JPS62236728A - 円筒状タイヤ構成部材の成形方法および装置 - Google Patents

円筒状タイヤ構成部材の成形方法および装置

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JPS62236728A JP61079863A JP7986386A JPS62236728A JP S62236728 A JPS62236728 A JP S62236728A JP 61079863 A JP61079863 A JP 61079863A JP 7986386 A JP7986386 A JP 7986386A JP S62236728 A JPS62236728 A JP S62236728A
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剛司 奥山
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誠 山本
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Taizo Ito
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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、成形ドラムに帯状材料を巻き付けて円筒状
のタイヤ構成部材を成形する方法および装置に関する。
【釆二丑３ タイヤ業界においては、ラジアルタイヤは、例えばタイ
ヤ成形ドラムに貼り付けられた円筒状のカーカスに、予
め別の成形ドラムで円筒状に成形されたベルト、トレッ
ドバンドを嵌合した後、カーカスをトロイダル状に変形
し両者を貼り合わせて製造している。このようなトレッ
ドバンドは、一般に帯状のトレッドゴムを成形ドラムに
巻き付けて成形しているが、帯状のトレッドゴムはその
幅方向両側端部の肉厚が薄いため、該両側端部が長手方
向に収縮してショートサイドと呼ばれる現象が生じ、こ
れによりトレッドゴムの始、終端の突き合わせが確実に
行なわれないという問題点がある。
従来、このようなショートサイドを修正しながら円筒状
のタイヤ構成部材を成形する方法および装置としては１
例えば特開昭５８−４２４４５号公報に記載されている
ようなものが知られている。このものは、ゴムシートの
両側端部を挟持することができるチャック機構と、該チ
ャック機構を成形ドラムに向かって移動させるエアシリ
ンダと、ゴムシートの後部を保持し前記チャック機構と
協働してゴムシートの両側端部を若干引き伸ばす制動機
構と、ゴムシートの先端部を成形ドラムに押圧して接着
させる押圧機構と、を備えている。そして、このものは
、チャック機構によりゴムシート先端部の両側端部を挟
持した後、該チャック機構をエアシリンダにより成形ド
ラムに向かって移動させるが、このとき、前記チャック
機構が移動を開始してから所定距離移動するまでの間、
制動機構がゴムシートの後部を保持し、ゴムシートの両
側端部を若干引き伸ばしてショートサイドを修正する０
次に、チャック機構がゴムシートの先端を成形ドラム上
の所定位置まで移送すると、押圧機構がゴムシートの先
端を成形ドラムに押圧して接着させる０次に、チャック
機構をゴムシートから退避させた後、ゴムシートを供給
しながら成形ドラムを回転し円筒状のタイヤ構成材料を
成形する。
が　　　　　　　−。　　占 しかしながら、このような方法および装置は、制動機構
でゴムシートの後部を保持しながら、ゴムシート先端部
の両側端部を挟持しているチャック機構を移動させ、こ
れによりゴムシートの両側端部を若干引き伸ばすように
しているため、ゴムシートの幅方向中央部も同時に多少
引き伸ばされ、この結果、突き合わせ接合部に接合不良
が生じてしまうという問題点がある。また、このものは
、ゴムシートの先端を成形ドラムに押圧接着させた後、
ゴムシートの両側端部を引き伸ばした状態に拘束するこ
となくチャック機構をゴムシートから退避させているた
め、引き伸ばされたゴムシートの両側端部が弾性変形し
て再び部分的に収縮し、この結果、突き合わせ接合部に
接合不良が生じてしまうという問題点もある。
。　占　　　　　ための このような問題点は、第１に、帯状材料の始端部を保持
しながら成形ドラムに移送して圧着した後、前記帯状材
料をセンタリングしながら回転中の成形ドラムに供給し
て該成形ドラムの周囲に巻き付け１次に、ハンドにより
帯状材料の終端部でその幅方向中央部を成形ドラムに圧
着した後、前記ハンドにより帯状材料の終端部でその幅
方向両側端部を長手方向に引き伸ばして成形ドラムに圧
着し、帯状材料の始、終端を突き合わせ接合する方法に
より、第２に、帯状材料の始端部を保持しながら成形ド
ラムに移送した後、ハンドにより該帯状材料の始端部で
その幅方向中央部を成形ドラムに圧着し、次に、前記ハ
ンドにより帯状材料の始端部でその幅方向両側端部を長
手方向に引き伸ばして成形ドラムに圧着し１次に、帯状
材料をセンタリングしながら回転中の成形ドラムに供給
して該成形ドラムの周囲に巻き付け、帯状材料の始、終
端を突き合わせ接合する方法により、第３に、成形ドラ
ムの軸線に垂直な平面内を少なくとも移動することがで
きるハンド本体に取り付けられ互いに接近離隔可能な一
対の下爪と、前記ハンド本体に取り付けられ下爪と対を
なし対応する下爪に対して相対的に接近離隔可能で下爪
とともに帯状材料の幅方向両側端部を挟持する一対の上
爪と、前記対をなす下、上爪を前記平面内で一体的に揺
動させる揺動手段と、前記一対の上爪間に位置するよう
ハンド本体に取り付けられ帯状材料の厚さ方向に移動可
能な圧着部材と、を備えた装置により解決することがで
きる。
１月 まず、回転している成形ドラムに帯状材料を供給して該
帯状材料を成形ドラムの周囲に巻き付ける。そして、所
定長さだけ巻き付けられると、圧着部材を帯状材料の厚
さ方向に移動させて帯状材料の終端部でその幅方向中央
部を成形ドラムに圧着させる。次に、上爪と下爪とを接
近させて下、上爪により帯状材料の終端部でその両側端
部を挟持する０次に、揺動手段により下、上爪を一体的
に揺動させ、前記両側端部を引き伸ばしショートサイド
を修正する０次に、下、上爪を一体的に下降させ、上爪
のみによって帯状材料を成形ドラムに押し付けた後、下
爪を互いに離隔させて該下爪を帯状材料から引き抜く０
次に、上爪により前記引き伸ばされた両側端部を上から
押し付けながら成形ドラムに圧着する。このように。
ショートサイドの修正時に帯状材料の幅方向中央部を成
形ドラムに圧着することで拘束しているので、両側端部
のみを引き伸ばすことができ、また、引き伸ばされた両
側端部を上爪で成形ドラムに押し付けながら圧着してい
るので、該引き伸ばされた部分が圧着時に収縮すること
もない。このようにして、帯状材料の始、終端が突き合
わされて円筒状のタイヤ構成部材が成形される。なお。
第２の発明のように、帯状材料の始端部でその両側端部
を巻き付けに先立って引き伸ばしてもショートサイドを
修正できる。
支１ｊ 以下、この発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
第１図において、　ｌは床面２上に設置されたローラコ
ンベアからなる送り出し機構であり、この送り出し機構
１は帯状材料３、例えば定長裁断されたトレッドゴムを
前方に向かって送り出す。
なお、前記送り出し機構１はベルトコンベアでもよく、
要するに、帯状材料３が引き取られたとき円滑に帯状材
料３を送り出すか、または引き取り速度と同速度で同期
走行し帯状材料３を強制的に供給できればよい、また、
前記帯状材料３は連続したものであってもよいが、この
場合には所定長さだけ送り出した時点でカッターにより
切断すればよい、送り出し機構ｌの前方にはロボット　
５が設置され、このロボット　５は、垂直なポスト　８
と、このボスト　６に昇降可能に支持されたボディ７と
、このボディ　７に前後方向に移動可能に支持されたア
ーム　８と、を有し、このアーム８の先端には前記帯状
材料３を取り扱うハンド９が取り付けられている。前記
送り出し機構１とロボット　５との間には回転量および
回転速度が制御可能な成形ドラム１１が設置され、この
成形ドラム１１の回転軸線は左右方向に延びるとともに
水平である。前述のことから、前記ハンド９は成形ドラ
ム１１の回転軸線に垂直な平面内を二次元的に移動する
ことができることになる。なお、前記ロボット　５に左
右方向の移動機能または旋回機能を付加してハンド９を
三次元的に移動させるようにしてもよい。
前記ハンド９はＮＳ２．３図に詳示するように、左右方
向に延びる水平なハンド本体を有し、このハンド本体１
４の両端には補助プレート１５がそれぞれ固定されてい
る。また、ハンド本体１４の中央部には垂直な一対の中
央プレート１Ｂが固定され、各中央プレート１６に設け
られた軸受１７と各補助プレー）１５に設けられた軸受
１８とには、左右方向に延び互いに逆ねじが形成された
一対のねじ軸１９の両端がそれぞれ回転可能に支持され
ている。各ねじ軸１９に螺合しているねじブロック２０
にはガイドブロック２１が固定され、このガイドブロッ
ク２１はハンド本体１４の下面に取り付けられねじ軸１
９と平行な一対のレール２２にそれぞれ摺動可能に係合
している。２３はハンド本体１４の両端部にそれぞれ固
定されたモータであり、これらモータ２３の出力軸２４
の先端にはプーリ２５が固定され、これらプーリ２５と
前記各ねじ軸！９に固定されたプーリ２６との間にはタ
イミングベルト２７が掛は渡されている。そして、前記
モータ２３が作動することにより、ねじブロック２０同
士は互いに接近離隔しながら等距離だけ移動する。前述
したねじ軸１９、ねじブロック２０、ガイドブロック２
１．レール２２、モータ２３、プーリ２５．２Ｂ、タイ
ミングベルト２７は全体として接離手段２８を構成し、
これらの接離手段２Ｂはｖｋ述する右方の上、下爪と左
方の上、下爪とを互いに接近離隔させる。前記ねじブロ
ック２０にそれぞれ固定された可動体２９内には減速機
３１が収納され。
各減速機３１の入力軸３２に固定されたプーリ３０は図
示していないモータに接続されている。各減速機３１の
出力軸３３は可動体２９に軸受３４．３５を介して回転
可能に支持され、これら出力軸３３にはキー３Ｂを介し
て歯車３７がそれぞれ固定されている。前記減速機３１
より下方の可動体２９にはねじ軸１３とほぼ平行なシリ
ンダ４１が軸受４２を介してそれぞれ回転可能に支持さ
れ、各シリンダ４１のロッド側には歯車体４３が固定さ
れている。各歯車体４３は歯車３７に対向する外周に約
１／３周に亘って歯車３７に噛み合う歯が形成されてい
る。各シリンダ４１のピストンロッド４４の先端には下
爪４５が固定され、これら下爪４５は帯状材料３の幅方
向−側端部３Ｃの下面および幅方向他側端部３ｄの下面
にそれぞれ係合することができる。そして、各下爪４５
は、シリンダ４１のピストンロッド４４が突出したり引
っ込んだりすることにより、帯状材料３の幅方向に移動
し互いに接近離隔する。前述したシリンダ４１、ピスト
ンロッド４４は全体として下爪４５同士を互いに接近離
隔させる移動手段４８を構成する。４８は各シリンダ４
１のロッド側に固定された揺動ブロックであり、各揺動
ブロック４８には垂直なシリンダ４９が固定されて°い
る。各シリンダ４９のピストンロッド５０の先端にはビ
ン５１を介して下爪４５と対をなす上爪５２が回動可能
に連結され、これら上爪５２はシリンダ４θの作動によ
り対応する下爪４５に対して接近離隔し、帯状材料３の
一側端部３Ｃおよび他側端部３ｄをそれぞれ挟持する。
そして、これら上爪５２の幅は前記下爪４５の幅より広
い、なお、５３はピストンロッド５０に固定され、上爪
５２の回転止めを行なうストッパーである。前述したシ
リンダ４９、ストッパー５３は全体として上爪５２を対
応する下爪４５に対して接近離隔させこれら爪を開閉す
る開閉手段５４を構成する。また、前記図示していない
モータ、減速機３１、歯車３７、歯車体４３．揺動ブロ
ック４Ｂは全体として対をなす上、下爪５２．４５を成
形ドラム１１の回転軸線に垂直な平面内でシリンダ４１
の軸線を中心として一体的に揺動させる揺動手段５Ｂを
構成する。前記中央プレート１８間のハンド本体１４に
固定されたブラケットｅｔにはビン８２を介してシリン
ダ８３のヘッド側か回動可能に連結され、このシリンダ
６３のピストンロッド６４の先端にはビン８５を介して
圧着部材６Ｂが回動可能に連結されている。
この圧着部材８Ｂ内にはパイプ８７を介して真空源に接
続された通路Ｂ８が形成され、この通路θ８には圧着部
材Ｂ８の下面に開口する多数の吸引開口６９が連通して
いる。この結果、前記圧着部材ｅＢは上爪５２間に位置
するとともに、帯状材料３の幅方向中央部３ｅを表面側
から吸着保持することができる。また、この圧着部材６
６はシリンダ８３のピストンロッド６４が突出したとき
帯状材料３の厚さ方向に移動し、帯状材料３の中央部３
ｅを成形ドラム１！に圧着することができる。前記一対
の中央プレート１６を連結する連結プレート７１にはピ
ストンロッド７３ヲ有するビンシリンダ７２が固定され
、また、両端が前記シリンダ６３および中央プレート１
８に係止されたスプリング７４は該シリンダＢ３を前記
ピンシリンダ７２に向かつて付勢する。そして、このビ
ンシリンダ７２のピストンロッド７３が突出すると、・
シリンダ６３はスプリング７４に対抗してビン６２を中
心として送り出し機構ｌ側に揺動する。前述したシリン
ダ６３、ビンシリンダ７２．スプリング７４は全体とし
て圧着部材６６を成形ドラム１１に向かって移動させ、
帯状材料３の中央部３ｅを成形ドラム１１に圧着させる
押圧手段７５を構成する。７８は前記シリンダ８３の下
端に固定されたブラケットであり、このブラケット７８
の圧着部材８Ｂよりロボット　５側の前端には帯状材料
３の始端３ａを検出する始端センサ７９が取り付けられ
、また、このブラケット７Ｂの圧着部材θＢより送り出
し機構ｌ側の後端には帯状材料３の終端３ｂを検出する
終端センサ８０が取り付けられている、そして、これら
始端センサ７９および終端センサ８０は帯状材料３の幅
方向中央において検出を行なっている。前記揺動ブロッ
ク４８にはブラケット８２を介して軸８３がそれぞれ固
定され、各軸８３には軸受８４を介してセンタリングロ
ーラ８５が回転可能に支持されている。これらセンタリ
ングローラ８５は帯状材料３の一側端部３Ｃおよび他側
端部３ｄの側端面にころがり接触し、帯状材料３を搬送
中にセンタリングする。前述したブラケット８２、軸８
３、軸受８４、センタリングローラ８５は全体として帯
状材料３をセンタリングするセンタリング手段８８を構
成する。
次に、この発明の一実施例の作用について説明する。
まず、帯状材料３が送り出し機構ｌ上をその始端３ａが
成形ドラム１１近傍の所定位置に到達するまで搬送され
る０次に、ロボット　５が作動してハンド９が帯状材料
３の始端３ａに向かって接近し、始端センサ７９が始端
３ａを検出したときその移動が停止する。このとき、ね
じブロック２０同士は最も離隔し、下爪４５先端間の間
隔は前記帯状材料３の幅よりも広く、また上爪５２およ
び圧着部材６Ｂは上昇している０次に、上爪５２と下爪
４５との間に帯状材料３が位置するまでハンド９が下降
した後、モータ２３が作動してねじ軸１８が回転される
。これにより、ねじブロック２０、下爪４５、上爪５２
が一体となって互いに接近し、下爪４５が帯状材料３の
下方に所定量だけ潜り込む０次に、下爪４５が帯状材料
３の下面に当接するまでハンド９が上昇した後、シリン
ダ４９のピストンロッド５０が突出し上爪５２が下降す
る。この結果、帯状材料３の始端部でその一側端部３Ｃ
および他側端部３ｄが、対をなす下爪４５および上爪５
２によりそれぞれ挟持される０次に、シリンダ８３のピ
ストンロッド６４が突出して圧着部材８Ｂが帯状材料３
の中央部上面に当接するとともに、吸引開口６３の吸引
力により帯状材料３の中央部が圧着部材８Ｂに吸着保持
される。この状態のままハンド９を成形ドラム１１の頂
点近傍の所定位置まで移動させ、帯状材料３の始端３ａ
を成形ドラム１１まで移送する。このとき、帯状材料３
は送り出し機構ｌから引き出される。なお、前記送り出
し機構１がベルトコンベアの場合には、ハンド３の移動
速度と等速でベルトコンベアが駆動走行される０次に、
下爪４５が成形ドラム１１の頂点の極く近くに位置する
までハンドθが下降した後、シリンダＢ３のピストンロ
ッド８４がさらに突出し、帯状材料３の始端部でその中
央部３ｅが成形ドラム１１に押し付けられて圧着される
。なお、このとき。
帯状材料３の両側端部も成形ドラム１１に圧着させても
よいが、帯状材料３の断面形状が第２図に示すような台
形であるため、現時点では必要ではない０次に、この圧
着部材６Ｂが帯状材料３を成形ドラム１１に押し付けた
状態において、シリンダ４９のピストンロッド５０を引
っ込ませ上爪５２を上昇させるとともに、シリンダ４１
のピストンロッド４４を引っ込ませ下爪４５同士を互い
に離隔させて該下爪４５と帯状材料３との接触面積を減
少させる０次に、帯状材料３を圧着部材６６の吸着保持
から解放した後、シリンダ６３のピストンロッド８４を
引っ込ませ圧着部材８８を上昇させる０次に、成形ドラ
ム１１と送り出し機構１との間の巻き付は時に帯状材料
３に悪影響を及ぼさない所定位置までハンド３を移動さ
せる０次に、成形ドラム１１を回転させると、送り出し
機構１上の帯状材料３は下爪４５により両側端部が下方
から支持されながら引き取られ、成形ドラム１１の周囲
に巻き付けらｈる。このとき、帯状材料３の両側端面に
はセンタリングローラ８５がそれぞれ挟持した状態で転
がり接触しているので、該帯状材料３はセンタリングさ
れながら成形ドラム１１に供給される。そして、成形ド
ラム１１に帯状材料３が所定長さだけ巻き取られると、
成形ドラム１１の回転が停止する０次に、ハンド９が送
り出し機構　１偏に移動するが、終端センサ８０が帯状
材料３の終端３ｂを検知したときその移動は停止する０
次に、シリンダ４１のピストンロッド４４を突出し、下
爪４５をそれぞれ帯状材料３の両側端部３ｃ、３ｄの下
方に深く潜り込ませ、後述する帯状材料３の全体的な引
き伸ばし圧縮の準備をする０次に、ハンド９を上昇させ
帯状材料３の終端部を下爪４５により持ち上げる０次に
、シリンダ４９のピストンロッド５０が突出し、上爪５
２が下降して対応する下爪４５に接近する。この結果、
これら下爪４５と上爪５２との間に帯状材料３の一側端
部３Ｃおよび他側端部３ｄがそれぞれ挟持される０次に
、シリンダ８３のピストンロッド６４が突出して圧着部
材６８が帯状材料３に当接するとともに、この圧着部材
ＢＢにより帯状材料３の中央部３ｅが吸着保持される。
次に、この状態で成形ドラム１１を回転させ、残余の帯
状材料３を成形ドラム１１の周囲に巻き付ける。このと
き、ハンド９は帯状材料３の終端部を保持しながら成形
ドラム１１の頂点に向かって移動するが、帯状材料３が
短かい場合には帯状材料３が引張り加減となるようハン
ド９の移動速度を成形ドラム１１の周速度より僅かに遅
くし、一方、帯状材料３が長い場合には帯状材料３が圧
縮加減となるようハンドθの移動速度を成形ドラム１１
の周速度より僅かに速くし、帯状材料３の始端３ａと終
端３ｂとが正確に突き合うようにする。そして、成形ド
ラム１１が１回転して停止すると、ハンド９はその下爪
４５が成形ドラム１１の掻く近くに到達するまで下降す
る０次に、シリンダ６３のピストンロッド６４がさらに
突出し、帯状材料３の終端部でその中央部３ｅが圧着部
材８Ｂにより成形ドラム１１に押し付けられて圧着され
る０次に、圧着部材８Ｇの帯状材料３に対する吸着が停
止した後、シリンダ６３のピストンロッド６４が引っ込
み圧着部材６Ｂが上昇する０次に、ビンシリンダ７２の
ピストンロッド７３が突出し、シリンダ６３が送り出し
機ａ　ｌ側にピン８２を中心として揺動する。そして、
この揺動は圧着部材８Ｂが帯状材料３の接合部、即ち始
端３ａ、終端３ｂの直上に到達したとき停止する０次に
、シリンダ６３が作動し、圧Ｍ部材８８が下降して前記
帯状材料３の接合部を圧着した後上昇復帰する０次に、
シリンダ４９のピストンロッド５０が引っ込んで上爪５
２が上昇した後、モータ２３が作動して下爪４５、上爪
５２が一体となって互いに離隔するとともに、ハンド９
は送り出し機構１に向かって移動する。そして、下爪４
５が帯状材料３の終端３ｂ側の両側端部、即ち隅部のみ
に接触するようになると、前記離隔移動は停止する８次
に、シリンダ４９のピストンロッド５０が突出して上爪
５２が下降し、下爪４５と上爪５２とにより帯状材料３
の前記隅部が挟持される。このとき、シリンダ８３のピ
ストンロッド６４が引っ込み圧着部材８Ｂが上昇する０
次に１図示していないモータを駆動して歯車３７を回転
させ、下爪４５および上爪５２を一体的にシリンダ４１
の軸線を中心として送り出し機構１偏に、例えば３５度
から４５度程度揺動させる。この結果、帯状材料３の終
端３ｂ側の両側端部のみが長手方向に引き伸ばされ、シ
ョートサイドが修正される。このように、帯状材料３の
幅方向中央部３ｅを成形ドラム１１に圧着することで拘
束しているので、その両側端部のみを引き伸ばすことが
できる。この際の引き伸ばし量が帯状材料３の種類によ
って予め決定されている適正引き伸ばし量と異なる場合
には、ハンド８を前方または後方に必要量だけ移動させ
て前記引き伸ばし量を調整するとよい、また、前記揺動
時、下爪４５が成形ドラム１１の表面に接触する場合に
は、揺動させながらハンド８を上昇させればよい０次に
、ハンド９を下降させるが、前述のように上爪５２の幅
が下爪４５の幅より広いため、上爪５２のロボット　５
側エツジによって帯状材料３の隅部が成形ドラム１１に
押し付けられて圧着される。この状態で、シリンダ４１
のピストンロッド４４を引っ込めると、下爪４５が帯状
材料３の隅部下面から引き抜かれる８次に、前記モータ
により歯車３７を回転させて上爪５２を水平になるよう
揺動させながら、ハンド９を送り出し機構ｌに向かって
移動させ、上爪５２により前記帯状材料３の隅部を多少
り１つ張り気味で成形ドラム１１に押し付けて圧着させ
る。このように、引き伸ばされた両側端部を上爪５２で
押し付けながら圧着しているので、圧着時に引き伸ばし
た部分が収縮することはない、これにより、帯状材料３
の始端３ａおよび終端３ｂ同士が、隙間あるいは重なり
を生じることなく、全幅に亘って均一確実に突き合わせ
接合され、円筒状のタイヤ構成部材が成形される。その
後、下爪４５および上爪５２はモータ２３、シリンダ４
１、シリンダ４９およびロボット　５の作動により初期
位置まで復帰する０以上がこの発明の一実施例の作用の
１すイクルであり、以後、このサイクルが繰り返され、
次々と円筒状タイヤ構成部材が成形される。
なお、前述の実施例においては上爪５２を昇降させて上
爪５２と下爪４５とを接近離隔させたが、この発明にお
いては、下爪４５を昇降させたり、あるいは上、下爪５
２．４５双方を移動させて互いに接近離隔させてよい、
また、この発明においては、前記装置を用いて帯状材料
３の始端３ａ側の両側端部を引き伸ばし・ショートサイ
ドを修正するようにしてもよい、この場合には、帯状材
料３の始端部でその中央部３ｅを成形ドラム１１に圧着
した段階で上、下爪５２．４５をロボット　５側に揺動
させ、帯状材料３の始端側の両側端部を引き伸ばすよう
にする。さらに、この発明においては、帯状材料の始端
部をサービサー等の適当な手段で保持しながら成形ドラ
ムに移送し、圧着ロールを用いて圧着するようにしても
よい、また、この発明においては、帯状材料を成形ドラ
ムに供給する際、該帯状材料のセンタリングを１例えば
サービサーに設置され帯状材料の両側端に接触するセン
タリングローラで行なってもよい。
ｉ見立差ｊ 以上説明したように、この発明によれば、帯状材料の始
、終端同士をオープンあるいは重なり等の接合不良を生
じさせることなく、突き合わせ接合させることができる
。
【図面の簡単な説明】
第１図はこの発明の一実施例を示す概略正面図、第２図
は一部が破断された第１図のＩ−Ｉ矢視図、第３図は第
２図のＵ−１１矢視断面図である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. （１）帯状材料の始端部を保持しながら成形ドラムに移
    送して圧着した後、前記帯状材料をセンタリングしなが
    ら回転中の成形ドラムに供給して該成形ドラムの周囲に
    巻き付け、次に、ハンドにより帯状材料の終端部でその
    幅方向中央部を成形ドラムに圧着した後、前記ハンドに
    より帯状材料の終端部でその幅方向両側端部を長手方向
    に引き伸ばして成形ドラムに圧着し、帯状材料の始、終
    端を突き合わせ接合するようにした円筒状タイヤ構成部
    材の成形方法。
  2. （２）帯状材料の始端部を保持しながら成形ドラムに移
    送した後、ハンドにより該帯状材料の始端部でその幅方
    向中央部を成形ドラムに圧着し、次に、前記ハンドによ
    り帯状材料の始端部でその幅方向両側端部を長手方向に
    引き伸ばして成形ドラムに圧着し、次に、帯状材料をセ
    ンタリングしながら回転中の成形ドラムに供給して該成
    形ドラムの周囲に巻き付け、帯状材料の始、終端を突き
    合わせ接合するようにした円筒状タイヤ構成部材の成形
    方法。
  3. （３）成形ドラムの軸線に垂直な平面内を少なくとも移
    動することができるハンド本体に取り付けられ互いに接
    近離隔可能な一対の下爪と、前記ハンド本体に取り付け
    られ下爪と対をなし対応する下爪に対して相対的に接近
    離隔可能で下爪とともに帯状材料の幅方向両側端部を挟
    持する一対の上爪と、前記対をなす下、上爪を前記平面
    内で一体的に揺動させる揺動手段と、前記一対の上爪間
    に位置するようハンド本体に取り付けられ帯状材料の厚
    さ方向に移動可能な圧着部材と、を備えたことを特徴と
    する円筒状タイヤ構成部材の成形装置。
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