JPS62214186A - 金属の腐蝕防止剤 - Google Patents

金属の腐蝕防止剤

Info

Publication number
JPS62214186A
JPS62214186A JP61053627A JP5362786A JPS62214186A JP S62214186 A JPS62214186 A JP S62214186A JP 61053627 A JP61053627 A JP 61053627A JP 5362786 A JP5362786 A JP 5362786A JP S62214186 A JPS62214186 A JP S62214186A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
monomer
acid
group
mol
copolymer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP61053627A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0146594B2 (ja
Inventor
Naotake Shioji
尚武 塩路
Masazumi Sasabe
昌純 笹部
Teruaki Fujiwara
藤原 晃明
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Shokubai Co Ltd
Original Assignee
Nippon Shokubai Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Shokubai Co Ltd filed Critical Nippon Shokubai Co Ltd
Priority to JP61053627A priority Critical patent/JPS62214186A/ja
Publication of JPS62214186A publication Critical patent/JPS62214186A/ja
Publication of JPH0146594B2 publication Critical patent/JPH0146594B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C23COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
    • C23FNON-MECHANICAL REMOVAL OF METALLIC MATERIAL FROM SURFACE; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL; MULTI-STEP PROCESSES FOR SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL INVOLVING AT LEAST ONE PROCESS PROVIDED FOR IN CLASS C23 AND AT LEAST ONE PROCESS COVERED BY SUBCLASS C21D OR C22F OR CLASS C25
    • C23F11/00Inhibiting corrosion of metallic material by applying inhibitors to the surface in danger of corrosion or adding them to the corrosive agent
    • C23F11/08Inhibiting corrosion of metallic material by applying inhibitors to the surface in danger of corrosion or adding them to the corrosive agent in other liquids
    • C23F11/10Inhibiting corrosion of metallic material by applying inhibitors to the surface in danger of corrosion or adding them to the corrosive agent in other liquids using organic inhibitors
    • C23F11/173Macromolecular compounds
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C02TREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02FTREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02F5/00Softening water; Preventing scale; Adding scale preventatives or scale removers to water, e.g. adding sequestering agents
    • C02F5/08Treatment of water with complexing chemicals or other solubilising agents for softening, scale prevention or scale removal, e.g. adding sequestering agents
    • C02F5/10Treatment of water with complexing chemicals or other solubilising agents for softening, scale prevention or scale removal, e.g. adding sequestering agents using organic substances
    • C02F5/105Treatment of water with complexing chemicals or other solubilising agents for softening, scale prevention or scale removal, e.g. adding sequestering agents using organic substances combined with inorganic substances
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C02TREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02FTREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02F2103/00Nature of the water, waste water, sewage or sludge to be treated
    • C02F2103/02Non-contaminated water, e.g. for industrial water supply
    • C02F2103/023Water in cooling circuits
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C02TREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02FTREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02F2303/00Specific treatment goals
    • C02F2303/08Corrosion inhibition

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Water Supply & Treatment (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Hydrology & Water Resources (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Environmental & Geological Engineering (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Metallurgy (AREA)
  • Lubricants (AREA)
  • Preventing Corrosion Or Incrustation Of Metals (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は水系における金属の腐蝕防止剤に関するもので
ある。詳しくは、冷却水系用などに多用されている水溶
性カルボン酸系(共)重合体の腐蝕防止能の改良に関し
、特定量の次曲リン酸および/または次亜リン酸塩の存
在下に、不飽和カルボン酸系単量体とスルホン酸基およ
び/または水酸基含有不飽和単量体とを共重合させて得
た特定重合度の共重合体を使用するものである。
(従来の技術) 従来、冷却水系腐蝕防止剤として、無機系では、ビロリ
ン酸塩、トリポリリン酸塩、テトラメタリン酸塩などの
重合リン酸塩、クロムM塩、亜鉛塩。
モリブデン酸塩、タングステン酸塩などが公知である。
重合リン酸塩は、加水分解され易いために比較的低温の
冷却水系に限られるのみでなく、ブロー水中に含まれて
系外の湖沼や内海などの半閉鎖水系へ放出されればアオ
コや赤潮などの重大な公害の原因となる。クロム酸塩は
、優れた性能を有するが、毒性が強(近年その使用が著
しく制限されている。亜鉛塩は、比較的低毒性かつ安価
であるが、高濃縮運転時に例えば熱交換器等の伝熱面上
に腐蝕や、亜鉛水酸化物系スケールが発生し易く閉塞な
ど重大な事故のちとになる。モリブデン酸塩やタングス
テン酸塩は、性能が充分でなく高価であるという欠点が
あった。
一方、有機系の腐蝕防止剤ではグルコン酸塩。
酒石酸塩、クエン酸塩、グルコヘプトン酸塩などのオキ
シカルボン酸塩、アミノトリメチルホスホン酸塩、エチ
レンジアミンテトラメブルホスホン酸塩、2−ホスホノ
ブタン−1,2,4−トリカルボン酸塩などのホスホン
酸塩、ポリアクリル酸塩、ポリマレインUSなどのポリ
カルボン酸塩などが公知である。
オキシカルボン酸塩は、単独では効果が充分でないため
に例えばケイ酸塩、ホスホン酸塩、ポリカルボン酸塩な
どと併用されるが、工業的に最も扱い易い一液タイブの
組成物を調合する際の相溶性などに問題があった。また
、オキシカルボン酸塩は、微生物分解を受は易く、効果
の持続性に欠はスライム障害が発生し易いという重大な
欠点がある。ホスホン酸塩は、比較的良い評価を受けて
いるが、高価であるばかりでなく高濃縮運転時にスケー
ル障害を伴いやすい。ポリカルボン酸塩は、耐微生物分
解性や耐スケール障害性が良好でかつ安価であるため、
近年その使用量が著しく増大してきている。しかしなが
ら、従来のポリカルボン酸塩単独使用では腐蝕防止作用
が充分でないため、上記問題点を有する亜鉛塩、モリブ
デン酸塩、タングステン酸塩、オキシカルボン酸塩、ホ
スホン酸塩などと併用されているのが実情である。この
ような問題を解決するため、特公昭59−22790号
にマレイン酸系単量体とアリルアルコール系単量体との
共重合体が提案されているが、この共重合体は、濃縮倍
数が1〜2倍程度の比較的低濃縮水質にしか適用できな
いことや、その製造時にマレイン酸とアリルアルコール
の共重合性が良くないことによる比較的多量の未反応モ
ノマーが残留するため、蒸留など複雑な工程を必要とし
て、高価となるなどの問題点があった。
また、特開昭58−224180号に(メタ)アクリル
酸系重量体とポリエチレングリコールモノアリルエーテ
ル系単量体との共重合体が提案されているが、この共重
合体は、冷却水系において発泡トラブルを起し易く、な
お問題の残るものであった。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明は、前記問題点を解決するものであり、耐微生物
分解性に優れ、安価かつ高純度で製造できるのは勿論の
こと、高濃縮時においても優れた性能を有する低泡性の
腐蝕防止剤を提供するものである。
(問題を解決するための手段および作用)本発明は、 一般式 %式% (但し式中、A 及びA2はそれぞれ独立に水素。
メチル基又は−coox  を表わし且つA1及びA 
は同時に−COOx2となることはなく、A  ハ水素
、メチル基又は−CH2COOx3を表わし且つA3が
−CH2C00X3の場合にはA 及びA2はそれぞれ
独立に水素又はメチル基を表わし、 x、x2及び×3はそれぞれ独立に又は−緒に水素、1
価金属、2価金属、アンモニウム基又は有機アミン基を
表わす。) で示される不飽和カルボン酸系単量体(I)99〜40
モル%、スルホン酸基および/または水酸基含有不飽和
申開体(■)1〜60モル%並びにこれらの単量体と共
重合可能な単量体(I[[)0〜40モル%(但し、(
I)、(1)及び(III)の合計は100モル%であ
る。)からなる単量体混合物を、該単量体混合物1モル
に対して0.01〜0.3モルの比率の次亜リン酸およ
び/または次亜リン酸塩の存在下に重合させて得た重合
度5〜100の共重合体を必須成分としてなる腐蝕防止
剤に関するものである。
本発明に用いられる前記一般式で示される不飽和カルボ
ン酸系単量体(I)としては、例えば、アクリル酸、メ
タクリル酸、クロトン酸、マレイン酸、フマル酸、イタ
コン酸、シトラコン酸あるいはそれ等の酸の1価金属、
2価金属、アンモニア、有機アミンによる部分中和物も
しくは完全中和物があげられ、また、無水マレイン酸等
の二塩基性酸の無水物も不飽和カルボン酸系単量体(I
)として用いられる。1価金属としてはナトリウム。
カリウム等があげられ、2価金属としては、カルシウム
、マグネシウム、亜鉛等があげられる。また、有機アミ
ンとしてはモノメチルアミン、ジメチルアミン、トリメ
チルアミン、モノエチルアミン、ジエチルアミン、トす
■チルアミン等のアルキルアミン類;モノエタノールア
ミン、ジェタノールアミン、トリエタノールアミン、モ
ノイソプロパツールアミン、ジメチルエタノールアミン
等のアルカノールアミン類;ピリジン等をあげることが
できる。
本発明において使用する不飽和カルボン酸系単量体(I
)は、酸型、塩型あるいは酸無水物型のいずれも使用す
ることができるが、有機溶剤中での重合の場合、酸型又
は酸無水物型を使用するのが好ましい。
スルホン酸基および/または水酸基含有不飽和単量体(
II)としては、スルホン酸基含有不飽和単量体として
、例えばビニルスルホン酸、アリルスルホン酸、メタリ
ルスルホン酸、スチレンスルホン酸、2−アクリルアミ
ド−2−メチルプロパンスルホン酸、3−アリロキシ−
2−ヒドロキシプロパンスルホン酸、スルホエチル(メ
タ)アクリレート。
スルホプロピル(メタ)アクリレート、2−ヒト0キシ
スルホプロピル(メタ)アクリレート、スルホエチルマ
レイミドあるいはそれ等の1価金属。
2価金属、アンモニア、有機アミンによる部分中和物や
完全中和物などを挙げることができ、また水酸基含有不
飽和単量体として、例えば3−メチル−3−ブテン−1
−オール(イソプレノール)、3−メチル−2−ブテン
−1−オール(プレノール)、2−メチル−3−ブテン
−2−オール(イソプレンアルコート、ポリプロピレン
グリコール七)(メタ)アクリレート、ポリエチレング
リコールモノイソプレノールエーテル、ポリプロピレン
グリコールモノイソプレノールエーテル、ポリエチレン
グリコールモノアリルエーテル、ポリプロピレングリコ
ールモノアリルエーテル、グリセロールモノアリルエー
テル、α−ヒドロキシアクリル酸、N −メチロール(
メタ)アクリルアミド、グリセ0−ルモノ(メタ)アク
リレート、ビニルアルコールなどを挙げることができる
。なお、スルホン酸基含有不飽和単量体の中和に用いる
1価金属、2価金属。
有機アミンとしては、不飽和カルボン酸系単量体(I)
の場合と同様のものを挙げることができる。
共重合可能な単量体(III)どしては、特に制限なく
、例えば(メタ)アクリルアミド、t−ブチル(メタ)
アクリルアミドなどのアミド系単量体:(メタ)アクリ
ル酸エステル、スチレン、α−メチルスチレン、酢酸ビ
ニルなどの疎水性単量体;ジメチルアミノエチル(メタ
)アクリレート、ジメチルアミノプロピル(メタ)アク
リルアミドなどのカチオン性単聞体;(メタ)アクリロ
ニトリルなどのニトリル系単量体;(メタ)アクリルア
ミドメタンホスホン酸、(メタ)アクリルアミドメタン
ホスホン酸メチルエステル、2−(メタ)アクリルアミ
ド−2−メチルプロパンホスホン酸などの含リン単量体
などを挙げることができる。
不飽和カルボン酸系単量体(I>並びにスルホン酸基お
よび/または水酸基含有不飽和単量体(U)の使用量は
、単量体混合物中、それぞれ99〜40モル%並びに1
〜60モル%、より好ましくは90〜50モル%並びに
10〜50モル%の範囲の比率である。単量体(T)ま
たは単量体(U)の使用量が上記の範囲をはずれると、
得られる共重合体を腐蝕防止剤として応用した際にスケ
ールが発生しやすくなり、また、充分な腐蝕防止能が得
られなくなる。
共重合可能な他の単量体(III)は、本発明の効果を
損なわない範囲で使用するものであり、単量体混合物中
、40モル%以下の範囲で使用する。
40モル%を越えると、得られる共重合体を腐蝕防止剤
として応用した際にスケールが発生しやすくなり、また
腐蝕防止能が低下するので好ましくない。
本発明においては、不飽和カルボン酸系単量体(■)、
スルホン酸および/または水酸基含有不飽和単量体(I
I)並びに共重合可能な単量体(III)からなる単量
体混合物を、次亜リン酸および/または次亜リン酸塩の
存在下に、公知の重合触媒を用いて、常法(例えば水あ
るいは有機溶剤中での−11= 溶液重合)により重合する。
次亜リン酸および/または次亜リン酸塩は、次亜リン酸
あるいはそのナトリウム塩、カリウム塩。
アンモニウム塩、アミン塩等いずれも使用することがで
きる。その使用量は、単量体混合物1モルに対して0.
01〜0.3モルの範囲の量である。
この量が0.01モル未満では、得られる共重合体の腐
蝕防止能が不充分となり、また、0.3モルを越える量
では、高価となるばかりか未反応モノマーが残りやすく
好ましくない。次亜リン酸および/または次亜リン酸塩
の添加時期に特別の制限はない。例えば水または有機溶
剤に次亜リン酸および/または次亜リン酸塩を溶かし込
んでおいて所定の温度に昇温後、そこに単量体混合物と
重合触媒とを滴下してもよく、また、前記単量体混合物
や重合触媒と共に水または有機溶剤に滴下することもで
きる。また、単量体混合物に溶かして使用することも勿
論可能である。
本発明で使用する重合触媒としては、水溶液重合の場合
、例えば過硫酸ナトリウム、過硫酸アンモニウム、過硫
酸カリウムの如き過硫酸塩。
2.2′  −アゾビス(2−アミジノプロパン)塩酸
塩。
4.4′  −アゾどスー4−シアノバレリン酸の如き
水溶性アゾ化合物などをあげることができる。また、メ
タノール、イソプロピルアルコール等のアルコール系、
テトラヒドロフラン、ジオキサン等のエーテル系、ベン
ゼン、トルエン、キシレン等の芳香族系またはメチルエ
チルケトン、メチルイソブチルケトン等のケトン系等の
有機溶剤中での重合触媒としては、過酸化ベンゾイル、
過酸化ラウロイル、過酢酸等の有機過酸化物系、アゾビ
スイソブヂロニトリル、  2.2’  −アゾビス(
4−メトキシ−2,4−ジメチルバレロニトリル)等の
油溶性アゾ化合物などが使用できる。
重合触媒は同系統のものは勿論、異系統の2種以上を組
合せて使用することができる。例えば過硫酸塩と水溶性
アゾ化合物併用をあげることが、できる。
また、過硫酸塩は、(重)亜硫酸塩類、モノメチルアミ
ン、ジメチルアミン、トリメチルアミンモノエタノール
アミン、ジJ、タノールアミン、トリエタノールアミン
、モルホリン等の有機アミン類、アスコルビン酸、■リ
ソルどン酸などの還元剤と併用して使用することもでき
るが、なかでも安価な過硫酸塩と(重)亜硫酸塩併用系
が好ましい。また、重合触媒として重亜硫酸塩と空気、
酸素、過酸化水素等の如き酸化剤との併用系も使用する
ことができる。
このようにして得た共重合体の重合度としては、5〜1
00の範囲にあるものが、本発明の腐蝕防止剤として有
効である。この重合度範囲を外れると充分な腐蝕防止能
が得られない。
本発明の腐蝕防止剤は、上記重合体を必須成分としてな
るものであるが、本発明の効果を損なわない範囲で、他
の公知の腐蝕防止剤と併用することも勿論可能である。
このような公知の腐蝕防止剤としては、例えば亜鉛塩、
モリブデンm塩、亜硝酸塩、タングステン酸塩、アルミ
ン酸塩等の無機系腐蝕防止剤、オキシカルボン酸塩、ホ
スホン酸塩、ポリカルボン酸塩、有機アミン、トリアジ
ン類、キノリン類、アゾール類等の有機系腐蝕防止剤な
どを挙げることができる。
(発明の効果) 本発明の腐蝕防止剤は、不飽和ポリカルボン酸系単量体
(I)並びにスルホン酸基および/または水酸基含有不
飽和単量体(U)を特定量含んでなる単量体混合物を、
特定量の次亜リン酸および/または次亜リン酸塩の存在
下に重合させるだけという簡便な工程で得られる安価か
つ高純度の共重合体を必須成分としているため、経済性
良く工業的に応用できるものである。また、本発明の腐
蝕防止剤は、耐微生物分解性に優れているため腐蝕防止
能を長期間にわたって維持でき、低泡性で高濃縮時にお
いても優れた性能を発揮するものである。
(実施例) 以下、参考例及び実施例により、本発明を具体的に説明
するが、本発明はこれらの例により限定されるものでは
ない。尚、例中の部および%はそれぞれ重量部および重
量%を示す。
参考例1 容flilJのガラス製セパラブルフラスコにイオン交
換水246部を仕込み、100℃に>l mし窒素置換
後、30%アクリル酸ナトリウム水溶液447部、30
%2−ヒドロキシエチルメタクリレート水溶液58部、
50%3−アリロキシ−2−ヒドロキシプロパンスルホ
ン酸ナトリウム水溶液97部、2%過硫酸アンモニウム
水溶液89部および30%次亜リン酸ナトリウム水溶液
63部を各々別々の滴下ノズルより滴下し重合反応させ
た。3−アリロキシ−2−ヒドロキシプロパンスルホン
酸ナトリウム水溶液は60分、過硫酸アン枦モム水溶液
は130分滴下とした他は、120分滴下した。過硫酸
アンδム水溶液滴下終了後、同温度で60分間熟成した
。得られた共重合体(1)は重合度18で、未反応モノ
マー量は1%以下であった。
比較参考例1 参考例1で初期仕込のイオン交換水246部を309部
とし、2%過硫酸アン枦)ム水溶液89− 16 一 部の代りに10%過硫酸アン枦括ム水溶液89部を用い
、30%次亜リン酸ナトリウム水溶液63部を用いなか
った他は参考例1と全く同様にして、重合度18の比較
用共重合体(1)を得た。未反応モノマー量は2.6%
であった。
実施例1 客間500ccの5US316製セパラブルフラスコに
第1表に示した性状の合成水(姫路市水4倍濃縮に相当
)445mをとり、そこへ腐蝕防止剤として参考例1で
得られた共重合体(1)を合成水に対して固形分換算で
80 ppm添加し、水酸化ナトリウムを用いてl)H
を8.5に調整したのち、脱イオン水を加えて全量を4
50altとし、試験液を調製した。次いで、得られた
試験液中に25+ueX4011X11−の88−41
製テストピ一ス2枚を吊し、試験液上部に25d/分の
空気を流しながら、40℃で40g8間熱処理した。熱
処理終了後、テストピース上の腐蝕生成物を除きテスト
ピースの減量を測定した。結果は2枚のテストピースの
減量の平均値をMDD (+++M dm  /day
 )換算し、第2表に示した。
実施例2〜7 第2表に示した原料を用いた以外は参考例1と同様にし
て、第2表に示した重合度の共重合体を得た。得られた
共重合体のそれぞれを実施例1における共重合体(1)
の代りに用いた他は、実施例1と全く同様にして、MD
Dを算出した。結果を第2表に示した。
比較例1 比較参考例1で得られた比較用共重合体(1)を実施例
1における共重合体(1)の代りに用いた他は、実施例
1と全く同様にして、MDDを算出した。結果を第3表
に示した。
比較例2〜7 第3表に示した原料を用いた以外は比較参考例1と同様
にして、次亜リン酸および/または次亜リン酸塩を用い
ずに合成した比較用共重合体や次亜リン酸および/また
は次亜リン酸塩の使用量が本発明の範囲外の比較用共重
合体を得た。なお、比較用共重合体の重合度は第3表に
示した通りである。得られた比較用共重合体のそれぞれ
を実施例1における共重合体(1)の代りに用いた他は
、実施例1と全く同様にして、MDDを算出した。
結果を第3表に示した。
比較例8 次亜リン酸ナトリウム単独を合成水に対して80ppI
Il使用した他は、実施例1と全く同様にして、MDD
を算出した。結果を第3表に示した。
比較例9 比較例2で用いた比較用共重合体を合成水に対して76
.5 ppm及び次亜リン酸ナトリウムを合成水に対し
て3.5 l1l)Ill用いた他は、実施例1と全く
同様にして、MDDを算出した。結果を第3表に示した
比較例10 腐蝕防止剤を全く用いなかった他は実施例1と全く同様
にして、MDDを算出した。結果を第3表に示した。
(注1)  AΔ  =アクリル酸 1−(EMA : 2−ヒドロキシコニチールメタクリ
レート HAPS:3−アリロキシ−2−ヒドロキシプロパンス
ルホン酸ナトリウム MA  :マレイン酸 MAA  :メタクリル酸 VS  :ビニルスルホン酸ナトリウムSEMS:スル
ホエヂルメタクリレートのナトリウム塩 pss  :p−スチレンスルホン酸ナトリウムIPE
A:3−メチル−3−ブテン−1−オール PEA−4:ポリエチレングリコールモノアリルエーテ
ル GMAA :グリセロールモノアクリレートN−MAM
:N−メチロールアクリルアミド(注2)  HHP 
 :  次亜リン酸SHP  :  次亜リン酸ナトリ
ウムPHP  :  次亜リン酸カリウム (注3)  APS  :  過硫酸アンモニウムsp
s  :  過硫酸ナトリウム HP  : 過酸化水素 AIBN:  アゾビスイソブチ0ニトリル第2表及び
第3表より、特定量の次那リン酸および/または次亜リ
ン酸塩の存在下で得られた共重合体は、次亜リン酸およ
び/または次亜リン酸塩を用いずに得られた比較用共重
合体に比べて優れた腐蝕防止能を有することがわかる。
比較例8の結果より、次亜リンI!塩単独を腐蝕防止剤
として用いたのでは全く腐蝕防止能がないこと及び比較
例9の結果より、比較用共重合体と次亜リン酸塩を腐蝕
防止剤として併用しても効果がないことがわかる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (但し式中、A^1及びA^2はそれぞれ独立に水素、
    メチル基又は−COOX^2を表わし且つA^1及びA
    ^2は同時に−COOX^2となることはなく、A^3
    は水素、メチル基又は−CH_2COOX^3を表わし
    且つA^3が−CH_2COOX^3の場合にはA^1
    及びA^2はそれぞれ独立に水素又はメチル基を表わし
    、 X^1、X^2及びX^3はそれぞれ独立に又は一緒に
    水素、1価金属、2価金属、アンモニウム基又は有機ア
    ミン基を表わす。) で示される不飽和カルボン酸系単量体( I )99〜4
    0モル%、スルホン酸基および/または水酸基含有不飽
    和単量体(II)1〜60モル%並びにこれらの単量体と
    共重合可能な単量体(III)0〜40モル%(但し、(
    I )、(II)及び(III)の合計は100モル%である
    。)からなる単量体混合物を、該単量体混合物1モルに
    対して0.01〜0.3モルの比率の次亜リン酸および
    /または次亜リン酸塩の存在下に重合させて得た重合度
    5〜100の共重合体を必須成分としてなる腐蝕防止剤
JP61053627A 1986-03-13 1986-03-13 金属の腐蝕防止剤 Granted JPS62214186A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61053627A JPS62214186A (ja) 1986-03-13 1986-03-13 金属の腐蝕防止剤

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61053627A JPS62214186A (ja) 1986-03-13 1986-03-13 金属の腐蝕防止剤

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62214186A true JPS62214186A (ja) 1987-09-19
JPH0146594B2 JPH0146594B2 (ja) 1989-10-09

Family

ID=12948145

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP61053627A Granted JPS62214186A (ja) 1986-03-13 1986-03-13 金属の腐蝕防止剤

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS62214186A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6417882A (en) * 1987-07-10 1989-01-20 Katayama Chemical Works Co Anticorrosive for metal
US6835790B2 (en) 2002-12-25 2004-12-28 Nippon Shokubai Co., Ltd. (Meth) acrylic copolymer and its production process
JP2015059153A (ja) * 2013-09-18 2015-03-30 出光興産株式会社 グリース
WO2016051922A1 (ja) * 2014-09-30 2016-04-07 東亞合成株式会社 アクリル酸系重合体水溶液及びその製造方法
WO2017174899A1 (fr) * 2016-04-06 2017-10-12 Coatex Copolymère hydrosoluble et son utilisation comme dispersant pour suspension de particules

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6417882A (en) * 1987-07-10 1989-01-20 Katayama Chemical Works Co Anticorrosive for metal
US6835790B2 (en) 2002-12-25 2004-12-28 Nippon Shokubai Co., Ltd. (Meth) acrylic copolymer and its production process
JP2015059153A (ja) * 2013-09-18 2015-03-30 出光興産株式会社 グリース
US10760030B2 (en) 2013-09-18 2020-09-01 Idemitsu Kosan Co., Ltd. Grease
WO2016051922A1 (ja) * 2014-09-30 2016-04-07 東亞合成株式会社 アクリル酸系重合体水溶液及びその製造方法
JPWO2016051922A1 (ja) * 2014-09-30 2017-07-20 東亞合成株式会社 アクリル酸系重合体水溶液及びその製造方法
WO2017174899A1 (fr) * 2016-04-06 2017-10-12 Coatex Copolymère hydrosoluble et son utilisation comme dispersant pour suspension de particules
CN108884337A (zh) * 2016-04-06 2018-11-23 可泰克斯公司 水溶性共聚物及其作为分散剂用于颗粒悬浮液的用途

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0146594B2 (ja) 1989-10-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4659793A (en) Preparation of aqueous solutions of copolymers of dicarboxylic acids having a low dicarboxylic acid monomer content
EP2221324B1 (en) Process for making improved aliphatic dicarboxylic acid copolymers
JP4091092B2 (ja) 金属腐食抑制剤
WO2014054661A1 (ja) 冷却水系の処理方法
JPS62214186A (ja) 金属の腐蝕防止剤
JP2011072851A (ja) アミノ基含有共重合体を含むスケール防止剤
WO2022054313A1 (ja) スケール防止剤およびスケール防止方法
TWI664152B (zh) 冷卻水系統的處理方法
JP2771864B2 (ja) マレイン酸系共重合体の製造方法
JPH06263803A (ja) (メタ)アクリル酸系水溶性重合体の製造方法並びに用途
CA2840781C (en) Preparing maleic acid-isoprenol copolymers
JP3980496B2 (ja) (メタ)アクリル酸系水溶性重合体の製造方法並びに用途
JPH03163191A (ja) 金属の腐蝕抑制剤の製造方法
JPH0141706B2 (ja)
JP2004010713A (ja) (メタ)アクリル酸(共)重合体及びその製造法
JP6120847B2 (ja) イソプレノールとモノエチレン性不飽和モノカルボン酸とスルホン酸とからなる共重合体、その製造法および水系システムにおける付着防止剤としての当該共重合体の使用
JP6014372B2 (ja) ポリカルボン酸系重合体およびその製造方法
JPS6260000B2 (ja)
JP2009028618A (ja) スケール防止剤および(メタ)アクリル酸系重合体
JP2732683B2 (ja) フマル酸共重合体の製造方法
JP6942975B2 (ja) リン酸カルシウム系スケール及びシリカ系スケール防止剤
JP3655721B2 (ja) スケール防止剤
JPS63105984A (ja) 金属の腐蝕防止剤
JP2016160288A (ja) ポリカルボン酸系重合体水溶液の着色防止方法
JPS586295A (ja) スケ−ル防止剤

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees