JP2501806Y2 - シリンダヘッドのオイル配管装置 - Google Patents
シリンダヘッドのオイル配管装置Info
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- JP2501806Y2 JP2501806Y2 JP1988040987U JP4098788U JP2501806Y2 JP 2501806 Y2 JP2501806 Y2 JP 2501806Y2 JP 1988040987 U JP1988040987 U JP 1988040987U JP 4098788 U JP4098788 U JP 4098788U JP 2501806 Y2 JP2501806 Y2 JP 2501806Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- oil
- cylinder head
- oil pipe
- intake
- exhaust
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- Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 （産業上の利用分野） 本考案はロッカシャフトの中空オイル通路を介して動
弁部品摺動部に注油するようにしたシリンダヘッドのオ
イル配管装置に関する。
弁部品摺動部に注油するようにしたシリンダヘッドのオ
イル配管装置に関する。
（従来の技術） 一般に、ロッカ式の動弁機構を有する４サイクルエン
ジンでは、ロッカシャフトに中空のオイル通路を形成
し、その外表へ貫通する油孔からカムシャフト、ロッカ
アーム等の摺動部に潤滑オイルを供給する。
ジンでは、ロッカシャフトに中空のオイル通路を形成
し、その外表へ貫通する油孔からカムシャフト、ロッカ
アーム等の摺動部に潤滑オイルを供給する。
ロッカシャフトはシリンダヘッド部のインテーク側と
エキゾースト側にそれぞれ並列して配設され、シリンダ
ヘッドに固定的に設けられる。インテーク側ロッカシャ
フトとエキゾースト側ロッカシャフトとはチェーン室側
の端部でオイルパイプによりオイルを流出入可能に連絡
される。
エキゾースト側にそれぞれ並列して配設され、シリンダ
ヘッドに固定的に設けられる。インテーク側ロッカシャ
フトとエキゾースト側ロッカシャフトとはチェーン室側
の端部でオイルパイプによりオイルを流出入可能に連絡
される。
（考案が解決しようとする課題） 従来のオイル配管装置においては、第４図に示すよう
にオイルパイプＡがシリンダヘッド締付ナットＢ上を通
って配管されている場合、シリンダヘッドを脱着する際
に、オイルパイプＡが障害となってシリンダヘッド締付
ナットＢを取り外すことができないため、オイルパイプ
Ａを取り外す必要があった。
にオイルパイプＡがシリンダヘッド締付ナットＢ上を通
って配管されている場合、シリンダヘッドを脱着する際
に、オイルパイプＡが障害となってシリンダヘッド締付
ナットＢを取り外すことができないため、オイルパイプ
Ａを取り外す必要があった。
また、インテークスプロケットとエキゾーストスプロ
ケットとの間にチェーンの歯飛び防止用チェーンテンシ
ョナを設け、このチェーンテンショナをシリンダヘッド
に締め付ける場合、チェーンテンショナとオイルパイプ
Ａとが干渉する場合が多く、干渉を避けるために互いに
形状が複雑になり易いという問題があった。
ケットとの間にチェーンの歯飛び防止用チェーンテンシ
ョナを設け、このチェーンテンショナをシリンダヘッド
に締め付ける場合、チェーンテンショナとオイルパイプ
Ａとが干渉する場合が多く、干渉を避けるために互いに
形状が複雑になり易いという問題があった。
一方、シリンダヘッドを大型化すれば形状を複雑とす
ることなく干渉を避けることができるが、シリンダヘッ
ドの大型化は重量増加につながるため好ましくない。
ることなく干渉を避けることができるが、シリンダヘッ
ドの大型化は重量増加につながるため好ましくない。
本考案は上記の事情を考慮してなされたもので、オイ
ルパイプを取り外すことなくシリンダヘッドを脱着する
ことができると共に、チェーンテンショナの形状を複雑
とすることなく干渉を防止することができ、またシリン
ダヘッドを大型化する必要がないシリンダヘッドのオイ
ル配管装置を提供することを目的とする。
ルパイプを取り外すことなくシリンダヘッドを脱着する
ことができると共に、チェーンテンショナの形状を複雑
とすることなく干渉を防止することができ、またシリン
ダヘッドを大型化する必要がないシリンダヘッドのオイ
ル配管装置を提供することを目的とする。
（課題を解決するための手段） 本考案に係るシリンダヘッドのオイル配管装置は、イ
ンテーク側およびエキゾースト側ロッカシャフトに中空
のオイル通路を形成し、これらロッカシャフトのカムチ
ェーン室側端部をオイルパイプによりオイルを流出入可
能に連絡し、各ロッカシャフトの外表へ貫通する油孔を
介してカムシャフトの軸受部、ロッカアームの軸支部な
どの動弁部品摺動部に注油するようにしたシリンダヘッ
ドのオイル配管装置において、前記インテーク側および
エキゾースト側ロッカシャフトのカムチェーン室側側端
を結ぶ線よりシリンダヘッド締付ボルトのボルト中心が
カムチェーン室側に位置し、前記オイルパイプのオイル
流出入口部と上記シリンダヘッド締付ボルトがはほぼ直
線上に配設される一方、上記オイルパイプをチェーン室
のインテークカムスプロケットとエキゾーストカムスプ
ロケットとの間のデッドスペースを通して配管したもの
である。
ンテーク側およびエキゾースト側ロッカシャフトに中空
のオイル通路を形成し、これらロッカシャフトのカムチ
ェーン室側端部をオイルパイプによりオイルを流出入可
能に連絡し、各ロッカシャフトの外表へ貫通する油孔を
介してカムシャフトの軸受部、ロッカアームの軸支部な
どの動弁部品摺動部に注油するようにしたシリンダヘッ
ドのオイル配管装置において、前記インテーク側および
エキゾースト側ロッカシャフトのカムチェーン室側側端
を結ぶ線よりシリンダヘッド締付ボルトのボルト中心が
カムチェーン室側に位置し、前記オイルパイプのオイル
流出入口部と上記シリンダヘッド締付ボルトがはほぼ直
線上に配設される一方、上記オイルパイプをチェーン室
のインテークカムスプロケットとエキゾーストカムスプ
ロケットとの間のデッドスペースを通して配管したもの
である。
（作用） このシリンダヘッドのオイル配管装置は、インテーク
側およびエキゾースト側ロッカシャフトのカムチェーン
室側側端を結ぶ線よりシリンダヘッド締付ボルトのボル
ト中心がカムチェーン室側に位置し、オイルパイプのオ
イル流出入口部と上記シリンダヘッド締付ボルトがほぼ
直線上に配設して、シリンダヘッドの小型・コンパクト
化ならびに軽量化を図るとともに、シリンダヘッドを小
型・コンパクト化してもオイルパイプをチェーン室のイ
ンテークカムスプロケットとエキゾーストカムスプロケ
ットとの間のデッドスペースを通して配管したから、オ
イルパイプがシリンダヘッド締付ナット上を通ることは
なく、オイルパイプが障害とならないため、オイルパイ
プを取り外すことなくシリンダヘッドの脱着することが
できる。
側およびエキゾースト側ロッカシャフトのカムチェーン
室側側端を結ぶ線よりシリンダヘッド締付ボルトのボル
ト中心がカムチェーン室側に位置し、オイルパイプのオ
イル流出入口部と上記シリンダヘッド締付ボルトがほぼ
直線上に配設して、シリンダヘッドの小型・コンパクト
化ならびに軽量化を図るとともに、シリンダヘッドを小
型・コンパクト化してもオイルパイプをチェーン室のイ
ンテークカムスプロケットとエキゾーストカムスプロケ
ットとの間のデッドスペースを通して配管したから、オ
イルパイプがシリンダヘッド締付ナット上を通ることは
なく、オイルパイプが障害とならないため、オイルパイ
プを取り外すことなくシリンダヘッドの脱着することが
できる。
また、チェーンテンショナとの干渉を避けることがで
きるため、チェーンテンショナの形状が複雑とはなら
ず、またチェーンテンショナの脱着においてオイルパイ
プの影響を受けることもない。
きるため、チェーンテンショナの形状が複雑とはなら
ず、またチェーンテンショナの脱着においてオイルパイ
プの影響を受けることもない。
さらに、デッドスペースを通すため、配管が原因とな
るシリンダヘッドの大型化の必要がない。
るシリンダヘッドの大型化の必要がない。
（実施例） 本考案の一実施例について図面を参照して説明する。
第１図は本考案に係るシリンダヘッドのオイル配管装
置の一実施例を備えたロッカ方式の動弁機構を有する４
シリンダDOHC4サイクルエンジンのシリンダヘッド部の
平面図であり、カムシャフトおよびロッカアームを除い
て示す。第１図においてシリンダヘッド１には車体左右
方向に延びる一対のロッカシャフト2A,2Bが車体前後方
向に並列して配設され、一方のロッカシャフト2Aはイン
テーク側、他方のロッカシャフト2Bはエキゾースト側と
なっている。各ロッカシャフト2A,2Bには中空のオイル
通孔３が形成され、このオイル通孔３から外表に貫通す
る油孔４を介してカムシャフト軸受部５やロッカアーム
（図示せず）の軸支部６等の摺動部に潤滑オイルを供給
するようになっている。
置の一実施例を備えたロッカ方式の動弁機構を有する４
シリンダDOHC4サイクルエンジンのシリンダヘッド部の
平面図であり、カムシャフトおよびロッカアームを除い
て示す。第１図においてシリンダヘッド１には車体左右
方向に延びる一対のロッカシャフト2A,2Bが車体前後方
向に並列して配設され、一方のロッカシャフト2Aはイン
テーク側、他方のロッカシャフト2Bはエキゾースト側と
なっている。各ロッカシャフト2A,2Bには中空のオイル
通孔３が形成され、このオイル通孔３から外表に貫通す
る油孔４を介してカムシャフト軸受部５やロッカアーム
（図示せず）の軸支部６等の摺動部に潤滑オイルを供給
するようになっている。
オイル通孔３へのオイル供給は、一方の例えばインテ
ーク側のロッカシャフト2Aの軸受部にシリンダヘッド１
外表に突出するボス部７を設けてねじ穴８を穿設し、こ
のねじ穴８にユニオン等を介して図示しないオイル供給
パイプを接続し、このオイル供給パイプからねじ穴８を
通ってオイル通孔３へ潤滑オイルを導入するようになっ
ている。
ーク側のロッカシャフト2Aの軸受部にシリンダヘッド１
外表に突出するボス部７を設けてねじ穴８を穿設し、こ
のねじ穴８にユニオン等を介して図示しないオイル供給
パイプを接続し、このオイル供給パイプからねじ穴８を
通ってオイル通孔３へ潤滑オイルを導入するようになっ
ている。
インテーク側のロッカシャフト2Aのチェーン室10側の
タンクにはエキゾースト側ロッカシャフト2Bに潤滑オイ
ルを供給するためのオイルパイプ11が接続される。チェ
ーン室10はシリンダヘッド１の車体左右方向のほぼ中央
に形成され、カムシャフトを駆動する図示しないチェー
ンやそのチェーンに噛合するインテークカムスプロケッ
ト12Aおよびエキゾーストカムスプロケット12Bが収容さ
れる。
タンクにはエキゾースト側ロッカシャフト2Bに潤滑オイ
ルを供給するためのオイルパイプ11が接続される。チェ
ーン室10はシリンダヘッド１の車体左右方向のほぼ中央
に形成され、カムシャフトを駆動する図示しないチェー
ンやそのチェーンに噛合するインテークカムスプロケッ
ト12Aおよびエキゾーストカムスプロケット12Bが収容さ
れる。
オイルパイプ11はチェーン室10のインテークカムスプ
ロケット12Aとエキゾーストカムスプロケット12Bとの間
のデッドスペースを通って配管される。
ロケット12Aとエキゾーストカムスプロケット12Bとの間
のデッドスペースを通って配管される。
すなわち、第１図ないし第３図に示すようにインテー
ク側のロッカシャフト2Aのチェーン室10側端部にプラグ
13Aを介してオイルパイプ11が接続され、このオイルパ
イプ11はインテークカムスプロケット12Aおよびシリン
ダヘッド締付ボルト14Aとの干渉を避けてチェーン室10
のデッドスペースへ延び、チェーンテンショナ15の下方
を通ってエキゾースト側ロッカシャフト2B側へ延び、エ
キゾーストカムスプロケット12Bとシリンダヘッド締付
ボルト14Bとの干渉を避けてエキゾースト側ロッカシャ
フト12Bのチェーン室10側端部にプラグ13Bを介して接続
される。オイルパイプ11は両端部近傍において、ボルト
16によりブラケット17を介してシリンダヘッド１に固定
される。ブラグ13Aおよび13Bはオイルパイプ11のオイル
流出入口部を形成するユニオンであり、このブラグ13A,
13Bとスタッドボルトであるシリンダヘッド締付ボルト1
4A,14Bは、第１図に明示するようにほぼ直線上に配設さ
れ、シリンダヘッド締付ボルト14A,14Bはインテーク側
およびエキゾースト側ロッカシャフト2Aおよび2Bのカム
チェーン室10側側端よりカムチェーン室10側に位置され
る。
ク側のロッカシャフト2Aのチェーン室10側端部にプラグ
13Aを介してオイルパイプ11が接続され、このオイルパ
イプ11はインテークカムスプロケット12Aおよびシリン
ダヘッド締付ボルト14Aとの干渉を避けてチェーン室10
のデッドスペースへ延び、チェーンテンショナ15の下方
を通ってエキゾースト側ロッカシャフト2B側へ延び、エ
キゾーストカムスプロケット12Bとシリンダヘッド締付
ボルト14Bとの干渉を避けてエキゾースト側ロッカシャ
フト12Bのチェーン室10側端部にプラグ13Bを介して接続
される。オイルパイプ11は両端部近傍において、ボルト
16によりブラケット17を介してシリンダヘッド１に固定
される。ブラグ13Aおよび13Bはオイルパイプ11のオイル
流出入口部を形成するユニオンであり、このブラグ13A,
13Bとスタッドボルトであるシリンダヘッド締付ボルト1
4A,14Bは、第１図に明示するようにほぼ直線上に配設さ
れ、シリンダヘッド締付ボルト14A,14Bはインテーク側
およびエキゾースト側ロッカシャフト2Aおよび2Bのカム
チェーン室10側側端よりカムチェーン室10側に位置され
る。
このように、上記実施例によればオイルパイプ11がイ
ンテークカムスプロケット12A、エキゾーストカムスプ
ロケット12Bおよびシリンダヘッド締付ボルト14A,14Bと
の干渉を避けて、チェーン室10のインテークカムスプロ
ケット12Aとエキゾーストカムスプロケット12Bとの間の
デッドスペースを通って配管されたから、シリンダヘッ
ド１を脱着する際にオイルパイプ11が障害となることは
なく、オイルパイプ11を取り外すことなく、シリンダヘ
ッド１を脱着することができ、整備性が向上する。
ンテークカムスプロケット12A、エキゾーストカムスプ
ロケット12Bおよびシリンダヘッド締付ボルト14A,14Bと
の干渉を避けて、チェーン室10のインテークカムスプロ
ケット12Aとエキゾーストカムスプロケット12Bとの間の
デッドスペースを通って配管されたから、シリンダヘッ
ド１を脱着する際にオイルパイプ11が障害となることは
なく、オイルパイプ11を取り外すことなく、シリンダヘ
ッド１を脱着することができ、整備性が向上する。
また、オイルパイプ11がチェーン室10のデッドスペー
スを通って配管されるため、チェーンテンショナ15の形
状をオイルパイプ11を逃げるために複雑な形状とする必
要がなく、またチェーンテンショナ15を脱着する際にオ
イルパイプ11が障害とならないため、整備性が向上す
る。
スを通って配管されるため、チェーンテンショナ15の形
状をオイルパイプ11を逃げるために複雑な形状とする必
要がなく、またチェーンテンショナ15を脱着する際にオ
イルパイプ11が障害とならないため、整備性が向上す
る。
さらに、チェーン室10のデッドスペースを利用して配
管するため、特別に配管スペースを設ける必要がなく、
シリンダヘッド１を大型化する必要がない。
管するため、特別に配管スペースを設ける必要がなく、
シリンダヘッド１を大型化する必要がない。
なお、上記実施例においては、インテーク側ロッカシ
ャフト2Aから潤滑オイルを導入し、オイルパイプ11を通
ってエキゾースト側ロッカシャフト2Bへ潤滑オイルを供
給するように説明したが、逆にエキゾースト側ロッカシ
ャフト2Bから潤滑オイルを導入し、インテーク側ロッカ
シャフト2Aへ潤滑オイルを供給するようにしてもよい。
ャフト2Aから潤滑オイルを導入し、オイルパイプ11を通
ってエキゾースト側ロッカシャフト2Bへ潤滑オイルを供
給するように説明したが、逆にエキゾースト側ロッカシ
ャフト2Bから潤滑オイルを導入し、インテーク側ロッカ
シャフト2Aへ潤滑オイルを供給するようにしてもよい。
また、オイルパイプ11をプラグ13A,13Bを介してイン
テーク側ロッカシャフト2Aおよびエキゾースト側ロッカ
シャフト2Bに接続したが、プラグ13A,13Bによらずソケ
ット金具等を用いて接続してもよい。さらに、オイルパ
イプ11の形状は図示したものに限定されず、チェーン室
10のデッドスペースを通る形状であればよい。
テーク側ロッカシャフト2Aおよびエキゾースト側ロッカ
シャフト2Bに接続したが、プラグ13A,13Bによらずソケ
ット金具等を用いて接続してもよい。さらに、オイルパ
イプ11の形状は図示したものに限定されず、チェーン室
10のデッドスペースを通る形状であればよい。
本考案に係るシリンダヘッドのオイル配管装置は、イ
ンテーク側およびエキゾースト側ロッカシャフトのカム
チェーン室側側端を結ぶ線よりシリンダヘッド締付ボル
トのボルト中心がカムチェーン室側に位置し、前記オイ
ルパイプのオイル流出入口部と上記シリンダヘッド締付
ボルトがほぼ直線上に配設したので、シリンダヘッドの
小型・コンパクト化ならびに軽量化が図れ、また、オイ
ルパイプをチェーン室のインテークカムスプロケットと
エキゾーストカムスプロケットとの間のデッドスペース
を通して配管したから、オイルパイプを大きく湾曲させ
ることなく、なめらかかつスムーズに配管でき、上記オ
イルパイプを取り外すことなくシリンダヘッドを脱着す
ることができ、整備性が向上すると共に、オイルパイプ
との干渉を避けるためにチェーンテンショナを複雑な形
状にする必要がなく、またチェーンテンショナの脱着に
おいてオイルパイプと干渉することがないため整備性が
向上する。また、デッドスペースを有効利用して配管す
るため、シリンダヘッドを大型化する必要がないという
効果がある。
ンテーク側およびエキゾースト側ロッカシャフトのカム
チェーン室側側端を結ぶ線よりシリンダヘッド締付ボル
トのボルト中心がカムチェーン室側に位置し、前記オイ
ルパイプのオイル流出入口部と上記シリンダヘッド締付
ボルトがほぼ直線上に配設したので、シリンダヘッドの
小型・コンパクト化ならびに軽量化が図れ、また、オイ
ルパイプをチェーン室のインテークカムスプロケットと
エキゾーストカムスプロケットとの間のデッドスペース
を通して配管したから、オイルパイプを大きく湾曲させ
ることなく、なめらかかつスムーズに配管でき、上記オ
イルパイプを取り外すことなくシリンダヘッドを脱着す
ることができ、整備性が向上すると共に、オイルパイプ
との干渉を避けるためにチェーンテンショナを複雑な形
状にする必要がなく、またチェーンテンショナの脱着に
おいてオイルパイプと干渉することがないため整備性が
向上する。また、デッドスペースを有効利用して配管す
るため、シリンダヘッドを大型化する必要がないという
効果がある。
第１図は本考案に係るシリンダヘッドのオイル配管装置
の一実施例を備えたロッカ方式の動弁機構を有する４シ
リンダDOHC4サイクルエンジンのシリンダヘッド部の平
面図、第２図は上記実施例におけるオイルパイプを示す
平面図、第３図は第２図におけるIII−III線矢視図、第
４図は従来のオイル配管装置におけるオイルパイプを示
す平面図である。 １…シリンダヘッド、2A…インテーク側ロッカシャフ
ト、2B…エキゾースト側ロッカシャフト、３…オイル通
孔、４…油孔、５…カムシャフト軸受部、６…軸支部、
10…チェーン室、11…オイルパイプ、12A…インテーク
カムスプロケット、12B…エキゾーストカムスプロケッ
ト、13A,13B…プラグ。
の一実施例を備えたロッカ方式の動弁機構を有する４シ
リンダDOHC4サイクルエンジンのシリンダヘッド部の平
面図、第２図は上記実施例におけるオイルパイプを示す
平面図、第３図は第２図におけるIII−III線矢視図、第
４図は従来のオイル配管装置におけるオイルパイプを示
す平面図である。 １…シリンダヘッド、2A…インテーク側ロッカシャフ
ト、2B…エキゾースト側ロッカシャフト、３…オイル通
孔、４…油孔、５…カムシャフト軸受部、６…軸支部、
10…チェーン室、11…オイルパイプ、12A…インテーク
カムスプロケット、12B…エキゾーストカムスプロケッ
ト、13A,13B…プラグ。
Claims (1)
- 【請求項１】インテーク側およびエキゾースト側ロッカ
シャフトに中空のオイル通路を形成し、これらロッカシ
ャフトのカムチェーン室側端部をオイルパイプによりオ
イルを流出入可能に連絡し、各ロッカシャフトの外表へ
貫通する油孔を介してカムシャフトの軸受部、ロッカア
ームの軸支部などの動弁部品摺動部に注油するようにし
たシリンダヘッドのオイル配管装置において、前記イン
テーク側およびエキゾースト側ロッカシャフトのカムチ
ェーン室側端部を結ぶ線よりシリンダヘッド締付ボルト
のボルト中心がカムチェーン室側に位置し、前記オイル
パイプのオイル流出入口部と上記シリンダヘッド締付ボ
ルトがほぼ直線上に配設される一方、上記オイルパイプ
をカムチェーン室のインテークカムスプロケットとエキ
ゾーストカムスプロケットとの間のデッドスペースを通
して配管したことを特徴とするシリンダヘッドのオイル
配管装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988040987U JP2501806Y2 (ja) | 1988-03-30 | 1988-03-30 | シリンダヘッドのオイル配管装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988040987U JP2501806Y2 (ja) | 1988-03-30 | 1988-03-30 | シリンダヘッドのオイル配管装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01144424U JPH01144424U (ja) | 1989-10-04 |
| JP2501806Y2 true JP2501806Y2 (ja) | 1996-06-19 |
Family
ID=31267439
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1988040987U Expired - Lifetime JP2501806Y2 (ja) | 1988-03-30 | 1988-03-30 | シリンダヘッドのオイル配管装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2501806Y2 (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7695479B1 (en) | 2005-04-12 | 2010-04-13 | Biomet Manufacturing Corp. | Femoral sizer |
| US7789885B2 (en) | 2003-01-15 | 2010-09-07 | Biomet Manufacturing Corp. | Instrumentation for knee resection |
| US7837690B2 (en) | 2003-01-15 | 2010-11-23 | Biomet Manufacturing Corp. | Method and apparatus for less invasive knee resection |
| US7887542B2 (en) | 2003-01-15 | 2011-02-15 | Biomet Manufacturing Corp. | Method and apparatus for less invasive knee resection |
| US8123758B2 (en) | 2003-12-08 | 2012-02-28 | Biomet Manufacturing Corp. | Femoral guide for implanting a femoral knee prosthesis |
| US8551100B2 (en) | 2003-01-15 | 2013-10-08 | Biomet Manufacturing, Llc | Instrumentation for knee resection |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60122512U (ja) * | 1984-01-30 | 1985-08-19 | スズキ株式会社 | ４サイクルエンジンのシリンダヘツドオイル配管装置 |
| JPS6225845A (ja) * | 1985-07-25 | 1987-02-03 | Matsushita Electric Works Ltd | コアレスモ−タのコイル端面接合方法 |
-
1988
- 1988-03-30 JP JP1988040987U patent/JP2501806Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7789885B2 (en) | 2003-01-15 | 2010-09-07 | Biomet Manufacturing Corp. | Instrumentation for knee resection |
| US7837690B2 (en) | 2003-01-15 | 2010-11-23 | Biomet Manufacturing Corp. | Method and apparatus for less invasive knee resection |
| US7887542B2 (en) | 2003-01-15 | 2011-02-15 | Biomet Manufacturing Corp. | Method and apparatus for less invasive knee resection |
| US8518047B2 (en) | 2003-01-15 | 2013-08-27 | Biomet Manufacturing, Llc | Method and apparatus for less invasive knee resection |
| US8551100B2 (en) | 2003-01-15 | 2013-10-08 | Biomet Manufacturing, Llc | Instrumentation for knee resection |
| US8870883B2 (en) | 2003-01-15 | 2014-10-28 | Biomet Manufacturing, Llc | Method for less invasive knee resection |
| US9023053B2 (en) | 2003-01-15 | 2015-05-05 | Biomet Manufacturing, Llc | Instrumentation for knee resection |
| US8123758B2 (en) | 2003-12-08 | 2012-02-28 | Biomet Manufacturing Corp. | Femoral guide for implanting a femoral knee prosthesis |
| US8834486B2 (en) | 2003-12-08 | 2014-09-16 | Biomet Manufacturing, Llc | Femoral guide for implanting a femoral knee prosthesis |
| US7695479B1 (en) | 2005-04-12 | 2010-04-13 | Biomet Manufacturing Corp. | Femoral sizer |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01144424U (ja) | 1989-10-04 |
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