JPH04220289A - 洗濯機の制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、槽内の液の光透過率を
検出する透過率検出器を用いて、予洗・洗い・すすぎ・
脱水を制御する洗濯機の制御装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来、この種の洗濯機の制御装置では、
予洗行程が追加された場合、あるいは、予洗行程が付与
した一連の洗濯を行った場合でも、透過率飽和以後、そ
の時の透過率と洗い開始から飽和までの時間に応じて、
一定時間の追加洗いを行っていた。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかし、上述のような
従来の洗濯機の制御装置では、例えば、予洗行程中の撹
拌において、洗濯物の汚れが落ちた場合、洗いにおいて
は洗いすぎとなり、洗濯物を傷めてしまう。また、予洗
行程中に透過率が飽和してしまうと、洗いにおける透過
率の変化はほとんどないため、洗い時に透過率の変化を
検知して、その変化に応じた制御を行うことは不可能に
等しかった。

【０００４】そこで本発明は上記従来の課題を解決する
もので、センサーによる一連の洗濯行程に予洗行程が付
与された場合には、予洗行程後のセンサー洗い行程は、
透過率に応じて洗い時間を決定するように制御すること
を目的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明の洗濯機の制御装置は、撹拌・つけおきを繰り
返し行う予洗行程を任意に選択可能な入力手段と、槽内
の液の光の透過率を検出する透過率検出器と、計時手段
と、予洗行程後の洗い時に前記透過率検出器で検出した
透過率で追加洗いが必要かを判別する追加洗い判別手段
と、追加洗い時間を記憶している追加洗い時間記憶手段
と、前記透過率検出器で検出した透過率と前記計時手段
で測定した時間とに基づいて、自動的に洗い・すすぎ・
脱水を制御し、かつ、洗いにおいては、透過率が飽和し
たと判断した時の透過率検出器からの透過率と洗い開始
から飽和までの時間とに応じて一定時間追加洗いを行う
ように制御する制御手段とを備え、前記予洗行程が選択
された場合の予洗行程後の洗い時には、前記透過率検出
器からの透過率に応じた制御するものである。

【０００６】

【作用】上記構成によれば、予洗終了後の透過率検出器
で検出した透過率にもとづいて追加洗い行うか否かを判
別手段で判断するので、予洗終了後に充分に汚れが落ち
ている場合には追加洗いをすることがなく、布傷みを防
止できる。

【０００７】

【実施例】以下、本発明を全自動洗濯機に適用した場合
の一実施例について図面を参照して説明する。

【０００８】図２は全自動洗濯機の断面図であり、１は
外枠、２は水受け槽、３は洗濯兼脱水槽、６は脱水時に
洗濯兼脱水槽３を、撹拌・洗いまたはすすぎ時には撹拌
翼４を回転させるように選択兼脱水モータ５の動力を切
り換えるための動力切換機構である。７は水位に対応し
た圧力を発生させるための空気だまりであり、９は空気
だまり７内で発生した圧力を水位検知手段８へ伝えるた
めのエアーホース、１０は水受け槽２内の液を外部へ排
出するための排水弁、１１は排水ホース、１２は水道水
を水受け槽２内へ供給するための給水弁である。１３は
水受け槽２内の液の光の透過率を検出するための透過率
検出部であり、図３で示す様に赤外発光素子１３ａおよ
び受光素子１３ｂで構成されている。

【０００９】次に、全自動洗濯機の要部構成を図１に示
す。同図において、１４は洗い、すすぎ、脱水のどの行
程を動作させるかや水位や予洗行程等を任意に設定でき
る入力手段、１５は入力手段１４で設定された内容や洗
濯の進行状況等を使用者に知らせるための表示手段、８
は水受け槽２内の水位を検知して電気信号を発生する水
位検知手段、１６および１７は洗濯兼脱水モータ５を駆
動するための双方向性サイリスタ、１８は給水弁１２を
駆動するための双方向性サイリスタ、１９は排水弁１０
を駆動するための双方向性サイリスタ、２０は商用電源
、２１は電源スイッチ、２２は水受け槽２内の液の光の
透過率を検出するための透過率検出器、２３は洗濯物の
量を検出する布量検出手段、２４は計時手段、２５は追
加洗い判別手段、２６は追加洗い時間記憶手段、２７は
透過率検出器２２の出力データと布量検出手段２３の出
力信号に基づいて予洗・洗い・すすぎ・脱水等の動作を
制御する制御手段たるマイクロコンピュータ（以後、マ
イコンと称す）である。なおここでは、計時手段２４・
追加洗い判別手段２５・追加洗い時間記憶手段２６はマ
イコン２７の内部に含まれているものとする。

【００１０】図４に透過率検出器２２の一例を示してあ
る。２２ａはＰＷＭ回路とＤ／Ａ変換部から成り、マイ
コン２７からの信号を受けて赤外発光素子１３ａに一定
の電流を流すための定電流源であり、２２ｂおよび２２
ｄは抵抗、２２ｃはマイコン２７からの信号により赤外
発光素子１３ａに流す電流のＯＮ・ＯＦＦを制御するト
ランジスタである。

【００１１】上記構成の全自動洗濯機において、本発明
の一実施例について図５〜図７を参照して説明する。

【００１２】図５は、本実施例において、予洗行程・洗
い時に透過率検出器（以後、光センサーと称す）が検知
した洗濯液の光の透過率の変化を示すグラフ、図６は、
予洗行程終了後の洗い時の透過率により、追加洗いが必
要である場合と必要でない場合の追加洗い時間の一例を
示す。図７は、本実施例におけるフローチャートである
。

【００１３】以後、図７を中心にして説明する。本実施
例によると、予洗行程が選択されずに一連の洗濯行程が
行われた場合には、従来例のように透過率検出器２２か
らの出力と、計時手段２４からの出力とに基づいて、自
動的に洗い・すすぎ・脱水が行われる。

【００１４】予洗行程が洗濯された場合には、例えば、
給水後に撹拌２分・つけおき４分のサイクルが計１時間
（撹拌計２０分、つけおき計４０分）繰り返される予洗
行程が行われると、図５に示されるように透過率は予洗
行程中に飽和してしまう。ここで、透過率は予洗行程を
含む一連の動作開始後、電源周期の同期して半波毎に透
過率検出器２２によって検出されるものとする（ステッ
プ１００）。マイコン２７は、透過率検出器２２からの
出力を随時入力し、予洗行程終了後の洗い時初期の透過
率から、追加洗い判別手段により追加洗いが必要である
か判別する（ステップ１０１）。この時の判別基準とな
る透過率を追加洗い判別基準透過率と称す）。ここでは
、追加洗い判別基準透過率未満の場合には、汚れが大き
いものと判断し、追加洗い判別基準透過率以上の場合に
は、汚れが小さいと判断する。図６のように、汚れが大
きいと判断された場合には、追加洗い時間記憶手段２６
の内容に従い、追加洗いが３分行われて、すすぎに移行
する（ステップ１０２）。汚れが小さいと判断された場
合には、洗いは行われずに、すすぎに移行する（ステッ
プ１０３）ように制御されるのである。

【００１５】ここでは、汚れが大きい場合の追加洗い時
間を３分、小さい場合は、追加洗いなしととしたが、他
の分類方法も考えられる。

【００１６】

【発明の効果】以上のように本発明によれば、予洗行程
終了後の洗い開始時の透過率検知を行い、その透過率に
より、追加洗いの必要・不必要を判断して、追加洗い時
間を決定することにより、洗いすすぎによる洗濯物の傷
みを防止することが可能となり、洗濯時間が短縮できる
という効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例の全自動洗濯機のブロック図

【図２】本発明の一実施例の全自動洗濯機の断面図

【図
３】本発明の一実施例の透過率検出部の断面図

【図４】
本発明の一実施例の透過率検出器の回路図

【図５】本発
明の一実施例を示す予洗行程・洗い時の光センサー電圧
の変化を示すグラフ

【図６】本発明の一実施例の追加洗いが必要である場合
と必要でない場合の追加洗い時間を示す図

【図７】本発
明の一実施例のフローチャート

【符号の説明】

１３　　透過率検出部 ２２　　透過率検出器 ２３　　布量検出手段 ２４　　計時手段 ２５　　追加洗い判別手段 ２６　　追加洗い時間記憶手段 ２７　　マイコン

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】撹拌・つけおきを繰り返し行う予洗行程を
   任意に選択可能な入力手段と、槽内の液の光の透過率を
   検出する透過率検出器と、計時手段と、予洗行程後の洗
   い時に前記透過率検出器で検出した透過率で追加洗いが
   必要かを判別する追加洗い判別手段と、追加洗い時間を
   記憶している追加洗い時間記憶手段と、前記透過率検出
   器で検出した透過率と、前記計時手段で測定した時間と
   に基づいて、自動的に洗い・すすぎ・脱水を制御し、か
   つ、洗いにおいては、透過率が飽和したと判断した時の
   透過率検出器からの透過率と洗い開始から飽和までの時
   間とに応じて一定時間追加洗いを行うように制御する制
   御手段とを備え、前記予洗行程が選択された場合の予洗
   行程後の洗い時には、前記透過率検出器からの透過率に
   応じた制御することを特徴とする洗濯機の制御装置。