JPS621607A

JPS621607A - タイヤ防滑帯

Info

Publication number: JPS621607A
Application number: JP60265789A
Authority: JP
Inventors: Shoji Matsuura; 松浦　昌次
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1985-03-11
Filing date: 1985-11-26
Publication date: 1987-01-07

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（ａ）　　産業上の利用分野本発明は、雪路・凍結路・泥淳地・砂地等での走行中の
滑りを軽減するために自動車タイヤに装着するタイヤ防
滑帯に関するものである。

（′ｂ）従来の技術タイヤの滑り止めの対策は、雪路・凍結路の場合である
と、タイヤ自体に防滑手段を施したもの（例えばパター
ンを形成する個々のブロックの形状や大きさを工夫した
ものやスパイクを設けたもの）、他の部材を付加するも
の（例えばタイヤチェーン）がある。また、泥淳地・砂
地等ではタイヤの空気圧を下げたもの、タイヤの径を大
きくして接地面積を大きくしたもの等がある。

（Ｃ１発明が解決しようとする問題点しかし、そのような従来の何れのものも効果的な防滑手
段とはなり得ていなかった。効果的な防滑手段とは、ま
ず防滑性能が高いことは勿論であるがこれ以外に、ハン
ドル操作性が維持できること、騒音が小さいこと、着脱
タイプのものであればその着脱が簡単であること、路面
の傷めないものであること、一般走行に簡単に応じるこ
とができる等々をすべて満足させるような手段のことを
指すのであるが、従来のタイヤチェーンは着脱が困難で
あるしまた通常走行時にはチェーンばかりか路面を傷め
、またスパイクタイヤのごときものであると通常走行時
の騒音が大きいものであり粉塵による公害や路面の損傷
は大きな社会問題ともなっている。

（ｄｌ　　問題点を解決するための手段そこで本発明者
は上記諸点に鑑み長年鋭意研究の結果、路面を傷つける
ことなく、又騒音も小さく、着脱が容易で、防滑効果の
高い等々の利点を有するタイヤ防滑帯を発明した。

これは、タイヤの円周方向に装着するものであり、該タ
イヤの外周面および両側面の一部を覆うリング状本体の
内周面と該タイヤ外周面とは装着時において少なくとも
接地部分以外の部分に間隙を有するものであることを特
徴とするもので、一般走行用タイヤに取り付けることに
よって防滑効果を飛躍的に向上させることを可能にする
部材である。この「間隙」は、タイヤの変形を部材に伝
達しないという働き、及び路面との接地面積を大きくさ
せるという働きを有しており、防滑効果を向上させると
共に、路面の損傷を小さくさせ、騒音の発生も抑える。

なおこの間隙の大きさは、タイヤ防滑帯の材質や構造に
よってそれぞれ異なると思われるが、本発明者が試作し
たものにおいては最大部で３〜５鶴程度が好適であり、
これ以下であるとタイヤとタイヤ防滑帯は完全に共動し
て効果がなく、またこれ以上であると騒音を発生しまた
タイヤ防滑帯の劣化が問題になった。

なお本明細書中で言う「タイヤ」とは、自動車・オート
バイ等の走行用タイヤ一般を指すものであるが、説明は
主として自動車を基に行なうちのとする。

（ｅ）　　実施例以下図面に示す実施例に基づいて本発明の詳細な説明す
る。

第１図は、本発明に係るタイヤ防滑帯（１）の実施例の
一つを示すものである。図より明らかなようにタイヤ防
滑帯（１）は全体としてはリング状をしており、路面に
接当する接地面（２）及びタイヤからの脱落防止を主た
る目的とする鍔（３）とから構成されている。

鍔（３）は、タイヤ側面全面を覆う必要はなく、脱着が
容易であるように本例の如くわずかでよい。

なお、該鍔（３）は必ずしも全周にわたって設ける必要
もない。

材質は、本例の場合内面側に強靭な布地を内蔵加工した
合成樹脂弾性体であるが、同様の効果を発揮するもので
あればどのようなものであってもよい。

第２図は、タイヤ（Ｔ）に第１図で示したタイヤ防滑帯
（１）を実際に装着した状態を概略的に示すものである
。本発明の最大の特徴は、使用時に図の如く遊び（４）
がタイヤ（Ｔ）の外周面とタイヤ防滑帯（１）の内周面
との間にあるという点である。これによって、前述した
如き騒音発生や路面損傷を抑止することができるという
長所以外に、タイヤ防滑帯（１）のタイヤ（Ｔ）への着
脱が容易となるという副次的な効果も生じる。

本発明者は、最大の遊び（４）を３ｆｉとするタイヤ防
滑帯（１）を試作し、実際に走行試験を行なった結果、
凍結路・雪路ではスノーチェーンと同様の防滑効果を示
し、且つ砂利路・砂地では通常のタイヤ空気圧の下でも
スリップしなかった。これは、スパイク付きタイヤやス
ノーチェーンが砂利路等では防滑効果がほとんどない点
から考慮して、タイヤ防滑帯（１）の外表面の摩擦力が
一部タイヤの表面の摩擦力よりも大きい等の理論では語
られるものではないことを示している。理論の詳細は不
明であるが本発明者が想像するに、本発明のタイヤ防滑
帯（１）の存在によってタイヤ（Ｔ）が直接接地してい
る場合には飛散してしまう砂利や砂が、蹴られることな
く押さえられるためではないかと思われる。

次に第３図（ａｌ・（ｂｌは、防滑効果を更に向上させ
るために本体の接地面（２）に防滑手段を加えた実施例
として、本体表面に凹凸部（５）を設けたもの（同図（
ａ））、スリット（６）を刻したもの（同図（ｂ））を
示した。本発明者の実験では、こうした防滑手段を一切
設けずとも相当の防滑効果は得られたが、実際にはこう
した手段を設ける方が好適であると思われる。

第４図は、本発明の他の実施例としてタイヤ防滑帯（１
）が半割状２つに分割されており脱着を簡便なものとし
た例を示すものである。本実施例のタイヤ防滑帯（１）
の装着方法は、図の如くまずタイヤ（Ｔ）の上部側に半
割状の一方をおき、続いて自動車をタイヤ（Ｔ）１／２
回転分はど移動させて該半割状の一方を接地部側にした
後に残りの一方をおいてこれらを連結することによって
行なう。

当然、これ以外にも３分割以上にしてもよいものである
し、前例までのように分割せずに、本体の伸縮力によっ
て嵌めるという方法を採ってもよいものである。なお、
分割された各部分の連結については、この連結部分には
引張力がほとんど掛からないので強力である必要はなく
、ファスナーによるもの、ホック式のもの等どのような
方法によってもよい。（図示していない）また、第５図はダブルタイヤに応用した本発明の例を示
すものである。ダブルタイヤの場合、前例までの如く１
本のタイヤずつに設けても本例のように２本のタイヤ分
の形状にして２本−緒に設けるようにしてもよい。この
場合、鍔（３）は夫々のタイヤ（Ｔ）の一方側にしかな
く、対向する部分には図の如き連結部（７）を設けると
、脱落しにくい構造のものとなるので、鍔（３）・（３
）を掻く小さいもの（場合によってはないもの）とでき
る。

（ｆ）　　発明の効果以上詳細に説明したように本発明のタイヤ防滑帯は、タ
イヤの円周方向に装着するものであり、該タイヤの外周
面および両側面の一部を覆うリング状本体の内周面と該
タイヤ外周面とは装着時において少なくとも接地部分以
外の部分に間隙を有するものであることを特徴とするも
ので、該間隙の存在により騒音発生や路面損傷を抑止し
、雪路・凍結路等の走行を安全なものとすることが可能
であり、またその脱着も容易に行なえるという極めて有
用なものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係るタイヤ防滑帯の実施例の一つを示
す斜視図、第２図は第１図で示したタイヤ防滑帯をタイ
ヤに装着した状態を示す概略側面図、第３図（ａｌ・（
ｂ）はタイヤ防滑帯の接地面に関する実施例を示す共に
斜視図、第４図は本発明の他の実施例である２分割され
たタイヤ防滑帯の一方をタイヤに装着した状態を示す側
面図、そして第５図は本発明の更に他の実施例を示す断
面図である。

Claims

【特許請求の範囲】１、タイヤの円周方向に装着するものであり、該タイヤ
の外周面および両側面の一部を覆うリング状本体の内周
面と該タイヤ外周面とは装着時において少なくとも接地
部分以外の部分に間隙を有するものであることを特徴と
するタイヤ防滑帯。２、本体外周面には、防滑部として凹凸が設けられてい
る特許請求の範囲第１項記載のタイヤ防滑帯。３、本体周面には、防滑部としてスリットが設けられて
いる特許請求の範囲第１項記載のタイヤ防滑帯。４、本体は、結合可能に分割されているものである特許
請求の範囲第１項、第２項または第３項記載のタイヤ防
滑帯。