JPS6222562A - 堅果類含有起泡性水中油型乳化脂の製造法 - Google Patents

堅果類含有起泡性水中油型乳化脂の製造法

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JPS6222562A
JPS6222562A JP60159517A JP15951785A JPS6222562A JP S6222562 A JPS6222562 A JP S6222562A JP 60159517 A JP60159517 A JP 60159517A JP 15951785 A JP15951785 A JP 15951785A JP S6222562 A JPS6222562 A JP S6222562A
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oil
nut
nuts
emulsified fat
weight
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Yoichi Goto
洋一 後藤
Takashi Nakazawa
隆 中沢
Shozo Usami
宇佐見 省三
Kunio Muto
武藤 邦夫
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Adeka Corp
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Asahi Denka Kogyo KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は堅果類を含有する起泡性水中油型乳化脂の製造
法に関する。
〔従来の技術〕
堅果は製菓・洋菓子・料理分野で広く用いられる素材で
あり、他素材との組み合わせで広く用いられている。堅
果は、粒のまま、又はスライスしたもの、単に砕いたも
の、ペーストにしたもの等、種々の形態で用いられてい
る。洋菓子・製菓分野では堅果をペーストにしたもの(
堅果ペースト)をバタークリームと合わせたり、生クリ
ームにブレンドしたりする用途がある。この用途の場合
、堅果ペーストとしてはアーモンドが主体となっている
ものが多く用いられている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
堅果は油脂を大量に含む他、蛋白質、糖質、繊維を含ん
でおり、堅果ペーストを生クリームにブレンドする場合
、起泡させたクリームが硬くなったり、ザラついたり、
オーバーランが低下する等して一定の品質のものを作る
のは困難であった。
又、ホイップしたクリームと堅果ペーストをブレンドす
る際の温度に敏感で熟練を要するものであった。
また、起泡性水中油型乳化脂に堅果ペーストを混合乳化
すると一般的にクリームの粘度が上昇し、固化するとい
う欠点があり、安定な低粘度の堅果入すクリームは得ら
れない、更に、堅果はローストにより外皮の細菌は殺菌
されるもののペースト状に微粒子化される段階で汚染さ
れるため、腐敗し易いクリームとの混合乳化では長期保
存可能な、ロングライフ化は難しい。
従って、本発明の目的は、品質が安定し、長期保存可能
な堅果ペーストを含有した起泡性水中油型乳化脂を提供
することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記の堅果入すクリームのロングライフ化は、UHT滅
蘭処理することで達成されるが、堅果人すクリームは粘
度が高いため、UHT滅菌処理が難しい。そこで、本発
明者らは、何故に堅果ペーストとクリームを混合乳化し
た時に粘度が上昇するかということについて検討したと
ころ、堅果中の糖質、蛋白質も関与する部分があるが、
堅果ペーストの粒子の大きさを特定の範囲内にした場合
に粘度が下がることが判った。即ち、堅果は焙焼した上
、粉砕、ローラー等で更に粒子を細かくしてペースト状
にするわけであるが、本発明者らは、この堅果の粒子の
大きさを特定範囲内にすることによって、堅果ペースト
とクリームの混合乳化時の粘度上昇を抑えることができ
、その結果、起泡性水中油型に混合乳化、UI(T滅菌
処理可能なものが得られることを知見した。
本発明者らは、上記知見に基づき更に鋭意検討を重ねた
結果、クリームと特定の粒度の堅果ペーストを混合乳化
し、これをUHT滅菌処理することによって、使用時に
ワンタッチで起泡させるだけで型梁ホイップドクリーム
となる起泡性水中油型乳化脂が得られることを見出し、
本発明を完成した。
即ち、本発明の堅果類含有起泡性水中油型乳化脂の製造
法は、油脂分、水分、乳化剤等の水中油型乳化脂成分に
、堅果を焙焼後、粒度80〜400メツシユに粉砕して
なる堅果ペーストを加えて予備乳化物を調製し、これを
UHT滅菌処理することを特徴とする。
以下に本発明の堅果類含有起泡性水中油型乳化脂の製造
法をその好ましい実施態様に基づき詳述する。
シ 本発明で用いられる堅果としては、アーモンド、ビーナ
ツツ、マカダミアナッツ、カシューナツツ、クルジ等が
あげられる。また、これらの堅果を酵素処理したものも
使用できる。
本発明の好ましい実施態様は、水分40〜60重量%、
油脂分18〜40重量%、糖分5〜20重量%、乳化剤
0.5〜2.0重量%、カゼインナトリウム0.5〜4
.0重量%、乳成分、リン酸塩若干を含む水中油型乳化
脂成分に、80〜400メツシユの堅果ペーストを5〜
15重量%添加し、50〜70℃で予備乳化を行い、次
いで予備乳化物をホモゲナイザーで等により50〜70
℃で30〜100Kg/aJの圧力で均質化した後、U
HT滅菌処理を行い、60〜75℃迄冷却後10〜10
0Kg/cdの圧力で再度無菌下で均質化し、10℃迄
急冷の後、無菌充填することからなる。
水分が40重量%以下では全固形分が60重量%以上と
高く、水中油型乳化脂とした場合、流動状且つ低粘度の
ものは得られ難く、また、水分が60重量%以上では逆
に全固形分が40重量%以下となり、十分な起泡性は得
られないので好ましくない。
油脂分としては、動植物油脂及びそれらの硬化油脂の単
独又は2種以上の混合物或いはこれらのものに種々の化
学処理又は/及び物理処理を施したものであって、その
10℃でのSFI特性値が20〜55、上昇融点25〜
40℃のものを用いるのがよく、例えば、大豆油、綿実
油、コーン油、サフラワー油、パーム油、ナタネ油、カ
ポック油、ヤシ油、乳脂、ラード、魚油、鯨油等の各種
の動植物性油脂及びこれらの硬化油、分別油、エステル
交換油等があげられる。油脂分が18重量%以下ではホ
イップせず、また40重量%以上では増粘固化するので
好ましくない。
糖分は、蔗糖、ブドウ糖、果糖、乳糖等一般に使用され
る糖類の1種又は2種以上を5〜20重量%使用するこ
とができる。W分の量がこの範囲を外れると好ましい可
塑性及びホイップ特性が得られないので好ましくない。
本発明の起泡性水中油型乳化脂を健康食品等に用いる場
合には、上記の糖類の代わりに低カロリーのソルビトー
ル等を使用することも可能である。
乳化剤としては、例えば、レシチン、ソルビタ、ン脂肪
酸エステル、蔗糖脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン
ソルビタン脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル
、プロピレングリコール脂肪酸エステル等の1種又は2
種以上を公知慣用例集(特許庁)にあるように選択使用
し、0.5〜2.0重量%用いるのが妥当である。この
範囲外では一般に十分な可塑性、起泡性は得られないの
で好ましくない。
カゼインナトリウムは0.5〜4.0重量%の範囲で用
いるのがよく、0.5重量%以下では乳化安定性に欠け
、4.0重量%以上では逆に増粘剤として働き本発明の
意図るすところでないばかりか、風味を損なうので上記
範囲で用いるのが好ましい。
乳成分としては、全脂乳、脱脂乳、全脂粉乳、脱脂粉乳
、ホエーパウダー等、を1〜5重量%(乾燥固形分とし
ての重量%である)用いるのがよく、むしろ呈味剤とし
ての効果を期待している。。
リン酸塩としては、ポリリン酸ナトリウム、メタリン酸
ナトリウム、オルソリン酸ナトリウム、ビロリン酸ナト
リウム、クエン酸ナトリウム、第1リン酸ナトリウム、
第2リン酸ナトリウム、第3リン酸ナトリウム等から選
ばれた1種又は2種以上のナトリウム塩又はカリウム塩
を好ましくは0.02〜0.2重量%用いるのがよい。
80〜400メツシユの堅果ペーストは5〜15重量%
添加するのが好ましい、80〜400メソシユの堅果ペ
ーストは、堅果を水分1.5〜3.0重量%迄焙焼(ロ
ースティング)したものを粗砕きし、次いでローラーを
通してすり潰した後、更にボールミル等で細かくして製
造するのが好ましい。水分が3.0重量%以上では風味
に欠け、1.5重量%以下では焦げ臭が強く、且つ苦味
があり好ましくない、また、粒度が80メツシユ以下で
は水中油型乳化脂の低粘度のものは得られず、400メ
ツシュ以上では機械的に製造困難となる。
而して、上述の成分を混合乳化して得られた予備乳化物
を50〜70℃にて、30〜100Kg/      
     、、−の均質圧力で均質化する。均質圧力が
30Kg/i以下では保形性が弱く、100Kg/cI
i以上では起泡した時のまとまりがなくなる。
次いでUHT滅菌処理を行う。この処理に用いられるU
HT滅菌装置としては、間接加熱方式のものとして、例
えばAPVプレート式UHT処理装置(APV社製) 
、C,P、UHT殺菌装置(クリ−マリ−・パッケージ
社製)、ストークス・チューブラ−型tJHT滅菌装置
(ストークス社製)、直接加熱方式のものとして、例え
ばユーペリゼーション滅菌装置(アルプラ社製)、アル
ファラバルVTrS滅菌装置(アルファラバル社製)、
ラギアー滅菌装置(ラギアー社!り 、パラリゼータ(
バラシュ・アンド・シルケボーグ社製) 、C,P、 
Vac、 Heat  UHT殺菌装W(クリマリ−・
パッケージ社製)等があり、これらのものから適宜選択
して使用できる。
U HT滅菌処理後、60〜75℃迄冷却した後10〜
100Kg/c11の圧力で均質化処理を行う。
この時の均質圧力は堅果ペースト入り水中油型乳化脂の
起泡性、保形性を満足させれば良く、好ましくは20〜
70Kg/cJである。
次いで10℃位迄冷却後、無菌充填機にて充填し、製品
を得る。
〔実施例〕
以下に本発明の実施例をあげる。
実施例1 ヤシ油と大豆油の混合油25重重量、水50重量%、乳
化剤(レシチン、蔗糖脂肪酸エステル、モノグリセリド
及びプロピレングリコール脂肪酸エステルの混合物)1
重量%、カゼインナトリウム1重量%、粉乳1重量%、
上白糖12重量%、及び了−モンドペースト(粒度80
〜400メツシユのもの、水分2.6重量%)10重量
%の配合により、温度60℃で予備乳化を行い、全固形
分48重量%の予備乳化物を得た。次いで、この予備乳
化物をホモゲナイザーにより約60℃下に約50Kg/
a11の圧力で均質化した後、UHT滅菌処理(VTI
S滅菌装置(アルファラバル社製)を使用〕を施し、冷
却後紙容器に無菌充填(テトラパック)し、本発明の堅
果類含有起泡性水中油型乳化脂を得た。−晩エージング
後、この乳化脂は流動状であり、B型粘度計にて粘度を
測定したところ、500cpであった。また、このもの
を起泡させたところ十分商品価値があり、良質なアーモ
ンドの風味を保っていた。また、要冷90日間物性変化
がなく、ロングライフ性に問題なかった。
比較例1 80メツシユ以下のアーモンドペーストを用いた以外は
実施例1と同配合で同様に実施したところ、予備乳化物
の粘度が高く、UHT滅菌滅菌処理時速流速ち、かろう
じて充填可能であったものの、得られた乳化脂は翌日ペ
ースト状となり、起泡させても十分な性能を有していな
かった。
〔発明の効果〕
本発明の製造法によれば、品質が安定し、長期保存可能
で、且つ堅果風味の優れた堅果類含有起泡性水中油型乳
化脂を製造することができる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 油脂分、水分、乳化剤等の水中油型乳化脂成分に、堅果
    を焙焼後粒度80〜400メッシュに粉砕してなる堅果
    ペーストを加えて予備乳化物を調製し、これをUHT滅
    菌処理することを特徴とする堅果類含有起泡性水中油型
    乳化脂の製造法。
JP60159517A 1985-07-19 1985-07-19 堅果類含有起泡性水中油型乳化脂の製造法 Granted JPS6222562A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2023054489A1 (ja) 2021-09-28 2023-04-06 不二製油グループ本社株式会社 エステル交換油脂を含む水中油型乳化物

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