる→縫着す
る→袖部をかえす、という六つの工程を要する。
【0006】また、すくいミシン縫着方法は、手袋本体
部を編む主糸により袖部形成片を袖部の長さの略二倍の
長さとなるように一体的に編み、同袖部形成片を二つ折
りに折返して、同袖部形成片の開口縁部と手袋本体部の
基端部とをすくいミシンにより縫着する方法である。
【0007】ここで、作業工程としては、手袋本体部と
袖部形成片を一体的に編織する→手袋を裏返す→袖部形
成片を二つ折りにして袖部を形成→縫着する→手袋を表
返しする、という五つの工程を要する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記した袖
部の形成方法は、未だ、次のような課題を有している。
【0009】(1) オーバーロックミシン縫着方法の場合 手袋本体部の開口縁部と袖部の一側開口縁部とを重
合状態にて縫着した際に、縫い代を一定にするために、
重合部の一部をミシンに取り付けられている切断刃によ
り切断しているが、作業者のミシンのかけ方に個人差が
あって、切断する切り代が一定せず、袖部の長さ、作業
用手袋の全長にバラツキが発生して、多くの不良品をだ
している。
【0010】 袖部形成片の編織ロット(製造個数)
が多いために、手袋本体部のサイズ別に袖部を製造すれ
ば、在庫が増え、煩雑になってコストアップの原因とな
ることから、各サイズ共用の袖部を使用することになっ
た。ところが、各手袋本体部のサイズに適合した輪だち
の大きいものができなかったり、色彩等も容易に変わり
にくいことから、デザイン性に欠けたり、袖色によるサ
イズの区別や袖部の適度の伸縮性が得られない。
【0011】 オーバーロックミシン縫着作業に熟練
を要する上に、作業工程数が多いことや、縫い落ちや、
糸切れ等の不良品が発生して、製造コストの拡大につな
がっている。
【0012】 手袋本体部と袖部の一部にわたって、
コーティング加工を施した際に、ミシン縫着部にコーテ
ィングした部分が、縫い代の分だけ***して、美感を損
ねる上に、縫着部分が着用者の手に当り、又その部分の
伸縮性が悪いために、着用者の手にフイットせず、着脱
が困難な上に不快感を与えている。
【0013】(2) すくいミシン縫着方法の場合 袖部の略二倍の長さの袖部形成片を編むのに略二倍
の編み時間を要するために、製造コストの増大につなが
っている。
【0014】 すくいミシン縫着作業に熟練を要する
上に、作業工程数が多いために、この点からも製造コス
トの増大につながっている。
【0015】 すくいミシン縫着した部分の縫い落ち
や糸切れが発生したり、着脱の際に、縫着部分が着用者
の手に当り、不快感を与えている。
【0016】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明では、手
袋本体部と袖部とを具備する作業用手袋において、手袋
本体部は、手袋本体部用糸で編む一方、袖部は、手袋本
体部に連続させて袖部用糸とゴム糸とで編むと共に、袖
部用糸は、袖口に向けて漸次径の大きいものを使用して
いることを特徴とする作業用手袋を提供せんとするもの
である。
【0017】また、本発明はは、次の構成にも特徴を有
する。
【0018】 手袋本体部は、手袋本体部用糸で編む
一方、袖部は、手袋本体部に連続させて袖部用糸とゴム
糸とで編むと共に、袖部用糸は、袖口に向けて漸次糸の
本数を多くしていること。
【0019】 手袋本体部は、手袋本体部用糸で編む
一方、袖部は、手袋本体部に連続させて袖部用糸とゴム
糸とで編むと共に、袖部用糸は、袖口に向けて漸次径を
大きくし、かつ、漸次糸の本数を多くしていること。
【0020】 手袋本体部は、手袋本体部用糸で編む
一方、袖部は、手袋本体部に連続させて袖部用糸とゴム
糸とで編むと共に、袖部用糸は、手袋本体部用糸よりも
径の大きいものを使用していること。
【0021】 手袋本体部は、手袋本体部用糸で編む
一方、袖部は、手袋本体部に連続させて袖部用糸とゴム
糸とで編むと共に、袖部用糸は、手袋本体部用糸よりも
糸の本数を多くしていること。
【0022】 手袋本体部は、手袋本体部用糸で編む
一方、袖部は、手袋本体部に連続させて袖部用糸とゴム
糸とで編むと共に、袖部用糸は、手袋本体部用糸よりも
径を大きくし、かつ、糸の本数を多くしていること。
【0023】 袖部の袖口側周面部を形成する袖部用
糸を、撥水及び/又は撥油処理していること。
【0024】 袖部を形成する袖部用糸を、撥水及び
/又は撥油処理していること。
【0025】 少なくとも手袋本体部の掌側部から袖
部にかかる部分まで、表面にコーティング加工を施して
いること。
【0026】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態につ
いて説明する。
【0027】すなわち、手袋本体部は、手袋本体部用糸
で編む一方、袖部は、手袋本体部に連続させて袖部用糸
とゴム糸とで編むと共に、袖部用糸は、袖口に向けて漸
次径の大きいものを使用している。
【0028】このようにして、手袋本体部と袖部とを自
動編機により連続して編織することができて、作業工程
も大幅に削減することができ、その結果、前記した従来
のオーバーロックミシン縫着方法やすくいミシン縫着方
法等が有している課題を全て解消することができて、製
造コストの低減化、美感の向上、着用快適性の向上が図
れる。
【0029】しかも、熟練作業者の養成が不必要となっ
て、人件費が削減でき、この点からも製造コストの低減
が図れる。
【0030】さらに、袖部形成片の切断作業やミシン縫
着作業を行なう必要がなくなり、これらの作業の労災の
防止が図れる上に、安全性を良好に確保することができ
る。
【0031】また、手袋本体部は、手袋本体部用糸で編
む一方、袖部は、手袋本体部に連続させて袖部用糸とゴ
ム糸とで編むと共に、袖部用糸は、袖口に向けて漸次糸
の本数を多くしている。
【0032】このようにして、この場合も手袋本体部と
袖部とを自動編機により連続して編織することができる
と共に、袖部の厚さを袖口に向けて漸次厚くすることが
できて、前記の場合と同様の効果を得ることができる。
【0033】また、手袋本体部は、手袋本体部用糸で編
む一方、袖部は、手袋本体部に連続させて袖部用糸とゴ
ム糸とで編むと共に、袖部用糸は、袖口に向けて漸次径
を大きくし、かつ、漸次糸の本数を多くしている。
【0034】このようにして、この場合も手袋本体部と
袖部とを自動編機により連続して編織することができる
と共に、袖部の厚さを袖口に向けて複数段階にてゆるや
かに厚くすることができると共に、袖厚を大きくするこ
とができる。
【0035】また、手袋本体部は、手袋本体部用糸で編
む一方、袖部は、手袋本体部に連続させて袖部用糸とゴ
ム糸とで編むと共に、袖部用糸は、手袋本体部用糸より
も径の大きいものを使用している。
【0036】このようにして、手袋本体部と袖部とを自
動編機により連続して編織することができて、袖部とし
ての機能、すなわち、着脱容易性、袖口の折れ曲り防
止、手首に対する良好なフイット性と触感性(風合
性)、衣服の汚れ防止、手袋内へのゴミ等の侵入防止、
保温性の確保が全て図れる。
【0037】また、手袋本体部は、手袋本体部用糸で編
む一方、袖部は、手袋本体部に連続させて袖部用糸とゴ
ム糸とで編むと共に、袖部用糸は、手袋本体部用糸より
も糸の本数を多く使用している。
【0038】このようにして、この場合も手袋本体部と
袖部とを自動編機により連続して編織することができ
て、袖部としての機能、すなわち、着脱容易性、袖口の
折れ曲り防止、手首に対する良好なフイット性と触感性
(風合性)、衣服の汚れ防止、手袋内へのゴミ等の侵入
防止、保温性の確保が全て図れる。
【0039】また、手袋本体部は、手袋本体部用糸で編
む一方、袖部は、手袋本体部に連続させて袖部用糸とゴ
ム糸とで編むと共に、袖部用糸は、手袋本体部用糸より
も径が大きくし、かつ、糸の本数を多く使用している。
【0040】このようにして、この場合も手袋本体部と
袖部とを自動編機により連続して編することができて、
袖部としての機能、すなわち、着脱容易性、袖口の折れ
曲り防止、手首に対する良好なフイット性と触感性(風
合性)、衣服の汚れ防止、手袋内へのゴミ等の侵入防
止、保温性の確保が全て図れる。
【0041】また、袖部の袖口側周面部を形成する袖部
用糸を、撥水及び/又は撥油処理している。
【0042】このようにして、袖口側周面部の水濡れや
汚れを防ぎ、衣服の袖部や腕への汚れうつりを防止する
ことができる。
【0043】また、本発明に係る作業用手袋の上に、例
えば、作業用ゴム手袋を二重に着用(下履き手袋)した
際には、手袋本体部側より袖部側に汗等がしみ出すのを
防ぐことができて、着用者の快適性を良好に確保するこ
とができる。
【0044】そして、手袋の表面にコーティング加工を
施した場合には、袖口側周面部にコーティング処理液が
付着するのを防止することができる。
【0045】従って、袖口側周面部の伸縮性を良好に確
保することができて、手袋の着脱を楽に行うことができ
る。
【0046】また、袖部を形成する袖部用糸を、撥水及
び/又は撥油処理している。
【0047】このようにして、袖部の水濡れや汚れを防
ぎ、衣服の袖部や腕への汚れうつりを防止することがで
きる。
【0048】また、少なくとも手袋本体部の掌側部から
袖部にかかる部分まで、表面にコーティング加工を施し
ている。
【0049】このようにして、手袋本体部の掌側部から
袖部にかかる部分にわたってコーティング加工を施す際
に、袖部の厚さが徐々に厚くなっているために、作業用
手袋の表面に段差が生じることがなく、コーティング加
工した後の作業用手袋の表面を凹凸のない滑らかなもの
とすることができる。
【0050】この際、原手となる手袋本体部と袖部の伸
縮性が良いために、コーティング加工を施す際に、型に
被せる作業が容易に行なえて、作業の軽減化が図れる。
【0051】ここで、コーティング素材としては、ゴム
素材や合成樹脂素材があり、コーティング方法として
は、スプレー法、垂らし掛け法、浸漬法、塗り法、及
び、張付法等がある。
【0052】
【実施例】以下に、本発明の実施例を図面を参照しなが
ら説明する。
【0053】図1及び図2に示すAは、本発明に係る作
業用手袋であり、同作業用手袋Aは、原手1の表面にコ
ーティング加工を施して形成している。20はコーティン
グ処理層である。
【0054】原手1は、図1〜図3に示すように、手袋
本体部2と袖部3とを具備しており、手袋本体部2と袖
部3は、自動編機により連続して編織しており、手袋本
体部2は手袋本体部用糸4で編む一方、袖部3は袖部用
糸5とゴム糸6とで編むと共に、袖部用糸5は、図1、
図3及び図5に示すように、袖口3aに向けて三段階にて
漸次径の大きいものを使用している。
【0055】次に、図2〜図5及び表1を参照しなが
ら、作業用手袋Aの製造方法について説明する。
【0056】(1) 図2(a)に示すように、手袋本体
部2の小指部2aを手袋本体用糸4により編織する。
【0057】(2) 図2(b)に示すように、手袋本体
2の薬指部2bを手袋本体部用糸4により編織する。
【0058】(3) 図2(c)に示すように、手袋本体
2の中指部2cを手袋本体部用糸4により編織する。
【0059】(4) 図2(d)に示すように、手袋本体
2の人差指部2dを手袋本体部用糸4により編織する。
【0060】(5) 図2(e)に示すように、手袋本体
2の四本胴部2eを手袋本体部用糸4により編織する。
【0061】(6) 図2(f)に示すように、手袋本体
2の親指部2fを手袋本体部用糸4により編織する。
【0062】(7) 図2(g)に示すように、手袋本体
2の五本胴部2gを手袋本体部用糸4により編織する。
【0063】ここで、上記した手袋本体部用糸4として
は、表1に示すように、30番双糸5aを1本と、40番単
糸5bを1本とを使用している。
【0064】(8) 図2(h)に示すように、袖部3を
袖部用糸5とゴム糸6とにより編織する。
【0065】ここで、袖部3は、図3及び表1に示すよ
うに、袖部用糸5を第1〜第3編織部7,8,9に区分
して、第1編織部7では、30番双糸5aを1本と、40
番単糸5bを1本と、ゴム糸6を1本とを、第1〜第10
コースまで編織し、第2編織部8では、30番双糸5aを
1本と、20番単糸5cを1本と、ゴム糸6を1本とを、
第11〜第20コースまで編織し、第3編織部9では、
30番双糸5aを1本と、10番単糸5dを1本と、ゴム糸
6を1本とを、第21〜第50コースまで編織してい
る。
【0066】そして、ゴム糸6は、図4に示すように、
袖部用糸の各コース毎に密に編込んでおり、袖口3aは、
特に、厚く形成している。
【0067】(9) 図2(i)に示すように、袖口3aを
オーバーロック糸5iによりかがって、袖口かかり部10を
形成して、原手1を完成させる。
【0068】ここで、袖口かかり部10は、融着糸により
形成することもできる。
【0069】(10) 図2(j)に示すように、上記のよ
うにして完成させた原手1を型Bに被せる。
【0070】(11) 図2(k)に示すように、コーティ
ング処理液Cを、型に被せた原手1に垂らし掛ける。
【0071】この際、コーティング処理液Cは、原手1
の袖部3の第1・第2編織部7,8までに垂らし掛け、
第3編織部9には垂らし掛けない。
【0072】ここで、第3編織部9の袖部用糸5には、
撥水処理と撥油処理と汚れ防止処理等を施している。
【0073】すなわち、第3編織部9を形成する袖部用
糸5にシリコーン系樹脂やフッソ系樹脂等の撥水性、撥
油性のもので表面処理することにより、水、油、汚れ等
を袖部用糸5の繊維の中に入れないようにして、濡れ防
止、汚れ防止、浸透防止効果をもたせている。
【0074】従って、第3編織部9に、過ってコーティ
ング処理液Cが過度に付着した場合にも、同コーティン
グ処理液Cが袖部用糸5の繊維中には浸透せず、その結
果、第3編織部9の伸縮性を良好に確保することができ
る。
【0075】(12) コーティング処理した原手1を半ゲ
ル化乾燥処理する。
【0076】(13) 図2(l)に示すように、滑り止め
処理槽D内に、コーティング処理した原手1を型に被せ
たまま浸漬して、滑り止め処理した後に、滑り止め処理
槽Dより引上げる。
【0077】(14) 図2(m)に示すように、完全乾燥
処理した後、脱型して、本発明に係る作業用手袋Aを得
る。
【0078】図6及び表2には、第2実施例としての袖
部3を示しており、同袖部3では、袖部用糸5の本数を
袖口3aに向けて漸次多くしている。
【0079】すなわち、第2実施例の袖部3では、第1
編織部7において、30番双糸5aを1本と、40番単糸
5bを1本と、ゴム糸6を1本とを、第1〜第10コース
まで編織し、第2編織部8において、30番双糸5aを1
本と、40番単糸5bを2本と、ゴム糸6を1本とを、第
11〜第20コースまで編織し、第3編織部9におい
て、30番双糸5aを1本と、40番単糸5bを3本と、ゴ
ム糸6を1本とを、第21〜第50コースまで編織して
いる。
【0080】図7及び表3には、第3実施例としての袖
部3を示しており、同袖部3では、袖部用糸5を、袖口
3aに向けて漸次径を大きくし、かつ、漸次糸の本数を多
くして、袖厚を大きくしている。
【0081】すなわち、第3実施例の袖部3では、第1
編織部7において、30番双糸5aを1本と、40番単糸
5bを1本と、ゴム糸6を1本とを、第1〜第10コース
まで編織し、第2編織部8において、30番双糸5aを1
本と、20番単糸5cを1本と、ゴム糸6を1本とを、第
11〜第20コースまで編織し、第3編織部9におい
て、20番双糸5fを1本と、20番単糸5cを2本と、ゴ
ム糸6を1本とを、第21〜第50コースまで編織して
いる。
【0082】図8及び表4には、第4実施例としての袖
部3を示しており、同袖部3では、袖部用糸5の径を大
きくして、袖厚を大きくしている。
【0083】すなわち、第4実施例の袖部3では、袖部
用糸5として、30番双糸5aを1本と、20番双糸5fを
1本と、ゴム糸6を1本とを使用して編織している。 5
h は融着糸である。
【0084】図9及び表5には、第5実施例としての袖
部3を示しており、同袖部3では、袖部用糸5の本数を
多くして、袖厚を大きくしている。
【0085】すなわち、第5実施例の袖部3では、袖部
用糸5として、30番双糸5aを1本と、20番単糸5cを
2本と、ゴム糸6を1本とを使用して編織している。
【0086】図10及び表6には、第6実施例としての
袖部3を示しており、同袖部3では、袖部用糸5の径を
大きくし、かつ、本数を多くして、袖厚を大きくしてい
る。
【0087】すなわち、第6実施例の袖部3では、袖部
用糸5として、20番双糸5fを1本と、16番単糸5gを
1本と、20番単糸5cを1本と、ゴム糸6を1本とを使
用して編織している。
【0088】図11及び表7には、第7実施例としての
袖部3を示しており、同袖部3では、袖部用糸5を袖口
3aに向けて漸次糸の径の大きいものを使用すると共に、
袖口側周面部を形成する第3編織部9の袖部用糸5を撥
水処理している。
【0089】すなわち、第7実施例の袖部3では、第1
編織部7において、30番双糸5aを1本と、40番単糸
5bを1本と、ゴム糸6を1本とを、第1〜第10コース
まで編織し、第2編織部8において、30番双糸5aを1
本と、20番単糸5cを1本と、ゴム糸6を1本とを、第
11〜第20コースまで編織し、第3編織部9におい
て、30番双糸5aを1本と、10番単糸5dを1本と、ゴ
ム糸6を1本とを、第21〜第50コースまで編織して
いる。
【0090】ここで、袖口側周面部としての第3編織部
9を編織している30番双糸5aと10番単糸5dは、あら
かじめ撥水処理したものを使用している。
【0091】そして、袖口3aのかがりであるオーバーロ
ック糸5iも撥水処理した糸を使用している。
【0092】また、撥水処理に代えて、又は、これに加
えて撥油処理を施すこともできる。
【0093】図12及び表8には、第8実施例としての
袖部3を示しており、同袖部3では、袖部用糸5を袖口
3aに向けて漸次糸の径の大きいものを使用すると共に、
袖部用糸5を撥水処理している。
【0094】すなわち、第8実施例の袖部3では、基本
的構成を前記第7実施例の袖部3と同じくしているが、
袖部用糸5の全てと、オーバーロック糸5iも撥水処理し
ている。
【0095】また、この場合も、撥水処理に代えて、又
は、これに加えて撥油処理を施すこともできる。
【0096】なお、第8実施例の原手1は、コーティン
グ処理を施さない。
【0097】図13及び表9には、第9実施例としての
袖部3を示しており、同袖部3では、第2編織部8にお
いて、第2実施例の40番単糸5bに代えて、40番双糸
5eを使用している。
【0098】また、手袋本体部2から袖部3の中途部に
わたってコーティング加工を施す場合には、コーティン
グ加工を施さない袖部3の部分は、袖部用糸5として撥
水性糸、撥油性糸、及び汚れ防止糸の内の少なくともい
ずれか一種を使用することにより、コーティング加工を
施していない袖部3の部分の水濡れや汚れを防ぎ、衣服
の袖部や腕への汚れうつりを防止することができる。
【0099】
【表1】
【0100】
【表2】
【0101】
【表3】
【0102】
【表4】
【0103】
【表5】
【0104】
【表6】
【0105】
【表7】
【0106】
【表8】
【0107】
【表9】
【0108】
【発明の効果】本発明によれば、次のような効果が得ら
れる。
【0109】 請求項1記載の本発明では、手袋本体
部は、手袋本体部用糸で編む一方、袖部は、手袋本体部
に連続させて袖部用糸とゴム糸とで編むと共に、袖部用
糸は、袖口に向けて漸次径の大きいものを使用している
ために、手袋本体部と袖部とを自動編機により連続して
編織することができて、作業工程も大幅に削減すること
ができ、その結果、前記した従来のオーバーロックミシ
ン縫着方法やすくいミシン縫着方法等が有している課題
を全て解消することができて、製造コストの低減化、美
感の向上、着用快適性の向上が図れる。
【0110】しかも、熟練作業者の養成が不必要となっ
て、人件費が削減でき、この点からも製造コストの低減
が図れる。
【0111】さらに、袖部形成片の切断作業やミシン縫
着作業を行なう必要がなくなり、これらの作業の労災の
防止が図れる上に、安全性を良好に確保することができ
る。
【0112】 請求項2記載の本発明では、手袋本体
部は、手袋本体部用糸で編む一方、袖部は、手袋本体部
に連続させて袖部用糸とゴム糸とで編むと共に、袖部用
糸は、袖口に向けて漸次糸の本数を多くしているため
に、この場合も手袋本体部と袖部とを自動編機により連
続して編織することができると共に、袖部の厚さを袖口
に向けて漸次厚くすることができて、前記と同様の効
果を得ることができる。
【0113】しかも、ゴム糸を使用しているので、袖部
の伸縮性が良く、手を入れやすいと共に、袖口のしまり
(フイット性)を良くして、ゴミ等の侵入を防止でき
る。
【0114】 請求項3記載の本発明では、手袋本体
部は、手袋本体部用糸で編む一方、袖部は、手袋本体部
に連続させて袖部用糸とゴム糸とで編むと共に、袖部用
糸は、袖口に向けて漸次径を大きくし、かつ、漸次糸の
本数を多くしているために、この場合も手袋本体部と袖
部とを自動編機により連続して編織することができると
共に、袖部の厚さを袖口に向けて複数段階にてゆるやか
に厚くすることができると共に、袖厚を大きくすること
ができる。
【0115】 請求項4記載の本発明では、手袋本体
部は、手袋本体部用糸で編む一方、袖部は、手袋本体部
に連続させて袖部用糸とゴム糸とで編むと共に、袖部用
糸は、手袋本体部用糸よりも径の大きいものを使用して
いるために、手袋本体部と袖部とを自動編機により連続
して編織することができて、袖部としての機能、すなわ
ち、着脱容易性、袖口の折れ曲り防止、手首に対する良
好なフイット性と触感性、(風合性)、衣服の汚れ防
止、手袋内へのゴミ等の侵入防止、保温性の確保が全て
図れる。
【0116】 請求項5記載の本発明では、手袋本体
部は、手袋本体部用糸で編む一方、袖部は、手袋本体部
に連続させて袖部用糸とゴム糸とで編むと共に、袖部用
糸は、手袋本体部用糸よりも糸の本数を多くしているた
めに、この場合も手袋本体部と袖部とを自動編機により
連続して編織することができて、袖部としての機能、す
なわち、着脱容易性、袖口の折れ曲り防止、手首に対す
る良好なフイット性と触感性、(風合性)、衣服の汚れ
防止、手袋内へのゴミ等の侵入防止、保温性の確保が全
て図れる。
【0117】 請求項6記載の本発明では、手袋本体
部は、手袋本体部用糸で編む一方、袖部は、手袋本体部
に連続させて袖部用糸とゴム糸とで編むと共に、袖部用
糸は、手袋本体部用糸よりも糸の径を大きくしかつ糸の
本数を多くしているために、この場合も手袋本体部と袖
部とを自動編機により連続して編織することができて、
袖部としての機能、すなわち、着脱容易性、袖口の折れ
曲り防止、手首に対する良好なフイット性と触感性、
(風合性)、衣服の汚れ防止、手袋内へのゴミ等の侵入
防止、保温性の確保が全て図れる。
【0118】 請求項7記載の本発明では、袖部の袖
口側周面部を形成する袖部用糸を、撥水及び/又は撥油
処理しているために、袖口側周面部の水濡れや汚れを防
ぎ、衣服の袖部や腕への汚れうつりを防止することがで
きる。
【0119】そして、手袋の表面にコーティング加工を
施した場合には、袖口側周面部にコーティング処理液が
付着するのを防止することができる。
【0120】従って、袖口側周面部の伸縮性を良好に確
保することができて、手袋の着脱を楽に行うことができ
る。
【0121】 請求項8記載の本発明では、袖部を形
成する袖部用糸を、撥水及び/又は撥油処理しているた
めに、袖部の水濡れや汚れを防ぎ、衣服の袖部や腕への
汚れうつりを防止することができる。
【0122】 請求項9記載の本発明では、少なくと
も手袋本体部の掌側部から袖部にかかる部分まで、表面
にコーティング加工を施しているが、手袋本体部の掌側
部から袖部にかかる部分にわたってコーティング加工を
施す際に、袖部の厚さが徐々に厚くなっているために、
段差を生じることがなく、コーティング加工した後の表
面を凹凸のない滑らかなものとすることができる。
【0123】この際、原手となる手袋本体部と袖部の伸
縮性が良いために、型被せ作業が容易に行なえて、作業
の軽減化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る作業用手袋の斜視図。
【図2】同作業用手袋の製造工程説明図。
【図3】袖部の断面説明図。
【図4】袖部の編織説明図。
【図5】作業用手袋の断面側面図。
【図6】第2実施例としての袖部の断面説明図。
【図7】第3実施例としての袖部の断面説明図。
【図8】第4実施例としての袖部の断面説明図。
【図9】第5実施例としての袖部の断面説明図。
【図10】第6実施例としての袖部の断面説明図。
【図11】第7実施例としての袖部の断面説明図。
【図12】第8実施例としての袖部の断面説明図。
【図13】第9実施例としての袖部の断面説明図。
【符号の説明】
A 作業用手袋 1 原手 2 手袋本体部 3 袖部 4 手袋本体部用糸 5 袖部用糸 6 ゴム糸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3B011 AA07 AB01 3B033 AA09 AA10 AA27 AB02 AB08 AB09 AB10 AB16 AB19 AB20 AC03 AC04 BA02

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 手袋本体部と袖部とを具備する作業用手
    袋において、 手袋本体部は、手袋本体部用糸で編む一方、 袖部は、手袋本体部に連続させて袖部用糸とゴム糸とで
    編むと共に、袖部用糸は、袖口に向けて漸次径の大きい
    ものを使用していることを特徴とする作業用手袋。
  2. 【請求項2】 手袋本体部と袖部とを具備する作業用手
    袋において、 手袋本体部は、手袋本体部用糸で編む一方、 袖部は、手袋本体部に連続させて袖部用糸とゴム糸とで
    編むと共に、袖部用糸は、袖口に向けて漸次糸の本数を
    多くしていることを特徴とする作業用手袋。
  3. 【請求項3】 手袋本体部と袖部とを具備する作業用手
    袋において、 手袋本体部は、手袋本体部用糸で編む一方、 袖部は、手袋本体部に連続させて袖部用糸とゴム糸とで
    編むと共に、袖部用糸は、袖口に向けて漸次径を大きく
    し、かつ、漸次糸の本数を多くしていることを特徴とす
    る作業用手袋。
  4. 【請求項4】 手袋本体部と袖部とを具備する作業用手
    袋において、 手袋本体部は、手袋本体部用糸で編む一方、 袖部は、手袋本体部に連続させて袖部用糸とゴム糸とで
    編むと共に、袖部用糸は、手袋本体部用糸よりも径の大
    きいものを使用していることを特徴とする作業用手袋。
  5. 【請求項5】 手袋本体部と袖部とを具備する作業用手
    袋において、 手袋本体部は、手袋本体部用糸で編む一方、 袖部は、手袋本体部に連続させて袖部用糸とゴム糸とで
    編むと共に、袖部用糸は、手袋本体部用糸よりも糸の本
    数を多くしていることを特徴とする作業用手袋。
  6. 【請求項6】 手袋本体部と袖部とを具備する作業用手
    袋において、 手袋本体部は、手袋本体部用糸で編む一方、 袖部は、手袋本体部に連続させて袖部用糸とゴム糸とで
    編むと共に、袖部用糸は、手袋本体部用糸よりも径を大
    きくし、かつ、糸の本数を多くしていることを特徴とす
    る作業用手袋。
  7. 【請求項7】 袖部の袖口側周面部を形成する袖部用糸
    を、撥水及び/又は撥油処理していることを特徴とする
    請求項1〜6のいずれかに記載の作業用手袋。
  8. 【請求項8】 袖部を形成する袖部用糸を、撥水及び/
    又は撥油処理していることを特徴とする請求項1〜6の
    いずれかに記載の作業用手袋。
  9. 【請求項9】 少なくとも手袋本体部の掌側部から袖部
    にかかる部分まで、表面にコーティング加工を施してい
    ることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の作
    業用手袋。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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FR2838924A1 (fr) * 2002-04-24 2003-10-31 Showa Co Ltd Gant de protection
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KR101193146B1 (ko) * 2010-06-30 2012-10-22 강영춘 안전장갑 및 그 제조방법
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JP7373197B2 (ja) 2019-11-01 2023-11-02 ショーワグローブ株式会社 手袋

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