JPS62206330A

JPS62206330A - 給湯装置

Info

Publication number: JPS62206330A
Application number: JP4679486A
Authority: JP
Inventors: Masahisa Uenishi; 正久上西; Shozo Kato; 加藤　昇三; Hiroyuki Nunokawa; 布川　廣之
Original assignee: Sanyo Electric Co Ltd
Current assignee: Sanyo Electric Co Ltd
Priority date: 1986-03-04
Filing date: 1986-03-04
Publication date: 1987-09-10

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（イ）産業上の利用分野この発明は出湯温度が温水利用側で任意に調整可能な給
湯装置の改良に関する。

（ロ）従来の技術この種の給湯装置は瞬間加熱式のボイラを使用し、この
ボイラを温水利用側の温度設定に応じて比例燃焼制御す
るものや、貯湯式のボイラを使用し、このボイラの高温
水を温水利用側にて市水と混合するものが知られている
。

しかしながら、前者のものでは温水利用側で所望の温度
の温水を得るのに数十秒ないし数分の時間を要し、その
間数リットルの水を無駄に排出させなければならなかっ
た。また、制御装置が高価となり、コスト的にも不利と
なる欠点があった。

一方、後者のものでは温水利用側に給湯管及び給水管を
配管しなければならず、複数箇所で温水を利用する場合
、配管工事が面倒となる欠点があった。

近年、貯湯式のボイラ側に自動混合弁を設け、ボイラの
高温水と市水とをボイラ側にて所定温度に混合した後、
温水利用側に供給するようにしたものが提案されている
（実開昭５８−７６０４５号公報参照）。

この給湯装置は自動°混合弁の操作つまみがボイラ側に
設けられているため、出湯温度を調整するにはボイラ側
まで足を運ばなくてはならず、使い勝手の悪いものであ
った。

（ハ）発明が解決しようとする問題点この発明は上述した事実に鑑みてなされたものであり、
複雑な加熱制御を行なったり、面倒な配管工事を必要と
することなく、所望温度の温水が速やかに得られ、しか
も使い勝手の優れた給湯装置を提供することを目的とす
る。

（ニ）問題点を解決するための手段この発明は下部及び上部に給水口及び出湯口を設けた温
水タンクを外装ケースに収容した給湯装置を改良するも
のである。

この発明では電動モータ及びこのモータを駆動する温度
設定装置を有し、かつワックスサーモを内蔵した自動混
合弁を外装ケース内部に設け、この自動混合弁の低温側
流入口及び高温側流入口をそれぞれ温水タンクの給水口
及び出湯口に配管接続する。また、温水タンクの給水口
と自動混合弁の低温側流入口との間の配管に給水管を接
続するとともに、自動混合弁の流出口に給湯管を接続す
る。そして、温水利用側に温度設定用の遠隔操作器を設
け、この遠隔操作器から自動混合弁の温度設定装置に温
度設定信号を与える構成である。

（ホ）作用温水利用側の遠隔操作器にて温度設定操作が行なわれる
と、自動混合弁の温度設定装置に温度設定信号が供給さ
れ、自動混合弁は電動による温度設定がなきれる。また
、自動混合弁はワックスサーモを内蔵しているので、流
出口温度が設定温度になるように弁開度を調整し、高温
側流入口及び低温側流入口の流入量を調整する。このた
め、温水タンクの温水と給水管の水が自動混合弁にて混
合され、設定温度に保たれた温水が給湯管を通って温水
利用側へ送られる。

（へ）実施例以下、この発明を図面に示す実施例に基づいて詳細に説
明する。

第１図において、下部に給水口１、上部に出湯口２を有
する温水タンク３が外装ケース４に収納されている。温
水タンク３にはバーナ又は電気ヒータ等の加熱装置（図
示せず）が内蔵されている。温水タンク３の給水口１お
よび出湯口２はそれぞれ外装ケース４内部に収容された
自動混合弁５の低温側流入口５Ａ及び高温側流入口５Ｂ
に配管６．７にて接続きれている。自動混合弁５は電動
モータＭと、とのモータＭを駆動する温度設定装置８と
を有し、かつワックスサーモ（図示せず）を内蔵したも
のが使用されている。温水タンク３の給水口１と自動混
合弁５の低温側流入口５Ａとを連結する配管６には減圧
逆止弁９を装設した給水管１０が接続されている。自動
混合弁５の流出口５Ｃには温水利用部（台所または洗面
所）１１及び温水利用部（浴室）１２に至る給湯管１３
が接続されている。温水タンク３の出湯口２と自動混合
弁５の高温側流入口５Ｂとを連結する配管７には安全弁
１４を装設した吐出管１５が接続されている。また、外
装ケース４の内部には加熱装置をオン、オフ制御し、温
水タンク３内の温水温度を所定温度に保つための加熱制
御装置１６が設けられている。

台所または洗面所での給湯を行なう温水利用部１１の遠
隔操作器１７には運転スイッチ１８と、温度設定器１９
と、表示ランプ２０とが設けられている。浴槽への給湯
やシャワー給湯を行なう温水利用部１２の遠隔操作器２
１には優先スイッチ２２と、温度設定器２３と、表示ラ
ンプ２４とが設けられている。また、遠隔操作器１７．
２１と自動混合弁５の温度設定装置８とがリモコン線２
５．２６にて結線され、温度設定装置８と加熱制御装置
ｌ！１６とが電気的に結線されている。

次に上述した実施例装置の動作を第２図を参照して説明
する。

遠隔操作器１７の運転スイッチ１８を投入すると、運転
信号が温度設定装置８を介して加熱制御装置１６に供給
され、加熱制御装置１６は温水タンク３内の加熱装置を
オン、オフ制御して温水タンク３内の水を所定温度まで
沸上げる。また、表示ランプ２０が点灯し、加熱制御装
置１６が作動状態にあることを報知する。

自動混合弁５の温度設定は次のようになされている。遠
隔操作器２１の優先スイッチ２３が投入されていない場
合、温度設定装置８は遠隔操作器１７の温度設定器１９
による温度設定信号が選択回路２７を介してモータ駆動
回路２８に供給される。このため、電動モータＭがモー
タ駆動回路２８にて駆動され、自動混合弁５は遠隔操作
器１７の温度設定器１９による温度設定がなされる。一
方、遠隔操作器２１の優先スイッチ２２が投入されてい
る場合、優先信号が温度設定装置８の選択回路２７に供
給され、選択回路２７は遠隔操作器２１側に切換られる
。このため、遠隔操作器２１の温度設定器２３による温
度設定信号がモータ駆動回路２８に供給され、モータ駆
動回路２８はこの信号に応じて電動モータＭを駆動し、
自動混合弁５の温度設定を行なう。優先スイッチ２２の
投入中は表示ランプ２４が点灯し、優先スイッチ２２が
投入されていることを示す。また、優先スイッチ２２に
よる優先信号は温度設定装置８の点滅回路２９に供給さ
れる。このとき、遠隔操作器１７の表示ランプ２０は連
続点灯から周期の比較的長い点滅点灯に切換り、浴室で
の温度設定が優先きれていることを示す。

このようにして温度設定のなされた自動混合弁５は内蔵
するワックスサーモの働きにより弁開度が調整され、低
温側流入口５Ａ及び高温側流入口５Ｂの流入量を調整し
て流出口５Ｃの温水温度を設定温度に保つ。このため、
温水利用部１１または１２にて給湯が行なわれると、温
水タンク３内上部の高温の温水と、給水管１０の市水が
適度に混合され、設定温度に保たれた温水が給湯管１３
を通って温水利用部へ送られる。また、温水タンク３か
らの出湯に伴ない、新たな水が給水管１０及び配管６を
通って温水タンク３の下部に補給される。

万一、加熱制御装置１６に何らかの異常が発生した場合
、加熱制御装置１６は点滅回路２９に警報信号を発する
。このとき、点滅回路２９は遠隔操作器１７の表示ラン
プ２０を短い周期で点滅させ、加熱制御装置１６に異常
があることを知らせる。

本実施例によれば、温水タンク３の高温水と給水管１０
の市水とを、電動にて温度設定され、かつワックスサー
モを内蔵した自動混合弁５にて混合し、温水利用部１１
．１２へ供給するようにしたので、比例燃焼制御のよう
な複雑な加熱制御を行なうことなく、広範囲に、かつ緻
密に温度設定された温水を給湯することができる。また
、温水タンク３には温水が貯湯されているので、設定温
度の温水を速やかに取り出すことができ、水を多量に排
出させる必要がなく、経済的である。また、温水利用部
１１．１２への配管が給湯管１３１本で済み、配管工事
が容易である。また、温水利用部１１．１２の遠隔操作
器１７．２１から自動混合弁５の温度設定装置８へ温度
設定信号を送り、湯温を調整するようにしたので、ボイ
ラ側（温水タンク側）まで足を運ぶことなく、随時、温
水利用部１１．１２にて温度設定を行なうことができる
。さらにまた、自動混合弁５及び配管６．７が外装ケー
ス４内部に設けられているので、外装ケース４内部を有
効に活用できるばかりでなく、温水タンク３からの放熱
を利用して自動混合弁５や配管６．７内の水が凍結する
のを防止することができ、これらの保護も図れる。

なお、上述した実施例では温水タンク３の給水口１と出
湯口２との間に１個の自動混合弁５を接続したが、第３
図に示すように、複数の自動混合弁５１ないし５４を並
列接続し、これらの自動混合弁から給湯管１３１ないし
１３４を介して温水利用部へ別々に給湯を行なうように
しても良い。

この場合、温水利用部の遠隔操作器３０ないし３３から
温度設定装置８１ないし８４へ別々に温度設定信号を送
り、異なる設定温度の温水を温水利用部で同時に取り出
すことができる。

（ト）発明の効果この発明は以上のように構成されているので、比例燃焼
制御等の複球な加熱制御を行なうことなく、所要温度め
温水を速やかに給湯することができ、水を多量に排出さ
せる必要がなく、経済的である。また、温水利用側の配
管が１本で済み、配管工事が容易であるとともに、温水
利用側にて随時温度設定ができ、使い勝手に優れている
。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例の給湯装置を示す配管系統
図、第２図は第１図の給湯装置で使用する制御装置の１
例を示すブロック図、第３図はこの発明の他の実施例の
給湯装置を示す配管系統図である。１・・・給水口、　　２・・・給湯口、　３・・・温水
タンク、４・・・外装ケース、　　５．５１〜５４・・
・自動混合弁、　　５Ａ・・・低温側流入口、　５Ｂ・
・・高温側流入口、　　５Ｃ・・・流出口、　Ｍ・・・
電動モータ、８．８１〜８４・・・温度設定装置、１０
・・・給水管、１３．１３１〜１３４・・・給湯管、　
　１７．２１．３０〜３３・・・遠隔操作器。出願人　三洋電機株式会社外１名代理人　弁理士　西野卓嗣　外１名第１ｒ７３

Claims

【特許請求の範囲】

（１）下部及び上部にそれぞれ給水口及び出湯口を設け
た温水タンクを外装ケースに収容した給湯装置において
、電動モータ及びこのモータを駆動する温度設定装置を
有し、かつワックスサーモを内蔵した自動混合弁を外装
ケース内部に設け、この自動混合弁の低温側流入口及び
高温側流入口をそれぞれ温水タンクの給水口及び出湯口
に配管接続し、温水タンクの給水口と自動混合弁の低温
側流入口との間の配管に給水管を接続し、自動混合弁の
流出口に給湯管を接続し、温水利用側に温度設定用の遠
隔操作器を設け、この遠隔操作器から自動混合弁の温度
設定装置に温度設定信号を与えることを特徴とする給湯
装置。