JPS62140740A - 自動加工機における加工領域分割処理装置 - Google Patents

自動加工機における加工領域分割処理装置

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JPS62140740A
JPS62140740A JP28024085A JP28024085A JPS62140740A JP S62140740 A JPS62140740 A JP S62140740A JP 28024085 A JP28024085 A JP 28024085A JP 28024085 A JP28024085 A JP 28024085A JP S62140740 A JPS62140740 A JP S62140740A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、CAD (コンピュータ援用設計)等による
部品図データおよび材料図データから、ワークを加工す
る生産設備機械(NC工作機械)のNCデータを自動作
成し、−貫した生産体系のCAM(コンピュータ援用製
作)化を計る自動加工機の加工情報作成処理の過程で、
図形出力との対話処理および自動処理により、加工領域
を分割処理する自動加工機の加工領域分割処理装置に関
し、特に、領域図作成時のMC(マシニングセンタ)以
外の加工機範囲の削除や、工程図作成時の荒・中・仕上
環の工程分割を決定する加工領域分割処理装置に関する
〔従来の技術〕
柔軟性に求む自動生産システムの代表として、F M 
Sは今や実用段階にある。FMSにおいては、コンピュ
ータが、スケジュール計画、加工、段取り計画、工具供
給計画等をオンライン運用することになるが、その上位
に相当するCADの部品図データおよび材料図データの
提示から当該FMSヘダウンロードさせる加工情報作成
装置の構造に関しては、現状では一貫性に乏しく、固定
的で部分的かつ断片的なものである。
〔発明が解決しようとする問題点〕
現在のCAD/CAMシステムは固定的部分的且つ断片
的で一貫性のないものがほとんどである。
たとえ一連のものがあったとしても柔軟性に乏しく実用
に供していないのが現状である。すなわち、今だ切削加
工技術をちりこんだ生産体系にマツチングしたものが確
立されず、不完全なCAD/CAMシステムである。加
工情報は単にNC工作機械の自動運転に必要なNCデー
タに留まらない。
部品の加工をどのような構想でいがなる加工方法で行な
うかの決定が、作成されるNCデータに甚大に反映する
。現状のCA MはすでにNC工作機械上に載置された
部品の加工情報の自動作成が主目的であり、FMSなど
での生産方法の評価を考慮するまでには至っていない。
一方、CADによる部品図データ、材料図データは単に
最終結果を求める加工情?[こすぎず、CAD情報を利
用してNCデータを作成する為には、加工の構想(使用
する機械を決定し、加工の工程手順を決定するなど)や
加工の方法および部品をパレット上に最適な方法で配置
あるいは組合せ、固定すること、所謂段取り方法などに
関する切削加工技術の情報を盛りこむ必要がある。
ここでの問題点は、第1に加工の工程をいかに分割して
使用する機械を決定し生産の効率化、平準化を計るかで
ある。第2に分割された加工工程に対し、部品をバレッ
ト上にどのように配置、あるいは組合せて加工するか、
加工段取りの仕方がある。第3に加工方法をどのように
概念づけるか、そして加工形状、加工精度情報に基づい
て、使用する工具や加工領域の割り付けの処理を検討す
ること、がCA、 DからNC加工へ導く一貫性と柔軟
性のキーポイントである。
本発明の目的は上記事情に鑑み問題を解決するために提
案されたものであって、FMS等に必要な首尾一貫した
加工情報作成装置の一環として使用できる柔軟性と実用
性とを備えた自動加工機の加工領域分割処理装置を提供
することにある。
〔問題を解決するための手段〕
本発明において、上記の問題点を解決するための手段は
、部品サイドから加工設計処理を付与された加工図デー
タと、材料サイドから加工設計処理を付与された素材図
データとから、それらの出力画面との対話処理および自
動処理により加工領域を設定し、領域図データおよび工
程図データを作成する自動加工機の加工領域分割処理装
置であって、領域分割の判定基準および設定基準を用意
する基準データ・メモリと、加工図データおよび素材図
データを合成し、加工領域を設定する加工領域図処理部
と、加工領域に判定基準中の面粗度基準を照合する領域
面粗度判定部と、加工領域に判定基準中の穴径基準を照
合する領域穴径判定部と、前記2つの判定結果により設
定基準に基づ(分割処理を行う領域分割削除処理部と、
前記2つの判定結果により設定基準に基づくシフト処理
を行う領域シフト処理部と、分割・作成された領域図デ
ータをファイルする領域図データ・メモリと、領域図デ
ータを判定基準により判定する工程面粗度判定部および
工程穴径判定部と、それらの判定結果により設定基準に
基づ(分割を行う工程シフト分割処理部と、分割された
工程に機械データを付与する工程図処理部と、作成され
た工程図データをファイルする工程図データ・メモリと
か成ることを特徴とする自動加工機における加工領域分
割処理装置とするものである。
〔作用〕
加工要素の中に、研磨・精密仕上げの面粗度の指示があ
ったとき、基準データのシフト量だけ領域をずらし、面
粗度・公差・精度を修正する。
要素をビックしたときはその要素のみがシフトし、2回
目以降は前回との間の加工要素がずべてシフ1−する。
ビックしないときは、形状の最大面粗度が基準データの
範囲内であれば、加工要素のすべてがシフトする。
荒・軽切削の工程あるいは軽・仕上切削の工程などを作
成するときは、荒・中・仕上領域の自動分割処理を行い
、工程毎に必要な領域の抽出を行う。
荒・仕上あるいは荒・中・仕上のいずれかの指示で、基
準データのシフI−M分だけ領域をずらして分割し、面
粗度・公差・精度を修正する。要素をピンクしたときは
その要素のみがシフトし、2回目以降は前回との間の加
工要素がすべてシフトする。ビックしないときは、形状
の最大面粗度が基準データの範囲内であれば、加工要素
のすべてがシフトする。
基準データは、領域図と同じように、形状コード、面粗
度(最小、最大)、穴径(最小、最大)、シフ)l、修
正面粗度、修正公差、修正精度から構成されている。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明する
第1図は、本発明を実施した自1.IJ加工機の加工領
域分割処理装置の一例を示す構成図で、その加工領域分
割処理装置は、第2図に示されるような加工情報作成装
置の一部に使用されると好適なものであるので、まず加
工情報作成装置全般について説明する。
第2図は加工情報作成装置の一例を示すプロ。
り図で、装置は4つの処理部門に大別される。第1の処
理部門101は加工設計処理とよふもので、CADで作
成された部品図、材料図をデータ入力し、CAM用の加
工図、素材図、領域図、工程図、段取り案データを作成
する。第2の処理部門102は加工方法処理とよぶもの
で、工程図、段取り案データを入力し、加工方法の設定
、工具の設定、工具の統合、工具の検索を行ない加工標
準書としてデータを出力する。第3の処理部門103は
段取り図処理とよふもので、加工設計処理で得られた段
取り案、素材図データ、加工方法処理で得られたデータ
によって、複数の加工部品の段取り組合せ、治具部品の
配置、工具干渉チェックを行ない、段取り図データを作
成する。第4の処理部門104は加工技術処理とよぶも
ので、段取り図データによって、加工順序、加工領域、
加工条件、切削条件の決定を行ない、作業指示書として
データを出力する。そして、得られたデータは、加工デ
ータ変換処理によってパートプログラムに変換される。
次にNCデータ自動作成装置によってパートプログラム
からNCデータを作成する。
第2図においてCPU lに種々の処理データやコマン
ドが画面付キーボード2から入出力装置2aを介して入
出力される。
CAD装置Mから入力される図面データは製品として設
計された部品図データMaと加工される部品の材料図デ
ータMbとの2種類であり、夫々について形状データお
よび付加データ等が入力される。
基準データ・ファイル3は各段で説明するように、各処
理部で処理をする時の基準となる種々の基準データがフ
ァイルされる。機械データ・ファイル4には設備される
機械の機械名、仕様等の機械データ、治具データ・ファ
イル5にはワークを取付け、固定するための冶具データ
、工具データ・ファイル6には使用する工具の工具名、
工具径等の工具データおよび切削条件基準データ・ファ
イル7には切削条件を決めるだめの切削条件基〈■デー
タがファイルされている。
CAD装置Mで作成された部品図データMaおよび材料
図データMbをもとにして、CAMデータとして処理可
能なデータに変換する。加工図データ、素材図データ、
領域図データ、工程図データおよび段取り案データを作
成(これらの処理工程を加工設計とよふ)し処理する。
部品図データは部品図座標系設定処理部8に取り込まれ
部品図の座標系設定が行なわれる。部品図の座標系には
部品座標系、加工面座標系、形状座標系および断面座標
系の4つの座標系が設定される。
断面座標系に形状座標系に、形状座標系は加工面座標系
に加工面座標系は部品座標系にと、それぞれの座標系は
部品座標系に従属し、変換データを有して互いに関連し
リンクされている。部品図座標系設定処理部8で設定さ
れた4つの座標系に基づいて加工形状処理部9では加工
形状を面加工、溝カロエ、側面加工、ポケット加工、穴
加工および殺人加工の夫々に集約し形状分類される。各
種座標系をもとに処理された加工形状データは加工図デ
ータとしてメモリ18に記憶され出力される。
材料図データは材料図座標系設定処理部10に取り込ま
れ、材料図の座標系設定が行なわれる。
材料図の座標系設定は部品図の座標系設定と同様である
。材料図座標系設定処理部10で設定された座標系上に
基づいて素材形状処理部11では素材形状を面、溝、側
面、ポケット、穴および設入の夫々に形状分類され素材
図データとしてメモリ19に記憶され出力される。
加工図データと素材図データは、これらを合成する加工
領域図処理部12に取り込まれる。加工図データ18と
素材図データ19とが合成されることによって、削りと
るべき部分の領域作成処理が行われ、さらに領域図修正
処理部13で′gr磨代あるいは精密仕上代などの領域
修正処理が行われて、加工の領域図データがメモリ20
に記j12され出力される。
個々の領域図データは、加工領域分割処理部14に取り
込まれて、荒・中・仕上領域の自動分割を行なう加工領
域の分割は、部品を1工程(同一部品において機械を複
数台使用して、異なる加工を行なう場合や、パレット上
の部品の配置や取付は固定の仕方を変更(段取り替え)
して加工する場合の工程である)で加工しない場合、す
なわち、複数工程に分割して荒・中仕上加工を行なう場
合に処理される。加工領域を分割処理し、分割処理した
データと機械データ・ファイル4の機械データが工程図
処理部15に取り込まれ、使用する機械を指示し、指示
された機械において、段取り (部品をバレットに取付
は固定する作業をいう)1回で加工する、いわゆる1工
程での自動加工が可能な加工形状を集めて工程図データ
を作成しメモリ21に記憶される。
工程図データ、素材図データおよび冶具データは段取り
案処理部16に取り込まれて、治具ベースを選択し工程
図(工程ごとの領域図データ)および素材図(ワーク)
、治具部品(ストッパ、締め1反およびボルトなど)の
配置を行なう処理がなされる。さらに工具干渉チェック
処理部17で機械原点や工具を表示して移動することに
より干渉チェックを行なって1工程における部品および
治具の適正な配置と各形状のデータや各座標系を連結す
る変換データを得る。段取り案データはメモリ22に記
憶され出力される。
以上の処理を1部品の各工程毎に行ない、加工図データ
・メモリ18、素材図データ・メモリ1つ、領域図デー
タ・メモリ20、工程図データ・メモリ21および段取
り案データ・メモリ22に記1なされた夫々のデータを
1工程分として逐一作業ファイル(1154にファイル
される。
以後、連続して工程毎に処理がなされるが、工程毎終了
信号でゲート56が開き、作業ファイル(1154にフ
ァイルされたすべてのデータの加工設計ファイル59に
ファイルされる。1部品が終了すると、次の部品図の処
理が行なわれる。上記の手順を、各部品毎、且つ工程毎
に行なうことにより、加工設計の処理がなされる。
次に、上述した加工設計ファイル59にファイルされて
いる各データと基準データ等をもとにして以下に詳述す
る加工方法の処理がなされる。
加工設計ファイル59にファイルされた必要なデータと
基準データ・ファイル3にファイルされている必要な基
準データが加工領域分割処理部23に取り込まれて前記
6種の加工方法(面、溝、穴、段大、ポケット、側面)
についてそれらの加工方法毎に領域を分割する処理がな
され、加工方法毎領域データがメモリ30に記憶されて
出力される。加工方法毎の領域処理は、加工方法の優先
指示や加工方法において分割すべき判別データなどの基
準データを基に行なわれる。
加工方法毎領域データは必要な基準データとともに加工
方法毎加工内容処理部24に取り込まれて、加工内容毎
に加工内容データ例えば加工径、加工深さ等が処理され
て作成され加工方法毎加工内容データがメモリ31に記
憶されて出力される。
基準データは、加工方法コードの決定用データ、工具コ
ード毎の工具径や工具長さデータ、仕上程度の決定用デ
ータ、工具コードの決定用データなどである。
加工方法毎領域データ・メモリ30に記憶されている加
工方法毎領域データ、加工方法毎加工内容データ・メモ
リ31に記憶されている加工方法毎加工内容データおよ
び必要な基準データは、工具検索処理部25に取り込ま
れて、加工方法に対する工具コード(フェイスミルカッ
タやエンドミルカッタなど)を設定し、工具毎に荒・中
・仕上加工等の分割処理を行って工具毎領域データを作
成しメモリ32に記憶されて出力される。工具毎領域デ
ータは、荒・仕上加工あるいは荒・中・仕上加工の分割
基準データに基づいて、工具コード毎に加工領域を設定
する。工具毎領域データは必要な基準データとともに工
具毎加工内容処理部26に取り込まれ、工具コード(フ
ェイスミルカッタやエンドミルカッタなど)毎の加工径
や加工深さなどが処理されて工具毎加工内容データがメ
モリ33に記憶されて出力される。基準データは工具毎
の工具径や工具長さなどの設定データである。
工具毎加工内容データと必要な基準データは統合指示処
理部27に取り込まれて工具毎領域から共通領域のもの
例えば同一工具で切削可能な共通領域を統合して指示せ
しめるように処理して作成され、統合指示データがメモ
リ34に記憶されて出力される。基準データは工具コー
ド毎のメモリテーブルに加工可能深さなどが用意されて
いる。
また、工具径や工具中の範囲を荒・中・仕上げ加工毎に
設定している。
工具毎加工内容データ、統合指示データ、工具データ・
ファイル6にファイルされている工具データ、機械デー
タおよび必要な基準データは工具検索処理部28に取り
込まれて工具の検索を行ない使用工具を決定する処理が
なされる。作成された使用工具データは使用工具データ
・メモリ35に記憶され出力される。
加工方法毎領域データ・メモリ30、加工方法毎加工内
容データ・メモリ31、工具毎領域データ・メモリ32
、工具毎加工内容データ・メモリ33および統合指示デ
ータ・メモリ34に夫々記1aされたデータに基づいて
加工標準書作成処理部29に取り込まれて、工具毎の工
具径、仕上程度、加工面などの加工内容をリスト表示す
る加工標準書が作成処理されて加工標準書出力データが
メモリ36に記憶され出力される。
これらのメモリ30〜36に記憶された出力データは1
部品の工程別に作業ファイル(2155に逐一ファイル
される。工程毎の処理が行なわれてその部品についての
加工標準書データが作成されると、部品毎終了信号がゲ
ート58を開き、作業ファイル(2155にファイルさ
れた各データが加工方法ファイル60にファイルされる
。1部品の各工程毎の処理が終了すると、次の部品のデ
ータをCAD装置Mから入力し、第1の処理部門101
および第2の処理部門102の処理が操り返される。
次に、加工設計ファイル59、および加工方法ファイル
60に基づいて、以下に詳述する段取り図処理と加工技
術処理がなされる。
加工設計ファイル59にファイルされた段取り案データ
、基準データ・ファイル3にファイルされている必要な
基準データ、治具データ・ファイル5にファイルされて
いる治具データ、工具データ・ファイル6にファイルさ
れている工具データおよび加工方法ファイル60にファ
イルされている各データが段取り組合せ処理部37に取
り込まれて、各座標系の連結に基づいて複数個の部品配
置による段取りの組合せ、治具部品の配置および工具干
渉チェックを行う処理がなされる。さらに優先指示処理
部38では部品、加工面、工具の優先指定をし、優先指
示により加工順序を制御する処理がなされて段取り図デ
ータがメモリ44に記憶され出力される。
段取り図データ・メモリ44に記憶された段取り図デー
タは作業ファイル(3161に逐一ファイルされる。段
取り開缶の終了信号によりゲート62が開き段取り図、
加工技術ファイル63に段取り図データはファイルされ
る。段取り図データ、工具毎加工内容データ、必要な基
準データが工具毎加工順序処理部39に取り込まれ、前
記優先指示に従い加工順序決定テーブルに基づいて工具
毎の加工順序を決める処理がなされて工具毎加工順序デ
ータがメモリ45に記憶され出力される。
必要な基準データ、工具毎領域データ、工具毎加工内容
データおよび使用工具データが加工領域処理部40に取
り込まれて、面加工領域の統合すなわち、工具毎の加工
領域のうち、同一加工面で同一工具での面加工が複数あ
る場合に統合が行なわれる。溝、側面、ポケット加工の
側面部および底面部などの加工分割すなわち、決定され
た工具毎の加工領域に対し、複数回の加工によって行な
ねれる場合に基準データに従って分割が行なわれ、最終
の加工領域を作成する処理がなされて加工領域データが
メモリ46に記憶される。
基準データは、1回の深さ方向切込量の底面の余裕量、
工具毎の側面の径方向シフトffl、ボケ・ットの径方
向シフl−ff1などである。必要な基準データ、加工
領域データ、工具毎加工内容データおよび工具データが
加工条件処理部41に取り込まれて、動きのタイプ(直
線、円弧、ドリル加工のサイクルなど)動きのパラメー
タ、(切削方向、切込半径、逃げ量など)クリアランス
(早送りの余裕見積り)およびクーラントの有無等の加
工条件を決める処理がなされて加工条件データがメモリ
47に記憶される。工具コード、仕上程度、深さ方向切
込み、径方向切込み、材料別切削速度、送り速度が設定
された切削条件テーブルを有する切削条件基準データ、
工具毎加工内容データ、工具データ、段取り図デー、夕
および加工条件データが切削条件処理部42に取り込ま
れて、切込み、切削速度、送り速度の切削条件を決める
処理がなされて、切削条件データが切削条件データ・メ
モリ48に記憶される。
工具毎加工順序データ、加工条件データ、切削条件デー
タ、工具データおよび工具毎加工内容データが作業指示
書作成処理部43に取り込まれて第6図に示す如き加工
順序毎に工具データ、回転数、送り速度および加工面等
の作業指示リストを表示する処理がなされて作業指示書
出力データがメモリ49に記憶されて出力表示される。
メモリ44〜メモリ49に記t9された各データは逐一
作業ファイル(3161にファイルされる。
段取り図処理および加工技術の処理がなされ、段取り回
毎加工技術終了信号によってゲート62が開き、作業フ
ァイル(3)61にファイルされた各データが段取り図
・加工技術ファイル63にファイルされる。
パートプログラム変換に必要な基準データ、加工方法フ
ァイル60、段取り図、加工技術ファイル63の夫々に
ファイルされている各データ、お・よび機械データが加
工データ変換処理部50に取り込まれてパートプログラ
ムに変換処理されて変換データがメモリ51に記憶され
る。変換データはNCデータ自動作成装置52に取り込
まれてNCプログラムが作成され、指定された機械の加
工用NCテープ53として出力される。またNCプログ
ラムデータはNCデータ・ファイル64にファイルされ
る。
本発明による加工領域分割処理装置は、上記の加工情報
作成装置において、領域図修正処理部13および加工領
域分割処理部14に係わるものであるが、必ずしもそれ
にL長足されるものではない。
第1図において、加工領域分割処理装置は、上位装置の
制御部も兼ねる中央処理部(CPU)1と、対話手段で
あるCRT画面付キーボード2、その入出力ポート装置
、コマンドファイル2b、スタイラスペン2Cおよびタ
ブレット2dとを基幹として備え、CPUIのメインハ
スに、機械データ・メモリ4、加工図データ・メモリ1
8、素材図データ・メモリ19、判定基準データ・メモ
リ71、設定基準データ・メモリ72を備え、処理部門
側に、加工図データおよび素材図データを入力されて加
工領域を設定する加工領域図処理部12と、その加工領
域を判定基準データに照合し、面粗度について判定する
領域面粗度判定部81および穴径について判定する領域
穴径判定部82と、それらの判定結果により分割が決定
されると、設定基準データを適用し、該領域の分割削除
もしくはシフティングのいずれかで処理するための領域
分割削除処理部83および領域シフト処理部84と、作
成された領域図データを格納する領域図データ・メモリ
20と、領域図データを入力され、前記判定基準データ
に照合し、面粗度について判定する工程面粗度判定部8
5および穴径について判定する工程穴径判定部86と、
その判定結果により分割が決定されると、前記設定基準
データに基づいてシフト・分割処理を行う工程シフト分
割処理部87と、分割された工程のおのおのに機械デー
タを付与して工程図を作成する工程図処理部15と、作
成された工程図データを格納する工程図データ・メモリ
21とで構成されている。
第3図は上記装置により加工領域の分割処理を行う作業
の一例を示す手順図である。
手順の第0段は、第4図(イ)に示される如き加工図デ
ータと第4図(ロ)に示さY5ろ如舌素材図データとを
、第1図における加工領域ズ処理部12へ入力して、第
4図(ハ)に示されるような加工領域図データに合成す
ることである。但し、この合成されたデータは、図面上
で表示された研摩代や公差などを付与されたままの状態
にある。
手順の第0段は、上記の合成データを判定基準データと
照合して、領域分割の必要性を判定することである。こ
こで使用される判定基準データおよび設定基準データの
一例を下表に示す。基準データは、形状コード、面粗度
(最小、最大)、穴径(最小、最大)、シフl−41f
t、修正面粗度、修正公差、修正精度から構成されてい
る。
第1表(領域図用基準データ) 上表項目中の面粗度および穴径が判定基準であって、そ
れぞれ第1表の領域面粗度判定部81および領域穴径判
定部82で、加工形状が面(研磨)の場合は上段、加工
形状が設入の場合は下段を適用して判定される。判定結
果は、右方の設定基準と対応される。
加工要素の中に、研摩・精密仕上げの面粗度の指示があ
ったとき、基準データのシフト量だけ領域をずらし、面
粗度・公差・精度を修正する。
要素をピックしたときはその要素のみがシフトし、2回
目以降は前回との間の加工要素がすべてシフトする。ビ
ックしないときは、形状の最大面粗度が基準データの範
囲内であれば、加工要素のすべてがシフトする。
手順の第0段は上記設定基準に基づく処理で、研磨等の
処理Oは領域分割削除処理部83で行われ、穴加工の処
理@は領域シフト処理部84で行われて、領域図データ
が作成され、領域図データ・メモリ20にファイルされ
る。
第5図は上記の手順で分割される領域の各側を示す図で
、図(イ)は面加工、図(ロ)は溝加工、図(ハ)〜図
(ホ)は設入加工を示し研摩代を除いた点線のようにシ
フトされる。
上記では研磨等と表現しているが技術思想としては、今
作ろうとしている加工情報を使用する以外の機械加工で
の工程を意味しており、マシニングセンタが研削加工を
行なうものであれは、分割する必要はない。
手順の第0段は、上記の如く作成された領域図データを
加工工程の見地から検討し、領域分割の必要性を判定す
ることである。ここで使用される基準データを下表に示
す。
第2表く工程図用基準データ) ここでも、面粗度は工程面粗度判定部85で判定され、
穴径は工程穴径判定部86で判定される。
分割が必要と判定された領域は、手順の第0段として、
第1図の工程シフト分割処理部87で、分割もしくはシ
フティングの処理を行う。
荒・軽切削の工程あるいは軽・仕上切削の工程などを作
成するときは、荒・中・仕上領域の自動分割処理を行い
、工程毎に必要な領域の抽出を行う。
荒・仕上あるいは荒・中・仕上のいずれかの指示で、基
準データのシフト量分だけ領域をずらして分割し、面荒
度・公差・精度を修正する。要素をビックしたときはそ
の要素のみがシフトし、2回目以降は前回との間の加工
要素がすべてシフトする。ピンクしないときは、形状の
最大面粗度が基準データの範囲内であれば、加工要素の
すべてがシフトする。
基準データは、領域図と同じように、形状コード、面粗
度(最小、最大)、穴径(最小、最大)、シフト量、修
正面粗度、修正公差、修正精度から構成されている。
第6図(イ)は面加工の一例であり、第6図(ロ)は設
入加工の一例である。
実線で示された部分は既に研磨化が除かれている加工領
域で、この加工面の面粗度、公差、精度は研磨前での完
成状態を示す。この加工領域を点線のように加工領域の
分割を行う。この分割は物によっては数回に分けられる
が、この例では2回に加工する例である。1回目の点線
までの加工においては、2回目の加工での面粗度、公差
、精度を出し得るような加工面にしておかなければなら
ない。このために点線部に修正の面粗度、公差。
精度を付与しなければならない。
手順の第0段は、第4図(ニ)、(ホ)で示す如く、加
工領域図データが分割された工程毎領域データを第1図
の工程図処理部15に入力し、a波データ4から機械名
や工程隘などの諸データを付与して、工具毎の工程図デ
ータを作成することで、作成された工程図データは工程
図データ・メモリ21にファイルされる。
〔発明の効果〕
本発明は、CA Mデータ作成時の加工領域と工具等と
の結びつきを箇々の単純形状で行い、加工能率、加工精
度を含めて割付け、各データ設定段階での分割によりマ
シニングセンタの複雑な加工技術に現実的かつ柔軟に対
応でき、下記の如き効果を奏する。
イ)領域の自動分割機能がいろいろ用意されているため
、必要な箇所で適切な分割処理ができる。
口)基準データを変えることにより、プログラム(モジ
ュール)をかえることなく、種々の自動分割に対応でき
る。
ハ)対話操作と自動分割を組み合わせて使用することに
より、利用者の望む領域を迅速に作成することができる
二)領域をデータベースで表現しているため、領域図で
作成した領域、精密仕上代を除いた領域、工程図で分割
した領域、加工方法毎領域、工具毎領域、加工領域など
の親子・兄弟の関係を明確に保存している。この機能が
、領域の対話処理、加工順序の把握などを可能にしてい
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例のブロック図、第2図は本発
明の実施に好適な加工情報作成装置のブロック図、第3
図は実施例の操作手順図、第4図は図面データ合成処理
の模式図、第5図および第6図は領域分割の説明図であ
る。 1・・・CPU    2・・・CRT画面付キーボー
ド4・・・機械データ・メモリ 12・・・加工領域図処理部 18・・・加工図データ・メモリ 19・・・素材図データ・メモリ 20・・・領域図データ・メモリ 21・・・工程図データ・メモリ 71・・・判定59データ・メモリ 72・・・設定基準データ・メモリ 8L82,85.86・・・判定部 83,84.87
・・・処理部特許出願人   日立精機株式会社 第3図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 部品サイドから加工設計処理を付与された加工図データ
    と、材料サイドから加工設計処理を付与された素材図デ
    ータとから、それらの出力画面との対話処理および自動
    処理により加工領域を設定し、領域図データおよび工程
    図データを作成する自動加工機の加工領域分割処理装置
    であって、領域分割の判定基準および設定基準を用意す
    る基準データ・メモリと、加工図データおよび素材図デ
    ータを合成し、加工領域を設定する加工領域図処理部と
    、加工領域に判定基準中の面粗度基準を照合する領域面
    粗度判定部と、加工領域に判定基準中の穴径基準を照合
    する領域穴径判定部と、前記2つの判定結果により設定
    基準に基づく分割処理を行う領域分割削除処理部と、前
    記2つの判定結果により設定基準に基づくシフト処理を
    行う領域シフト処理部と、分割・作成された領域図デー
    タをファイルする領域図データ・メモリと、領域図デー
    タを判定基準により判定する工程面粗度判定部および工
    程穴径判定部と、それらの判定結果により設定基準に基
    づく分割を行う工程シフト分割処理部と、分割された工
    程に機械データを付与する工程図処理部と、作成された
    工程図データをファイルする工程図データ・メモリとか
    ら成ることを特徴とする自動加工機における加工領域分
    割処理装置。
JP28024085A 1985-12-13 1985-12-13 自動加工機における加工領域分割処理装置 Granted JPS62140740A (ja)

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