JP2501685Y2 - フロア構造 - Google Patents
フロア構造Info
- Publication number
- JP2501685Y2 JP2501685Y2 JP9607889U JP9607889U JP2501685Y2 JP 2501685 Y2 JP2501685 Y2 JP 2501685Y2 JP 9607889 U JP9607889 U JP 9607889U JP 9607889 U JP9607889 U JP 9607889U JP 2501685 Y2 JP2501685 Y2 JP 2501685Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- floor
- panel
- side sill
- edge
- joined
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Body Structure For Vehicles (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、コンバーティブルトップ車に適用されるフ
ロア構造に関する。
ロア構造に関する。
〈従来の技術〉 乗用車には、折りたたみのできる幌の屋根を備えたコ
ンバーティブルトップ車がある。
ンバーティブルトップ車がある。
第2図にはコンバーティブルトップ車の側面を示して
ある。
ある。
コンバーティブルトップ車1にはルーフ構造が無く、
幌2が後部に折りたたんで収納されている。幌2を収納
した時には屋根が無い状態になり、優れた解放感が得ら
れる。雨天時等屋根を必要とする場合、幌2を引き出す
ことで屋根が形成される。コンバーティブルトップ車1
は屋根が無いため、ボディ3の断面は開断面となる。こ
のため、ボディ3の捩れや曲げの剛性をフロアで確保す
る必要がある。
幌2が後部に折りたたんで収納されている。幌2を収納
した時には屋根が無い状態になり、優れた解放感が得ら
れる。雨天時等屋根を必要とする場合、幌2を引き出す
ことで屋根が形成される。コンバーティブルトップ車1
は屋根が無いため、ボディ3の断面は開断面となる。こ
のため、ボディ3の捩れや曲げの剛性をフロアで確保す
る必要がある。
第3図には第2図中のIII−III線矢視を示し、第3図
に基づいてコンバーティブルトップ車1のフロア構造を
説明する。
に基づいてコンバーティブルトップ車1のフロア構造を
説明する。
フロアパネル4の側縁にはサイドシル5が接合されて
いる。サイドシル5はアウタパネル6とインナパネル7
とで構成され、インナパネル7がフロアパネル4に接合
されている。フロアパネル4の下面には補強板8が溶接
接合され、サイドシル5の板厚Sは通常のメタルトップ
車のサイドシルに比べて厚くなっている。尚、図中9は
フロアパネル4の下面に取付けられて燃料配管の保護を
行なうフロアサイドフレームである。
いる。サイドシル5はアウタパネル6とインナパネル7
とで構成され、インナパネル7がフロアパネル4に接合
されている。フロアパネル4の下面には補強板8が溶接
接合され、サイドシル5の板厚Sは通常のメタルトップ
車のサイドシルに比べて厚くなっている。尚、図中9は
フロアパネル4の下面に取付けられて燃料配管の保護を
行なうフロアサイドフレームである。
フロアパネル4に補強板8を接合すると共にサイドシ
ル5を厚板化することにより、フロア部の剛性を向上さ
せ、ボディ3の捩りや曲げに対する剛性を確保するよう
にしている。
ル5を厚板化することにより、フロア部の剛性を向上さ
せ、ボディ3の捩りや曲げに対する剛性を確保するよう
にしている。
〈考案が解決しようとする課題〉 従来のフロア構造では、フロアパネル4に補強板8を
接合すると共にサイドシル5の厚板化によりボディ3の
剛性確保を行なっている。しかしこの場合、フロアパネ
ル4やサイドシル5の重量が増加してボディ3が重くな
る、といった問題が生じていた。また、閉断面を有する
部位がサイドシル5の部分だけなので、ボディ3の剛性
が十分とはいえず悪路走行時にはボディ3に捩れや曲げ
か生じる可能性があった。サイドシル5を大型化して閉
断面形状の部分を多くすることでボディ3の剛性確保を
行なうことも考えられるが、自動車の床下及び車室内の
スペースには制約があって単純にサイドシル5を大きく
することはできなかった。また、サイドシル5を大きく
すると、高さhが高くなり通常のメタルトップ車に使用
しているドア10を共用することができなくなり、コンバ
ーティブルトップ車1専用のドアが必要になってコスト
が嵩んでしまう。
接合すると共にサイドシル5の厚板化によりボディ3の
剛性確保を行なっている。しかしこの場合、フロアパネ
ル4やサイドシル5の重量が増加してボディ3が重くな
る、といった問題が生じていた。また、閉断面を有する
部位がサイドシル5の部分だけなので、ボディ3の剛性
が十分とはいえず悪路走行時にはボディ3に捩れや曲げ
か生じる可能性があった。サイドシル5を大型化して閉
断面形状の部分を多くすることでボディ3の剛性確保を
行なうことも考えられるが、自動車の床下及び車室内の
スペースには制約があって単純にサイドシル5を大きく
することはできなかった。また、サイドシル5を大きく
すると、高さhが高くなり通常のメタルトップ車に使用
しているドア10を共用することができなくなり、コンバ
ーティブルトップ車1専用のドアが必要になってコスト
が嵩んでしまう。
本考案は上記状況に鑑みてなされたもので、重量を大
幅に増やすことなくしかもサイドシルの高さを通常のメ
タルトップ車と同等にして、ボディの剛性が十分に確保
できるフロア構造を提供することを目的とする。
幅に増やすことなくしかもサイドシルの高さを通常のメ
タルトップ車と同等にして、ボディの剛性が十分に確保
できるフロア構造を提供することを目的とする。
〈課題を解決するための手段〉 上記目的を達成するための本考案の構成は、下面にフ
ロアサイドフレームが結合されたフロアパネルの側部に
サイドシルを接合してなるフロア構造であって、前記フ
ロアサイドフレームにフロアサイドパネルの一端縁を接
合し、該フロアサイドパネルの途中部を前記フロアパネ
ルの側縁に接合して前記フロアパネルと前記フロアサイ
ドパネルとの間で第一閉断面を形成し、前記フロアサイ
ドパネルの他端縁にサイドシルアウタパネルの上端縁を
接合する一方、前記フロアサイドパネルと前記サイドシ
ルアウタパネルの接合部にサイドシルリンホースメント
の一端縁を挟持して接合し、該サイドシルリンホースメ
ントの他端縁を前記フロアパネルの側縁に前記フロアサ
イドパネルを介して接合して前記フロアサイドパネルと
前記サイドシルリンホースメントとの間で第二閉断面を
形成し、前記サイドシルアウタパネルの下端縁を前記サ
イドシルリンホースメントの下部に接合することで、前
記サイドシルリンホースメントと前記サイドシルアウタ
パネルとの間で第三閉断面を形成したことを特徴とす
る。
ロアサイドフレームが結合されたフロアパネルの側部に
サイドシルを接合してなるフロア構造であって、前記フ
ロアサイドフレームにフロアサイドパネルの一端縁を接
合し、該フロアサイドパネルの途中部を前記フロアパネ
ルの側縁に接合して前記フロアパネルと前記フロアサイ
ドパネルとの間で第一閉断面を形成し、前記フロアサイ
ドパネルの他端縁にサイドシルアウタパネルの上端縁を
接合する一方、前記フロアサイドパネルと前記サイドシ
ルアウタパネルの接合部にサイドシルリンホースメント
の一端縁を挟持して接合し、該サイドシルリンホースメ
ントの他端縁を前記フロアパネルの側縁に前記フロアサ
イドパネルを介して接合して前記フロアサイドパネルと
前記サイドシルリンホースメントとの間で第二閉断面を
形成し、前記サイドシルアウタパネルの下端縁を前記サ
イドシルリンホースメントの下部に接合することで、前
記サイドシルリンホースメントと前記サイドシルアウタ
パネルとの間で第三閉断面を形成したことを特徴とす
る。
フロアパネルの下部にフロアサイドフレームとフロア
サイドパネルで囲まれる第一閉断面が形成され、サイド
シルの部位にサイドシルリンホースメントとフロアサイ
ドパネルで囲まれる第二閉断面及びサイドシルリンホー
スメントとサイドシルアウタパネルで囲まれる第三閉断
面が形成され、サイドシルの高さを高くすることなく閉
断面の面積を大きく確保する。
サイドパネルで囲まれる第一閉断面が形成され、サイド
シルの部位にサイドシルリンホースメントとフロアサイ
ドパネルで囲まれる第二閉断面及びサイドシルリンホー
スメントとサイドシルアウタパネルで囲まれる第三閉断
面が形成され、サイドシルの高さを高くすることなく閉
断面の面積を大きく確保する。
〈実施例〉 第1図には本考案の実施例に係るフロア構造の断面を
示してある。尚、第2図、第3図に示したものと同一物
には同一符号を付して重複する説明は省略する。
示してある。尚、第2図、第3図に示したものと同一物
には同一符号を付して重複する説明は省略する。
フロアパネル11の下面にはフロアサイドフレーム9が
結合され、フロアサイドフレーム9にはフロアサイドパ
ネル12の一端縁12aが溶接接合されている。フロアサイ
ドパネル12の他端縁12bにはサイドシルアウタパネル13
の上端縁13aが溶接接合され、フロアサイドパネル12と
サイドシルアウタパネル13の接合部にはサイドシルリン
ホースメント14の上端縁(一端縁)14aを挟持して溶接
接合されている。サイドシルリンホースメント14の他端
縁14bはフロアサイドパネル12を介してフロアパネル11
の下面側縁11aに溶接接合されている。サイドシルアウ
タパネル13の下端縁13bはサイドシルリンホースメント1
4の下部14cに溶接接合されている。
結合され、フロアサイドフレーム9にはフロアサイドパ
ネル12の一端縁12aが溶接接合されている。フロアサイ
ドパネル12の他端縁12bにはサイドシルアウタパネル13
の上端縁13aが溶接接合され、フロアサイドパネル12と
サイドシルアウタパネル13の接合部にはサイドシルリン
ホースメント14の上端縁(一端縁)14aを挟持して溶接
接合されている。サイドシルリンホースメント14の他端
縁14bはフロアサイドパネル12を介してフロアパネル11
の下面側縁11aに溶接接合されている。サイドシルアウ
タパネル13の下端縁13bはサイドシルリンホースメント1
4の下部14cに溶接接合されている。
フロアサイドパネル12の他端縁12b側とサイドシルア
ウタパネル13とで囲まれる部位がサイドシル15となり、
サイドシル15はフロアサイドパネル12とサイドシルリン
ホースメント14の他端縁14bがフロアパネル11に接合さ
れることによりフロアパネル11の側部に接合された状態
となり、サイドシル15はサイドシルリンホースメント14
で補強された構造となっている。
ウタパネル13とで囲まれる部位がサイドシル15となり、
サイドシル15はフロアサイドパネル12とサイドシルリン
ホースメント14の他端縁14bがフロアパネル11に接合さ
れることによりフロアパネル11の側部に接合された状態
となり、サイドシル15はサイドシルリンホースメント14
で補強された構造となっている。
フロア構造を上述した構造にすることによりフロアパ
ネル11の下部にフロアサイドフレームとフロアサイドパ
ネル12で囲まれる第一閉断面16が形成され、サイドシル
15の部位にサイドシルリンホースメント14とフロアサイ
ドパネル12で囲まれる第二閉断面17及びサイドシルアウ
タパネル13とサイドシルリンホースメント14で囲まれる
第三閉断面18が形成される。
ネル11の下部にフロアサイドフレームとフロアサイドパ
ネル12で囲まれる第一閉断面16が形成され、サイドシル
15の部位にサイドシルリンホースメント14とフロアサイ
ドパネル12で囲まれる第二閉断面17及びサイドシルアウ
タパネル13とサイドシルリンホースメント14で囲まれる
第三閉断面18が形成される。
これにより、サイドシル15の高さhを高くすることな
く第一閉断面16、第二閉断面17、第三閉断面18を形成す
ることができ、フロアの剛性を上げることができる。
く第一閉断面16、第二閉断面17、第三閉断面18を形成す
ることができ、フロアの剛性を上げることができる。
従って、上述したフロア構造をコンバーティブルトッ
プ車に適用しても、ボディの捩れ及び曲げに対する剛性
を十分に確保することができると共に、通常のメタルト
ップ車のドア10をそのまま用いることができる。また、
三つの閉断面を有しているので、個々のパネルの板厚を
厚くすることなく剛性が確保される。
プ車に適用しても、ボディの捩れ及び曲げに対する剛性
を十分に確保することができると共に、通常のメタルト
ップ車のドア10をそのまま用いることができる。また、
三つの閉断面を有しているので、個々のパネルの板厚を
厚くすることなく剛性が確保される。
〈考案の効果〉 本考案のフロア構造は、閉断面を大きく形成すること
ができるので、パネルの板厚を厚くしたりサイドシルの
高さを高くすることなく剛性を上げることができる。こ
のため、重量を大幅に増やすことなくしかもサイドシル
の高さを通常のメタルトップ車と同等にしてボディの剛
性が十分に確保でき、コンバーティブルトップ車に適用
しても十分なボディ剛性を得ることができる。
ができるので、パネルの板厚を厚くしたりサイドシルの
高さを高くすることなく剛性を上げることができる。こ
のため、重量を大幅に増やすことなくしかもサイドシル
の高さを通常のメタルトップ車と同等にしてボディの剛
性が十分に確保でき、コンバーティブルトップ車に適用
しても十分なボディ剛性を得ることができる。
第1図は本考案の実施例に係るフロア構造の断面図、第
2図はコンバーティブルトップ車の側面図、第3図は第
2図中のIII−III線矢視図である。 図面中、 9はフロアサイドフレーム、 11はフロアパネル、 12はフロアサイドパネル、 13はサイドシルアウタパネル、 14はサイドシルリンホースメント、 15はサイドシルである。
2図はコンバーティブルトップ車の側面図、第3図は第
2図中のIII−III線矢視図である。 図面中、 9はフロアサイドフレーム、 11はフロアパネル、 12はフロアサイドパネル、 13はサイドシルアウタパネル、 14はサイドシルリンホースメント、 15はサイドシルである。
Claims (1)
- 【請求項1】下面にフロアサイドフレームが結合された
フロアパネルの側面にサイドシルを接合してなるフロア
構造であって、前記フロアサイドフレームにフロアサイ
ドパネルの一端縁を接合し、該フロアサイドパネルの途
中部を前記フロアパネルの側縁に接合して前記フロアパ
ネルと前記フロアサイドパネルとの間で第一閉断面を形
成し、前記フロアサイドパネルの他端縁にサイドシルア
ウタパネルの上端縁を接合する一方、前記フロアサイド
パネルと前記サイドシルアウタパネルの接合部にサイド
シルリンホースメントの一端縁を挟持して接合し、該サ
イドシルリンホースメントの他端縁を前記フロアパネル
の側縁に前記フロアサイドパネルを介して接合して前記
フロアサイドパネルと前記サイドシルリンホースメント
との間で第二閉断面を形成し、前記サイドシルアウタパ
ネルの下端縁を前記サイドシルリンホースメントの下部
に接合することで、前記サイドシルリンホースメントと
前記サイドシルアウタパネルとの間で第三閉断面を形成
したことを特徴とするフロア構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9607889U JP2501685Y2 (ja) | 1989-08-18 | 1989-08-18 | フロア構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9607889U JP2501685Y2 (ja) | 1989-08-18 | 1989-08-18 | フロア構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0340173U JPH0340173U (ja) | 1991-04-17 |
JP2501685Y2 true JP2501685Y2 (ja) | 1996-06-19 |
Family
ID=31645304
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9607889U Expired - Lifetime JP2501685Y2 (ja) | 1989-08-18 | 1989-08-18 | フロア構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2501685Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100435886B1 (ko) * | 2001-09-14 | 2004-06-12 | 기아자동차주식회사 | 승용차의 바디마운팅부 차체구조 |
-
1989
- 1989-08-18 JP JP9607889U patent/JP2501685Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0340173U (ja) | 1991-04-17 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2538907Y2 (ja) | 車両の上部車体構造 | |
JP3423066B2 (ja) | 自動車の車体後部構造 | |
JP4161442B2 (ja) | 自動車の車体構造 | |
JPH0976938A (ja) | 自動車の上部車体構造 | |
JP3660166B2 (ja) | 自動車の車体後部補強構造 | |
JPH0671893B2 (ja) | 自動車の車体構造 | |
JP3622658B2 (ja) | 自動車の車体後部構造 | |
JPH02258481A (ja) | 車両の後部車体構造 | |
JPS62258868A (ja) | 自動車の車体構造 | |
JP3514033B2 (ja) | サイドシル補強構造 | |
JP3524405B2 (ja) | 自動車の車体の上側部構造 | |
JP2501685Y2 (ja) | フロア構造 | |
JP3142020B2 (ja) | 自動車のセンターピラーとサイドシルの接続部構造 | |
JP2000038165A (ja) | 自動車の車体下側部補強構造 | |
JPH0139393B2 (ja) | ||
JP3537669B2 (ja) | 自動車の車体下側部補強構造 | |
JPS6238855Y2 (ja) | ||
JPS6335902Y2 (ja) | ||
JP3430727B2 (ja) | 自動車の後部車体補強構造 | |
JPH0352614Y2 (ja) | ||
JPH0312621Y2 (ja) | ||
JPH0415574Y2 (ja) | ||
JPS6397473A (ja) | 自動車のサイドシル補強構造 | |
JPS6240853Y2 (ja) | ||
JPH0966862A (ja) | 車両の後部車体構造 |