JPS62218238A - 車速制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、モータなどを用いてスロットルを開閉するこ
とにより車速の制御を行なう車速制御装置に係り、特に
アクセル操作に追従した車速制御および車速を一定に維
持する車速制御が可能な車速制御装置に関する。

（発明の背景） この種の装置に関しては特願昭５９−１２２７２４など
の提案が行なわれており、その提案装置においては車両
の定速走行開始ｌ：ｌｌにアクセル操作子の操作量が記
憶され、車両定速走行中にアクセル操作子の操作量が記
憶操作組以上となったときに車両定速走行が解除されて
いた。

しかしながらその提案装置においては、車両の坂路走行
等でその走行負荷が増大してスロットル弁がアクセル操
作子の記憶操作量に相当する開度より開かれているとき
に、アクセル操作子がその記憶操作量まで操作されて車
両定速走行が解除されると、スロットル弁が一時的に閉
制御されるので、アクセル操作子の操作を介して運転者
より与えられた車両加速の要求に反して車速か一時８躯
に減少するという問題があった。

（発明の目的） 本発明は上記課題に鑑みて為されたものであり、その目
的は、アクセル操作に従って行なわれる定速走行制御か
らアクセル操作追従制御への制御移行時における車速の
一時的な減少を有効に防止できる車速制御装置を提供す
ることにある。

（発明の構成） 上記目的を達成するために、本発明に係る装置は第１図
に示されるように構成されている。

同図においてアクセル操作子ａの操作量がアクセル操作
量検出手段すで検出されており、アクセル操作子ａの検
出操作…に基づいてスロットル弁Ｃの目標開度が目標開
度演算手段ｄにおいて求められている。

そしてスロットル弁Ｃの開度は目標開度と一致する方向
へアクセル操作追従用弁開度制御手段ｅにより制御され
ており、その結果スロットル弁Ｃはアクセル操作子ａの
操作に追従して開閉制御される。

また車両定速走行の目標車速が目標車速設定手段ｆで設
定されており、車両の走行速度は車速検出手段ｑにより
検出されている。

そしてその検出車速が目標車速と一致する方向へスロッ
トル弁Ｃの開度が定速走行用弁開度制御手段りにより制
御されており、その結果車速は目標車速に制御される。

ここで、スロットル弁Ｃの実開度が弁実開度検出手段ｉ
で検出されており、また車両の定速走行中においてスロ
ットル弁Ｃの実開度に相当するアクセル操作子ａの操作
量が実開度相当操作量演算手段ｊで求められている。

さらにアクセル操作子ａの検出操作量がスロットル弁実
開度相当の操作量を越えたときには、定速走行用弁開度
制御からアクセル操作追従用弁開度制御への制御切替が
制御切替手段ｋにより行なわれている。

（実施例の説明） 以下図面に基づいて本発明に係る装置の好適な実施例を
説明する。

第２図において、アクセルペダル１０の踏込量！がアク
セルポテンショメータ１２により検出されており、その
検出信号はスロットル弁制御回路１４に供給されている
。

このスロットル弁制御回路１４はマイクロコンピュータ
を中心として構成されており、アクセルポテンショメー
タ１２の検出信号はスロットル弁制御回路１４において
入力インターフェース１６を介してＣＰＵ１８に供給さ
れている。

このＣＰＵ１８ではアクセルペダル１０の踏込量！に応
じたモータ制御信号が得られており、そのモータ制御信
号は出力インターフェース２０を介してモータドライバ
２２に供給されている。

このモータドライバ２２によりステップモニタ２４の巻
線２４ａ、２４ｂが通電されており、これによりステッ
プモータ２４でスロットル弁２６がアクセルペダル１０
の踏込量ｌに応じて開閉駆動されている。

なおスロットル弁２６はリターンスプリング２８により
閉方向へ付勢されている。

また車両の定速走行開始がセットスイッチ３０の操作に
よりスロットル弁制御回路１４に対し指令されており、
車両の現在車速Ｖが車速センサ３２により検出されてい
る。

そしてセットスイッチ３０のスイッチング信号および車
速センサ３２の検出信号も入力インターフェース１６を
介してＣＰＵ１８に供給されており、ＣＰｔＪ１８では
セットスイッチ３０の操作で車両の定速走行開始が指令
されたとぎに車速センサ３２により検出された現在車速
■がその定速走行の目標車速ＶＳＥＴとして設定されて
いる。

その後はその目標車速ＶＳＥＴに検出車速Ｖが一致する
方向ヘスロットル弁２６が開閉されるモータ制御信号が
ＣＰＵ１８で得られており、その結果車両は目標車速Ｖ
ＳＥＴで定速走行される。

なお、ブレーキペダルの踏操作、クラッチペダルの踏操
作、トランスミッションのニュー１〜ラル位置への変速
傑作はブレーキスイッチ３４．クラッチスイッチ３６．
ニュートラルスイッチ３８により各々検出されており、
ＣＰＵ１８では入力インターフェース１６を介して与え
られたそれらスイッチング信号の監視によりそれら操作
のうち何れかが行なわれたことが確認されたときには車
両定速走行の制御解除が行なわれている。

このＣＰＬＪ　１８ではアクセル操作に追従した車速制
御のために第３図においてフローチャートで示された処
理が所定の周期で繰り返して行なわれており、その処理
ではアクセルポテンショメータ１２により検出されたア
クセルペダル１０の踏込量ｌが読込まれる（ステップ１
００）。

次いでそのアクセルペダル踏込量！に基づいてスロット
ル弁２６の目標開度θｌが求められており（ステップ１
０２＞、本実施例ではアクセルペダル踏込量！以外の状
態量をも考慮してスロットル弁２６の目標開度θｌが求
められている。

ざらに車両が定速走行中でないことが確認されたとぎに
は（ステップ１０４で否定的な判定）、アクセルペダル
踏込量ｌに基づいて求められた目標開度θ！に対するス
ロットル弁２６の実開度θＲの偏差が求められ（ステッ
プ１０６）、その偏差に応じたモータ制御信号が出力さ
れる（ステップ１０８）。

このようにスロットル弁２６がアクセル操作に応じて開
閉されるので、車速もそのアクセル操作に応じて増減制
御される。

なお本実施例においてはスロットル弁２６の実開度θＲ
は直接検出されておらず、ステップモータ２４の送り量
から推定検出されており、その実開度θＲはモータ制御
信号が出力される毎に記憶される（ステップ１０８）。

以上の第３図処理と並行して第４図の処理が車両定速走
行の制御のために行なわれており、その処理は第３図の
処理とは異なる周期で繰り返して行なわれている。

この第４図の処理では車速センサ３２により検出された
現在車速Ｖがまず読込まれ（ステップ１１０）、次いで
車両が定速走行中であるか否か判定される（ステップ１
１２）。

その際に車両が定速走行中でないとの判定が行なわれた
場合にはセットスイッチ３０の操作でそ。

の定速走行開始が指令されたか否かが判定され（ステッ
プ１１４）、車両の定速走行開始が指令されなかったと
の判定が行なわれたときには前述のようにしてアクセル
操作に追従した車速制御が行なわれ、またその開始が指
令されたとの判定が行なわれたときには車両の定速走行
制御が開始される。

その車両定速走行の開始時には読込み済の現在車速■が
車両定速走行の目標車速ＶＳＥＴとして記″ｎされ（ス
テップ１１６）、その後におＣプる車両の定速走行中に
はその目標車速ＶＳＥＴに対する現在車速Ｖの偏差おＪ
、びその変化量が求められ（ステップ１１８）、それら
に応じたモータ制御信号が出力される（ステップ１２０
）処理が繰り返される。

その結果、検出車速Ｖが目標車速ＶＳＥＴと一致するよ
うにスロットル弁２６が開閉制御され、車両がその目標
車速Ｖ！３ＥＴで走行される。

なお以上の車両定速走行中においてはブレーキスイッチ
３／１．クラッチスイッチ３６．ニュートラルスイッチ
３８のスイッチング信号監視によりブレーキペダルの踏
操作、クラッチペダルの踏操作、またはトランスミッシ
ョンのニュートラル位置への操作が行なわれたか否かの
判定が行なわれており（ステップ１２２）、それらの操
作のうち何れかが行なわれたとき（ステップ１２２で肯
定的な判定）には、車両の定速走行制御が解除され（ス
テップ１２４＞、アクセル操作に応じた前述の車速制御
が再び開始される。

ここで、車両の定速走行中においては（ステップ１１２
で肯定的な判定）、第５図の特性２００からスロットル
弁２６の実開度θＲを用いてこれに相当するアクセルペ
ダル１０の踏込ｍＪ２゜が求められており（ステップ１
２６）　、またその実開度相当のアクセルペダル踏込量
ｌｏを実際のアクセルペダル踏込量ｌが越えたか否かの
判定が行なわれている（ステップ１２８）。

そして車両定速走行中に実踏込量ｌが弁実開度相当の踏
込ｍｌｏに達しないときには車両の定速走行制御がその
まま継続されるが（ステップ１２８．１２２，１１８，
１２０）、踏込量ｌが踏込量！口に達してこれを越える
とくステップ１２８で肯定的な判定）、車両の定速走行
制御が解除される（ステップ１２４）。

したがって、定速走行制御中に車両が登板走行するなど
してその走行負荷が増加することによりスロットル弁２
６が開かれている場合には、そのスロワ１ヘル弁２６の
実開度θＲに相当しこれとともに増加する踏込ｍｉ！、
ｏをアクセルペダル１０の実際の踏込量ｌが越えるアク
セルペダル１０の踏込操作が行なわれるまで、車両の定
速走行制御解除は行なわれず、それを越えたときに初め
てこの解除が行なわれる。

このため本実施例によれば、車両での定速走行時にその
走行負荷が増加した場合においてアクセル操作でその定
速走行の制御解除が行なわれてアクセル操作に追従した
車速制御が開始されても、スロットル弁２６はその際に
閉方向へ駆動されることはなく、その結果車速の落込み
が生ずることのないアクセル操作に忠実な車速制御がそ
の制御移行時においても行なうことが可能となる。

（発明の効果） 以上説明したように本発明によれば、定速走行時に車両
の走行負荷が増加してスロットル弁が定速走行時よりも
開かれている場合において、その実開度に相当する操作
量以上のアクセル操作が行なわれたときにその定速走行
の制御が解除されてアクセル操作に追従した車速制御が
開始されるので、その制御切替時において車速に落込み
が生ずることはなく、したがってその制御切替時におい
てもアクセル操作で与えられた運転者の意思に忠実な車
速制御が可能となる。

【図面の簡単な説明】

第１図はクレーム対応図、第２図は本発明に係る装置の
好適な実施例を示すブロック図、第３図および第４図は
第２図におけるＣＰＵ１８の処理手順説明図、第５図は
スロットル弁実開度−弁実開度相当踏込量特性図である
。 １０・・・アクセルペダル １２・・・アクセルポテンショメータ １４・・・スロットル弁制御回路 ２２・・・モータドライバ ２４・・・ステップモータ ２６・・・スロットル弁 ３０・・・セットスイッチ ３２・・・車速センサ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）アクセル操作子の操作量を検出するアクセル操作
   量検出手段と、 アクセル操作子の検出操作量に基づいてスロットル弁の
   目標開度を求める目標開度演算手段と、スロットル弁の
   開度を目標開度と一致する方向へ制御するアクセル操作
   追従用弁開度制御手段と、車両定速走行の目標車速を設
   定する目標車速設定手段と、 車両の走行速度を検出する車速検出手段と、検出車速が
   目標車速と一致する方向へスロットル弁の開度を制御す
   る定速走行用弁開度制御手段と、 スロットル弁の実開度を検出する弁実開度検出手段と、 車両の定速走行中においてスロットル弁の実開度に相当
   するアクセル操作子の操作量を求める実開度相当操作量
   演算手段と、 アクセル操作子の検出操作がスロットル弁実開度相当の
   操作量を越えたときに、定速走行用弁開度制御からアク
   セル操作追従用弁開度制御への制御切替を行なう制御切
   替手段と、 を有することを特徴とする車速制御装置。