JPS62175216A - 自動車のバツクドア構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、自動車のバックドア構造に関するものである
。

（従来の技術） 従来より、自動車のバックドア構造として、ドアウィン
ドを大きくするために、バックドア本体を、車幅方向に
延びる上方フレームおよび下方フレームと、該上方フレ
ームおよび下方フレームを連結する左右の側方フレーム
とによって略矩形枠状に形成したものは知られている（
実開昭５６−３１９１７号公報等参照）。そして、この
場合、バックドア本体は、２つのパネル部材っまりアウ
タパネルとインナパネルとにより各フレームごとにその
長手方向に延びる閉断面を構成してなる。

（発明が解決しようとする問題点） ところが、上記バックドア本体は、その各フレームの幅
が全て狭くなっているので、十分な剛性を確保すること
ができないという問題がある。特に、ヒンジ部材が取付
けられる上方フレームやロック部材が取付けられる下方
フレームは、通常、その閉断面内のヒンジ部材又はロッ
ク部材の取付箇所に補強プレートが設けられているが、
この補強プレートによる補強効果は十分イ〒ものとはい
えず、ヒンジ部材又はロック部材の取付箇所付近に４３
いて変形が生じることがあった。

また一方、デザイン的な観点から上記バックドア本体の
上ｈフレームや下方フレームの外表面の形状を自在に変
更したいという要請があるが、従来のバックドア本体に
おいては、各フレームの外表面全体が１つのパネル部材
（アウタパネル）により構成されている関係上、加工の
面で問題があつ　ｌこ　。

この問題を解決り−るために、上記例示の公報（実開昭
５６−３１９１７号）のものにおいて、バックドア本体
の外表面を構成Ｊ−るアウタパネルを各フレームごとに
分割し、該分割パネルを組合わせて結合するようにする
ことが提業されている。

しかし、この場合、バックドア本体の構成部材がかなり
多りｔ【る（下方フレームおよび下方フレームの閉断面
内に設（〕られる補強プレー［・を含めて８つの部材ど
なる）ので、該バックドア本体の引例が面倒なものにな
るという不具合がある。

−３＝ 本発明はかかる諸点に鑑みてなされたものであり、ぞの
［］的とするところは、上述の略矩形枠状に形成された
バックドア本体の構造に対し改良を加えて、該バックド
ア本体の剛性、特にヒンジ部材やロック部材が取付けら
れる下方フレームおよび下方フレームの剛性を十分に確
保するとともに、バックドア本体の組付を容易にしつつ
上方フレームｄ５よび下方フレームの外表面の形状設定
」ニの自山麻を高め１ｑるにうにするものである。

〈問題点を解決するための手段〉 上記目的を達成するため、本発明の解決手段は、車幅方
向に延びる上方フレームおよび下方フレームと、該上方
フレームおよび下方フレームを連結覆る左右の側方フレ
ームとにより略矩形枠状のバックドア本体が形成された
自動車のバックドア構造において、次のように構成する
ものである。

すなわち、上記上方フレームａ３よび下方フレームの外
表面のうち少なくとも一方は上方アウタパネル又は下方
アウタパネルで構成されており、上記バックドア本体は
、イの各フレーム方向に連続して延びる略矩形枠状のレ
インフォースメントを有し、該レインフォースメン１へ
は、少なくとも側方フレームの外表面を構成していると
したものである。

（作用） 」−記の構成により、本発明では、バックドア本体は、
各フレームの内表面全体を構成するインナパネルと、上
方フレームおよび下方フレームの外表面を構成づる上方
アウタパネルおよび下方アウタパネルと、各フレーム方
向に連続して延びる略矩形枠状のレインフォースメント
とからなり、上方フレームおよび下方フレームは、ぞの
全体が上記３つの部材により構成されているので、その
剛性を高めることができる。

また、上記上方フレームおよび下方フレームの外表面は
、その外表面のみを構成する上方アウタパネル又は下方
アウタパネルよりなるので、加工上の面から該外表面の
形状が制限されることはなく、形状設定上の自山邸を高
めることができることになる。

−５＝ しかも、上記バックドア本体は全体として４つの部材〈
上方フレームおよび下方フレームの外表面のうち一方の
みを上方アウタパネル又は下方アウタパネルで構成した
場合には３つの部材）により構成されているにすぎない
ので、その組付を比較的容易に行うことができる。

（実施例） 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。

第１図ないし第５図は本発明の第１実施例としての自動
車のバックドア構造を示し、１はバックドア本体であっ
て、該バックドア本体１は、車幅方向に延びる上方フレ
ーム２および下方フレーム３と、該上方フレーム２およ
び下方フレーム３を連結する左右の側方フレーム４，４
とにより略矩形枠状に形成されて央部にウィンド間口部
５を有しており、このバックドア本体１にはバックドア
ウィンドガラス６が取付けられている。

上記バックドア本体１は、各フレーム２，３゜４の内表
面全体を構成する略矩形枠状のインナパネル７と、該イ
ンナパネル７に対向して各フレーム２，３．４の長手方
向に連続して延びる略矩形枠状のレインフＡ−スメント
８と、上方フレーム２および下方フレーム３の外表面を
各々構成する上方アウタパネル９および下方アウタパネ
ル１０とからなる。このバックドア本体１の上方フレー
ム２は、インナパネル７と上方アウタパネル９とにより
閉断面が構成され、その閉断面内にレインフォースメン
ト８が上方フレーム２の長手方向（車幅方向）全長に亘
って配置されている。また、下方フレーム３は、インナ
パネル７と下方アウタパネル１０とにより閉断面が構成
され、その閉断面内にレインフォースメント８が下方フ
レーム３の長手方向全長に亘って配置されている。一方
、側方フレーム４は、レインフォースメント８によって
外表面が構成され、かつ該レインフォースメント８とイ
ンナパネル７とにより間断面が構成されている。

尚、バックドアウィンドガラス６は、バックドア本体１
の上方フレーム２および下方フレーム３３−　　　７　
　　　＝ においではその外表面（アウタパネル９，１０のウィン
ド開口部５側に形成した段部１１上に接着剤等により固
定されているが、バックドア本体１の側方フレーム４に
おいてはイの外表面（レインフォースメント８）全体を
外方より覆うように該外表面上に固定されている。

したがって、上記第１実施例においては、バンクドア本
体１の上方フレーム２おｊ；び下方フレーム３は、それ
ぞれインナパネル７とアウタパネル９又は１０とにより
閉断面が構成され、該閉断面内にレインフォースメント
８が各フレーム２．３の長手方向全長に亘って配置され
ているので、その剛性ひいてはバックドア本体１全体と
しての剛性を高めることができ、上方フレーム２に取付
けられヒンジ部材の取付部付近あるいは下方フレーム３
に取付けられるロック部材の取付部付近等において変形
が生じるのを確実に防止することができる。

また、上記上方フレーム２および下方フレーム３の外表
面は、その外表面のみを構成する上方アウタパネル９又
は下方アウタパネル１０よりなるので、従来の如くバッ
クドア本体１の各フレーム２．３．４の外表面全体を１
つのアウタパネルにより構成する場合のように加工上の
面から該外表面の形状が制限されることはなく、形状設
定上の自由度を高めることができる。

しかも、上記バックドア本体１は、インナパネル７とレ
インフォースメント９と上方および下方アウタパネル９
，１０の４つの部材により構成されているにすぎないの
で、その組付を比較的容易に行うことができる。

第６図は本発明の第２実施例に係るバックドア本体１の
分解状態を示し、このバックドア本体１は、その上方フ
レーム２において、上記第１実施例の如く上方アウタパ
ネル９を用いる代わりに、レインフオーメント８′によ
り外表面を構成し、かつ該レインフォースメント８′と
インナパネル７とにより閉断面を構成するようにしたも
のである。尚、バックドア本体１の下方フレーム３およ
び側方フレーム４における構造は、第１実施例の場合と
同じであり、その説明は省略する。

そして、上記第２実施例の場合には、バックドア本体１
の剛性、特に上方フレーム３の剛性を第１実施例の場合
と同様に高めることができるとともに、バックドア本体
１の組付を容易にしつつ下方フレーム３の外表面の形状
設定上の自由度を高めることができる。さらに、バック
ドア本体１が３つの部材だけで構成されているので、第
１実施例の場合よりも組付の容易化をより図ることがで
きる。

また、第７図は本発明の第３実施例に係るバックドア本
体１の分解状態を示し、このバックドア本体１は、その
下方フレーム３において、上記第１実施例の如く下方ア
ウタパネル１０を用いる代わりに、レインフォースメン
ト８″により外表面を構成し、かつ該レインフォースメ
ント８″とインナパネル７とにより開断面を構成するよ
うにしたものである。そして、この第２実施例の場合に
は、上方フレーム２の剛性を第１実施例の場合と同様に
高めることができるとともに、バックドア本体１の組付
を容易にしつつ上方フレーム２の外表面の形状設定上の
自由度を高めることができ、また組付の容易化を第１実
施例の場合よりも一層図ることができる。

（発明の効果） 以上の如く、本発明にお（プる自動車のバックドア構造
によれば、上方フレーム、下方フレームおよび左右の側
方フレームよりなる略矩形枠状のバックドア本体は、上
方フレームおよび下方フレームの外表面が上方アウタパ
ネル又は下方アウタパネルにより構成されているととも
に、各フレーム方向に連続して延びる略矩形枠状のレイ
ンフォースメントを有し、該レインフォースメン１〜に
より側方フレームの外表面が構成されているので、該バ
ックドア本体の剛性、特に上方フレームあるいは下方フ
レームの剛性を高めることができ、ヒンジ部材やロック
部拐の取付部付近等での変形を確実に防止でき、またバ
ックドア本体の組付の容易化を図りつつ上方フレームあ
るいは下方フレームの外表面の形状設定上の自由度を高
めることができるものである。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の実施例を示づ−もので、第１図ないし第
５図は第１実施例を示し、第１図はバックウィンドガラ
ス取付前の状態におけるバックドア本体の斜視図、第２
図は同分解斜視図、第３図、第４図および第５図はそれ
ぞれバンクドアウィンドガラス取付状態にａ３ける第１
図の■−■線、Ｉｖ−ＩＶ線およびＶ−ｖ線における拡
大断面図である。 第６図は第２実施例を示す第２図相当図であり、第７図
は第３実施例を示す第２図相当図である。 １・・・バックドア本体、２・・・上方フレーム、３・
・・下方フレーム、８．８’、８″・・・レインフォー
スメント、９・・・上方アウタパネル、１０・・・下方
アウタパネル。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）車幅方向に延びる上方フレームおよび下方フレー
   ムと、該上方フレームおよび下方フレームを連結する左
   右の側方フレームとにより略矩形枠状のバックドア本体
   が形成された自動車のバックドア構造であつて、上記上
   方フレームおよび下方フレームの外表面のうち少なくと
   も一方は上方アウタパネル又は下方アウタパネルで構成
   されており、上記バックドア本体は、その各フレーム方
   向に連続して延びる略矩形枠状のレインフォースメント
   を有し、該レインフォースメントは、少なくとも側方フ
   レームの外表面を構成していることを特徴とする自動車
   のバックドア構造。