JPS621495Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS621495Y2 JPS621495Y2 JP1981147120U JP14712081U JPS621495Y2 JP S621495 Y2 JPS621495 Y2 JP S621495Y2 JP 1981147120 U JP1981147120 U JP 1981147120U JP 14712081 U JP14712081 U JP 14712081U JP S621495 Y2 JPS621495 Y2 JP S621495Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- annular
- pressure release
- oil seal
- annular lip
- holding part
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000012530 fluid Substances 0.000 claims description 15
- 238000007789 sealing Methods 0.000 claims description 14
- 239000003921 oil Substances 0.000 description 18
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 5
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 3
- 239000010721 machine oil Substances 0.000 description 2
- 230000017525 heat dissipation Effects 0.000 description 1
- 239000013535 sea water Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Sealing With Elastic Sealing Lips (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は船尾管軸封装置の改良に関するもので
ある。
ある。
従来、第１図に示すようなオイルバス式の船尾
管軸封装置が広く知られているが、その構成は大
別して船尾側シールＡと船首側シールＢとからな
り、両側シールＡ，Ｂとも海水Ｃもしくは機内油
Ｄに対するシールは固定側部材のオイルシール
ａ，ａ……の環状リツプ部a′，a′……を回転側部
材のスリーブライナーｂ，ｂの外周面に当接せし
めて行なつている。そして、シール効果を高める
ため、オイルシールａ，ａ……の環状リツプ部
a′，a′……にはガータースプリングが締着される
とともに、該オイルシールａ，ａ……背面側には
バツクアツプリングｃ，ｃが定着され、該バツク
アツプリングｃ，ｃの環状保持部c′，c′……が前
記環状リツプ部a′，a′……の背面に当接してこれ
を保持し環状リツプ部a′，a′の背面側への揺動を
防ぐように構成されている。
管軸封装置が広く知られているが、その構成は大
別して船尾側シールＡと船首側シールＢとからな
り、両側シールＡ，Ｂとも海水Ｃもしくは機内油
Ｄに対するシールは固定側部材のオイルシール
ａ，ａ……の環状リツプ部a′，a′……を回転側部
材のスリーブライナーｂ，ｂの外周面に当接せし
めて行なつている。そして、シール効果を高める
ため、オイルシールａ，ａ……の環状リツプ部
a′，a′……にはガータースプリングが締着される
とともに、該オイルシールａ，ａ……背面側には
バツクアツプリングｃ，ｃが定着され、該バツク
アツプリングｃ，ｃの環状保持部c′，c′……が前
記環状リツプ部a′，a′……の背面に当接してこれ
を保持し環状リツプ部a′，a′の背面側への揺動を
防ぐように構成されている。
しかしながら、このような構成の船尾管軸封装
置によると、第２図に示すようにオイルシールａ
の前面側から大きな流体圧が加わつた場合にはバ
ツクアツプリングｃの環状保持部c′に保持された
オイルシールａの環状リツプ部a′が背面側に押圧
されることになり、該環状リツプ部a′の内周端が
スリーブライナーｂの外周面に強く当接し良好な
シール効果が得られるものの、オイルシールａの
背面側に封入された流体（例えば、前記機内油
Ｄ）に圧力変動が生じたとき、第３図に示す如
く、オイルシールａの環状リツプ部a′がスリーブ
ライナーｂの外周面から浮き上がつてしまい、回
転軸ｄの振れに対する追随性等を低下させる一因
となつていた。
置によると、第２図に示すようにオイルシールａ
の前面側から大きな流体圧が加わつた場合にはバ
ツクアツプリングｃの環状保持部c′に保持された
オイルシールａの環状リツプ部a′が背面側に押圧
されることになり、該環状リツプ部a′の内周端が
スリーブライナーｂの外周面に強く当接し良好な
シール効果が得られるものの、オイルシールａの
背面側に封入された流体（例えば、前記機内油
Ｄ）に圧力変動が生じたとき、第３図に示す如
く、オイルシールａの環状リツプ部a′がスリーブ
ライナーｂの外周面から浮き上がつてしまい、回
転軸ｄの振れに対する追随性等を低下させる一因
となつていた。
本考案は以上の点に鑑み、すなわち上記問題点
が、背面側の流体圧による環状リツプ部a′の初期
の浮き上がり時に該環状リツプ部a′と前記バツク
アツプリングｃの環状保持部c′間に流体が侵入
し、この流体によつてその後の環状リツプ部a′の
浮き上がり現象が持続されると考えられることか
ら、この侵入流体の逃げ場を構成して環状リツプ
部a′の浮き上がり現象を抑止するものである。
が、背面側の流体圧による環状リツプ部a′の初期
の浮き上がり時に該環状リツプ部a′と前記バツク
アツプリングｃの環状保持部c′間に流体が侵入
し、この流体によつてその後の環状リツプ部a′の
浮き上がり現象が持続されると考えられることか
ら、この侵入流体の逃げ場を構成して環状リツプ
部a′の浮き上がり現象を抑止するものである。
以下、本考案の一実施例を第４図にしたがつて
説明すると、図面は船尾管軸封装置の要部を示す
もので、図中１は環状リツプ部１ａの先端を回転
側部材のスリーブライナー２の外周面に当接せし
めて前面側流体Ａの漏洩を阻止するオイルシール
であり、該オイルシール１の環状リツプ部１ａを
背面側から保持するようになる環状保持部３ａを
一体形形成したバツクアツプリング３にその外周
基部１ｂが固定されている。また、４は前記バツ
クアツプリング３の環状保持部３ａの前面側に形
成される環状の圧力開放溝であり、該圧力開放溝
４の底部から環状保持部３ａの背面にかけ軸方向
に所要数等配状の圧力開放穴５，５……が穿設さ
れている。
説明すると、図面は船尾管軸封装置の要部を示す
もので、図中１は環状リツプ部１ａの先端を回転
側部材のスリーブライナー２の外周面に当接せし
めて前面側流体Ａの漏洩を阻止するオイルシール
であり、該オイルシール１の環状リツプ部１ａを
背面側から保持するようになる環状保持部３ａを
一体形形成したバツクアツプリング３にその外周
基部１ｂが固定されている。また、４は前記バツ
クアツプリング３の環状保持部３ａの前面側に形
成される環状の圧力開放溝であり、該圧力開放溝
４の底部から環状保持部３ａの背面にかけ軸方向
に所要数等配状の圧力開放穴５，５……が穿設さ
れている。
以上のように構成される船尾管軸封装置による
と、オイルシール１の背面側流体Ｂの流体圧が同
前面側流体Ａの流体圧に比して相対的に大きくな
つたとき、該背面側流体Ｂによつてオイルシール
１の環状リツプ部１ａが浮き上がるように押圧さ
れるが、該環状リツプ部１ａの内周端がスリーブ
ライナー２の外周面から離れる以前に、該環状リ
ツプ部１ａ背面と環状保持部３ａ前面間に隙間６
ができ、その結果、環状リツプ部１ａを前面側に
浮き上がらせようとした流体圧がこの隙間６を介
して前記圧力開放溝４に至り、さらに圧力開放穴
５，５……を介して元の位置に戻り、すなわち局
部循環をするため、オイルシール１の環状リツプ
部１ａは前記隙間６を構成するための初期の浮き
上がり量以上に浮き上がることがなく、常時安定
したシール効果を得ることができる。また、この
局部循環により、シール部周辺の放熱効果をも得
ることができる。
と、オイルシール１の背面側流体Ｂの流体圧が同
前面側流体Ａの流体圧に比して相対的に大きくな
つたとき、該背面側流体Ｂによつてオイルシール
１の環状リツプ部１ａが浮き上がるように押圧さ
れるが、該環状リツプ部１ａの内周端がスリーブ
ライナー２の外周面から離れる以前に、該環状リ
ツプ部１ａ背面と環状保持部３ａ前面間に隙間６
ができ、その結果、環状リツプ部１ａを前面側に
浮き上がらせようとした流体圧がこの隙間６を介
して前記圧力開放溝４に至り、さらに圧力開放穴
５，５……を介して元の位置に戻り、すなわち局
部循環をするため、オイルシール１の環状リツプ
部１ａは前記隙間６を構成するための初期の浮き
上がり量以上に浮き上がることがなく、常時安定
したシール効果を得ることができる。また、この
局部循環により、シール部周辺の放熱効果をも得
ることができる。
以上述べたとおり、本考案はバツクアツプリン
グの環状保持部のオイルシールに当接する前面に
環状を呈する圧力開放溝を形成し、この圧力開放
溝の底面から環状保持部の背面にかけて軸方向に
延びる所要数の圧力開放穴を穿設したものである
から、オイルシールを背面側から押圧する流体を
確実に循環させることができる。したがつて、オ
イルシールの環状リツプ部の浮き上がり現象を効
果的に抑止でき、常時安定したシール効果を得る
ことができる。
グの環状保持部のオイルシールに当接する前面に
環状を呈する圧力開放溝を形成し、この圧力開放
溝の底面から環状保持部の背面にかけて軸方向に
延びる所要数の圧力開放穴を穿設したものである
から、オイルシールを背面側から押圧する流体を
確実に循環させることができる。したがつて、オ
イルシールの環状リツプ部の浮き上がり現象を効
果的に抑止でき、常時安定したシール効果を得る
ことができる。
図面は本考案の一実施例を示し、第１図は従来
の船尾管軸封装置の正断面図、第２図および第３
図は同要部拡大断面図、第４図および第５図は本
考案の船尾管軸封装置の要部拡大断面図、第６図
は第４図における−線断面図である。 １……オイルシール、１ａ……環状リツプ部、
２……スリーブライナー、３……バツクアツプリ
ング、３ａ……環状保持部、４……圧力開放溝、
５……圧力開放穴、６……隙間。
の船尾管軸封装置の正断面図、第２図および第３
図は同要部拡大断面図、第４図および第５図は本
考案の船尾管軸封装置の要部拡大断面図、第６図
は第４図における−線断面図である。 １……オイルシール、１ａ……環状リツプ部、
２……スリーブライナー、３……バツクアツプリ
ング、３ａ……環状保持部、４……圧力開放溝、
５……圧力開放穴、６……隙間。
Claims (1)
- 環状リツプ部の先端を対向部材の周面に当接せ
しめて流体の漏洩を阻止するオイルシールを、該
オイルシールの背面側にて保持するようになるバ
ツクアツプリングを有する船尾管軸封装置におい
て、該バツクアツプリングの環状保持部の、前記
オイルシールに当接する前面に環状を呈する圧力
開放溝を形成するとともに、該圧力開放溝の底面
から環状保持部の背面にかけて、軸方向に延びる
所要数の圧力開放穴を穿設してなることを特徴と
する船尾管軸封装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1981147120U JPS5852098U (ja) | 1981-10-05 | 1981-10-05 | 船尾管軸封装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1981147120U JPS5852098U (ja) | 1981-10-05 | 1981-10-05 | 船尾管軸封装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5852098U JPS5852098U (ja) | 1983-04-08 |
| JPS621495Y2 true JPS621495Y2 (ja) | 1987-01-14 |
Family
ID=29939991
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1981147120U Granted JPS5852098U (ja) | 1981-10-05 | 1981-10-05 | 船尾管軸封装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5852098U (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE3800706C2 (de) * | 1988-01-13 | 1994-09-01 | Blohm Voss Ag | Bausatz für eine Wellendichtung, insbesondere an einem Stevenrohr eines Schiffes |
| JP5009629B2 (ja) * | 2004-12-20 | 2012-08-22 | イーグル工業株式会社 | 軸封装置 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5835894Y2 (ja) * | 1980-01-16 | 1983-08-12 | エヌオーケー株式会社 | 耐圧シ−ル |
-
1981
- 1981-10-05 JP JP1981147120U patent/JPS5852098U/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5852098U (ja) | 1983-04-08 |
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