JPS62184066A - 無機質コ−テイング剤 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本光明は無機質コーティング剤に関する。

（従来の技術） 一般に無代質堕料は分散媒として水を使用するため原液
自体が不燃性であること、水は他の溶媒に比べ入手し易
く、人体に対し衛生的であり、大気汚染など環境汚染も
少ないこと、さらに硬化被膜は耐熱、耐火、無煙性で燃
焼時の有毒ガスの発生もなく、かつ硬度が大で、ｉｔ摩
耗性が良いなどの数々の利点を有する。

しかしながら、その殆んどのものは耐湿、耐水、耐候性
が極端に悪いため上述のような諸特長を有しながら現実
には用途面で非常に制限を受けている。とくにわが国の
ような高湿国に第３いては、その使用場所がＩＲ染物内
部であっても、梅雨時の湿気や炊飯時の湯気、暖房によ
る結露のため、その用途は更に制限を受けているのが現
状である。従って被膜の耐湿、耐水、耐候性を改良する
ために多（の改質実験が試みられているが現実には珪酸
アルカリをバインダーにするコーティングにあっては、
アルカリの炭酸化による耐湿、耐水被膜化を早めるため
にリン酸やリン酸７ンモンなどを用いで後処理したり、
使用時に酸性リン酸塩などの硬化剤を添加するいわゆる
セパレート型のため可使時間の制約を受ける欠点があっ
た。また被膜の性能向上のためには更に２００℃前後の
加熱キュアを行なう必要があるが、加熱キュアの出来な
い建築物や大型枯造物用のコーティングには全く適用出
来ないのが実情である。

一方、コロイダルシリカやアルミナゾルなバイングーに
する場合には、それら単独では貧造膜性のため高率の水
系バイングーの併用が行われており、従って無機質コー
ティング剤とは言え耐熱、耐火、低煙性の特長は著しく
低下せざるを得ながった。

（発明が解決しようとする問題点） 本発明の目的は耐熱、耐火、耐候、無煙性で、硬度が大
で耐水、耐湿、耐摩耗性に優れた被膜を与えることので
きるＰｆＪ質コーティング剤を提供することにある。

また本発明の目的は特に後処理が必要でなく、また可使
時間の長い無機質コーティング剤を提供することにある
。

（問題点を解決するための手段） 本発明は（ａ）珪酸アルカリ及びコロイダルシリカの群
から選ばれる少なくとも１種に、造膜補助剤として（ｂ
）一般式Ｍ２０・ｎＴｉＯ２（Ｍはアルカリ金属、ｎは
６又は８を示す）で表わされるチタン酸アルカリの少な
くとも１種を配合したことを特徴とするｐ＠櫟賀コーテ
ィング剤に係る。

本発明においては（ａ）成分として珪酸アルカリ及びコ
ロイダルシリカの群から選ばれる少なくとも１種を用い
る。珪酸アルカリとしては例えば珪酸ナトリウム、珪酸
カリウム、珪酸リチウム、珪酸アンモン、珪酸アミン等
を例示でべろ。

本発明では造膜補助剤として（ｂ）成分の一般式Ｍｈｏ
−ｎＴ　ｉｏ　２　（ＮＬはアルカリ金属、ｎは６又は
８を示す）で表わされるチタン酸アルカリの少なくとも
ＩＦｌｌを用いる０式中ＭはＬｉ＊　Ｎａ、に等のアル
カリ金属を示す。チタン酸アルカリは繊維状のものが好
ましい。

本発明においては上記（ａ）成分の１００重量部に対し
て、（［、）成分を約１．４〜７０重ｆｉｆｆｌｓ使用
するのが好ましい。

本発明の無８！質コーテイング剤は前記に述べたように
耐熱、耐火、Ｉｔ候、Ｍｆ！Ａ性で、硬度が大で耐水、
耐湿、耐摩耗性に優れた被膜を与えることが可能である
が、かがる効果は本発明で使用する特定のチタン酸アル
カリに独特のものであり、後記比較例から明らかなよう
にチタニア繊Ｊｆｆ（大塚化学、商品名中性ティスモ）
、繊維状４チタン酸カリウム、水分散型酸化チタン（Ｙ
ｒ国化工、商品名　ＪＡ−１，アナターゼ型）を同一配
合、同一条件の下で試験した場合、その効果は著しく劣
ったものであった。

本発明においては必要に応じて一般コーティング剤と同
様、少量の水溶性ないしは水分散型ポリマー、即ちポリ
ビニルアルコール、メチルセルローズ、カルポキシメチ
ルセルローズソーグ、アクリル酸ソーダ、アクリル酸エ
ステルエマルジョン、酢酸ビニルエマルノヨン、エチレ
ン−Ｗｒ酸ビニルエマルジ町ンなどを併用することは可
能であるが、無８！質コーテイング剤の特長を損なわな
い程度、即ち固形分換算量で最大限１０重型入以下が望
ましい。また着色顔料としては無機質コーティング剤で
あることから鉱物系のものが望ましく例えば酸化チタン
、亜鉛華、チタニウムイエロー、弁柄、酸化クロム緑、
群青、カドミウムレッド、鉄黒などの焼成顔料の殆んど
のものは使用可能である。

体Ｙ！顔料としてはタルク、マイカ、クレー、シリカ、
炭酸石灰などを目的によって使用することも可能である
。更に鉄製品などに塗るプライマーを製造する場合には
、金属亜鉛末、マイカジアスアイアンオキサイド粉末、
水分散性アルミＭ粉末などを配合することも可能である
。更にまたグラスマイクロバルーン、シラスバルーンな
どのヨウな特殊フィラー、低融点粕粉（７リツト）など
も配合して差支えない。

本発明で用いるチタン酸アルカリは化学組成からしてそ
れ自体水分散性が良いが、必要ならば一般に水系塗料（
水溶性および水分散型塗料）に使用されるウエツテイン
グエージェントを少量添加することも可能であり、また
必要ならば非シリコーン系消泡剤を微量配合し、原液の
消泡は勿論、塗付時発生する泡の消去を行うことも可能
である。

更に必要ならば凍結防止六曜、発水剤、防黴剤などを適
宜配合し、低温下での原液の安定性の改良、被膜の発水
性や防黴性を改良することも可能である。

本発明のＷ＆椴質コーティング剤の製造については、通
常の水系塗料の製造方式によって行えば良く、特に独自
の装置は不要である。ただし収納する容器はステンレス
またはＦＲＰのような耐酸、耐食性であることが必要で
ある。なお造膜補助剤であるチタン酸アルカリは他の顔
料や体質顔料などを加える前に加え、一旦デイスパーの
ような高速撹ｆｆ機を用いて充分に分散させるのが望ま
しい。

本発明の無機質コーティング剤は原液のまま、または必
要ならば水を約５〜１５重量％加え希釈して水性刷毛、
ロール刷毛、エアスプレー、エアレススプレー等で塗装
するのが好ましい。また被塗材によっては浸漬塗りも可
能である。

本発明の無機質コーティング剤は塗付後、風乾乾燥する
が、必要なら熱風などを用いて強制乾燥しても良い。

本発明のＷ＆慌質コーティング剤の用途としては例えば
プラスターボード、パーティクルボード、木毛板、フレ
キシブルボード、石綿スレート、ロックウール吸音板な
どの不燃性天井材用耐水、防露、防黴、無煙コーティン
グ、軽量気泡コンクリート、コンクリート、モルタル、
煉瓦などの不燃性壁材用耐水、防露、防黴、無煙、耐火
コーティング、シェルタ−などの耐火、無煙、Ｍ毒性コ
ーティング、ボイラー、煙突、加熱装置、熱交換器など
の最高耐熱６００℃までの耐海水、耐酸、耐食コーティ
ング、コンクリート床の防塵、耐溶剤、耐摩耗、耐火性
塗床剤、マンションなど集合住宅バルコニーのａｍ装飾
コーティング、カーボンファイバー製品の高温酸化防止
コーティング、琺瑯鉄器焼成時の裏面酸化防止コーティ
ング、ハードコーティング等が挙げられる。

（実　施　例） 以下に実施例及び比較例を挙げて説明する。尚、単に部
とあるのは重ｆｆｉ都を示す。

実施例１へ１０ １５１表に記載の割合（部）の各成分を配合して本発明
のＭｔ茂質コーティング剤を作製した。

実施例１〜２．５〜１０においてはリチウムシリケート
４５（１産化学）またはスノーテックスＳ（コロイグル
シリ力、１産化学）と繊維状６チタン酸カリウム又は繊
維状８チタン酸カリウムをポリビーカーに秤取し、小型
ディスパーで約３０分間、分散させた。実施例３〜４に
おいては更に他の顔料及び体質顔料を加え、容ｆｉｌＪ
の磁製ボットミルで１昼夜練砕し調製した。尚、実施例
９〜１０にす；いてシンクダストは使用時に混合した。

実施例９のＫ　Ｍ２Ｏ０Ｌ　−１はディスパー分散の際
に加えた。

チタニア繊維は人尿化学製の中性テイスモ、チタン白Ｊ
Ａ−１は帝国化工製の７ナターゼ型酸化チタン、タルク
ＬＭＰは上屋カオリン製、マイカＣ１０００は白石工業
製、ジンクゲストは白水化学製、Ｋ　Ｍ　２００Ｌ　−
１は信越化学製のシリコーンエマルジョン、ＢＹＫ−Ｗ
は***、１３ＹＫマリンクロット社のｔｌ’ｌ泡剤であ
る。

比較例１〜８ 第２表に記載の各成分を使用した以外は実施例と同様に
して無機質コーティング剤を作製した。

試験例１ 実施例及び比較例で得られた各コーティング剤を、サン
ドペーパー（＃１８０）で新暦、トリクレンにより洗滌
したＩ　Ｘ　７０Ｘ　１５０ｍｍの鋼板（ＪＩＳ　Ｇ３
１４１ＳＩ’ＣＣ−Ｄ）に刷毛で塗布し室内で３０間会
生した後、その特性を測定した。その結果をｔｊＳ３〜
４表に示す。

表において 乾燥性は　ＪＩＳ　Ｋ　５４００．５．８、乾燥被膜の
状態は肉眼判定、 膜厚はエルツメ−ター、 硬度は　ＪＩＳ　　Ｋ５４００．６．１４、イ寸着性は
１ｍ１ａＸ１００　　ゴバン目、セロハンテープ剥離、 耐水性は２０℃の清水に７日間浸漬、 耐熱性は４００℃で１２０時間加熱することにより測定
した。

第３〜４表より本発明コーティング剤の優位性が明瞭で
ある。

試験例２ 実施例１〜４のコーティング被膜は耐水性の試験で発錆
が認められたので、前述の鋼板に実施例９のプライマー
を２回、実施例４の上塗りを２回、いずれも刷毛で塗布
し、３０間室温で養生を行った後にその特性を測定した
。その結果をｆｆ１５表に示す。

１５表よりプライマーとの組み合せにより鉄製品に塗布
した場合でも発錆は認められず、充分実用可能なコーテ
ィング剤であることが判る。

（以　上）

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）（ａ）珪酸アルカリ及びコロイダルシリカの群か
   ら選ばれる少なくとも１種に、造膜補助剤として（ｂ）
   一般式Ｍ＿２Ｏ・ｎＴｉＯ＿２（Ｍはアルカリ金属、ｎ
   は６又は８を示す）で表わされるチタン酸アルカリの少
   なくとも１種を配合したことを特徴とする無機質コーテ
   ィング剤。
2. （２）（ａ）成分１００重量部に対して、（ｂ）成分を
   約１．４〜７０重量部配合する特許請求の範囲第１項に
   記載の無機質コーティング剤。