JPS62197099A - 電気洗濯機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、洗浄液の濁度変化を利用して洗い行程や濯ぎ
行程の終了判定をなす電気洗濯機に関する。

（従来の技術） 従来、洗浄液の濁度変化を利用して洗い及び濯ぎ行程の
終了判定を行う制御部を備えた電気洗濯機が提供されて
いる。

（発明が解決しようとする問題点） しかるに、この種の電気洗濯機は、濁度変化がある一定
値以下になることによって洗い及び濯ぎ行程の終了判定
を行うので、同一水位であれば水流が弱いほど汚れが落
ち難くく濁度変化も小さいので、洗濯が不十分のまま終
了判定を行うという問題があった。また、同一水流であ
れば水位が高いはど濁度検知器への水の循環具合が悪く
濁度変化も小さいので、やはり洗濯が不十分のまま終了
判定を行うという問題があった。

（問題点を解決するための手段） 本発明は、洗浄液の濁度変化を検知しこの検知値が予め
設定した終了判定値になると、洗い行程、濯ぎ行程の終
了判定をするようになされたものであって、前記終了判
定値が水位と水流の少なくとも一方の条件によって変更
されるものである。

（作用） 洗い行程及び濯ぎ行程は、例えば使用者が設定した水位
値若しくは水流値又は双方の値によって終了判定値を変
更させて、終了判定に至るまでの時間修正をなす。

（実施例） 以下、本発明の実施例について図面を参照して説明する
。

第１図は、本発明に係る電気洗濯機の制御系を示すブロ
ック図である。

この制御系は、主としてマイクロコンピュータ１で構成
されるコントローラによって作動制御されている。マイ
クロコンピュータ１は周知の構成からなるＣＰＵ２、Ｒ
ＯＭ３、ＲＡＭ４、タイマー５及びデータの入出力のイ
ンターフェースをなす１１０部（インプット／アウトプ
ット・部）６により構成されている。符号７はこの１１
０部６に接続され、当該電気洗濯機の全体動作を自動制
御するシーケンス制御部である。このシーケンス制御部
７には、水位設定部８、水流設定部９で設定された水位
値及び水流値を示す信号が入力されている。これら水位
設定部８及び水流設定部９は、例えばキースイッチ（図
示省略）によって構成され、水位値及び水流値は強・中
・弱等の数段階に切換えられる。濁度検知器１０は、例
えば発光素子と受光素子との組合わせにより、洗浄液の
濁度変化を検出するセンサーで、検知結果は前記１１０
部６に入力されている。

次に、洗い行程における前記濁度検知器１０の出力特性
（第２図参照）を例にとって、水位及び水流によって終
了判定値を変更する必要性について説明する。

第２図は、前記濁度検知器１０の出力電圧（■）の時間
変化を例示するグラフであり、グラフＡは低水位、強水
流で洗い行程を行った場合に、汚れの落ちとともに前記
濁度検知器１０から出力される電圧値（Ｖ）をグラフに
とったもので、一定時間（’ｒ＋）毎にデータが取り込
まれており、このときのデータはそれぞれＶＡｏ、■□
＋ｖＡ２・・・で示している。一方、グラフＢはグラフ
Ａと初期値ｖｍａが前記ＶＡ１１と同じである汚れ物を
高水位、弱水流で洗い行程した場合の前記濁度検知器ｌ
Ｏの出力値の変化を示している。これらの２つのグラフ
によれば、特に濁度変化は時刻ｔｈｘｔ、間において大
きな差となり、従来の電気洗濯機のように洗い及び濯ぎ
の終了判定をグラフへの曲線を基準にしておれば、グラ
フＢの特性では短時間で終了判定をしてしまい、汚れの
落ちが不十分のままで終了することになる。一方、グラ
フＢを基準にしておれば、グラフＡの特性では十分に汚
れが落ちているにもかかわらず洗い行程が継続すること
になる。そこで、本発明に係る電気洗濯機は、水流、水
位による終了判定に至るまでの時間を修正するように構
成している。

第３図は、第１図に示したＲＯＭＵ内に記憶されている
プログラムの１つである洗い行程の終了判定を行う手順
を示す流れ図である。

同図に示す流れ図は、前記シーケンス制御部７から洗い
行程が始まったことを示すスタート信号が出力されるこ
とによって動作を開始し、ステップ■でこのスタート信
号を検知すると、ステップ■で前記水位設定部８及び水
流設定部９によって設定されている水位値及び水流値を
読み込む。ステップ■〜■はこれら設定値から終了判定
値Ｖを決めるステップであり、この流れ図では前記水位
設定部８においては低水位、中水位、高水位の３段階に
設定が可能で、水流設定部９は強水流、弱水流の２段階
に設定が可能になされている場合を例示しており、終了
判定値はこれら５つのステップで判別されて終了判定値
Ｖは６つの設定電圧値■１〜Ｖ、の中から選択される。

すなわち、（１）　　低水位でかつ強水流の場合にはス
テップ■によって終了判定値Ｖに■、が設定され、（２
）　　低水位でかつ弱水流の場合にはステップ■によっ
て終了判定値Ｖに■２が設定され、（３）中水位でかつ
強水流の場合にはステップ［相］によって終了判定値Ｖ
にＶ、が設定され、（４）中水位でかつ弱水流の場合に
はステップ０によって終了判定値Ｖに■４が設定され、
（５）高水位でかつ強水流の場合にはステップ＠によっ
て終了判定値Ｖに■、が設定され、（６）高水位でかつ
弱水流の場合にはステップ０によって終了判定値Ｖに■
６が設定される。

なお、これら設定値■１〜■６は、第２図で示したよう
に水位、水流の差による濁度変化を修正して一定の仕上
がりに要する値として与えられるもので、例えば実験に
より求められる。このように設定された終了判定値Ｖが
前記ＲＡＭ４に記憶される。しかして、ステップ０で洗
い行程が開始し、前記濁度検知器１０からの出力値■を
前記一定時間（Ｔ１）毎に読み込む（この時の出力値を
■１とする）。次に、前記タイマー５のカウントを開始
し、タイマー５の値が時間（Ｔ１）より大きくなるとタ
イマー５をストップし、タイマー５のカウント値をクリ
アする（以上ステップ■〜Ｏ）。そして、ステップ［相
］で再度濁度検知８１０の出力値（Ｖ）を読み込み（こ
の時の出力値を■５とする）、ステップ［相］でステッ
プ■及びステップ［相］で求めた出力値■□、Ｖｂの差
によって求まる濁度変化（Ｖ、−Ｖｂ　）が上述した各
ステップ０で設定した終了判定値Ｖ以下になったかどう
かを判定し、終了判定値より大きければステップ［相］
で■５を■。

に置き換えてステップ■に戻り、前記タイマー５を再度
スタートさせ、前記時間（”ｌ”１）後の濁度検知２′
ｊｒｌＯの出力値の変化が終了判定値Ｖ以下になるまで
ステップ［相］〜［相］を繰返ず。一方、ステップ［相
］で終了判定値Ｖより小さくなれば洗い行程が終了した
と判断できるので、ステップ［相］で前記シーケンス制
御部７に終了信号を出力する。

なお、第３図に示す流れ図では水位と水流の双方の設定
条件に応じて終了判定値を修正しているが、もちろん一
方の設定条件のみに応じて修正することもできる。

また、上述した実施例では洗い行程を例に説明したが、
もちろん濯ぎ行程においても同様に、水位設定部８及び
水流設定部９で設定された値に応じて終了判定値Ｖを変
更させることにより、水位及び水流の差による汚れの落
ち具合の差を修正すことができる。特に濯ぎ行程におい
ては、布に含まれる洗剤分の析出具合が異なることによ
って前記濁度検知器１０の検知結果が異なるので、洗濯
物の汚れ以外に起因する濁度変化を修正し、常に安定し
た適正な洗い及び濯ぎを行うことができる。

また、本例では水位値及び水流値の設定は使用者によっ
て予め数段階に設定されたキースイッチやダイヤル等を
使用者が操作してなされるが、これに限らず水位及び水
流の検出センサーを設け、これら検出センサーの出力に
応じて終了判定値を変更してもよい。

（発明の効果） 以上述べたように、本発明によれば、洗い及び濯ぎ不足
を生じることがなく、常に安定して適正な洗い行程及び
濯ぎ行程の終了判定を行うことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る電気洗濯機の制御系を示すブロッ
ク図、第２図は濁度検知器の出力電圧特性を例示するグ
ラフ、第３図は洗い行程の終了判定動作を説明する°流
れ図である。 ■・・・マイクロコンピュータ　　２・・・ＣＰＵ７・
・・シーケンス制御部 ８・・・水位設定部　　　　　　　９・・・水流設定部
１０・・・濁度検知器

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）洗浄液の濁度変化を検知しこの検知値が予め設定し
   た終了判定値になると、洗い行程、濯ぎ行程の終了判定
   をするようになされたものであって、前記終了判定値が
   水位と水流の少なくとも一方の条件によって変更される
   ことを特徴とする電気洗濯機。 ２）前記条件は水位設定部、水流設定部で予め設定され
   た条件である特許請求の範囲第１項記載の電気洗濯機。