JPH01249503A

JPH01249503A - タイヤ防滑帯

Info

Publication number: JPH01249503A
Application number: JP7925388A
Authority: JP
Inventors: Shoji Matsuura; 松浦　昌次; Yu Matsuura; 松浦　祐
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1988-03-31
Filing date: 1988-03-31
Publication date: 1989-10-04

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】ａ）産業上の利用分野本発明は雪路、凍結路での走行中の滑りを軽減すると共
に路面の損イｌの減少にも役立つ自動車タイヤに装着す
るタイヤの防滑帯に関するものである。

ｂ）従来の技術タイヤの滑り止め対策は雪路、凍結路の場合であると、
タイヤ自体に防滑手段を施したものく例えばパタンを形
成する個々のブロックの形状や大きさを工夫したものや
スパイクを設けたもの、スパイクタイヤ等がある）。ま
たタイヤの径を著しく大きくして接地面積大にしたもの
、更にタイヤの空気圧を著しく下げる特殊なもの等があ
る。

Ｃ）発明解決しようとする問題点しかし、そのような従来の何れものもいろいろと問題が
多く、そこで先ず防滑性能が高いことは勿論であるがこ
れ以外にハンドル操作性が維持出来ること、騒音が小さ
いこと、着脱タイプのものであればその着脱が簡単であ
ること、路面を傷めないものであること、一般の走行に
簡単に応じる等を全て満足させるような手段を指すもの
であるが、従来のタイヤ外周面は着脱が困難であったり
、通常走行時にはチェンばかりが路面を傷め、またスパ
イクタイヤのごときものであると通常走行時の騒音も大
きく粉塵による公害や路面の損傷は大きな社会問題とも
なっているまたタイヤの径を著しく大きくし接地面積を
大きくすると共に尚且タイヤの空気圧を著しく減圧し、
更に接地面積を大きくした特殊な車が外国（カナダ）で
用いられているがこれは一般車の利用には構造上不適当
である。

ｄ）問題点を解決するための手段そこで本発明は上記諸点に鑑み長年鋭意研究の結果、路
面を傷つけることなく、また騒音も殆となく、その着脱
が容易で、防滑効果の高い等の利点を有するタイヤ防滑
帯を発明した。

これは、タイＡ・円周方向に装着するものであり該タイ
ヤの外周面及び両側面の一部を覆うリング状本体の内周
面と該タイヤ外周面とは装着時において少なくとも接地
部以外の部分に間隙を有するものであることを特徴とす
るもので一部タイヤに取り付けることによって防滑効果
を飛躍的に向上させることを可能にする部材である。

この「間隙」は、タイヤの変形を部材に伝達しないとい
う働き、及び防滑帯の外周の部分で接地されるがタイヤ
は内周面で回転するが防滑帯の径より少ないのでそれ実
回転が速く、為に常時路面に防滑帯を敷いてこの上をタ
イヤが走行することで防滑効果を向上させると共に路面
の損傷も少なくし、また騒音の発生をも抑えることが出
来る。

尚この間隙の大きさは、タイヤ防滑帯の材質や構造によ
ってそれぞれ異なると思はれるが本発明者が試作したも
のに於ては「間隙」は最大部３〜５ｍｍ程度が好適であ
りこれ以下であるとタイヤとタイヤ防滑帯が共動して効
果が減少することになり、また間隙が１５　ｎ＋ｍ以上
と大きすぎる場合に時速４０〜５０−程度で唸を（騒音
）発生する。

尚本明細書中で云う「タイヤ」とは、自動車。オートバ
イ等の走行用タイヤ一般を指すものであるが説明は主と
して自動車を基に行うものとする。

ｅ）実施例以下図面に示す一実施例に基ずいて本発明の詳細な説明
する。

第一図は本発明に係るタイヤ防滑帯（１）の実施例の一
つを示すものでである。

図より明かなようにタイヤ防滑帯（１）は全体としては
リング状をしており、主として路面に接当する接地面（
２）及びタイヤ（Ｔ）からの脱落防止を主たる目的とす
る鍔（３）等で主に構成されている。

鍔（３）は、タイヤ側面全面を覆う必要はなく脱着が容
易であるよう本例の如くわずかでよいが前輪駆動車に用
いた場合蛇行に際しては強い負荷が側面鍔（３）に加わ
るので特に材質は本例の場合内面側に強靭な布地を内蔵
加工し伸びを防ぐための合成樹脂弾性体であるが、同様
の効果を発輝するものであればとのようなものであって
もよい。

第二図は、タイヤ（Ｔ）に第一図で示したタイヤ防滑帯
（１）を装着してタイヤ（Ｔ）が回動する場合の作動状
態を概略的に示すものである。

本発明の最大の特徴は使用時に図の如く遊びく５）がタ
イヤ（Ｔ）の外周面とタイヤ防滑帯く１）の内周面との
間にあるという点である。

これによってタイヤ（Ｔ）が第二図で示す如く矢の方向
に回転するとタイヤ防滑帯（１）はタイヤ（Ｔ）の外側
にあるので当然タイヤ（Ｔ）に先行して接地されタイヤ
（Ｔ）の回転が速くなると防滑帯（＋）は遠心力て先に
タイヤ防滑帯（１）の外周面（２）が路面（４〉に押圧
され防滑帯の外周面（２）と路面間の方がタイヤ（Ｔ）
の表面摩擦力より大きいので先ずタイヤ防滑帯の外周面
（２）が路面（４）に確実にグリップされる、そこでタ
イ−（−（Ｔ）はタイヤ防滑帯（１）の内周面で転がり
を生じ車が走行する。

上述のようにタイヤ（Ｔ）が直に路面（４）を蹴ること
なくタイヤ（Ｔ）はタイヤ防滑帯（１）の内周面間の摩
擦で進行するもので、従って防滑帯（１）の外周面（２
）にスパイクを併用してもスパイクは路面に押圧される
がスパイクそのもので路面を蹴ることがないので粉塵発
生の心配は全くない。本発明のタイヤ防滑帯の存在によ
ってタイヤ（Ｔ）が直に路面に接地している場合には飛
散してしまう砂利や砂は蹴散らすことなくタイヤ防滑帯
（１）の外周面での押圧でグリップされ路面の損傷や粉
塵の発生を防止出来るがこれはタイヤ防滑帯の外周面で
路面を確実にグリップされ防滑帯（１）の内周面でタイ
ヤ（Ｔ）が回動しているものであることの事実を示すも
のである。

次に第三図（Ａ）、（Ｂ）は防滑効果を更に向上させる
ために本体の接地面（２）に防滑手段を加えた実施例と
して、第三図（Ａ）で示す本体表面（こ凹凸部のパタン
を設けたものや、また同図（Ｂ）で示すスリット（１６
）を刻するもの等で実際はこうした手段を設ける方が好
適である　。（タイヤ防滑帯（１）の内周面での滑り止
めはここでは図示されていない）。

第四図はタイヤ防滑帯の一部分を拡大した側面破断説明
図で脱落防止にタイヤ（Ｔ）の側面を覆う鍔（３）と、
雪路に効果を有するパタンとした凹凸（２）と更に凍結
路での飛躍的効果を持たせる為に、第三図（Ａ）、（Ｂ
）の外表面に鋲（１０）を多数取り付けた状態を示した
もので鋲（１０）の先端部分を防滑帯（１）裏面から差
し込んで一部突出させ偏平な頭部分を第四図で示す（１
０）の如く挟み込んで固定したものであればよい。

第五図はタイヤ防滑帯（１）を１本のタイヤ（Ｔ）に設
けた断面図である。

第六図はダブルタイヤに応用した本発明例を示すもので
ある。ダブルタイヤの場合は図の如く対向する部分には
連結鍔（１８）を設け、これを装着するには先ずダブル
タイヤ−の外側のタイヤを取り外し次に防滑帯（１）を
挿入後に外側のタイヤを取り付ければよい、このように
脱着が容易で脱落の防止に役立つ構造である。

ｆ）発明の効果以上詳細に説明したように本発明の防滑帯はタイヤの円
周方向に装着するものであり（リング状のものの場合の
タイヤ防滑帯（］）はタイヤ（Ｔ）の空気を抜くとか注
入前に行えば容易に着脱することが出来る）またリング
の一端を接続するものではこの必要がない（ここでは図
示されていない）。該タイヤ（Ｔ）の外周面及び両側面
の一部を覆うリング状本体の内周面と該タイヤ（Ｔ）外
周面とは装着時に於て少なくとも接地部分以外の部分に
間隙を有することを特徴とするもので、該間隙の存在に
より騒音発生や路面損傷を抑止、雪路、凍結路の走行を
安全なものとすることが可能で、そこで簡単な実験では
あるが駆動輪の片側の汐防滑帯を装着して芝、生上を走
行したが非装着タイヤ側の芝生は倒れてタイヤの軌跡が
はっきり残存するが防滑帯を装着した場合のタイヤ側で
は芝生の損傷が殆ど見られないと云う結果が得られた。

またリングの一端を接続式したものはその脱着も容易に
行えると云う、その取り扱い上極めて有用名ものである
。

【図面の簡単な説明】

第一図は本発明に係るタイヤ防滑帯の実施例の−っで、
第二図は第一図で示したタイヤ防滑帯をタイヤに装着し
た状態を概略一部破断側面図第三図の（Ａ）、（Ｂ）は
防滑帯（１）接地面（２）に関する実施例を示す説明図
で、第四図は第三図（Ａ）の部分拡大側断面の説明であ
る。図（２）接地面、（３）鍔、（１０）鋲、（１５）排水孔
、を示した概略側面図である。（１）タイヤ防滑帯、　　　　　（２）接地面、（３）
鍔、　　　　　　　　　（４）路面、（５）遊び、「間
隙を示す」　　（６）ホイル、（７）車軸、　　　　　
　　　　（８）（９）　　　　　　　　　　　　（１０
）鋲、（１５）排水孔、　　　　　　　（Ｉ６）スリッ
ト（！８）防滑帯（１）に設けた連結鍔、（Ｔ）タイヤ
、

Claims

【特許請求の範囲】１）タイヤの円周に装着するものであつて該タイヤの外
周面及び両側面の一部を覆う脱落防止を目的としたリン
グ状の本体が内周面と該タイヤの外周面とは、装着時に
おいて少なくとも接地部分以外の部分には間隙を有する
ものでこの本体はタイヤの回動で接地部分に荷重が掛か
ると本体の外周面は路面に強く、グリップしタイヤは本
体の内周面を転がり車体の移動が行はれることを特徴と
したタイヤ防滑帯。２）本体の内周面に凹凸等に形成したタイヤ（Ｔ）との
滑り止めを設けると共に外周面に雪路用としては防滑部
にパタンを形成する個々のブロックの形状や大きさを工
夫したものが設けられ更にこの部分に凍結路用としての
外周面に多数の鋲を固定した特許請求範囲第１項記載の
タイヤ防滑帯。３）ダブルタイヤ用としては防滑帯本体の中央に脱落防
止方法として内面に凸部を設けた特許請求範囲第１項記
載のタイヤ防滑帯。４）本体の外周面に復数個の排水孔を設けたことを特徴
とする特許請求範囲第１項記載のタイヤ防滑帯。