JPH057135B2 - - Google Patents

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JPH057135B2
JPH057135B2 JP60281706A JP28170685A JPH057135B2 JP H057135 B2 JPH057135 B2 JP H057135B2 JP 60281706 A JP60281706 A JP 60281706A JP 28170685 A JP28170685 A JP 28170685A JP H057135 B2 JPH057135 B2 JP H057135B2
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JP
Japan
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data
machining
area
processing
tool
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Shigeto Hirata
Hideki Sasaki
Shuichi Kusakabe
Kazuhiko Imada
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Hitachi Seiki Co Ltd
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Hitachi Seiki Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH057135B2 publication Critical patent/JPH057135B2/ja
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02P90/02Total factory control, e.g. smart factories, flexible manufacturing systems [FMS] or integrated manufacturing systems [IMS]

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  • Numerical Control (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、CAD(コンピユータ援用設計)等に
よる部品図データおよび材料図データから、各ワ
ークのNCデータを自動作成し、一貫した生産体
系のCAM(コンピユータ援用製造)化を支援する
加工情報作成処理の過程で、加工図および素材図
の図形データを合成して作成された領域図データ
から、図形出力との対話処理および自動処理によ
り、各加工工程毎の工程図を作成する自動加工機
における加工工程処理装置に関する。
〔従来の技術〕
FMSにおいては、コンピユータがスケジユー
ル計画、加工、段取り計画、工具供給計画等をオ
ンライン運用することになるが、その上位に相当
する部品図データ及び材料図データの提示から当
該FMSへダウンロードさせる加工情報作成装置
の構造に関しては、現状では、一貫性に乏しく、
部分的かつ断片的なものが存在するのみであり、
部品図や材料図に適用されるCAD/CAMも、単
に一部品に対し特定の機械で固定的な工程にもと
づく加工順序でしか実行できなかつた。従つて、
その切削加工技術は生産体系中種々の変化に自由
に対応できるものではなかつた。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記の材料図データは加工前におけるワーク材
料の形状・寸法を示すものであり、部品図データ
は加工終了時における部品の完成形状・寸法を示
すものであつて、言わば、前者から後者への移行
が加工作業である。従来のCAD/CAMは、この
両図を短絡的に処理し、被加工体のみが援用の対
象であつたが、言うまでもなく、加工作業は単純
な1工程で片づくような移行ではなく、工具を初
めとする各種条件や制約の中で、複数の工程を重
ねて到達するものであり、加工領域の作成や工程
の分割はいろいろな可能性の中から最良のものを
えらばなければならないのに、その作業を手間の
かかる手さぐりの机上作業に委ねていた。
本発明は、このような事情に鑑みて開発された
もので、部品毎に加工領域を登録した領域図デー
タを、加工精度や段取り替の見地から更に分割
し、詳細な検討と、迅速な取捨選択と、それらの
繰り返しによつて得られる柔軟性と、生産工程の
平準化とを企ることのできる自動加工機における
加工工程処理装置を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明において、上記の問題点を解決するため
の手段は、部品図および材料図の図形データに加
工領域を設定かつ合成した領域図データから、対
話操作と自動処理により、所要の領域を抽出して
工程図を作成する自動加工機における加工工程処
理装置であつて、加工領域の分割を指定する加工
領域分割処理部と、分割された各加工領域を所望
の見地から取捨選択する領域抽出・削除設定部群
と、抽出された領域を機械名や工程名の制御情報
と共に登録する工程図抽出処理部と、登録された
工程図データから所望の領域を未処理の領域情報
のなかに戻す工程図削除処理部と、工程図データ
を一時保留する工程図データ・メモリとを備える
ことを特徴とする自動加工機における加工工程処
理装置とするものである。
上記の装置において、領域図データは、部品座
標系、加工面座標系、形状種類、形状座標系のよ
うな項目で、作画内容を制限して表示できる。そ
して、分割された加工領域を取捨選択する所望の
見地とは、前記領域図データのいずれの項目に基
づいて取捨選択するかということである。
尚、本明細書で、抽出とは領域図データの一部
もしくは全部を工程図データに作成することで、
削除とは工程図データの一部もしくは全部を領域
図データに戻すことである。
〔作用〕
データベースの領域図を入力して、工程番号を
与え、対話操作および自動処理により、必要な領
域を抽出(登録)し、1つの工程とする。
領域の登録が簡単に行えるように、領域の表
示、領域の抽出、領域の削除、工程番号の修正な
どの機能を用意してある。
表示した領域を指示して抽出するのが基本であ
るが、後記する加工面、加工面座標系、形状種
類、表示している領域の属性(荒・中・仕上)を
キー入力あるいは指示することにより、一括して
抽出することができる。抽出後の領域は、不活性
状態(操作しても無反応)になる。
工程図として登録済みの領域を、残りの領域情
報のなかに戻す(活性状態)ことを、削除で可能
にしている。作画・表示のときと同じように、部
品座標系(全体)、加工面座標系、形状種類、形
状座標系のような項目で制限して削除することが
できる。
抽出前の領域情報は、“表示”で、完成した工
程図は、“参照表示”で作画・表示する。前者で
は、修正・分割などが行えるが、後者では表示の
みである。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に
説明する。
第1図は、本発明を実施した自動加工機におけ
る加工工程処理装置の一例を示すブロツク図であ
る。その加工工程処理装置は、第2図に示される
ような加工情報作成装置の一部に使用されると好
適なものであるので、まず第2図により、加工情
報作成装置全般について説明する。
本発明は4つの処理部門に大別される。第1の
処理部門101は加工設計処理とよぶもので、
CADで作成された部品図、材料図をデータ入力
し、CAM用の加工図、素材図、領域図、工程図、
段取り案データを作成する。第2の処理部門10
2は加工方法処理とよぶもので、工程図、段取り
案データを入力し、加工方法の設定、工具の設
定、工具の統合、工具の検索を行ない加工標準書
としてデータを出力する。第3の処理部門103
は段取り図処理とよぶもので、加工設計処理で得
られた段取り案、素材図データ、加工方法処理で
得られたデータによつて、複数の加工部品の段取
り組合せ、治具部品の配置、工具干渉チエツクを
行ない、段取り図データを作成する。第4の処理
部門104は加工技術処理とよぶもので、段取り
図データによつて、加工順序、加工領域、加工条
件、切削条件の決定を行ない、作業指示書として
データを出力する。そして、得られたデータは、
加工データ変換処理によつてパートプログラムに
変換される。次にNCデータ自動作成装置によつ
てパートプログラムからNCデータを作成する。
第2図においてCPU1に種々の処理データや
コマンドが画面付キーボード2から入出力装置2
aを介して入出力される。
CAD装置Mから入力される図面データは製品
として設計された部品図データMaと加工される
部品の材料図データMbとの2種類であり、夫々
について形状データおよび付加データ等が入力さ
れる。
基準データ・フアイル3は各段で説明するよう
に、各処理部で処理をする時の基準となる種々の
基準データがフアイルされる。機械データ・フア
イル4には設備される機械の機械名、仕様等の機
械データ、治具データ・フアイル5にはワークを
取付け、固定するための治具データ、工具デー
タ・フアイル6には使用する工具の工具名、工具
径等の工具データおよび切削条件基準データ・フ
アイル7には切削条件を決めるための切削条件基
準データがフアイルされている。CAD装置Mで
作成された部品図データMaおよび材料図データ
Mbをもとにして、CAMデータとして処理可能
なデータに変換する。加工図データ、素材図デー
タ、領域図データ、工程図データおよび段取り案
データを作成(これらの処理工程を加工設計とよ
ぶ)し処理する。
部品図データは部品図座標系設定処理部8に取
り込まれ部品図の座標系設定が行なわれる。部品
図の座標系には部品座標系、加工面座標系、形状
座標および断面座標系の4つの座標系が設定され
る。
断面座標系は形状座標系に、形状座標系は加工
面座標系に加工面座標系は部品座標系にと、それ
ぞれの座標系は部品座標系に従属し、変換データ
を有して互いに関連しリンクされている。部品図
座標系設定処理部8で設定された4つの座標系に
基づいて加工形状処理部9では加工形状を面加
工、溝加工、側面加工、ポケツト加工、穴加工お
よび段穴加工の夫々に集約し形状分類される。各
種座標系をもとに処理された加工形状データは加
工図データとしてメモリ18に記憶され出力され
る。
材料図データは材料図座標系設定処理部10に
取り込まれ、材料図の座標系設定が行なわれる。
材料図の座標系設定は部品図の座標系設定と同様
である。材料図座標系設定処理部10で設定され
た座標系上に基づいて素材形状処理部11では素
材形状を面、溝、側面・ポケツト、穴および段穴
の夫々に形状分類され素材図データとしてメモリ
19に記憶され出力される。
加工図データと素材図データはこれらを合成す
る加工領域図処理部12に取り込まれる。加工図
データと素材図データが合成されることによつ
て、削りとるべき部分の領域の作成処理が行なわ
れる。
さらに領域図修正処理部13で研磨代(G W ) あるいは精密仕上代などの領域修正処理が行なわ
れて加工の領域図データがメモリ20に記憶され
出力される。
個々の領域図データは、加工領域分割処理部1
4に取り込まれて、荒・中・仕上領域の自動分割
を行なう加工領域の分割は、部品を1工程(同一
部品において機械を複数台使用して、異なる加工
を行なう場合や、パレツト上の部品の配置や取付
け固定の仕方を変更(段取り替え)して加工する
場合の工程である)で加工しない場合、すなわ
ち、複数工程に分割して荒・中仕上加工を行なう
場合に処理される。加工領域を分割処理し、分割
処理したデータと機械データ・フアイル4の機械
データが工程図処理部15に取り込まれ、使用す
る機械を指示し、指示された機械において、段取
り(部品をパレツトに取付け固定する作業をい
う)1回で加工する、いわゆる1工程での自動加
工が可能な加工形状を集めて工程図データを作成
しメモリ21に記憶される。
工程図データ、素材図データおよび治具データ
は段取り案処理部16に取り込まれて治具ベース
(ここでは、パレツトP)を選択し、工程図(工
程ごとの領域図データ)および素材図(ワーク
WA)、治具部品(ストツパ、締め板およびボルト
など)の配置を行なう処理がなされる。さらに工
具干渉チエツク処理部17で機械原点や工具を表
示して移動することにより干渉チエツクを行なつ
て1工程における部品WAおよび治具の適正な配
置と各形状のデータや各座標系を連結する変換デ
ータを得る。段取り案データはメモリ22に記憶
され出力される。
以上の処理を1部品の各工程毎に行ない、加工
図データ・メモリ18、素材図データ・メモリ1
9、領域データ・メモリ20、工程図データ・メ
モリ21および段取り案データ・メモリ22に記
憶された夫々のデータを1工程分として逐一作業
フアイル(1)54にフアイルされる。
以降、連続して工程毎に処理がなされるが、工
程毎終了信号でゲート56が開き、作業フアイル
(1)54にフアイルされたすべてのデータが加工設
計フアイル59にフアイルされる。1部品が終了
すると、次の部品図の処理が行なわれる。上記の
手順を、各部品毎、且つ工程毎に行なうことによ
り、加工設計の処理が成される。
次に、上述した加工設計フアイル59にフアイ
ルされている各データと基準データ等をもとにし
て以下に詳述する加工方法の処理がなされる。
加工設計フアイル59にフアイルされた必要な
データと基準データ・フアイル3にフアイルされ
ている必要な基準データが加工方法毎領域処理部
23に取り込まれて前記6種の加工方法(面、
溝、穴、段穴、ポケツト、側面)についてそれら
の加工方法毎に領域を分割する処理がなされ、加
工方法毎領域データがメモリ30に記憶されて出
力される。加工方法毎の領域処理は、加工方法の
優先指示や加工方法において分割すべき判別デー
タなどの基準データを基に行なわれる。
加工方法毎領域データは必要な基準データとと
もに加工方法毎加工内容処理部24に取り込まれ
て、加工内容毎に加工内容データ例えば加工径、
加工深さ等が処理されて作成され加工方法毎加工
内容データがメモリ31に記憶されて出力され
る。基準データは、加工方法コードの決定用デー
タ、工具コード毎の工具径や工具長さデータ、仕
上程度の決定用データ、工具コードの決定用デー
タなどである。
加工方法毎領域データ・メモリ30に記憶され
ている加工方法毎領域データ、加工方法毎加工内
容データ・メモリ31に記憶されている加工方法
毎加工内容データおよび必要な基準データは、工
具毎領域処理部25に取り込まれて、加工方法に
対する工具コード(フエイスミルカツタやエンド
ミルカツタなど)を設定し、工具毎に荒・中・仕
上加工等の分割処理を行つて工具毎領域データを
作成しメモリ32に記憶されて出力される。工具
領域データは、荒・仕上加工あるいは荒・中・仕
上加工の分割基準データに基づいて、工具コード
毎に加工領域を設定する。工具毎領域データは必
要な基準データとともに工具毎加工内容処理部2
6に取り込まれ、工具コード(フエイスミルカツ
タやエンドミルカツタなど)毎の加工径や加工深
さなどが処理されて工具毎加工内容データがメモ
リ33に記憶されて出力される。基準データは工
具毎の工具径や工具長さなどの設定データであ
る。
工具毎加工内容データと必要な基準データは統
合指示処理部27に取り込まれて工具毎領域から
共通領域のもの例えば同一工具で切削可能な共通
領域を統合して指示せしめるように処理して作成
され、統合指示データがメモリ34に記憶されて
出力される。基準データは工具コード毎のメモリ
テーブルに加工可能深さなどが用意されている。
また、工具径や工具巾の範囲を荒・中・仕上げ加
工毎に設定している。
工具毎加工内容データ、統合指示データ、工具
データ・フアイル6にフアイルされている工具デ
ータ、機械データおよび必要な基準データは工具
検索処理部28に取り込まれて工具の検索を行な
い使用工具を決定する処理がなされる。作成され
た使用工具データは使用工具データ・メモリ35
に記憶され出力される。
加工方法毎領域データ・メモリ30、加工方法
毎加工内容データ・メモリ31、工具毎領域デー
タ・メモリ32、工具毎加工内容データ・メモリ
33および統合指示データ・メモリ34に夫々記
憶されたデータに基づいて加工標準書作成処理部
29に取り込まれて、工具毎の工具径、仕上程
度、加工面などの加工内容をリスト表示する加工
標準書が作成処理されて加工標準書出力データが
メモリ36に記憶され出力される。
これらのメモリ30〜36に記憶された出力デ
ータは1部品の工程別に作業フアイル(2)55に逐
一フアイルされる。工程毎の処理が行なわれてそ
の部品についての加工標準書データが作成される
と、部品毎終了信号がゲート58を開き、作業フ
アイル(2)55にフアイルされた各データが加工方
法フアイル60にフアイルされる。1部品の各工
程毎の処理が終了すると、次の部品のデータを
CAD装置Mから入力し、第1の処理部門101
および第2の処理部門102の処理が繰り返され
る。次に加工設計フアイル59、および加工方法
フアイル60に基づいて、以下に詳述する段取り
図処理と加工技術処理が成される。
加工設計フアイル59にフアイルされた段取り
案データ、基準データ・フアイル3にフアイルさ
れている必要な基準データ、治具データ・フアイ
ル5にフアイルされている治具データ、工具デー
タ・フアイル6にフアイルされている工具データ
および加工方法フアイル60にフアイルされてい
る各データが段取り組合せ処理部37に取り込ま
れて、各座標系の連結に基づいて複数個の部品配
置による段取りの組合せ、治具部品の配置および
工具干渉チエツクを行う処理がなされる。さらに
優先指示処理部38では部品、加工面、工具の優
先指定をし、優先指示により加工順序を制御する
処理がなされて段取り図データがメモリ44に記
憶され出力される。
段取り図データ・メモリ44に記憶された段取
り図データは作業フアイル(3)61に逐一フアイル
される。段取り図毎の終了信号によりゲート62
が開き段取り図、加工技術フアイル63に段取り
図データはフアイルされる。段取り図データ、工
具毎加工内容データ、必要な基準データが工具毎
加工順序処理部39に取り込まれ、前記優先指示
に従い加工順序決定テーブルに基づいて工具毎の
加工順序を決める処理がなされて工具毎加工順序
データがメモリ45に記憶され出力される。
必要な基準データ、工具毎領域データ、工具毎
加工内容データおよび使用工具データが加工領域
処理部40に取り込まれて、面加工領域の統合、
すなわち、工具毎の加工領域のうち、同一加工面
で同一工具での面加工が複数ある場合に統合が行
なわれる。溝、側面、ポケツト加工の側面部およ
び底面部などの加工分割すなわち、決定された工
具毎の加工領域に対し、複数回の加工によつて行
なわれる場合に基準データに従つて分割が行なわ
れ、最終の加工領域を作成する処理がなされて加
工領域データがメモリ46に記憶される。
基準データは、1回の深さ方向切込量や底面の
余裕量、工具毎の側面の径方向シフト量、ポケツ
トの径方向シフト量などである。必要な基準デー
タ、加工領域データ、工具毎加工内容データおよ
び工具データが加工条件処理部41に取り込まれ
て、動きのタイプ(直線、円弧、ドリル加工のサ
イクルなど)動きのパラメータ、(切削方向、切
込半径、逃げ量など)クリアランス(早送りの余
裕見積り)およびクーラントの有無等の加工条件
を決める処理がなされて加工条件データがメモリ
47に記憶される。工具コード、仕上程度、深さ
方向切込み、径方向切込み、材料別切削速度、送
り速度が設定された切削条件テーブルを有する切
削条件基準データ、工具毎加工内容データ、工具
データ、段取り図データおよび加工条件データが
切削条件処理部42に取り込まれて、切込み、切
削速度、送り速度の切削条件を決める処理がなさ
れて、切削条件データが切削条件データ・メモリ
48に記憶される。
工具毎加工順序データ、加工条件データ、切削
条件データ、工具データおよび工具毎加工内容デ
ータが作業指示書作成処理部43に取り込まれて
加工順序毎に工具データ、回転数、送り速度およ
び加工面等の作業指示リストを表示する処理がな
されて作業指示書出力データがメモリ49に記憶
されて出力表示される。メモリ44〜メモリ49
に記憶された各データは逐一作業フアイル(3)61
にフアイルされる。
段取り図処理および加工技術の処理がなされ、
段取り図毎加工技術終了信号によつてゲート62
が開き、作業フアイル(3)61にフアイルされた各
データが段取り図・加工技術フアイル63にフア
イルされる。
パートプログラム変換に必要な基準データ、加
工方法フアイル60、段取り図、加工技術フアイ
ル63の夫々にフアイルされている各データ、お
よび機械データが加工データ変換処理部50に取
り込まれてパートプログラムに変換処理されて変
換データがメモリ51に記憶される。変換データ
はNCデータ自動作成装置52に取り込まれて
NCプログラムが作成され、指定された機械の加
工用NCテープ53として出力される。またNC
プログラムデータはNCデータフアイル64にフ
アイルされる。
本発明を実施した加工工程処理装置は、上記の
加工情報作成装置において、領域図データをもと
にした加工領域分割処理部14および工程図処理
部15に係わるものであるが、必ずしもそれに限
定されるものではない。
第1図において、加工工程処理装置は、上位装
置全体の制御部でもある中央処理部(CPU)1
と、対話手段である画面付キーボード2、その入
出力ポート2a、コマンドフアイル2b、スタイ
ラスペン2c及びタブレツト2dと、CAD装置
Mによる部品図データMaに座標系を設定する部
品図座標系設定処理部8およびそのデータを加工
図データに変換する加工形状処理部9と、CAD
装置Mによる材料図データMbに座標系を設定す
る材料図座標系設定処理部10およびそのデータ
を素材図データに変換する素材形状処理部11
と、作成された加工図データおよび素材図データ
を一時保留する加工図データ・メモリ18および
素材図データ・メモリ19と、それらのデータを
合成し、加工領域を設定する加工領域図処理部1
2および領域図修正処理部13と、その作成デー
タを一時保留する領域図データ・メモリ20と、
加工領域の分割を指定する加工領域分割処理部1
4と、指定された各加工領域を所望の見地から取
捨選択する領域抽出・削除設定部群80と、抽出
された領域を機械名や工程名の制御情報と共に登
録処理する工程図抽出処理部87と、登録された
工程図データから所望の領域を未処理の領域情報
のなかに戻す工程図削除処理部88と、登録され
た工程図データを手動で調整する手動調整部89
と、工程図データを一時保留する工程図データ・
メモリ21とで概略構成され、前記領域抽出・削
除設定部群80は、領域分割抽出設定部81、加
工面抽出設定部82、加工面座標系抽出・削除設
定部83、形状種類抽出、削除設定部84、部品
座標系削除設定部85、形状座標系削除設定部8
6から成る。
第3図は、上記装置の動作手順を示す手順図で
ある。以下、第1図および第3図を対照しつつ、
上記装置の動作を説明する。
手順の第段としては、領域図の入力が行なわ
れる。部品図データMaは部品の加工終了状態を
示すもので、これを画面出力すると、第4図イに
示す如く、縦断面図と平面図で部品の形状および
寸法が示され、これに加工の有無が切削マーク▽
もしくは黒皮マーク〓で付記されている。例え
ば、第4図イにおいては、上面および下面の面加
工AおよびBと中心部分の段穴加工Cが指示され
ている。このような部品図データMaを部品図座
標系設定処理部8に入力し、部品座標系(X01
y01、z01、)を設定し、更に加工形状処理部9で
加工形状A,BおよびCを抽出したのが、第4図
ロの加工図データである。一方、材料図データ
Mbはワークの原材料状態を示すもので、これを
画面出力すると、第5図イに示す如く、縦断面図
と平面図で材料の形状および寸法が示され、これ
に、例えば上下面の取代量A′およびB′と中心部
の居抜き分C′とが、その量値(5mm、5mm、3
mm)を付記されている。このような材料図データ
Mbを材料図座標系設定処理部10に入力し、材
料座標系(x02、y02、z02)を設定したのち、素材
形状処理部11で素材形状A′,B′およびC′を抽
出したのが、第5図ロの素材図データである。
これらの第4図ロおよび第5図ロの各データを
それぞれのデータ・メモリ18,19から加工領
域図処理部12に入力し、画面表示すると、部品
座標系と材料座標系とはそれぞれ任意に設定され
たものであるので、そのままでは画面上で重ね合
わせた状態でなく、例えば第6図ロに示されるよ
うな表示になる。オペレータは、スタイラスペン
2cの操作等により、画面上で部品の同一部分を
重ね合わせるように、材料座標を変換する。この
操作は、いずれの座標系を変換させても差支えな
いが、通常は部品座標系を基幹とする方が馴染み
易い。そして、両データに共通する素材表示デー
タ(図中2点鎖線)Dが合致するように、加工図
と素材図が重ね合わされたものが、第6図イに示
される領域図データである。領域図データはデー
タ・メモリ20に記憶される。但し、この領域図
データは単純な検討でも明らかなように、上面の
加工Aと下面の加工Bとを有していて、段取り替
なしでは加工できない。そこで、少なくとも、第
7図イに示す領域と第7図ロに示す領域とに分割
して、別な工程で加工する必要が生じるわけで、
これを処理するのが本発明の装置である。なお、
領域図修正処理部13は研磨または精密仕上代な
どの領域の修正処理を行なう。
手順の第第は、工程番号の入力である。これ
から抽出を行つて登録したい工程の番号(処理番
号)を入力する。また、領域の抽出完了後、工程
番号を加工順序番号として扱えるように修正する
ことができる。また、使用する機械名も入力す
る。
手順の第段は、上記の領域図データを領域図
データ・メモリ20から加工領域分割処理部14
に呼び出し、分割を指令する。
領域情報は、部品座標系(全体)、加工面座標
系、形状種類、形状座標系のような項目で、作画
内容を制限して表示できる。また、表示後、拡
大、縮小、移動が可能で、中・仕上げ領域のよう
に、巾が狭くて指示しずらい箇所でも簡単に行え
る。
分割された領域は、手順の第段で、分割抽
出、加工面抽出、加工面座標系抽出、形状種類抽
出の4つの抽出コマンドのいずれかが、それぞれ
の対応設定部81,82,83,84に与えられ
ることにより、所定の領域に分割されることにな
る。
分割抽出は、領域の属性(荒加工、中加工、仕
上加工)によつて、領域を抽出する方式である。
加工面抽出は、第8図イに示すように、パレツ
トの4面に対する加工方向を基準として、領域を
抽出する方法である。
加工面座標系抽出は、第8図ロに示すように、
パレツトPに対しては同一の角度θ゜による加工面
であつても、ワークWの形状によつては複数の、
例えば2つの加工面座標系A1およびA2が設定さ
れることがあり、それらに付与された座標系シン
ボルA1もしくはA2毎に領域を抽出する方式であ
る。
形状種類抽出とは、加工形状が第8図ハのツリ
ーに示されるように6つの形状種類に分類される
ので、その種類毎に領域を抽出する方式である。
手順の第段は、領域の登録で、オア・ゲート
101により、上記の抽出設定部のいずれかから
抽出された領域は工程図抽出処理部87へ入力さ
れ、それぞれの抽出方式に従つて仕分けされた形
で、キーボードにより上述した機械名および工程
番号を付されて、工程図データに登録される。こ
のとき、手順の第段として、所望の制御情報を
付加することができる。例えば、FMSラインな
どにおけるステーシヨンNo.や各種の装置名を参考
情報として登録する。
登録された工程図データは、工程図データ・メ
モリ21に格納され、前記領域図データ・メモリ
20のすべての領域が移転されると、抽出作業が
終了するわけであるが、各工程毎の領域図データ
のバランスが極端に悪い場合には、加工能率が悪
いので再度領域分割を検討する必要がある。すな
わち、工程図データ・メモリ21内の領域を任意
に領域図データ・メモリ20へ戻すことが可能
で、これを削除作業と呼ぶ。
削除作業は、加工面座標系削除、形状種類削
除、部品座標系削除、形状座標系削除の4つの削
除コマンドのいずれかが、それぞれの対応設定部
83,84,85,86に与えられることにより
行われる。
加工面座標系削除および形状種類削除は、抽出
で説明したのと同様な基準で行われる。
全データをやり直したい場合は、部品座標系削
除をコマンドし部品座標系削除設定部85に与え
ることにより、全領域に削除設定を適用できる。
形状座標系削除は、形状種類のそれぞれに更に
細分化して設定された座標系に従つて領域を分割
し、削除する方式である。
上記の削除設定部のいずれかにより削除設定さ
れた領域は、オア・ゲート102を介して、工程
図削除処理部88で登録を抹消され、領域図デー
タ・メモリ20へ戻される。
尚、加工面座標系抽出・削除設定部83および
形状種類抽出・削除設定部84は、抽出と削除を
兼ねるので、コマンドはオア・ゲート103およ
び104を介して入力され、領域図データもしく
は工程図データはオア・ゲート105又は106
を介して入力される。また、手動調整部89は手
動調整コマンドを与えられることにより加工面座
標系、抽出・削除設定部83、形状種類抽出削除
設定部84、部品座標系削除設定部85、形状座
標系削除設定部86のいずれかに指令を与え指令
にもとづく部分的削除を行える。
第9図は、抽出と削除の一例を示す説明図で、
実線は活性状態の領域を示し、破線が不活性状態
の領域を示している。まず、図中の左上部を抽出
して工程番号を付与し、次に右半分を抽出して
工程番号を付与し、最後に左下部を抽出して工
程番号を付与し、工程図データを作成したとす
る。しかし、検討の結果、第2工程は加工数が
多過ぎ、例えば加工時間や工具本数に問題がある
とすると、今度は削除作業により右半分を工程図
から領域図へ戻し、あらためて別な抽出方式など
により右下部のみを抽出して工程番号を付与
し、残る右上部を抽出して工程番号を付与す
る。更に、前記の工程番号が加工順と異なつて不
便な場合はソートし直して工程名を再付与するこ
とができる。上記の装置は、このような抽出と削
除を繰り返して最良の領域分割と工程作成に到達
する。
このように、本発明による加工工程処理装置
は、領域の抽出や削除を対話と繰り返し処理によ
り、粗い検討から精細な検討へ進めることがで
き、しかもその抽出や削除は方式別に自動化され
て迅速であり、また、各部品の加工形状を工具を
念頭に置いて認識しつつ工程毎に振り分け、バラ
ンスと柔軟性と生産工程の平準化を企ることがで
きる。残りの領域情報を“表示”で、抽出済みの
工程図を“参照表示”で、必要なときに作画・表
示できるため、非常に難しい工程図の作成が検討
を重ねることによつて簡単に行える。
切削方向の制限で物理的に別工程にするもの、
加工精度上の問題から荒あるいは仕上げの工程に
分割しなければならないものなどを仮に分割した
後、領域の削除、領域の抽出などの機能を繰り返
し利用することにより、詳細な検討が可能にな
る。
工程番号の修正で、実際の工程単位の加工順序
にとらわれないで作業ができる。
〔発明の効果〕
以上、説明したとおり、本発明によれば、詳細
な検討と、迅速な取捨選択と、それらの繰り返し
によつて得られる柔軟性とを備えて最良の領域分
割および工程作成を可能にし、生産工程の平準化
に寄与する自動加工機における加工工程処理装置
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示すブロツク図、
第2図はその実施例を使用する加工情報作成装置
のブロツク図、第3図は一実施例の操作手順図、
第4図〜第6図は部品図、材料図、加工図、領域
図の出力画面を示す摸式図、第7図は工程分割の
説明図、第8図および第9図は抽出・削除の説明
図である。 1……CPU、14……加工領域分割処理部、
20……領域図データ・メモリ、21……工程図
データ・メモリ、80……領域抽出・削除設定部
群、87……工程図抽出処理部、88……工程図
削除処理部、89……手動調整部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 部品図および材料図の図形データに加工領域
    を設定かつ合成した領域図データから、対話操作
    と自動処理により、所要の領域を抽出して工程図
    を作成する自動加工機における加工工程処理装置
    であつて、加工領域の分割を指定する加工領域分
    割処理部と、分割された各加工領域を所望の見地
    から取捨選択する領域抽出・削除設定部群と、抽
    出された領域を機械名や工程名の制御情報と共に
    登録する工程図抽出処理部と、登録された工程図
    データから所望の領域を未処理の領域情報のなか
    に戻す工程図削除処理部と、工程図データを一時
    保留する工程図データ・メモリとを備えることを
    特徴とする自動加工機における加工工程処理装
    置。
JP60281706A 1985-12-14 1985-12-14 自動加工機における加工工程処理装置 Granted JPS62140746A (ja)

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CN103189808B (zh) * 2010-11-04 2015-06-24 三菱电机株式会社 数控加工程序生成方法及其装置

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