JPS6223098Y2 - - Google Patents

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JPS6223098Y2
JPS6223098Y2 JP1979014194U JP1419479U JPS6223098Y2 JP S6223098 Y2 JPS6223098 Y2 JP S6223098Y2 JP 1979014194 U JP1979014194 U JP 1979014194U JP 1419479 U JP1419479 U JP 1419479U JP S6223098 Y2 JPS6223098 Y2 JP S6223098Y2
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JP
Japan
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transistor
region
npn transistor
pnp transistor
emitter
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JP1979014194U
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JPS55115066U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はPNPトランジスタとNPNトランジス
タを共通の半導体基板に形成して回路構成をして
ある半導体集積回路装置に関する。
共通の半導体基板にPNPトランジスタとNPN
トランジスタを形成した半導体装置はすでに公知
であり、例えば同じ出願人による特願昭53−
43970に記載されている。従来のこの種の半導体
装置によるリレーやモータ等のインダクタンス成
分を主とする負荷に電流を供給する回路を構成す
る場合には、断続時に発生する逆起電圧からトラ
ンジスタを保護するためのフライバツクダイオー
ドを付加する。このフライバツクダイオードには
瞬間的に大きな電流が流れるので同じ半導体基板
に設ける場合には大きな面積を必要とし装置全体
の微小化のために不利になるばかりでなく製作時
の歩留りを低下させていた。
本考案はトランジスタに寄生するダイオードを
利用することにより、フライバツクダイオードの
付加を必要としない半導体集積回路装置を提供す
るものである。
以下モータ駆動回路を構成する半導体集積回路
装置を実施例にとり、本考案を説明する。
第1図はその断面図であり、PNPトランジスタ
AとNPNトランジスタBが示されている。1は
導電型がP型のシリコンからなる高比抵抗の半導
体基板、2,3は夫々N型の高比抵抗のエピタキ
シアル層、4はN+型の埋込層、10は分離層で
ある。PNPトランジスタA、NPNトランジスタ
Bは分離層10により形成された分離領域内のエ
ピタキシアル層2,3に形成され5,6,7は
夫々拡散によつて形成されたPNPトランジスタA
のコレクタ領域、ベース領域、エミツタ領域であ
り、8はNPNトランジスタBのベース領域、9
はエミツタ領域である。PNPトランジスタAが形
成されている分離領域のエピタキシアル層2,3
とエミツタ領域7とは結線されている。第1図で
はエピタキシアル層3上に設けられた電極11と
エミツタ領域7に設けられた電極12とを線で結
ぶことにより結線の状態を模型的に示してある
が、実際は省略されている絶縁膜上に設けられた
Aの導電膜により行なわれることは言うまでも
ない。
又NPNトランジスタBが形成されている分離
領域を形成する分離層10とエミツタ領域9も結
線され、分離層の電極14とエミツタ領域の電極
13を結ぶことにより示してある。
なおエピタキシアル層を2層にした理由は、
PNPトランジスタAのコレクタ領域5の拡散をエ
ピタキシアル層2の表面とエピタキシアル層3の
表面から順次行つてコレクタ領域5の深さ方向の
厚みを厚くしコレクタ抵抗を低くすることを目的
としたものである。又第1図ではPNPトランジス
タAのベース領域6、NPNトランジスタBのコ
レクタ領域には夫々接触領域が設けられ、PNPト
ランジスタAのベース領域6とコレクタ領域5及
びNPNトランジスタBのコレクタ領域とベース
領域8には夫々電極が設けられているが符号は付
与されていない。
このように構成した第1図の半導体集積回路装
置の半導体基板1を接地した場合、PNPトランジ
スタAのコレクタ領域5とこのトランジスタAの
形成されている分離領域のエピタキシアル層2,
3との接合により形成されている寄生ダイオード
D1、分離領域のエピタキシアル層2,3とこの
分離領域を形成している分離層10との接合によ
り形成されている寄生ダイオードD2を考慮する
とPNPトランジスタAの等価回路は第2図aのよ
うになる。又NPNトランジスタBの形成されて
いる分離領域のエピタキシアル層2,3とこの分
離領域を形成している分離層10との接合により
形成されている寄生ダイオードD3を考慮すると
NPNトランジスタBの等価回路は第2図bのよ
うになる。
この等価回路第2図a、第2図bから明らかな
ように寄生ダイオードD1,D3はトランジスタ
を逆起電圧から保護するためのフライバツクダイ
オードの役割をする。
第3図はこのようなPNPトランジスタAと
NPNトランジスタBにより構成した本考案によ
るモータ駆動回路の回路図が示されている。第3
図では第2図と同じ部分は同一符号を付与してあ
る。
第3図においてコレクタを共通接続されたPNP
トランジスタAとNPNトランジスタBからなる
左側の相補型トランジスタのコレクタと右側の相
補型トランジスタのコレクタ間にモータMが点線
で示すように接続される。左側のD1,D2は左
側のPNPトランジスタAの寄生ダイオードであ
り、右側のD1,D2は右側のPNPトランジスタ
Aの寄生ダイオードである。
又左側のD3は左側のNPNトランジスタBの
寄生ダイオードであり、右側のD3は右側の
NPNトランジスタBの寄生ダイオードである。
2つの相補型トランジスタのエミツタは同じ極性
のトランジスタ同志で互に接続されている。寄生
ダイオードを利用しないNPNトランジスタCの
コレクタが左側のPNPトランジスタAのベースに
接続され、エミツタが右側のNPNトランジスタ
Bのベースに接続されている。別の寄生ダイオー
ドを利用しないNPNトランジスタCが右側の
PNPトランジスタAのベースと左側のNPNトラ
ンジスタBのベース間に同じように接続されてい
る。直列接続された電池E1,E2の陽極側は
PNPトランジスタAのエミツタに接続され、陰極
側はNPNトランジスタBのエミツタに接続され
ている。
第3図のモータ駆動回路は、左側のNPNトラ
ンジスタCが「バイアスされる」することにより
左側のPNPトランジスタAと右側のNPNトラン
ジスタBが「オン」してモータMに電流が流れ、
又右側のNPNトランジスタCが「バイアスされ
る」することにより右側のPNPトランジスタAと
左側のNPNトランジスタBが「オン」してモー
タMに逆方向の電流が流れるようにしてある。逆
起電圧が左側のPNPトランジスタAのコレクタと
エミツタ間及び右側のNPNトランジスタBのエ
ミツタとコレクタ間に発生した場合には、電流は
右側の寄生ダイオードD3、左側の寄生ダイオー
ドD1を通つて電池E1,E2へ流れ両方のトラ
ンジスタは保護される。右側のPNPトランジスタ
Aと左側のNPNトランジスタBも同じようにし
て保護される。
かくのごとき本考案の半導体集積回路装置によ
り構成されるモータ駆動回路では、フライバツク
ダイオードとしてトランジスタの寄生ダイオード
を利用するのでフライバツクダイオードを別に付
加する必要はない。従つて従来フライバツクダイ
オードを含む保護回路を別の半導体基板に設ける
こともしばしば行なわれていたが本考案によれば
装置全体を同じ半導体基板に設けることが容易で
あつて、部品数が低減でき微小化できると共に歩
留りを向上させることができる。
本考案におけるフライバツクダイオードは接合
面積が広い寄生ダイオードを利用しているので逆
起電圧発生時の大きな電流においてもきわめて安
定に動作する。本考案は、実施例として示したモ
ータ駆動回路に限定されるものではなくPNPトラ
ンジスタとNPNトランジスタを共通の半導体基
板上に形成してインダクタンス成分を主とする負
荷に電流を供給する広い範囲の回路構成に応用で
きることは明らかである。
さらに又実施例では半導体基板1の導電型をP
型として説明したが、N型であつてもPNPトラン
ジスタとNPNトランジスタを互に置き換えれば
同じように本考案の半導体集積回路装置を構成で
きることは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の半導体集積回路装置の断面図
であり、第2図aは第1図のPNPトランジスタA
の等価回路図であり、第2図bは第1図のNPN
トランジスタBの等価回路図であり、第3図は本
考案の半導体集積回路装置により構成されるモー
タ駆動回路の回路図である。 A:PNPトランジスタ、B:NPNトランジス
タ、C:NPNトランジスタ、D1,D2:PNP
トランジスタAの寄生ダイオード、D3:NPN
トランジスタBの寄生ダイオード。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 縦型PNPトランジスタとNPNトランジスタが
    同一半導体基板に形成され相補的に接続されてな
    る第1と第2の相補型トランジスタと、該第1と
    第2の相補型トランジスタの共通接続されたコレ
    クタ間に接続されたインダクタンスを主成分とす
    る負荷に、該第1と第2の相補型トランジスタの
    夫々の何れかのトランジスタを介して電流を供給
    するようになされた半導体集積回路装置に於い
    て、該縦型PNPトランジスタのコレクタ領域の外
    周の分離領域であるエピタキシヤル層と該縦型
    PNPトランジスタのエミツタとを電気的に接続し
    て、該コレクタ領域と該エピタキシヤル層との接
    合による寄生ダイオードをフライバツクダイオー
    ドとし、該NPNトランジスタのエミツタとその
    分離領域を電気的に接続して、該コレクタ領域と
    該分離領域との接合による寄生ダイオードをフラ
    イバツクダイオードとすることを特徴とする半導
    体集積回路装置。
JP1979014194U 1979-02-06 1979-02-06 Expired JPS6223098Y2 (ja)

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JP1979014194U JPS6223098Y2 (ja) 1979-02-06 1979-02-06

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Publication Number Publication Date
JPS55115066U JPS55115066U (ja) 1980-08-13
JPS6223098Y2 true JPS6223098Y2 (ja) 1987-06-12

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ID=28833663

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010135627A (ja) * 2008-12-05 2010-06-17 Sharp Corp 過電圧保護回路
JP2010135626A (ja) * 2008-12-05 2010-06-17 Sharp Corp 過電圧保護素子

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JPS495281A (ja) * 1972-04-28 1974-01-17
JPS4936291A (ja) * 1972-08-02 1974-04-04
JPS5310288A (en) * 1976-07-15 1978-01-30 Sony Corp Semiconductor integrated circuit

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JPS55115066U (ja) 1980-08-13

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