JPS62133021A - グラス皮膜の密着性がよくかつ鉄損の低い方向性電磁鋼板およびその製造法 - Google Patents
グラス皮膜の密着性がよくかつ鉄損の低い方向性電磁鋼板およびその製造法Info
- Publication number
- JPS62133021A JPS62133021A JP27342185A JP27342185A JPS62133021A JP S62133021 A JPS62133021 A JP S62133021A JP 27342185 A JP27342185 A JP 27342185A JP 27342185 A JP27342185 A JP 27342185A JP S62133021 A JPS62133021 A JP S62133021A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- annealing
- steel sheet
- oriented electrical
- glass film
- iron loss
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C21—METALLURGY OF IRON
- C21D—MODIFYING THE PHYSICAL STRUCTURE OF FERROUS METALS; GENERAL DEVICES FOR HEAT TREATMENT OF FERROUS OR NON-FERROUS METALS OR ALLOYS; MAKING METAL MALLEABLE, e.g. BY DECARBURISATION OR TEMPERING
- C21D3/00—Diffusion processes for extraction of non-metals; Furnaces therefor
- C21D3/02—Extraction of non-metals
- C21D3/04—Decarburising
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C21—METALLURGY OF IRON
- C21D—MODIFYING THE PHYSICAL STRUCTURE OF FERROUS METALS; GENERAL DEVICES FOR HEAT TREATMENT OF FERROUS OR NON-FERROUS METALS OR ALLOYS; MAKING METAL MALLEABLE, e.g. BY DECARBURISATION OR TEMPERING
- C21D8/00—Modifying the physical properties by deformation combined with, or followed by, heat treatment
- C21D8/12—Modifying the physical properties by deformation combined with, or followed by, heat treatment during manufacturing of articles with special electromagnetic properties
- C21D8/1277—Modifying the physical properties by deformation combined with, or followed by, heat treatment during manufacturing of articles with special electromagnetic properties involving a particular surface treatment
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01F—MAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
- H01F1/00—Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties
- H01F1/01—Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties of inorganic materials
- H01F1/03—Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties of inorganic materials characterised by their coercivity
- H01F1/12—Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties of inorganic materials characterised by their coercivity of soft-magnetic materials
- H01F1/14—Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties of inorganic materials characterised by their coercivity of soft-magnetic materials metals or alloys
- H01F1/147—Alloys characterised by their composition
- H01F1/14766—Fe-Si based alloys
- H01F1/14775—Fe-Si based alloys in the form of sheets
- H01F1/14783—Fe-Si based alloys in the form of sheets with insulating coating
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Thermal Sciences (AREA)
- Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
- Electromagnetism (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Metallurgy (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Dispersion Chemistry (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Chemical Treatment Of Metals (AREA)
- Manufacturing Of Steel Electrode Plates (AREA)
- Heat Treatment Of Sheet Steel (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明はグラス密着性がよくかっ鉄)員の低い力向性電
俳14板およびその製造法に関する。
俳14板およびその製造法に関する。
方向性電磁鋼板はトランス、発電機等の電気機器の鉄心
として使用されるが、磁気特性の鉄損特性、励磁特性が
良好であること、およびグラス皮膜特性がすぐれている
ことが重要である。
として使用されるが、磁気特性の鉄損特性、励磁特性が
良好であること、およびグラス皮膜特性がすぐれている
ことが重要である。
通常方向性電磁鋼板はSi 4%以下を含有する珪素
鋼素材を熱間圧延しa要に応じて熱間圧延仮焼鈍し1回
又は2回の冷間圧延工程により、最終仕上厚みの冷延板
を得、次に脱炭焼鈍を行った後、ho 、を主成分とす
る焼鈍分離剤を塗布し最終仕上焼鈍を施してゴス方位を
もった2次再結晶粒を発達させ更にS、Nなどの不純物
を除去するとともにグラス皮膜を生成させ、次いで平坦
化応力除去焼鈍と絶縁コーティング処理を行う工程を経
て製造される。
鋼素材を熱間圧延しa要に応じて熱間圧延仮焼鈍し1回
又は2回の冷間圧延工程により、最終仕上厚みの冷延板
を得、次に脱炭焼鈍を行った後、ho 、を主成分とす
る焼鈍分離剤を塗布し最終仕上焼鈍を施してゴス方位を
もった2次再結晶粒を発達させ更にS、Nなどの不純物
を除去するとともにグラス皮膜を生成させ、次いで平坦
化応力除去焼鈍と絶縁コーティング処理を行う工程を経
て製造される。
ところで方向外電もn鋼板のモ11気特性なかでも鉄[
11特性の改善およびグラス皮膜の改5ルが検8・Iさ
れている。例えは鉄甲を低くするには、方向性電磁鋼板
の板厚を薄くしたり、あるいは結晶粒を小さくすること
が効果のあることがJ、 App1、 Phys。
11特性の改善およびグラス皮膜の改5ルが検8・Iさ
れている。例えは鉄甲を低くするには、方向性電磁鋼板
の板厚を薄くしたり、あるいは結晶粒を小さくすること
が効果のあることがJ、 App1、 Phys。
卵、 (1967)、 1104〜1108真に開示さ
れている。しかし板厚がある厚さより薄(なるとうす電
流用が急激に増加しかえって鉄損が増大する。このため
板jγの厚みによる鉄損の低下には限界がある。
れている。しかし板厚がある厚さより薄(なるとうす電
流用が急激に増加しかえって鉄損が増大する。このため
板jγの厚みによる鉄損の低下には限界がある。
また板厚が薄くなると二次再結晶の発現が不良になると
いう問題も生じる。
いう問題も生じる。
また、方向性電磁鋼板は二次再結晶を十分に発現さセで
、ゴス方位を有する結晶粒を成長させ、励磁特性および
鉄損特性を良好とするのであるから、結晶粒の細粒化に
よる鉄損の低下にも限界がある。
、ゴス方位を有する結晶粒を成長させ、励磁特性および
鉄損特性を良好とするのであるから、結晶粒の細粒化に
よる鉄損の低下にも限界がある。
グラス皮膜の改善については例えば特開昭50−715
26では最終板厚に冷間圧延された方向性電磁鋼板に対
し、脱炭焼鈍を行う前に、その表面層を3 g / m
以上除去するように酸洗して、表面付着物と地鉄表層部
を除去し、脱炭反応、酸化物の形成反応をむらなく進行
させ、脱炭焼鈍後に焼鈍分離剤を塗布し、仕上焼鈍を施
して均一性と密着性のよいMHOSiO□系絶縁皮膜を
形成することが記載されている。
26では最終板厚に冷間圧延された方向性電磁鋼板に対
し、脱炭焼鈍を行う前に、その表面層を3 g / m
以上除去するように酸洗して、表面付着物と地鉄表層部
を除去し、脱炭反応、酸化物の形成反応をむらなく進行
させ、脱炭焼鈍後に焼鈍分離剤を塗布し、仕上焼鈍を施
して均一性と密着性のよいMHOSiO□系絶縁皮膜を
形成することが記載されている。
また特開昭57−101673ではR終板厚に冷間圧延
された方向性電磁鋼帯を脱炭焼鈍後に、MgO等の焼鈍
分離剤を塗布する簡に、前記鋼帯の表面を片面で0.0
25〜0.5 g / rd研削あるいは酸洗によって
除去して、銅板表面層の酸化被膜を除き、次いで焼鈍分
離剤を塗布し仕上焼鈍を施して、密着性がよく均一な灰
色の外観を呈するグラス皮膜を形成することが記載され
ている。
された方向性電磁鋼帯を脱炭焼鈍後に、MgO等の焼鈍
分離剤を塗布する簡に、前記鋼帯の表面を片面で0.0
25〜0.5 g / rd研削あるいは酸洗によって
除去して、銅板表面層の酸化被膜を除き、次いで焼鈍分
離剤を塗布し仕上焼鈍を施して、密着性がよく均一な灰
色の外観を呈するグラス皮膜を形成することが記載され
ている。
これらによって、グラス皮膜の密着性などの皮膜特性の
改善が図られ、また磁気特性についても改善が図られて
いるが、これで十分であるとは言えず、今後さらに検討
して、これらの特性の向上を図ることが望まれている。
改善が図られ、また磁気特性についても改善が図られて
いるが、これで十分であるとは言えず、今後さらに検討
して、これらの特性の向上を図ることが望まれている。
本発明はグラス皮膜“の密着性を高めるとともに、張力
効果を高め鉄損の低い方向外電6fl鋼板を提供するこ
とを[1的として種々の実験と検討の結果完成されたも
のである。
効果を高め鉄損の低い方向外電6fl鋼板を提供するこ
とを[1的として種々の実験と検討の結果完成されたも
のである。
検討の結果、本発明者達は部分的に鋼板地鉄側に突き込
んだ酸化物を形成すると、アンカー(錨)効果を生して
グラス皮膜の密着性が大11に改善され、かつ皮膜の張
力効果も飛躍的に向上して鉄損の低い方向性電磁鋼板が
得られるごとを見出した。
んだ酸化物を形成すると、アンカー(錨)効果を生して
グラス皮膜の密着性が大11に改善され、かつ皮膜の張
力効果も飛躍的に向上して鉄損の低い方向性電磁鋼板が
得られるごとを見出した。
以下、本発明の詳細な説明する。
本発明者達は脱炭焼鈍で鋼板表面に形成される酸化層、
および該酸化層と焼鈍分離剤との反応で形成されるグラ
ス皮膜の形態がグラス皮膜の密着性、鋼板への張力、お
よび鉄損に及ぼす影響を調査した。以下、かかるプロセ
スでF/成され、SiO□リッチなFe1l化物、通常
の酸化物、一部フオルステライトを含む酸化物の何れか
により鋼板側に構成される層を内部酸化層という。この
実験においては、1徒終板厚0.225 mmに冷間圧
延された方向性電磁鋼板の冷延板の表面を、組上の異な
るサンドペーパーで研磨して鋭利でかつ微細な凹凸を形
成し次いで脱炭焼鈍を行って、鋼板に形成される内部酸
化層の深さや、形態を変えた。その後、MgOを主成分
とする焼鈍分離剤を塗布して仕上焼鈍を行った。
および該酸化層と焼鈍分離剤との反応で形成されるグラ
ス皮膜の形態がグラス皮膜の密着性、鋼板への張力、お
よび鉄損に及ぼす影響を調査した。以下、かかるプロセ
スでF/成され、SiO□リッチなFe1l化物、通常
の酸化物、一部フオルステライトを含む酸化物の何れか
により鋼板側に構成される層を内部酸化層という。この
実験においては、1徒終板厚0.225 mmに冷間圧
延された方向性電磁鋼板の冷延板の表面を、組上の異な
るサンドペーパーで研磨して鋭利でかつ微細な凹凸を形
成し次いで脱炭焼鈍を行って、鋼板に形成される内部酸
化層の深さや、形態を変えた。その後、MgOを主成分
とする焼鈍分離剤を塗布して仕上焼鈍を行った。
内部酸化層は第1図(B)に示すように研磨を施さなか
ったものはは\一様な厚さに形成されたのに対して、第
1図(A)に示す、研磨したものは部分的に平均厚みよ
り鋼板の地鉄側に突き込んで深く形成された。焼鈍分離
剤を塗布し仕上焼鈍の後に、グラス皮膜の密着性を通常
の試験条件の20〜50龍φ曲げよりシビャーなlQm
sφ曲げして剥離面積率によりIAI査した結果を第2
図に示すが、内部酸化層を前記地鉄側に部分的に突き込
んで形成したサンプル(A) (B)は剥離が生ぜず密
着性が極めて良好である。また鋼板に付与される張力は
第3図に示すように大巾に向上した。鉄損は第4図に示
すように大巾に低下し低鉄積比が図られることが判明し
た。
ったものはは\一様な厚さに形成されたのに対して、第
1図(A)に示す、研磨したものは部分的に平均厚みよ
り鋼板の地鉄側に突き込んで深く形成された。焼鈍分離
剤を塗布し仕上焼鈍の後に、グラス皮膜の密着性を通常
の試験条件の20〜50龍φ曲げよりシビャーなlQm
sφ曲げして剥離面積率によりIAI査した結果を第2
図に示すが、内部酸化層を前記地鉄側に部分的に突き込
んで形成したサンプル(A) (B)は剥離が生ぜず密
着性が極めて良好である。また鋼板に付与される張力は
第3図に示すように大巾に向上した。鉄損は第4図に示
すように大巾に低下し低鉄積比が図られることが判明し
た。
内部酸化層が深く形成されたものは仕上焼鈍にてグラス
皮膜が同様に深く形成されていた。
皮膜が同様に深く形成されていた。
酸化物は、部分的に平均厚みより鋼板の地鉄側に2〜1
5μm程度突き込む深さのものが好ましい。ここで、部
分的とは、非等間隔または等間陪に、突込み部がみられ
る酸化物が非連続あるいは連続している状態をいう。
5μm程度突き込む深さのものが好ましい。ここで、部
分的とは、非等間隔または等間陪に、突込み部がみられ
る酸化物が非連続あるいは連続している状態をいう。
次に、本発明に係かる方向性電磁鋼板の製造法について
延べる。
延べる。
方向性電磁鋼板の鋼成分および冷間圧延されるまでの製
造条件は特定する必要はなく、例えばCが0.04〜0
.10%、Siが2.0〜4.0%、インヒビターとし
てA I N、 MnS、 MnSe、 BN、 Cu
zS等、適宜なものが用いられ、必要に応じて、Cu、
Sn、 Cr。
造条件は特定する必要はなく、例えばCが0.04〜0
.10%、Siが2.0〜4.0%、インヒビターとし
てA I N、 MnS、 MnSe、 BN、 Cu
zS等、適宜なものが用いられ、必要に応じて、Cu、
Sn、 Cr。
Ni、 ’Mo、 Sn等の元素が含有される。電磁鋼
スラブを熱間圧延し、焼鈍して1回または中間焼鈍をは
さんで2回以上の冷間圧延により所望の最終板厚とされ
る。
スラブを熱間圧延し、焼鈍して1回または中間焼鈍をは
さんで2回以上の冷間圧延により所望の最終板厚とされ
る。
次いで、脱炭焼鈍する前または後に鋼板表面にGe+利
でかつ徽細な凹凸が存在するようにブラシロール、サン
ドペーパー、グラインダー、ショツトブラスト等の機械
的加工等の適宜の手段によって該鋼板表面を活性化する
。
でかつ徽細な凹凸が存在するようにブラシロール、サン
ドペーパー、グラインダー、ショツトブラスト等の機械
的加工等の適宜の手段によって該鋼板表面を活性化する
。
鋼板表面の活性化によって、脱炭焼鈍あるいは仕上焼鈍
で5i02がリッチな酸化膜が厚く形成される。このS
in、主体の酸化膜が厚く形成されると焼鈍分離剤との
反応でできるグラス皮膜形成量は厚く良質の皮膜となる
。
で5i02がリッチな酸化膜が厚く形成される。このS
in、主体の酸化膜が厚く形成されると焼鈍分離剤との
反応でできるグラス皮膜形成量は厚く良質の皮膜となる
。
前記凹凸を鋼板表面に形成するのは脱炭焼鈍あるいは仕
上焼鈍で鋼板地鉄側への酸化等の化学反応を局所的に促
進させ、部分的に平均厚みよりf板地鉄側に突き込んだ
酸化物を形成させるためである。
上焼鈍で鋼板地鉄側への酸化等の化学反応を局所的に促
進させ、部分的に平均厚みよりf板地鉄側に突き込んだ
酸化物を形成させるためである。
前、記鋭利でかつ微細な凹凸は鋼板の片面あるいは両面
に全面的にわたって例えば鋼板表面積の35%以上に付
与される。またその凹凸の深さは2〜15μm程度が望
ましい。凹凸の付与方向は何如なる方向でも構わない。
に全面的にわたって例えば鋼板表面積の35%以上に付
与される。またその凹凸の深さは2〜15μm程度が望
ましい。凹凸の付与方向は何如なる方向でも構わない。
脱炭焼鈍は脱炭とともに酸化反応を促進するように露点
を高め、例えば850℃でN225%+H275%の雰
囲気の場合60〜70°C以上の露点で行うのが好まし
い。
を高め、例えば850℃でN225%+H275%の雰
囲気の場合60〜70°C以上の露点で行うのが好まし
い。
脱炭焼鈍の後は、MgOを主成分として、TiO□。
B化合物、 SrS、 SnS、 CuS等の添加物が
添加された焼鈍分離剤を塗布し、乾燥させて、仕上焼鈍
が力缶される。
添加された焼鈍分離剤を塗布し、乾燥させて、仕上焼鈍
が力缶される。
仕上焼鈍により、脱炭焼鈍で形成された部分的に平均厚
みより鋼板地鉄側に突き込んだ酸化物と、焼鈍分離剤が
反応してグラス皮膜が形成される。
みより鋼板地鉄側に突き込んだ酸化物と、焼鈍分離剤が
反応してグラス皮膜が形成される。
また脱炭焼鈍の後に鋼板表面へ前記鋭利でかつ微細な凹
凸が形成された場合には仕上焼鈍で部分的に鋼板地鉄側
に突き込んだ酸化物が形成されるとともにグラス皮膜が
形成される。
凸が形成された場合には仕上焼鈍で部分的に鋼板地鉄側
に突き込んだ酸化物が形成されるとともにグラス皮膜が
形成される。
該グラス皮膜は、鋼板地鉄側に部分的に深く突き込んだ
酸化物に連らなっており、あるいはそれ自体も部分的に
深く突き込んでいるので密着性が非常に良好である。ま
た皮膜が鋼板に付与する張力は大111に大となり鉄損
が極めて低い鋼板が得られる。
酸化物に連らなっており、あるいはそれ自体も部分的に
深く突き込んでいるので密着性が非常に良好である。ま
た皮膜が鋼板に付与する張力は大111に大となり鉄損
が極めて低い鋼板が得られる。
その後に必要に応じて、平坦化焼鈍し、該鋼板にリン酸
や、リン酸アルミ、ニウム、リン酸マグネシウム、リン
酸亜鉛、リン酸カルシウム等のリン酸塩、クロム酸やク
ロム酸マグネシウム等のクロl−酸塩、重クロム酸塩、
コロイダルシリカなどの1種または2種以上を含む絶縁
皮膜溶液を塗布し350°C以上の温度で焼付して絶縁
皮膜を形成する。
や、リン酸アルミ、ニウム、リン酸マグネシウム、リン
酸亜鉛、リン酸カルシウム等のリン酸塩、クロム酸やク
ロム酸マグネシウム等のクロl−酸塩、重クロム酸塩、
コロイダルシリカなどの1種または2種以上を含む絶縁
皮膜溶液を塗布し350°C以上の温度で焼付して絶縁
皮膜を形成する。
次に実施例を示す。
〈実施例1〉
重量%でC: 0.065. S i : 3.25.
M n : 0.068゜Aff : 0.027.
S : 0.023. Cu : 0.0?、
Sn :0.1.2残部鉄からなる珪素鋼スラブ
を周知の方法によ、って熱延−焼鈍−冷延を行い0.0
25龍厚の鋼板を得、これを「処理前−]の供試材とし
た。該鋼板にサンドペーパーのillさをかえて鋼板表
面粗さで12μm、9μm、1pm、5μm、3μmの
凹凸を形成した処理部の面積率が50%になるように研
磨を行った。
M n : 0.068゜Aff : 0.027.
S : 0.023. Cu : 0.0?、
Sn :0.1.2残部鉄からなる珪素鋼スラブ
を周知の方法によ、って熱延−焼鈍−冷延を行い0.0
25龍厚の鋼板を得、これを「処理前−]の供試材とし
た。該鋼板にサンドペーパーのillさをかえて鋼板表
面粗さで12μm、9μm、1pm、5μm、3μmの
凹凸を形成した処理部の面積率が50%になるように研
磨を行った。
次いで脱炭焼鈍−焼鈍分離剤塗布一最終仕上焼鈍の各工
程を実施したのち、絶縁コーティング塗布とヒートフラ
ットニング処理した成品板の皮膜特性と磁気特性をJ、
す定した。その結果を第1表に示す。
程を実施したのち、絶縁コーティング塗布とヒートフラ
ットニング処理した成品板の皮膜特性と磁気特性をJ、
す定した。その結果を第1表に示す。
なお、皮膜密着性の調査においては通常の曲げ条件の2
0〜50負會φでは[処理なしI材を含めいずれも剥離
せず良好であったので、さらにシビャーな曲げ条件10
龍φで行った。
0〜50負會φでは[処理なしI材を含めいずれも剥離
せず良好であったので、さらにシビャーな曲げ条件10
龍φで行った。
第 1 表
〈実施例2〉
重量%でC: 0.060. S i : 3.15.
Mn : 0.070゜Al : 0.030.
S : 0.024. Cu : 0.07.
Sn :0、13%、残部鉄からなる珪素鋼スラブ
を実施例1と同様に処理し冷延を行い、0.29關厚の
鋼板を得た。該鋼板に角状のショッ1−ブラストにより
深さ25〜1.oI!mの凹凸でショット処理部の面積
率が80%以上になるように処理した。
Mn : 0.070゜Al : 0.030.
S : 0.024. Cu : 0.07.
Sn :0、13%、残部鉄からなる珪素鋼スラブ
を実施例1と同様に処理し冷延を行い、0.29關厚の
鋼板を得た。該鋼板に角状のショッ1−ブラストにより
深さ25〜1.oI!mの凹凸でショット処理部の面積
率が80%以上になるように処理した。
次いで、脱炭焼鈍−焼鈍分離剤塗布−最終仕上焼鈍の各
工程を実施したのち絶縁コーティング塗布とヒートフラ
ットニング処理した成品板の皮膜特性と磁気特性の調査
を行った。その結果を第2表に示す。
工程を実施したのち絶縁コーティング塗布とヒートフラ
ットニング処理した成品板の皮膜特性と磁気特性の調査
を行った。その結果を第2表に示す。
以下余白
第 2 表
〈実施例3〉
重量%でC: 0.05B、 S i : 3.10.
Mn : 0.065゜A 1 : 0.0010
. S : 0.024残部鉄からなる珪素鋼スラブ
を周知の方法による二回冷延法で0.265mm厚の鋼
板を得、これを「処理前1の4R試材とした。
Mn : 0.065゜A 1 : 0.0010
. S : 0.024残部鉄からなる珪素鋼スラブ
を周知の方法による二回冷延法で0.265mm厚の鋼
板を得、これを「処理前1の4R試材とした。
該鋼板にブラシロールにより表面粗さで3〜4μm 、
5〜61tm 、 8〜10/Jm 、 12〜
15/jmの凹凸を形成した鋼板表面のI■積率が約7
0%になるように研磨を行った。
5〜61tm 、 8〜10/Jm 、 12〜
15/jmの凹凸を形成した鋼板表面のI■積率が約7
0%になるように研磨を行った。
次いで脱炭焼鈍−焼鈍分離剤倹布一最終仕上焼鈍の各工
程を実施したのち絶縁コーティング塗布とヒートフラッ
トニング処理した成品板の皮膜時。
程を実施したのち絶縁コーティング塗布とヒートフラッ
トニング処理した成品板の皮膜時。
性と磁気特性を測定した。また絶縁コーティング処理前
のグラス皮膜の張力の測定も行った。結果を第3表に示
す。
のグラス皮膜の張力の測定も行った。結果を第3表に示
す。
第 3 表
〈実施例4〉
実施例1と同様にして調整した0、 225 am厚の
冷延板をN225%十82’75%の湿潤雰囲気中で8
50°Cで3分間脱炭焼鈍し供試材とした。この脱炭板
をブラシロールにより鋼板表面粗さで12〜15μ。
冷延板をN225%十82’75%の湿潤雰囲気中で8
50°Cで3分間脱炭焼鈍し供試材とした。この脱炭板
をブラシロールにより鋼板表面粗さで12〜15μ。
8〜IQμ、4〜6μ、2〜3μの深さの処理部が面積
率約50%になるように研磨した。
率約50%になるように研磨した。
次いで焼鈍分離剤塗布後1200℃X 20hrの最終
仕上焼鈍を行ったのち絶縁コーティング塗布とヒートフ
ラットニング処理した成品板の磁気特性を測定した。結
果を第4表に示す。
仕上焼鈍を行ったのち絶縁コーティング塗布とヒートフ
ラットニング処理した成品板の磁気特性を測定した。結
果を第4表に示す。
第4表
(、杷朝のj刀甲う
以上の実施例から認められるように、本発明によると、
皮膜の密着性がずくれ、かつtLtMの極めて低い方向
性電磁鋼板が得られる。
皮膜の密着性がずくれ、かつtLtMの極めて低い方向
性電磁鋼板が得られる。
第1図(A)および(B)は本発明および比較例による
鋼板表面層部に形成された内部酸化層の一例を示す金属
顕微鏡組織写真、 第2図はグラス皮膜の密着性に及ぼす内部酸化層の突込
み深さの効果を示す図、 第3図は鋼板への張力に及ぼす内部酸化層の突込み深さ
の効果を示す図、 第4図は鉄損に及ぼず内部酸化層の突込み深さの効果を
示す図である。
鋼板表面層部に形成された内部酸化層の一例を示す金属
顕微鏡組織写真、 第2図はグラス皮膜の密着性に及ぼす内部酸化層の突込
み深さの効果を示す図、 第3図は鋼板への張力に及ぼす内部酸化層の突込み深さ
の効果を示す図、 第4図は鉄損に及ぼず内部酸化層の突込み深さの効果を
示す図である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、グラス皮膜が形成された方向性電磁鋼板において、
部分的に鋼板地鉄側に突き込んだ酸化物を形成したこと
を特徴とするグラス皮膜の密着性がよくかつ鉄損の低い
方向性電磁鋼板。 2、珪素鋼スラブを熱間圧延し、焼鈍して1回または中
間焼鈍をはさんで2回以上の冷間圧延して脱炭焼鈍し、
焼鈍分離剤を塗布し、次いで仕上焼鈍する方向性電磁銅
板の製造法において、脱炭焼鈍前または後に、鋼板表面
に鋭利かつ微細な凹凸を形成し鋼板表面を活性化し、脱
炭焼鈍または仕上焼鈍で部分的に鋼板地鉄側に突き込ん
だ酸化物を形成することを特徴とするグラス皮膜の密着
性がよく、かつ鉄損の低い方向性電磁鋼板の製造法。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27342185A JPS62133021A (ja) | 1985-12-06 | 1985-12-06 | グラス皮膜の密着性がよくかつ鉄損の低い方向性電磁鋼板およびその製造法 |
EP86116964A EP0225619B1 (en) | 1985-12-06 | 1986-12-05 | Grain-oriented electrical steel sheet having improved glass film properties and low watt loss and a process for producing same |
US06/938,648 US4897131A (en) | 1985-12-06 | 1986-12-05 | Grain-oriented electrical steel sheet having improved glass film properties and low watt loss |
DE3689703T DE3689703T2 (de) | 1985-12-06 | 1986-12-05 | Kornorientiertes Elektrostahlblech mit Glasfilmeigenschaften und niedrigem Wattverlust sowie dessen Herstellung. |
US07/427,964 US5028279A (en) | 1985-12-06 | 1989-10-26 | Grain oriented electrical steel sheet having improved glass film properties and low watt loss and process for producing same |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27342185A JPS62133021A (ja) | 1985-12-06 | 1985-12-06 | グラス皮膜の密着性がよくかつ鉄損の低い方向性電磁鋼板およびその製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62133021A true JPS62133021A (ja) | 1987-06-16 |
JPH0327628B2 JPH0327628B2 (ja) | 1991-04-16 |
Family
ID=17527661
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27342185A Granted JPS62133021A (ja) | 1985-12-06 | 1985-12-06 | グラス皮膜の密着性がよくかつ鉄損の低い方向性電磁鋼板およびその製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62133021A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2019013350A1 (ja) * | 2017-07-13 | 2019-01-17 | 新日鐵住金株式会社 | 方向性電磁鋼板 |
WO2019181945A1 (ja) | 2018-03-20 | 2019-09-26 | 日本製鉄株式会社 | 一方向性電磁鋼板及びその製造方法 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59215488A (ja) * | 1983-05-20 | 1984-12-05 | Nippon Steel Corp | 方向性電磁鋼板の焼鈍分離剤 |
-
1985
- 1985-12-06 JP JP27342185A patent/JPS62133021A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59215488A (ja) * | 1983-05-20 | 1984-12-05 | Nippon Steel Corp | 方向性電磁鋼板の焼鈍分離剤 |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2019013350A1 (ja) * | 2017-07-13 | 2019-01-17 | 新日鐵住金株式会社 | 方向性電磁鋼板 |
JPWO2019013350A1 (ja) * | 2017-07-13 | 2020-08-06 | 日本製鉄株式会社 | 方向性電磁鋼板 |
US11450460B2 (en) | 2017-07-13 | 2022-09-20 | Nippon Steel Corporation | Grain-oriented electrical steel sheet |
WO2019181945A1 (ja) | 2018-03-20 | 2019-09-26 | 日本製鉄株式会社 | 一方向性電磁鋼板及びその製造方法 |
KR20200121876A (ko) | 2018-03-20 | 2020-10-26 | 닛폰세이테츠 가부시키가이샤 | 일 방향성 전자 강판 및 그 제조 방법 |
US11603575B2 (en) | 2018-03-20 | 2023-03-14 | Nippon Steel Corporation | Grain-oriented electrical steel sheet and method for producing thereof |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0327628B2 (ja) | 1991-04-16 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4897131A (en) | Grain-oriented electrical steel sheet having improved glass film properties and low watt loss | |
JPS637333A (ja) | グラス皮膜特性のすぐれた低鉄損方向性電磁鋼板の製造方法 | |
WO2020149326A1 (ja) | 方向性電磁鋼板の製造方法 | |
JP3382804B2 (ja) | グラス皮膜の優れる方向性電磁鋼板の製造方法 | |
JPH0663036B2 (ja) | 金属光沢を有する方向性電磁鋼板の製造方法 | |
JPS62133021A (ja) | グラス皮膜の密着性がよくかつ鉄損の低い方向性電磁鋼板およびその製造法 | |
JPH1136018A (ja) | グラス皮膜と磁気特性の極めて優れる方向性電磁鋼板の製造方法 | |
JP3415379B2 (ja) | 方向性けい素鋼板の絶縁被膜及びその形成方法 | |
JPH0327629B2 (ja) | ||
JP2671084B2 (ja) | 鉄損特性の優れる高磁束密度方向性電磁鋼板及びその製造方法 | |
JP3148096B2 (ja) | 鉄損の低い鏡面方向性電磁鋼板の製造方法 | |
JPH0327630B2 (ja) | ||
JP3040932B2 (ja) | 磁気特性及び表面性状に優れる方向性けい素鋼板の製造方法 | |
JP3148092B2 (ja) | 鉄損の低い鏡面方向性電磁鋼板の製造方法 | |
JP3148093B2 (ja) | 鉄損の低い鏡面方向性電磁鋼板の製造方法 | |
JPH02301571A (ja) | 均一なグラス皮膜を有する方向性電磁鋼板の製造方法 | |
JP7214974B2 (ja) | 方向性電磁鋼板の製造方法 | |
JP3277039B2 (ja) | 均質なフォルステライト被膜を有する方向性珪素鋼板の製造方法 | |
WO2020149323A1 (ja) | 方向性電磁鋼板の製造方法 | |
JP2706039B2 (ja) | 鏡面方向性珪素鋼板の製造方法 | |
JP2762105B2 (ja) | 鉄損特性の良い高磁束密度一方向性電磁鋼板の製造方法 | |
JP3300194B2 (ja) | 鉄損の低い鏡面方向性電磁鋼板の製造方法 | |
JPH07188757A (ja) | 磁気特性および被膜特性の安定した方向性電磁鋼板の製造方法 | |
JPS6396216A (ja) | グラス皮膜の密着性がよく、鉄損のすぐれた方向性電磁鋼板の製造方法 | |
CN115135780A (zh) | 方向性电磁钢板的制造方法 |