JPS62134391A - ペダル推進車両の駆動装置 - Google Patents

ペダル推進車両の駆動装置

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JPS62134391A
JPS62134391A JP27565285A JP27565285A JPS62134391A JP S62134391 A JPS62134391 A JP S62134391A JP 27565285 A JP27565285 A JP 27565285A JP 27565285 A JP27565285 A JP 27565285A JP S62134391 A JPS62134391 A JP S62134391A
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pedal
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pedals
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公裕 土江
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  • Valve Device For Special Equipments (AREA)
  • Mechanical Operated Clutches (AREA)
  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、運搬車や車椅子などの簡易車両に適したペダ
ル推進式の駆動装置に関する。
〈従来の技術とその問題点〉 工場における資材運搬などに広く用いられている運搬車
や、身体障害者用あるいは病人用として用いられている
車椅子のような簡易車両は1作業者や付添い者による手
押し走行が普通であり、車椅子の場合には、主車輪を使
用者自身が手で操作する手回し走行も可能となっている
。しかし、手回し走行式の車椅子は使用者の疲労が大き
く、走行中は手が塞がれてしまう上、手に障害のある人
には不向きであるという問題点がある。また、このよう
な人力式のほかに、バッテリで駆動されるモータなどを
備えた自走式の簡易車両も製作されているが、このよう
な自走式のものは一般に高価になるとともに重量が大き
くなるという問題点がある6 本発明はこのような問題点に着目してなされたものであ
り、ペダルを踏んで走行できる安価で軽量な自走式の簡
易車両を得るのに適したペダル推進車両の駆動装置を提
供することを目的としている。
く問題点を解決するための手段〉 上記の目的を達成するために1本発明のペダル推進車両
の駆動装置は、往復運動を繰返す左右一対のペダルと、
各ペダルに加えられる踏込み力を互いに独立して1個の
ハブ部に伝達する左右一対の連結部材と、上記ハブ部に
支持された1個の駆動輪とを備えており、上記ハブ部は
、車両の本体に固定されるハブ軸と、このハブ軸に回転
自在に支持され、上記各連結部材によって前進方向及び
後退方向に回転される左右一対の駆動体と、上記ハブ軸
に回転自在に支持された1個のハブシェルと、上記各駆
動体の前進方向の回転をそれぞれ上記ハブシェルに伝達
する左右一対の前進用一方向クラッチ、及び各駆動体の
後退方向の回転をそれぞれハブシェルに伝達する左右一
対の後退用一方向クラッチと、これらの各一方向クラッ
チの回転伝達作用を選択的に解除する解除部材、とを備
えている。
〈作用〉 本発明では、往復運動を繰返す左右一対の各ペダルに加
えられる踏込み力によって駆動輪が駆動される。そして
、駆動輪の回転方向は、前進用一方向クラッチと後退用
一方向クラッチの回転伝達作用を選択的に解除すること
によって、前進、後退を任意に選択でき、また同時に回
転伝達作用を解除すれば駆動輪をフリーの状態にするこ
ともでき2足によるペダル操作によって走行する運搬車
や車椅子等の簡易車両が得られる。また、左右のペダル
を互いに逆方向に動くように連動させて交互に踏込むよ
うにすれば、連続的にとぎれることなく駆動力を駆動輪
に加えることが可能であり、小さい足踏み力で走行でき
るペダル推進車両が得られる。
〈実施例〉 次に、図面に示した車椅子に関する第1の実施例と、運
搬車に関する第2の実施例について説明する。
(A)第1の実施例の全体の概略構造 第1図及び第2図は、シートを取除いた状1mの側面図
及び平面図である。図において、(1)は主フレーム、
(2)は主フレーム(1)の後部上方に形成された手押
し操作部、 (3a)(3b)は主フレーム(1)−の
後部両側に取付けられた一対の手操作式主車軸、(4a
) (4b)は主フレーム(1)の前部両側に取付けら
れた一対の自在脚軸であり、これらの基本的な構造は一
般的な車椅子と同様である。
(5)は主フレーム(1)の下部に設けられた駆動機構
であって、補助フレーム(6)、ハブ部(7)、ペダル
部(8)、チェーン(9a) (9b)等を備えており
、(10)はこのハブ部(7)に取付けられている駆動
輪である。なお、各車輪には例えばスポーク式のものが
用いられるが、いずれの車輪もスポークは図示していな
い。この駆動輪(10)は図かられかるように主車輪(
3a) (3b)の中間に設けられ、第3図に示すよう
に、その接地点(10’)が主車輪(3a) (3b)
の各接地点(3a ’) (3b ’)の間隔りの丁度
中点に来るように配置されている。
(B)舵取り機構の構造 自在脚軸(4a) (4b)は、転向の軸心に対して偏
心した位置で車軸を支持した周知の構造のものであるが
、一方の自在脚軸(4a)には、これを偏心して支持す
る保持枠(82)に舵取りハンドル(93)を連結して
、この自在脚軸(4a)を操舵軸としである。この舵取
りハンドル(93)は主フレーム(1)の前方の上部に
位置するように設けられ、使用者によって容易に操作で
きるようになっている。第4図にこの舵取り機構(81
)の構造の一例を示す。
すなわち、保持枠(82)の上端には垂直にスタッドボ
ルト(83)が固定されており、その下部には下側コー
ン(84)が形成され、上部には上側コーン(85)が
ロックナツト(86)で固定され、主フレーム(1)に
適宜の手段で固定されたパイプ(87)の上下両端にわ
ん部材(88)をそれぞれ圧入し、各コーン(84)(
85)をボール(89)を介してわん部材(88)で支
えることにより、スタッドボルト(83)は回動自在に
パイプ(87)、従って主フレーム(1)に取付けられ
ている。他方のh在脚輪(4b)もここまでの構造は同
様であり、この自在脚軸(4b)は単なる従動形の自在
脚軸となっている。
上側コーン(85)の上面には第4図(b)に示すよう
に非円形の突部(85a)が形成されており、この突部
(85a)に適合する凹部を備えた連結パイプ(91)
のフランジ部(91a)を嵌合し、連結パイプ(91)
の中係止部(91b)に通した中ボルト(92)をロッ
クナツト(86)にねじ込むことにより、連結パイプ(
91)とスタッドボルト(83)とを連結しである。更
に、連結パイプ(91)の上端から舵取りハンドル(9
3)のステム(94)を所望の寸法だけ挿入し、ステム
(94)の先端のうす部材(95)を上ボルト(96)
で引きとげ、ステム(94)の先端を内側から拡げてス
テム(94)を連結パイプ(91)に固定しである。こ
れにより舵取りハンドル(93)は保持枠(82)に連
結され、舵取りハンドル(93)を操作することにより
自在脚軸(4a)の方向を制御することができる。
なお、舵取りハンドル(93)は図のような環状のもの
でなく1例えばバー状のものなど、他の形状のものとす
ることもできる。また、この舵取り機構(81)は必要
に応じて他方の自在脚軸(4b)の方に設けることもで
きる。
(C)舵取り機構の動作 次に、1記の舵取り機構(81)の動作について説明す
る。
第5図は自在脚軸(4a) (4b)を上から見た状態
を示している。今、舵取りハンドル(93)を例えば反
時計方向に回したとすると、自在脚軸(4a)はスタッ
ドボルト(83)の軸心を中心として反時計方向に回動
し、車椅子は走行しながら左に曲がり、自在脚軸(4b
)もこれに追従して反時計方向に回動し、左方向への舵
取りが支障なく行なわれる。第5図(b)の実線はこの
状態を示している。また、逆に舵取りハンドル(93)
を時計方向に回すと、自在脚軸(4a)は鎖線のように
時計方向に回動し、これに追従して自在脚軸(4b)も
時計方向に回動し、右方向への舵取りが支障なく行なわ
れるのである。以上は前進中の舵取り操作を行なった場
合の説明であるが、後退中でも同様な舵取り操作が可能
である。
なお1本実施例のように一対の前輪がいずれも自在脚軸
の場合には、舵取り操作は停止中でも可能である。すな
わち、停止中に舵取りハンドル(93)を例えば反時計
方向に回すと、自在脚軸(4a)はその接地点(4a’
)を支点として反時計方向に回動し、主フレーム(1)
の前部は左方向に振られる。
このため、他方の自在脚軸(4b)も、スタッドポル1
〜(83)が左方向に移動するためその接地点(4b 
’)を支点として反時計方向に回動し、自在脚軸(4b
)は操舵輪である自在脚軸(4a)とほぼ同じ方向に向
くことになる。従って、RL初から左に曲がりながら車
椅子の走行が開始されるのである。
すなわち、操舵軸でない自在脚軸(4b)は、舵取り用
の連結機構を特に設けてなくても、舵取りハンドル(9
3)の操作に応じて操舵軸である自在脚軸(4a)に追
従して同じ方向に向きが変るのであり、走行中だけでな
く、停止中でもある程度の舵取り操作ができる。従って
、車椅子に座っている使用者は、後述する駆動機構によ
って走行する時に舵取りを任意に行なうことができるほ
か1手回し走行時の惰力走行中に主車軸(3a) (3
b)を操作せずに舵を取ったり、付添い者による手押し
走行時に自分の意思で方向を変えたりすることも可能と
なるのである。なお、第5図(b)では、左右の自在脚
軸(4a) (4b)を平行に描いであるが、実際に走
行する場合には、自在脚軸(4b)は回転半径の差に応
じて自在脚軸(4a)とはやや異なる回動角度を保ちな
がら自動的に追従することになる。
CD)ハブ部の構造と動作 第6図乃至第11図は、駆動機構(5)の構成要素の一
つであるハブ部(7)の一実施例を示すものであり、 
(11)はハブシェル、 (12a)(12b)はスプ
ロケット、(13a) (13b)は駆動体である。
ハブシェル(11)は外径両端にスポーク穴(16)を
設けたつば(17)をそれぞれ有する円筒状のものであ
り、スポーク(20)によって駆動輪(10)が結合さ
れている。このハブシェル(11)には両端から駆動体
(13a) (13b)が挿入され、ハブシェル(11
)の内径両端入口に形成されたベアリングレースと駆動
体(13a)(13b)の中間外径部に形成されたベア
リングレースとの間にベアリング球(21)を入れて回
転自在に支持される。
駆動体(13a) (13b)は、中心をハブ軸(22
)が貫通しており、内径両端入口に形成されたベアリン
グレースとハブ軸(22)に螺合された玉押(23)の
ベアリングレースとの間にベアリング球(24)を入れ
て回転自在に支持され、端部の大径部はハブシェル(1
1)の両側から外部へ突出し、外周にはスプロケット(
12a’) (12b )が固定されている。ハブ軸(
22)は通常の自転車と同様な手段で補助フレーム(6
)に固定され、補助フレーム(6)は主フレーム(1)
に適宜固定されている。
(35a) (35b)はハブシェル(11)の内周面
両端に設けられた前進用のラチェッ1一部、 (130
a)(130b)はハブシェル(11)の内周面にラチ
ェット部(35a) (35b)と平行に且つ逆向きに
設けられた後退用のラチェット部、(36a) (36
b)は駆動体(13a) (13b)に形成された溝部
に配置してピン(37)により軸着され、駆動体(13
aH13b)の前進回転時にラチェット部(35a)(
:115b)に係合して駆動力を伝える爪、(131a
)(131b)は同様にビン(37)によって軸着され
、駆動体(13a)(13b)の逆転時にラチェット部
(130a) (130b)に係合して駆動力を伝える
爪である。これらの爪(36a)(36b)及び爪(1
31a) (131b)には、係合方向への回動力を付
勢するばね(38) (132)がそれぞれ設けられて
いるが、ばね(3g) (132)は第6図には図示せ
ず、第9図乃至第11図に示しである。なお、冬瓜(3
6a)(36b)(131a)(131b)はそれぞれ
一対ずつ対称に設けられているが、第9図乃至第11図
にはそれらの一方しか示してない、 (1:15a)(
135b)はそれぞれラチェット部(35a)と爪(3
6a) 、及びラチェット部(35b)と爪(36b)
で構成される前進用の一方向クラッチを示し、 (13
6a)(136b)はそれぞれラチェット部(130a
)と爪(131a) 、及びラチェット部(130b)
と爪(t3tb)で構成される後退用の一方向クラッチ
を示している。
(133a) (133b)はハブ軸(22)に摺動自
在に嵌挿されたスライダー、 (40)はスライダー(
133a) (133b)のもどしばね、(41)はス
ライダー(1:13a) (133b)を操作する制御
レバーである。スライダー(133a)及び(133b
)はそれぞれ爪(36a) (131a)及び(36b
) (131b)に対応した長さとなっており、スライ
ダー(133a)には爪(36a) (131a)の間
隔に合せて2個の大径部(133a ’)が設けられ、
またスライダー(133b)には爪(36b) (13
1b)の間隔に合せた長さの1個の大径部(13:ll
b ’)が設けられている。
ハブ軸(22)には貫通穴(22c)が設けられてロッ
ド(42−1) (42−2)が挿通されており、ロッ
ド(42−1)(42−2)の各先端部分ではハブ軸(
22)に直径方向に貫通した長穴(22a) (22b
)が設けられ、スライダー(133a) (133b)
を直径方向に貫通するビン(43a) (43b)が長
穴(22a) (22b)にそれぞれ挿入され、ロッド
(42−1)(42−2)の先端をビン(43a) (
43b)に当接させている。制御レバー(41)はブラ
ケツ1−(44)に軸(45)によって取付けられ、先
端をロッド(42−1)の頭部に当接しており、制御レ
バー(41)を回動してもとしばね(40)の力に抗し
てロッド(42−1) (42−2)を押込むことによ
り、スライダー(133a) (133b)は長穴(2
2a) (22b)に応じた範囲内で移動可能になって
いる。なお、(46)はハブ軸(22)の中央部分に嵌
挿された中間カラーであり、駆動体(13a) (13
b)の内端面部分を支えるとともに、ビン(37)の抜
止めがなされている。この中間カラー(46)はハブ軸
(22)に一体に形成することもできる。
第6図(a)は、スライダー(133a)(133b)
が図の左方向に位置して前進用の一方向クラッチ(13
5a)(135b)が入った状態を示しており、スライ
ダー(133a) (1:J:lb)の大径部(133
a ’) (133b ’)は爪(36a) (36b
)に対してずれた位置にある。従って、爪(36a)(
36b)を第9図(a)のようにラチェット部(35a
) (35b)に係合させる一方、爪(1:31a)(
131b)の後端を押してこの爪(131a) (13
1b)を傾動させ、同図の(b)のようにラチェット部
(130a) (130b)との係合を解除した状態と
なっている。従って、駆動体(13a)(13b)の前
進回転によってハブシェル(11)も前進回転し、車椅
子の前進走行が行なわれる。また。
駆動体(13a) (13b)が停止した場合及び逆回
転した場合にもハブシェル(11)の前進回転は可能で
あって、支障なく惰力走行することができ、ペダルを用
いない手回し走行や手押し走行ももちろん可能である。
またペダル部(8)は後述のようにペダルを往復運動さ
せる構造であるが、このペダルの往復運動にも全く支障
は生じない。
第6図(b)は、制御レバー(41)を時計方向に回転
させてロッド(42−1)(42−2)を押込み、スラ
イダー(133a) (133b)を最も右側に位置さ
せて後退用の一方向クラッチ(136a) (136b
)が入った状態を示している。すなわち、第10図のよ
うにこの時には、第6図(a)とは逆に大径部(133
a ’) (133b ’)は爪(131a) (13
1b)に対してずれた位置にあり、この爪(131a)
 (131b)がラチェッ1一部(130a) (1:
1Ob)と係合している。従って、駆動体(13a) 
(13b)の逆回転によってハブシェル(11)は逆回
転し、車椅子を後退させることができるのであり、後方
への惰力走行や、ペダルを用いない手回し走行や手押し
走行が可能であることはもちろんである。
ところで、後述の第12図に示す実施例のように、左右
のペダルをその往復運動が互いに逆に行なわれるように
連動させた場合には1例えば前進用の一方向クラッチ(
135a) (135b)が入った状態の時に左右のス
プロケットを同時に逆回転させようとしても、左右のペ
ダルが逆方向に動こうとして互いに突張り合う状態とな
り、2個のスプロケットを同時に逆回転させることがで
きず、この状態のままでは後退が不可能で不便である。
そこで本実施例では、スライダー(133a) (13
3b)によりすべてのクラッチを切ってハブシェル(1
1)をフリーな状態とし、ペダル操作によらないで前進
及び後退を可能とするようにしている。
第6図(c)はこの状態を示したものであり、ロッド(
42−1)(42−2)を中間位置まで押込み、前進用
と後退用のいずれの一方向クラッチも切れた状態となっ
ている。すなわち、スライダー(133a) (133
b)は中間の位置にあって、第11図のように大径部(
133a’) (133b’)はすべての爪を傾動させ
て各ラチェット部との係合が解除されている。従って、
ハブシェル(11)は駆動機構から切離されてフリーな
状態となり、自由に回転できるのである。
第1図及び第2図のクラッチレバ−(30)は、制御レ
バー(41)の角度を制御し、上述の前進、後退。
フリーの3種類の状態を任意に切替えるために設けられ
たものであり、クラッチレバ−(30)と制御レバー(
41)とはワイヤ(31)で連結されている。
なお、大径部(133a’) (133b’)と爪(3
6a) (36b)及び(131a) (131b)と
が相互に接触する面はテーパ状とし、スライダー(13
3a) (133b)の移動が円滑に行なわれるように
しである。
また、第1図及び第2図に示す(32)はブレーキレバ
ーであり、ワイヤ(33)を介して操作されるブレーキ
(34)が駆動輪(10)に設けられている。これらの
ブレーキ機構としては通常の自転車用のものが利用でき
、車椅子に一般に設けられている主車輪のタイヤを押さ
える形式のブレーキ機構(図示せず)とは別に設けられ
ている。
(E)ペダル部の構造と動作 第12図は駆動力を発生するペダル部(8)の一実施例
であり、以下これについて説明する。
(51)は主フレーム(1)(図示せず)の前部下方に
設けられた密閉型の歯車箱であり、歯車箱(51)内で
2個の歯車(52a) (52b)をかみ合せ、歯車(
52a)(52b)を取付けたクランク軸(53a) 
(53b)を歯車箱(51)の両側面でベアリング(5
4)で支えてそれぞれ反対方向に左右に突出させ、突出
端にスプロケット(55a) (55b)とクランク(
56a) (56b)を固定し、クランク(56a) 
(56b)の先端にペダル(8a) (8b)をそれぞ
れ取付けである。スプロケット(55a) (55b)
には歯底と中心の間に円弧状の長穴(57)をそれぞれ
設け、歯車箱(51)から突出させたス1−ツバ−ビン
(58)と組合わせることにより、クランク(56a)
(56b)が水平方向を含む一定範囲内で回動できるよ
うにしてあり、スプロケット(55a) (55b)と
前述したハブ部(7)のスプロケット(12a)(12
b)との間t;は、駆動用のチェーン(9aH9b)が
それぞれ掛けられている。
なお1本実施例では、歯車(52a) (52b)のか
み合せによって左右のクランク(511;a) (56
b)が連動しているので、長穴(57)はスプロケット
(55a) (55b)の一方にあればよく、またこの
ような回動範囲の規制は1例えば歯車(52a) (5
2b)に歯が形成されていない部分を設けるなど、他の
手段によって行なうことができる。
本実施例のペダル部(8)はこのような構成であり、左
右のペダル(8a) (8b)の一方を踏込むと他方が
上るので、これを交互に踏込むことによってその駆動力
がチェーン(9a) (9b)を介してハブ部(7)に
伝達され、ハブ部(7)の駆動体(13a) (13b
)が交互に前進方向及び逆方向に駆動されてハブシェル
(11)、すなわち駆動輪(10)が回転し、クラッチ
レバ−(30)の操作に応じて車椅子を前方あるいは後
方に走行させることができるのである。この時。
ペダル(8a) (8b)は踏込み方向に対して直角な
方向、すなわちこの例においては、水平方向を含む一定
の範囲内で往復するものであるため、踏込み力を効率よ
くしかもとぎれることなく駆動力に変換することができ
る。また、この時の足を動かす範囲はペダルの軌跡が円
軌道を描く通常の自転車のものよりも少なく、しかも回
転を意識せず単に交互に踏込むだけでよいため、車椅子
を使用するような状態にある人の脚力でも十分走行させ
ることが可能である。
(F)第2の実施例の構造と動作 第13図及び第14図は、前輪が2輪となった自転車タ
イプの運搬車における実施例を示す。
主フレーム(201)の前部両側に設けられた方向可変
車輪(204a) (204b)の一方は保持枠(2g
2a)が偏心している自在脚軸、他方は保I、1枠(2
82b)が偏心していない操舵輪となっており、主フレ
ーム(201)の後部には、駆動輪(210)が設けら
れている。
方向可変車輪(204a) (204b)は、第4図で
説明した第1の実施例と同様な構造によって主フレーム
(201)に取付けられており、操舵輪である方向可変
車輪(204b)には、第4図と同様な構造により舵取
りハンドル(293)が連結されて舵取り機構(211
11)を構成している。[動輪(21Q)を駆動する駆
動機構(205)は、ハブ部(207)、ペダル部(2
08)等で構成されている。このハブ部(207)には
、第6図乃至第11図で説明したハブ部(7)と同じ構
造のものが使用され、またペダル部(208)には、第
12図で説明したペダル部(8)と同じ構造のものが使
用されており、ペダル(208a) (208b)に加
えられる足踏み力はチェーン(2Q9a ) (209
b )を介してハブ部(207)に伝えられる。(23
0)はワイヤ(231)を介してハブ部(7)のクラッ
チ操作を行なうクラッチレバ−1(232)はワイヤ(
233)を介してブレーキ(234)を操作するブレー
キレバーである。
本実施例は上述のように構成されており、使用者は荷台
(300)のヒに荷物(301)を載せ、ペダル(8a
)(8b)を踏んで走行する。前進、後退、フリーの切
替えは、クラッチレバ−(230)を操作することによ
って任意に行なうことができ、舵取りハンドル(29:
3)を操作して操舵軸である方向可変車輪(204b)
の方向を変えれば、自在脚軸(204a)はこれに追従
して同じ方向に向きが変るので、任意の方向に進むこと
ができる。
〈実施例の効果〉 一上述のように、第1の実施例の車椅子は1足踏みペダ
ル式の駆動機構(5)を設け、左右の手操作式主車輪(
3a) (3b)の間に駆動輪(10)を設けた自走式
の車椅子である。使用者はペダル(8a) (8b)を
踏み、舵取りハンドル(93)を操作することにより、
任意の方向に走行することができ、惰力走行やブレーキ
レバー(32)によるブレーキ操作も可能である。また
、クラッチレバ−(30)の操作により駆動輪(10)
をペダルから切雛して通常の車椅子と同じ使い方をした
り、ペダルを踏んで後方へ走行したりするなどの使い方
もできる。また、駆動輪(lO)の接地点は主車輪(3
a) (3b)の接地点の中央に配置されているので、
駆動力が左右に片寄らず中央に加わるため良好な直進性
が得られ、方向転換の際も左右いずれにも同等な駆動力
が加わって円滑に曲がることができ、駆動輪(10)を
駆動しないで手押し走行などで走行する場合にも、駆動
輪(10)が中央にあるので左右いずれかが重くなった
り、方向転換の邪魔になったりするようなことはない。
なお1通常の車椅子の場合には、使用者は全く足を使う
機会がないが、本実施例ではペダルを踏む力が小さくて
すみしかも楽に走行できるので、使用者が自分の足を使
うことができ、障害者のリハビリテーションなどに利用
することも可能な車椅子が得られる。
また、第2の実施例の運搬車は1足踏みペダル式の駆動
機構(205)により後部に1個だけ設けられた駆動輪
(210)を駆動して走行し、舵取りハンドル(293
)を操作することにより任意の方向に曲がることができ
、また後退も可能で小回りのきく運搬車として使用する
ことができる。特に動力が足踏み力であるため、火気を
避けるべき坑内や。
排気ガスを避けるべき密閉された作業場等での使用に適
した運搬車が得られる。
〈発明の効果〉 上述の実施例の説明からも明らかなように、本発明のペ
ダル推進車両の駆動装置は、往復運動を繰返す左右一対
のペダルに加えられる踏込み力によって1個の駆動輪を
駆動し、駆動輪の回転方向は、前進用一方向クラッチと
後退用一方向クラッチの回転伝達作用を選択的に解除す
ることによって任意に選択でき、また同時に回転伝達作
用を解除して駆動輪をフリーの状態にもできるようにし
たものである。従って、モータなどの機械動力を利用せ
ず1足によるペダル操作によって走行する安価で軽量な
運搬車や車椅子等の自走式簡易車両を得ることができる
。また、左右のペダルを互いに逆方向に動くように連動
させて交互に踏込むようにした場合には、連続的にとぎ
れることなく駆動力を駆動輪に加えることが可能となっ
て小さい足踏み力で走行でき、しかも、クラッチの操作
によって前進、後退、フリーのそれぞれの状態を任意に
選択できて使いやすいペダル推進車両が得られ、特に車
椅子に応用すれば1脚力が不足する障害者にも適した車
椅子を提供することが容易となるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第12図は本発明の第1の実施例を示すもの
である。 第1図はシートを除いた状態の側面図、第2図は開平面
図、第3図は駆動輪と主車輪との関係を示す図である。 第4図の(a)及び(b)は舵取り機構の一実施例の一
部破断側面図及び上側コーンの平面図、第5図の(a)
及び(b)は舵取り機構の動作説明図である。 第6図乃至第11図はハブ部の構造の一例を示すもので
、第6図(a)乃至第6図(c)は一部破断乎面図、第
7図は同要部の破断平面図、第8図は同一ヒのハブ軸の
平面図、第9図乃至第11図は動作説明図である。 第12図はペダル部の構造の一例を示すもので。 (、)は側面図、(b)は正面図、(C)は(b)図の
C−C線に沿う一部破断平面図である。 第13図及び第14図は第2の実施例を示すものであり
、第13図は側面図、第14図は平面図である。 (3a) (3b)−主車輪、 (3a ’) (3b
 ’)−接地点、(5)(205)・・・駆動w1構、
 (7)(207)・・・ハブ部、 (8)(208)
・・・ペダル部、 (8a)(8b)(208a)(2
08b)−ペダル、(9a) (9b) (209a)
 (209b)−チェーン(連結部材)、(10) (
210)・・・駆動輪、(10’)・・・接地点、 (
11)・・・ハブシェル、 (13a’)(13b)”
・駆動体、(22)・・・ハブ軸、(35a)(35b
) (130a) (130b)−ラチェット部、(3
6a)(36b) (1:111a) (131b)−
爪、 (133a)(133b)−スライダー(解除部
材)、 (133a’)(133b’)−大径部、(1
35a) (1:15b)−前進用一方向クラッチ、(
136a)(136b)・・・後退用一方向クラッチ。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)往復運動を繰返す左右一対のペダルと、各ペダル
    に加えられる踏込み力を互いに独立して1個のハブ部に
    伝達する左右一対の連結部材と、上記ハブ部に支持され
    た1個の駆動輪とを備えており、 上記ハブ部が、 車両の本体に固定されるハブ軸と、 上記ハブ軸に回転自在に支持され、上記各連結部材によ
    って前進方向及び後退方向に回転される左右一対の駆動
    体と、 上記ハブ軸に回転自在に支持された1個のハブシェルと
    、 上記各駆動体の前進方向の回転をそれぞれ上記ハブシェ
    ルに伝達する左右一対の前進用一方向クラッチ、及び各
    駆動体の後退方向の回転をそれぞれハブシェルに伝達す
    る左右一対の後退用一方向クラッチと、 上記各一方向クラッチの回転伝達作用を選択的に解除す
    る解除部材、 とを備えていることを特徴とするペダル推進車両の駆動
    装置。
  2. (2)各駆動体がハブ軸に回転自在に支持され、ハブシ
    ェルがこれらの各駆動体によって回転自在に支持され、
    各一方向クラッチが、それぞれハブシェルの内周面に形
    成されたラチェット部と駆動体に設けられた爪とで構成
    されている特許請求の範囲第1項記載のペダル推進車両
    の駆動装置。
  3. (3)各一方向クラッチの回転伝達作用を解除する解除
    部材が、ハブ軸に摺動自在に嵌挿されたスライダーであ
    り、このスライダーの位置を制御することによりスライ
    ダーの外周に形成された大径部で爪を傾動させ、爪とラ
    チェット部との係合を選択的に解除するようにした特許
    請求の範囲第2項記載のペダル推進車両の駆動装置。
  4. (4)各ペダルに加えられる踏込み力をハブ部に伝達す
    る左右一対の連結部材がチェーンである特許請求の範囲
    第1項、第2項又は第3項記載のペダル推進車両の駆動
    装置。
  5. (5)往復運動を繰返す左右一対のペダルが互いに逆方
    向に動くように連動しており、一方の駆動体が前進方向
    に回転する時には他方の駆動体が後退方向に回転するよ
    うにされた特許請求の範囲第1項、第2項、第3項又は
    第4項記載のペダル推進車両の駆動装置。
  6. (6)車両が、左右で一対となる手操作式主車輪を備え
    た車椅子であって、上記主車輪の間に駆動輪が設けられ
    ており、且つ上記駆動輪がその接地点が主車輪の接地点
    の中央に位置するように配置された特許請求の範囲第1
    項、第2項、第3項、第4項又は第5項記載のペダル推
    進車両の駆動装置。
JP27565285A 1985-12-07 1985-12-07 ペダル推進車両の駆動装置 Pending JPS62134391A (ja)

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JP (1) JPS62134391A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06344971A (ja) * 1993-06-11 1994-12-20 Jitensha Sangyo Shinko Kyokai 上肢によるレバー駆動自転車
JP2008037340A (ja) * 2006-08-09 2008-02-21 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電動アシスト車両

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JPH06344971A (ja) * 1993-06-11 1994-12-20 Jitensha Sangyo Shinko Kyokai 上肢によるレバー駆動自転車
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