JPS6221689Y2 - - Google Patents

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JPS6221689Y2
JPS6221689Y2 JP9475682U JP9475682U JPS6221689Y2 JP S6221689 Y2 JPS6221689 Y2 JP S6221689Y2 JP 9475682 U JP9475682 U JP 9475682U JP 9475682 U JP9475682 U JP 9475682U JP S6221689 Y2 JPS6221689 Y2 JP S6221689Y2
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JP
Japan
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cylinder
oil
passage
cooling water
wall
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JP9475682U
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  • Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この考案は、シリンダヘツドから流下するオイ
ルを効果的に冷却し得る多気筒エンジンのシリン
ダブロツク構造に関する。
〈従来の技術〉 従来、エンジンのシリンダブロツク構造として
は、動弁糸等を潤滑してシリンダヘツドから流下
するオイルを、シリンダブロツクに形成したオイ
ル回収通路を通してオイルパンに回収するように
したものがある(たとえば実開昭53−140831
号)。
ところが、上記従来のエンジンのシリンダブロ
ツク構造はオイル回収通路を略鉛直方向に形成し
てオイルを急速にオイルパンに回収するようにし
ているため、オイル回収通路において十分に熱交
換を行なうことができず、オイルを十分に冷却す
ることができないという問題がある。
そこで、最近、本出願人はシリンダブロツクの
オイル回収通路をシリンダブロツクのウオータジ
ヤケツトに隣接して設けると共に、上記オイル回
収通路にシリンダブロツクの長手方向に沿つてオ
イルの流速を緩和させる略水平な部分を設けるこ
とにより、オイルの流速を遅くしてオイルと水と
の熱交換時間を長くし、ウオータジヤケツト内の
冷却水による冷却効果を向上して、十分にオイル
を冷却し得るようにした多気筒エンジンのシリン
ダブロツク構造を提案した(実願昭57−23076号
(実開昭58−127112号公報参照))。
〈考案が解決しようとする問題点〉 ところが、上記シリンダブロツク構造では、オ
イル回収通路の水平な部分の下流の2股に分岐し
た部分がシリンダ外壁面の凸部に設けられている
ため、2股に分岐した部分の冷却水通路側壁面と
冷却水との流れは略平行となり、境界層等のため
必ずしも効果的に熱交換できないという問題があ
る。
また、2股に分岐した部分が凸部に設けられて
いるため、オイル回収通路がシリンダブロツクか
ら突出してシリンダブロツクが大型になるという
問題がある。
そこで、この考案は、オイル通路に略水平な壁
部を設けてオイルの流速を緩和し、オイルと水と
の熱交換時間を長くし、オイルを効果的に冷却す
る先のオイル冷却構造を踏まえ、さらに効率よく
オイルを冷却することができ、そのうえ小型化で
きるシリンダブロツク構造を提供することにあ
る。
〈問題点を解決するための手段〉 上記目的を達成するため、この考案は、シリン
ダ内壁の外形線に沿つてシリンダ外壁を形成して
両壁間に冷却水通路を形成し、かつ、2股に分岐
したオイル回収通路をシリンダ外壁面の凹部の少
くとも冷却水流上流側に沿つて形成することによ
り、冷却水がオイル外壁面に略対抗して流れるよ
うにしたことを基本的な特徴としている。より詳
しくは、シリンダヘツドから流下するオイルをオ
イルパンに回収するためのオイル回収通路が形成
された多気筒エンジンのシリンダブロツク構造に
おいて、シリンダ内壁の外形線に沿つてシリンダ
外壁を形成して両壁間に冷却水通路を形成し、前
記オイル回収通路を、シリンダブロツクの長手方
向に沿つてオイルの流速を緩和させる略水平な下
壁部を有し、かつ、前記冷却水通路に隣接した通
路と、前記シリンダ外壁面の凹部の少くとも冷却
水流上流側に沿つて下向きに形成した通路とを設
けて構成したことを特徴としている。
こうすることにより、オイル回収通路に隣接す
る冷却水通路を流れる冷却水が、シリンダ外壁の
外壁面の凹部の少くとも冷却水流上流側に沿つて
形成した通路の壁面に略対抗して流れ、オイルと
水との熱交換が効果的に行われ、つまり、略水平
部による熱交換時間の延長で冷却したものを、略
対抗部でさらに効果的に冷却する。
〈実施例〉 以下、この考案を図示の実施例により詳細に説
明する。
第1〜4図において、1は4気筒エンジンのシ
リンダブロツク、2a,2b,2c,2dは各シ
リンダボア、3は上記シリンダブロツク1の上側
に取り付けたシリンダヘツドである。
上記シリンダブロツク1は、第2,3,4図に
示すように、シリンダボア2a,2b…を形成す
るシリンダ外壁4の略波形をなす外形線に沿つて
シリンダ外壁5を備えて、そのシリンダ内壁4と
シリンダ外壁5との間に冷却水通路6を形成して
いる。
また、11は上記シリンダヘツド3に形成した
オイル通路12から流出してくるオイルをクラン
クケース13下方のオイルパン(図示せず)に回
収するようにシリンダブロツク1に形成したオイ
ル回収通路である。
上記オイル回収通路11は、第1図に示すよう
に、上端部11aをシリンダヘツド3のオイル通
路12に連通させ、上端部11a下方の分岐部1
1bから通路11cと11dとに2股状に分岐さ
せ、この両通路11cと11dの下端をクランク
ケース13内に開放している。上記2股状の分岐
部11bはシリンダブロツク1の長手方向に沿つ
て略水平な下壁部14を備えて、この下壁部14
によつてオイルの流下速度を緩和させている。
上記オイル回収通路11の上端部11aおよび
分岐部11bは、第1,3図に示すように、中央
のシリンダボア2bと2cとの間のシリンダ外壁
5の外壁面に形成される凹部15に沿つて下向き
に形成し、また、第1,4図に示すように、上記
通路11cはシリンダ外壁5の外壁面のシリンダ
ボア2b側の凹部16の冷却水流上流側に、かつ
下向きに形成し、また上記通路11dはシリンダ
外壁5の外壁面のシリンダボア2d側の凹部17
の冷却水流上流側に、かつ下向きに形成してい
る。
なお、第3図において、18は締付ボルト用
孔、第4図において、19はウオータポンプであ
る。
上記構成の多気筒エンジンのシリンダブロツク
において、シリンダヘツド3のオイル通路12か
ら流下するオイルは、シリンダ外壁5の外側に冷
却水通路6に隣接するように形成されたオイル回
収通路11を通つてオイルパンに回収される。上
記オイル回収通路11の分岐部11bには略水平
な下壁部14を形成しているから、オイルはこの
下壁部14に沿つて緩慢にシリンダブロツク1の
長手方向に流動し、通路11c,11dを通つて
オイルパンに流れ込む。
このように、オイル回収通路11が冷却水通路
6に隣接して形成されている上に、オイルが下壁
部14によつてオイル回収通路11を緩慢に流下
するために、オイルは効果的に冷却される。
また、ウオータポンプ19から供給される冷却
水は、シリンダ内壁4とシリンダ外壁5との間の
略波形をなす冷却水通路6内をそれに沿つて第
4,5図中の矢印Xに示すように流れる。一方、
オイル回収通路11の上端部11a、通路11
c,11dを流れるオイルはシリンダ外壁5の外
壁面の凹部15,16,17の少くとも冷却水流
上流側に沿つて流れる。したがつて、冷却水はた
とえば第5図中の矢印Xに示すように、通路11
dに隣接する冷却水通路6の部分6aにおいては
冷却水がオイル回収通路の壁面に略対抗して流れ
ることにより、熱交換が効率よく行なわれ、オイ
ルはより効果的に冷却される。また、オイル回収
通路11の上端部11aおよび通路11cに隣接
する冷却水通路6の部分6bおよび6cにおいて
も、冷却水がオイル回収通路の壁面に略対抗して
流れるため、熱交換を効果的に行い得る。
なお、オイル回収通路11を流れるオイルは、
シリンダブロツク11の外側を流れる冷却風によ
つても、冷却される。
〈考案の効果〉 以上の説明で明らかなように、この考案によれ
ば、多気筒エンジンのシリンダブロツクのシリン
ダ内壁の外形線に沿つてシリンダ外壁を形成して
両壁間に略波形をなす冷却水通路を形成し、シリ
ンダヘツドから流下するオイルをオイルパンに回
収するオイル回収通路を、シリンダブロツクの長
手方向に沿つてオイルの流速を緩和させる略水平
な下壁部を有し、かつ、前記冷却水通路に隣接し
た通路と、上記シリンダ外壁の外壁面の凹部の少
くとも冷却水流上流側に沿つて下向きに形成した
通路とを設けて構成しているので、オイル回収通
路に隣接する冷却水通路の部分を流れる冷却水が
オイル回収通路の壁面に略対抗して流れることに
より、熱交換を効果的に行うことができ、また、
従来はオイル回収通路がシリンダブロツクから突
き出ていたが、本考案は凹部の利用によりそれを
減少し得るもので、シリンダブロツクを小型化で
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の1実施例の側面図、第2図
は第1図の−線に沿つた断面図、第3図は第
1図の−線に沿つた断面図、第4図は第1図
の−線に沿つた断面図、第5図は第4図の一
部拡大図である。 1……シリンダブロツク、3……シリンダヘツ
ド、4……シリンダ内壁、5……シリンダ外壁、
6……冷却水通路、11……オイル回収通路、1
5,16,17……凹部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. シリンダヘツドから流下するオイルをオイルパ
    ンに回収するためのオイル回収通路が形成された
    多気筒エンジンのシリンダブロツク構造におい
    て、シリンダ内壁の外形線に沿つてシリンダ外壁
    を形成して両壁間に冷却水通路を形成し、前記オ
    イル回収通路を、シリンダブロツクの長手方向に
    沿つてオイルの流速を緩和させる略水平な下壁部
    を有し、かつ、前記冷却水通路に隣接した通路
    と、前記シリンダ外壁面の凹部の少くとも冷却水
    流上流側に沿つて下向きに形成した通路とを設け
    て構成したことを特徴とする多気筒エンジンのシ
    リンダブロツク構造。
JP9475682U 1982-06-23 1982-06-23 多気筒エンジンのシリンダブロツク構造 Granted JPS59512U (ja)

Priority Applications (1)

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JP9475682U JPS59512U (ja) 1982-06-23 1982-06-23 多気筒エンジンのシリンダブロツク構造

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JP9475682U JPS59512U (ja) 1982-06-23 1982-06-23 多気筒エンジンのシリンダブロツク構造

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JPS59512U JPS59512U (ja) 1984-01-05
JPS6221689Y2 true JPS6221689Y2 (ja) 1987-06-02

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JP5892050B2 (ja) * 2012-11-22 2016-03-23 トヨタ自動車株式会社 内燃機関
JP6065595B2 (ja) * 2013-01-09 2017-01-25 トヨタ自動車株式会社 内燃機関

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JPS59512U (ja) 1984-01-05

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