JPS62185952A - 外壁 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明はビル等の建物の化粧を施した外壁に関する。

「従来の技術」 従来、ビル等の外壁に化粧を施すには、建物の外側の壁
面にモルタルや接着剤等でタイルやレンガを貼り付けて
行なっていた。

このため、タイルやレンガをモルタルや接着剤等でビル
等の外側の壁面に固定するため、タイルやレンガを接着
固定した後、モルタルや接着剤が固定するまで養生期間
が必要で、工期が長くなるという欠点があった。

また施工後、年数が経つとモルタルや接着剤等のヒビ割
れ部等からの水の浸入等によって接着力が低下し、タイ
ルやレンガ等が脱落して危険であるとともに、見苦しく
なるため、比較的短期間に化粧なおしを行なりな番ノれ
ばならず、経費がかかるという欠点があった。

「本発明の目的」 本発明は以上のような従来の欠点に鑑み、養生期間が不
要で、工期を短縮することができるとともに、長期間の
使用によっても脱落したりすることのない、安全で１・
−タルコストが安価となる外壁を得るにある。

［本発明の目的を達成するための手段」本発明は建物の
外側の壁に複数個の止め金具によって固定された下地部
材と、この下地部材の表面に形成された複数個の装飾板
を係止する先端部が拡開状の係合部材と、この係合部材
とクサビ等の固定部材を介して係止される背面に背面側
が逆拡開状の係合凹部および少なくとも上・下部に他の
装飾板の上・下部と係合する係合片および係合部とが形
成された複数個の装飾板とを備えたことを特徴としてい
る。

「本発明の実施例」 以下、図面に示す実施例により、本発明の詳細な説明す
る。

第１図ないし第１６図の実施例において、１は高層ビル
で、この高層ビル１の外側の壁面２には本発明の外壁３
が取付けられている。

前記外壁３は前記高層ビル１の外側の壁面２に複数個の
止め金具としての止めどス４によって固着された下地部
材５と、この下地部材５の表面に形成された先端部が拡
開状の係合部材６と、この係合部材６とクサビ等の固定
部材７を介して係止される装飾板８とからなり、前記下
地部材５は、第３図および第４図に示すように金属板で
横方向に多数個の前記装飾板８を取付けられるように形
成された長板状の下地部材本体９と、この下地部材本体
９の上端部に上面を下げて形成した係合部１０と、前記
下地部材本体９の下端部に形成された他の下地部材５の
上部係合部１０と係合する係合部１１と、前記下地部材
本体９の上部側表面の水平方向に形成した根元部に水抜
き孔１２が形成された前記装飾板８の上部の背面を支持
する支持片１３と、前記下地部材本体９の下部側表面に
先端部側が上向きで、かつ根元部に水抜き孔１２が形成
された前記装飾板８の下部の背面を支持する支持片１４
とから構成されている。

前記係合部材６は先端部が拡開状となるように前記下地
部材５に形成された一対の係合金具１５．１６で構成さ
れ、この一対の係合金具１５．１６の上部側の係合金具
１５の水抜き孔１７が形成された根元部は略水平に形成
され、下部側の係合金具１６の水抜き孔１８が形成され
た根元部は根元部側が下向きとなるように形成されてい
る。

前記装飾板８は、第５図ないし第９図に示すように石材
、タイル祠あるいは金属材等で長方形状に形成した装飾
板本体１９と、この装飾板本体１９の背面に形成した、
前記係合部材６に断面四角形状のクサビ７を介して係合
される逆拡開状の係合凹部２０と、前記装飾板本体１９
の上部背面より上方に目地２１が形成できるように突出
され、先端部が背面側が下部となる傾斜面２２に形成さ
れた係合片２３と、前記装飾板本体１９の下部に形成さ
れた、他の装飾板８の係合片２３と係合する該係合片２
３の先端部形状と同様な形状の凹部が形成された係合部
２４とから構成されている。

上記構成の外壁部材は、第１０図および第１１図に示す
ように、まず高層ビル１の外側の壁面２を覆うＪ：うに
多数個の下地部材５を水平方向に並列するように配置し
て、複数個の止めビス４等で外側の壁面２に固定する。

この時、下地部材５．５間の上・下部係合部１０．１１
がそれぞれ係合するように並列配置する。

次に下地部材５に形成された係合部材６に、第１２図お
よび第１３図に示すように、クサビ７によって装飾板８
を順次取付は固定する。この装飾板８を下地部材５に取
付けるクサビ７の打ち込みによって、装飾板８は下地部
材５方向に押付けられるとともに、装飾板８．８の上・
下部に形成した係合片２３と係合部２４とが強固に係合
する。

なお、装飾板８が取付けられた両端部の外側の壁面２は
、第１４図ないし第１６図に示すようにモルタル２５等
によってその端部を塞ぐ。これにより、横方向に所定間
隔で目地２１の入った多数個の装飾板８を縦・横方向に
配置した外壁３ができる。

「本発明の貸なる実施例Ｊ 次に第１７図ないし第３３図に示す本発明の異なる実施
例につぎ説明（Ｊる。なお、これらの実施例の説明に当
って、前記本発明の実施例と同一構成部分には同一符号
を付して重複する説明を省略する。

第１７図および第１８図の実施例において、前記本発明
の実施例と主に異なる点は下地部材５Ａで、この下地部
材５Ａは縦方向に２個の装飾板８．８を取付けられるよ
うに２組の係合部０６．６と、２組の上・下支持片１３
．１４とを形成した点で、このにうに形成した下地部材
５Ａを用いて外壁を構成しても同様な作用効果が得られ
る。

第１９図ないし第２１図の実施例において、前記本発明
の実施例と主に異なる点は、下地部材５の高層ビル１の
外側の壁面２に少なくとも２個の上・下方向の取付は部
材２６．２６を固着し、この取付は部材２６．２６に下
地部材５を複数個の止めビス４等によって固着した点で
、このように下地部材５を外側の壁面２に取付【プるこ
とにより、下地部材５と外側の壁面２との間に１ｌｆｉ
ｌ！！Ｉができ、断熱効果を向上させることのできる外
壁３Ｂにすることができる。

第２２図ないし第２７図の実施例において、前記本発明
の実施例と主に異なる点は装飾板８Ａで、この装飾板８
Ａは、装飾板本体１９の上部と一側面に目地２１．２１
Ａを形成することのできる係合片２３．２３Ａを形成す
るとともに、装飾板本体１９の下部と他側面に他の装飾
板８Ａの上部と一側面の係合片２３．２３Ａと係合する
係合部２４．２４Ａを形成した点で、このように構成し
た装飾板８Ａを用いることにより、縦・横方向に目地２
１．２１Ａが形成された外壁にすることができる。

第２８図および第２９図の実施例において、前記本発明
の実施例と主に異なる点は、下地部材５．５の係合部１
０．１１間にシール材２７を介して係合させるとともに
、装飾板８の係合片２３と係合部２４との間にもシール
４４２８．２８を介して係合させ、水漏れを完全に防止
できるようにした点で、このように外壁３Ｄを構成する
ことにより、外部からの水漏れを効率良く防止りること
ができる。

第３０図および第３１図の実施例において、前記本発明
の実施例と主に異なる点は装飾板８Ｂで、この装飾板８
Ｂは、目地２１ができないように係合片２３Ｂを形成し
た点で、このように構成した装飾板８Ｂを用いた外！ｕ
３Ｅにしても良い。なお、このように構成された装飾板
８Ｂは、表面を着色したり、模様を入れることにより、
化粧効果を向上させることができる。

第３２図および第３３図の実施例において、前記本発明
の実施例と主に異なる点は下地部材５Ｂとして波板を用
いた点と、係合部材６Ａを下地部材５Ｂと別体に形成し
た上部が拡開したチャンネル状部材を用いて複数個のビ
ス４ａによって、下地部材５Ｂに固定させた点で、この
ように構成してもよい。

なお、前記本発明の実施例では固定部材としてクサビを
用いたものに付いて説明したが本発明はこれに限らずモ
ルタルその他の接着剤を用いてもよい。

「本発明の効果」 以上の説明から明らかなように、本発明にあっては次に
列挙する効果がある。

（１）建物の外側の壁に複数個の止め金具によって固定
された下地部材と、この下地部材の表面に形成した複数
個の装飾板を係止する、先端部が拡間状の係合部材と、
この係合部材にクサビを介して係止される上・下部に他
の装飾板の係合部と係合する保合片および係合部とが形
成された複数個の装飾板とで構成しているので、建物の
外側の壁に下地部材止め金具によって固定するとともに
、下地部材に形成した係合部材に装飾板をクサビによっ
て係合固定するだけで外壁が完成する。したがって、従
来のタイルをモルタルで取付けたりするものと比べ、養
生期間が不要で、工期を短縮することができる。

（２）前記（１）によって、下地部材を複数個の止め金
具によって建物の外側の壁に固定するとともに、装飾板
をクサビを介して下地部材に形成された係合部材と固定
されているので、長１す１間使用しても、従来のタイル
のように脱落したりすることがない。このｌζめ、安全
で長期間の使用により、トータルコス１〜の（１（減を
図ることができる。

（３）建物の外側の壁に下地部材と装飾板とが取付けら
れるので、外壁が二重構造となり、断熱効果の向上を図
ることができる。

（４）下地部材を１１こめ金具によって建物の外側の壁
に固定する作業と、下地部材の係合部材と装飾体の係合
凹部とをクサビの打ら込みによって固定する作業で良い
ので、熟練者でなくても工事ができる。したがって、工
事の作業式を低コストで行なうことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す説明図、第２図は第１
図のＡ−Ａ線に沿う断面図、第３図および第４図は下地
部材の正面図および側面図、第５図ないし第９図は装飾
体の正面図、背面図、平面図、底面図、左側面図、第１
０図および第１１図は下地部材の取付は状態の説明図、
第１２図および第１３図は装飾体の取付は状態の説明図
、第１４図ないし第１６図は端部の説明図、第１７図お
よび第１８図、第１９図ないし第２１図、第２２図ない
し第２７図、第２８図および第２９図、第３０図および
第３１図、第３２図および第３３図はそれぞれ本発明の
異なる実施例を示す説明図である。　　。 １：高層ビル、　　　　２：外側の壁面、３．３Ａ、３
Ｂ、３Ｃ，３Ｄ：外壁、 ４：止め金具としての止めビス、 ５．５Ａ：下地部材、　６：係合部材、７：クサビ、　
　　　　８．８Ａ、８Ｂ：装飾板、９：下地部材本体、
　　１０：係合部、１１：係合部、　　　　　１２：水
抜き孔、１３：上部支持片、　　　１４：下部支持片、
１５．１６：係合金具、　　１７：水抜き孔、１８：水
抜き孔、　　　　１９：装飾板本体、　　　　゛２０：
係合凹部、　　　　２１．２１Ａ：目地、２２：傾斜面
、　　　　　２３．２３Ａ　、　２３Ｂ　：係合片、２
４．２４Ａ：係合部、　　２５：モルタル、２６：取付
は部材、　　　２７：シール材、２８：シール材。 特許出願人　　ドーエイ外装有限会社 第　　６　図 第９図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）建物の外側の壁に複数個の止め金具によって固定さ
   れた下地部材と、この下地部材の表面に設けた複数個の
   装飾板を係止する先端部が拡開状の係合部材と、この係
   合部材とクサビ等の固定部材を介して係止される背面に
   背面側が逆拡開状の係合凹部および少なくとも上・下部
   に他の装飾板の上・下部と係合する係合片および係合部
   とが形成された複数個の装飾板とを備えた外壁。 ２）下地部材は金属板で少なくとも上・下部に他の下地
   部材と係合する係合部が形成されていることを特徴とす
   る特許請求の範囲１項記載の外壁。 ３）止め金具は止めビスであることを特徴とする特許請
   求の範囲第１項または第２項記載の外壁。 ４）係合部材は装飾板の背面が下地部材に当接しないよ
   うに係止できるように形成されていることを特徴とする
   特許請求の範囲第１項ないし第３項いずれかに記載の外
   壁。 ５）装飾板はタイル材、金属材、石材等で形成されてい
   ることを特徴とする特許請求の範囲第１項ないし第４項
   いずれかに記載の外壁。 ６）装飾板は四角形状の装飾板本体と、この装飾板本体
   の背面に形成した背面側が逆拡開状の係合部と、前記装
   飾板本体の上部および一側面に形成した係合片と、前記
   装飾板本体の下部および他側面に形成した他の装飾板の
   上部および一側面に形成した係合片と係合する係合部と
   から構成されていることを特徴とする特許請求の範囲第
   １項ないし第５項いずれかに記載の外壁。 ７）装飾板は四角形状の装飾板本体と、この装飾板本体
   の背面に形成した背面側が逆拡開状の係合部と、前記装
   飾板本体の上部および一側面に形成した係合片と、前記
   装飾板本体の下部および他側面に形成した他の装飾板の
   上部および一側面に形成した係合片と化粧目地ができる
   ように係合する係合部とから構成されていることを特徴
   とする特許請求の範囲第１項ないし第５項いずれかに記
   載の外壁。 ８）クサビ等の固定部材はクサビあるいは接着剤等であ
   ることを特徴とする特許請求の範囲１項ないし第７項い
   ずれかに記載の外壁。