JPS6222286B2 - - Google Patents

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JPS6222286B2
JPS6222286B2 JP56199558A JP19955881A JPS6222286B2 JP S6222286 B2 JPS6222286 B2 JP S6222286B2 JP 56199558 A JP56199558 A JP 56199558A JP 19955881 A JP19955881 A JP 19955881A JP S6222286 B2 JPS6222286 B2 JP S6222286B2
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JP
Japan
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magnetic amplifier
saturable reactor
conductive wires
iron core
frequency magnetic
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Application number
JP56199558A
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English (en)
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JPS58100516A (ja
Inventor
Kosuke Harada
Yasushi Arakawa
Rihei Hiramatsu
Yasuo Aryama
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Publication of JPS58100516A publication Critical patent/JPS58100516A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、高周波磁気増幅器の改良に関するも
のである。
「従来の技術」 近時、スイツチング電源は、小型、軽量化のた
め、その使用周波数が益々高くなつている。そし
て、第1図に示すような可飽和リアクトル1と整
流ダイオード3からなる磁気増幅器を使用した電
源回路が高周波化に最適であることが認識されて
きて、その需要が拡大しつつある。この第1図の
回路は、最も簡単な半波制御磁気増幅器を使用し
た場合を示しており、前記磁気増幅器の他に、2
はトランジスタとトランスを主体とした直交変換
部、4は転流ダイオード、5は平滑用リアクタ、
6は平滑用コンデンサ、7は出力電圧検出回路、
8は帰還抵抗、9は帰還ダイオードである。前記
可飽和リアクトル1は、従来は第2図および第3
図に示すように、導線10を巻回せしめるため
に、中央に大きな貫通孔11をもつて鉄心12を
巻回し、その外周をケース13で被覆したドーナ
ツ型であつた。可飽和リアクトル1を用いた第1
図の回路において、出力端子14,15の出力電
圧Voを得るときの可飽和リアクトル1への印加
電圧Vma、転流ダイオード4の直後の電圧Vo′、
出力端子14,15間の電圧Voのそれぞれの波
形図が第4図に示されている。また、第5図は、
出力端子14,15の短絡時の電圧Vo,Vma,
Vo′の波形図である。第5図からも明らかなよう
に、出力端子14,15間が短絡した時には、電
圧Vo,Vo′が零であるが、そうなるためには、入
力電圧Viの電圧時間積はすべて可飽和リアクト
ル1で負担しなければならない。最高電圧時間積
の負担時においては、 Vi・T/2=Vma・T/2 ……(1) となり、したがつてVi=Vmaとなる。
実例として、Vi=12.5V、周波数f=250KHz
(又は周期T=4μsec)、巻回数t=5ターン、
断面積A=0.05cm2として ema=Vma/t=4・f・B・A・10-8 ……(2) の式に代入するとB=5000ガウスとなる。(ema
は可飽和リアクトルの1ターン当りの電圧)な
お、このときの鉄心12の断面積Aはその外径寸
法を第3図のように設定することによつて次式で
求めたものである。
A=0.3×0.25×1/1.5=0.05cm2 ここで、1/1.5は鉄心12の占有率であり、外形 断面積は0.075cm2、平均磁路長はπ×10.5mmとな
る。
以上の説明で使用した第2図および第3図に示
す外形および寸法の可飽和リアクトルは、現状で
は、習慣的に近似したプロポーシヨンである。
「発明が解決しようとする問題点」 ところが、高周波磁気増幅器としての鉄心を考
えると、一定能力に対してその体積が最低となる
ような配慮が必要である。すなわち、磁路長が短
く、断面積が大きなもので、導線の巻回数の少な
いことが必要である。そこで、巻回数の点だけを
考えると、第2図におけるt=5ターンを可能な
限りt=1ターンに近づけることが望まれる。例
えば前記(2)式において、同一磁束密度で、t=1
(ターン)とすると、A=0.25cm2、外径0.375cmと
なる。このとき、単純に巾を第3図のように5倍
の15mmにすることも可能であるが、これでは、巻
回数tが減つただけ磁気増幅器のリセツト時の励
磁電流が増大し、しかも鉄損も増大して得策では
ない。
「問題点を解決するための手段」 本発明は、このような点に鑑みなされたもの
で、巾の広い金属薄帯を細長く巻回して鉄心とな
し、中心部分には複数本の直線状の導線を束ねて
貫通せしめてなるものである。もちろん製作時は
複数本を束ねた絶縁導線の外周に広巾の金属薄帯
を適当な厚さに巻回して鉄心とし、そして必要に
応じて両端の導線間を接続してループとなし磁気
増幅器とする。
「実施例」 以下、本発明の具体的実施例を説明すると、第
6図は本発明の斜視図、第7図は第6図の断面
図、第8図は他の実施例の正面図である。
第6図および第7図において、20は複数本を
束ねた直線状の導線で、これらの導線20の外周
には、磁気回路用の金属薄帯23を適当な厚さに
直接巻回して鉄心21を形成する。このとき、金
属薄帯23の先端部は、第7図に示すように、相
隣る導線20,20で形成される凹部24に差込
むようにして巻き始めると鉄心21が作り易い。
金属薄帯23の巾は、第6図の1/2としたものを
用いて第8図のように同一導線20に巻回して2
個の鉄心21,21としてもよい。
このような可飽和リアクトル22を形成する際
には、導線20と鉄心21との間に絶縁層が形成
されなければならない。そのためにはつぎのよう
な方法によることが望ましい。
例1.すべての直線状導線20に予め適当な絶縁
膜を施こしたものを複数本束ね、この上に直接
磁気回路用の金属薄帯23を適当な厚さまで巻
き付けて鉄心21を形成する。
例2.複数本の直線状導線20を束ねたものの外
周に直接磁気回路用の金属薄帯23を巻いて鉄
心21となし、その後適当な温度で熱処理して
導線20と鉄心21との間に、両方の金属の酸
化皮膜を生成せしめる。
例3.複数本の直線状導線20に無機質等の適当
な絶縁物の粉末や液体を塗布し、この上に磁気
回路用の金属薄帯23を適当な厚さに巻いて鉄
心21となし、その後適当な温度で熱処理して
両者間に電気的絶縁物を焼結せしめる。
このような方法によつて形成されたものにルー
プを形成するには、第9図に示すように、両端か
ら突出した直線状導線20a,20b,20c,
20d、20e,20f,20g,20hを折曲
し、これらのうち、導線20bと20e、20c
と20f、20dと20gを互いに点25,2
6,27で接続し、導線20aと20hをリード
線とすればt=3ターンの可飽和リアクトル22
となる。また、第10図のように、リード線とし
ての直線状導線20aと20h以外の導線20
b,20c,20d、20e,20f,20g
を、直角に折曲し、プリント基板28の接続孔2
9b,29c,29d,29e,29f,29g
に挿入し、プリント配線30…に半田31で接続
すれば、コンデンサや抵抗と同様の扱いによつて
t=3ターンの可飽和リアクトル22となる。さ
らに、複数本の直線状導線20を束ねたものであ
つてもt=1ターンの可飽和リアクトルとして使
用する場合には、第11図に示すように、同一端
から突出した導線20a,20b,20c,20
d、20e,20f,20g,20g,20hを
互いに結合する。
以上第6図ないし第11図に示すような構造の
可飽和リアクトルとすることによつて本発明の目
的が達成されることを以下に説明する。
第2図および第3図に示す従来のものと、第6
図ないし第11図に示す本発明のものとは、磁路
長がm:n(m>n)とすると、巻回数tは逆に
n:mとなつても励磁電流そのものは同一であ
る。また、鉄心の重量も同一であるとすると、同
一磁束密度で動作した場合は、鉄損は単純に考え
れば同一であると思われる。
ところが、実際には、第12図、第13図、第
14図および第15図に示すような特性の点から
しても、また、損失の点からしても、従来のもの
より本発明のものがはるかに有利であることがわ
かる。すなわち、第12図および第13図はそれ
ぞれ従来のものと本発明のものとのヒステリシス
特性である。これらの図において、X部分の
T6→T1→T2およびX′部分のT5′→T6′→T1′→
T2′で示されたループは磁束のリセツトおよびセ
ツトの主として磁束変化量に対応した損失に相当
する。また、Y部分のT2→T3→T4→T5および
Y′部分のT2′→T3′→T4′→T5′で示されたループ
は、鉄心飽和時の損失に相当する。可飽和リアク
トルにおいては、無負荷時にはX部またはX′部
のみの損失であるが、全負荷時にはY部または
Y′部の損失の方が大きい。したがつて、当然、
従来のものより、本発明のものの方が損失が少な
い。
また、第14図および第15図はそれぞれ従来
のものと本発明のものとの電圧、電流の時間的変
化を示す特性図である。これらの図において、
Viは供給入力圧、Vmaは可飽和リアクトルの負
担電圧、Imaは可飽和リアクトルを流れる電流で
ある。
これらの図からも明らかなように、T2→T3
T2′→T3′、T4→T5とT4′→T5′をそれぞれ比較す
ると、これらの時間巾も本発明のものの方が少な
い。特に、T4→T5とT4′→T5′とは、可飽和リア
クトルにとつて好まれざるリセツト時間を構成
し、可飽和リアクトルとして非動時間つまりデツ
ドアングルを作り出すが、この点についても当然
本発明のものが有利である。
「発明の効果」 本発明は上述のように、複数本の直線状導線を
束ね、その外周に鉄心となる金属薄帯をボビンケ
ースなどを介在せず直接密着して巻回したので、
磁路長を最短にすることが可能であるとともに、
両端の導線を接続すれば所定の巻回数が得られ、
一体に接続すれば1ターンとなる。また、プリン
ト配線板等にコンデンサや抵抗と同様な取扱いに
より接続でき自動組立てにも有利である。さら
に、鉄心材料としてアモルフアス金属を使用する
と、高周波用として極めてすぐれ、しかも鉄心そ
のものを直接放熱することも容易である。
【図面の簡単な説明】
第1図は磁気増幅器を用いた従来より公知の電
源回路図、第2図は従来の可飽和リアクトルの斜
視図、第3図は第2図の断面図、第4図および第
5図は第1図における各部の出力波形図、第6図
は本発明による可飽和リアクトルの一実施例を示
す斜視図、第7図は第6図の断面図、第8図は本
発明の他の実施例をの正面図、第9図は両端の導
線を直結してループとした状態の斜視図、第10
図は両端の導線をプリント基板を介して接続して
ループとした状態の斜視図、第11図は同一端の
導線を接続し1ターンとした状態の斜視図、第1
2図および第13図はそれぞれ従来と本発明の可
飽和リアクトルのヒステリシス特性図、第14図
および第15図はそれぞれ従来と本発明の磁気増
幅器の電圧、電流と時間との関係を示す特性図で
ある。 20,20a〜20h…直線状導線、21…鉄
心、22…可飽和リアクトル、23…金属薄帯、
24…凹部、25,26,27…接続点、28…
プリント基板、29b〜29g…接続孔、30…
プリント配線、31…半田。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 可飽和リアクトルに直流励磁を与え、交流側
    電流を整流ダイオードで整流して再生するように
    した磁気増幅器において、前記可飽和リアクトル
    はそれぞれ外周を絶縁した複数本の直線状の導線
    を束ねた状態でその上に直接磁気回路用金属薄帯
    を巻回してなることを特徴とする高周波磁気増幅
    器。 2 複数本の導線は両端を折曲して外部のプリン
    ト基板を介して相互に接続してループを形成して
    なる特許請求の範囲第1項記載の高周波磁気増幅
    器。 3 複数本の導線は両端を折曲して互いに直接接
    続してループを形成してなる特許請求の範囲第1
    項記載の高周波磁気増幅器。 4 複数本の導線は同一端をそれぞれ互いに接続
    して1ターンとした特許請求の範囲第1項記載の
    高周波磁気増幅器。
JP19955881A 1981-12-11 1981-12-11 高周波磁気増幅器 Granted JPS58100516A (ja)

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JPS58100516A JPS58100516A (ja) 1983-06-15
JPS6222286B2 true JPS6222286B2 (ja) 1987-05-18

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5078825A (ja) * 1973-11-08 1975-06-26

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5078825A (ja) * 1973-11-08 1975-06-26

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JPS58100516A (ja) 1983-06-15

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