JPS62132974A - 粉体塗料組成物 - Google Patents
粉体塗料組成物Info
- Publication number
- JPS62132974A JPS62132974A JP27342085A JP27342085A JPS62132974A JP S62132974 A JPS62132974 A JP S62132974A JP 27342085 A JP27342085 A JP 27342085A JP 27342085 A JP27342085 A JP 27342085A JP S62132974 A JPS62132974 A JP S62132974A
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- JP
- Japan
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- powder coating
- coating composition
- epoxy resin
- heat
- present
- Prior art date
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〈産業上の利用分野〉
本発明は電気、電子部品の絶縁塗装に好適な粉体塗料組
成物に関する。
成物に関する。
〈従来の技術〉
粉体塗料は有機溶剤や水を使用しない固形の塗料である
ため、省資源、無公害塗料として最近大いに注目されて
おり、本発明の主たる用途である電気、電子部品の絶縁
塗装にも積極的な応用が試みられている。
ため、省資源、無公害塗料として最近大いに注目されて
おり、本発明の主たる用途である電気、電子部品の絶縁
塗装にも積極的な応用が試みられている。
従来の電気絶縁用粉体塗料組成物は、エポキシ樹脂をベ
ースレジンとし、これに酸無水物、ジシアンジアミド等
の硬化剤、顔料、充填剤およびフローコントロール剤等
の添加剤を均一に溶融混練後、粉砕することにより得る
ことが出来る。このうち主成分であるエポキシ樹脂はビ
スフェノールＡグリシジルエーテルタイプが多用されて
いるが、これ以外に耐熱性を付与するためのタレゾール
ノボラックグリシジルエーテルタイプやフェノールノボ
ラックタイプ等のエポキシ樹脂とか、可とう性を付与す
るためのダイマー酸グリシジルエステル、ポリオキシア
ルキレングリコールのジグリシジルエーテル等のエポキ
シ樹脂が提案されてきた。
ースレジンとし、これに酸無水物、ジシアンジアミド等
の硬化剤、顔料、充填剤およびフローコントロール剤等
の添加剤を均一に溶融混練後、粉砕することにより得る
ことが出来る。このうち主成分であるエポキシ樹脂はビ
スフェノールＡグリシジルエーテルタイプが多用されて
いるが、これ以外に耐熱性を付与するためのタレゾール
ノボラックグリシジルエーテルタイプやフェノールノボ
ラックタイプ等のエポキシ樹脂とか、可とう性を付与す
るためのダイマー酸グリシジルエステル、ポリオキシア
ルキレングリコールのジグリシジルエーテル等のエポキ
シ樹脂が提案されてきた。
一方、最近の電気絶縁塗膜に対する品質要求はきびしく
、と（に変圧器やモーターに供されるマグネットワイヤ
ーの絶縁被覆に使用される粉体塗料には高度な耐熱性と
可とう性が要求されている。
、と（に変圧器やモーターに供されるマグネットワイヤ
ーの絶縁被覆に使用される粉体塗料には高度な耐熱性と
可とう性が要求されている。
このうち高度な耐熱性は、耐熱劣化性がすぐれているこ
と、熱軟化しに（いことおよび耐熱衝げき性に富むこと
が必要条件であるが、従来の粉体塗料組成物では、これ
らの耐熱性の必要条件および十分な可とう性を満足する
絶縁塗膜を得ることは不可能である。と（に耐熱劣化性
については、従来のエポキシ樹脂による粉体塗料組成物
を使用すると、高温による長時間加熱により、該樹脂が
酸化分解や熱分解反応を生じ側鎖あるいは主鎖が切断し
、厚さや重量が減少して特性の低下をもたらし、遂には
絶縁破壊を起こすにいたる。それゆえ、高温における熱
安定性がすぐれていることが耐熱性絶縁材料の前提条件
となっているにもかかわらず、現状ではこれを満足する
粉体塗料組成物はまだ提案されていない。
と、熱軟化しに（いことおよび耐熱衝げき性に富むこと
が必要条件であるが、従来の粉体塗料組成物では、これ
らの耐熱性の必要条件および十分な可とう性を満足する
絶縁塗膜を得ることは不可能である。と（に耐熱劣化性
については、従来のエポキシ樹脂による粉体塗料組成物
を使用すると、高温による長時間加熱により、該樹脂が
酸化分解や熱分解反応を生じ側鎖あるいは主鎖が切断し
、厚さや重量が減少して特性の低下をもたらし、遂には
絶縁破壊を起こすにいたる。それゆえ、高温における熱
安定性がすぐれていることが耐熱性絶縁材料の前提条件
となっているにもかかわらず、現状ではこれを満足する
粉体塗料組成物はまだ提案されていない。
〈発明が解決しようとする問題点〉
本発明は上記の事情に鑑みてなされたものであり、耐熱
性の中でもと（に耐熱劣化性がすぐれかつ十分な可とう
性を有する絶縁塗膜を得ることができる粉体塗料組成物
を提供するものである。
性の中でもと（に耐熱劣化性がすぐれかつ十分な可とう
性を有する絶縁塗膜を得ることができる粉体塗料組成物
を提供するものである。
く問題点を解決するための手段〉
本発明の特徴とするところは、粉体塗料組成物の中に末
端にカルボキシル基を有するブタジエン・アクリロニト
リル共重合体（ＣＴＢＮ）で変性されたエポキシ樹脂（
以下ＣＴＢＮ変性エポキシ樹脂と称する）を含有するこ
とにある。
端にカルボキシル基を有するブタジエン・アクリロニト
リル共重合体（ＣＴＢＮ）で変性されたエポキシ樹脂（
以下ＣＴＢＮ変性エポキシ樹脂と称する）を含有するこ
とにある。
すなわち、本発明でいう該ＣＴＢＮ変性エポキシ樹脂を
得るには、例えばシェル化学社のＥｐｏｎ８２８の如き
常温で液状のビスフェノールＡのジグリシジルエーテル
タイプのエポキシ樹脂（ＤＧＥＢＡ）と、例えばＨｙｃ
ａｒ ＣＴ Ｂ Ｎ（ＧｏｏｄｒｉｃｈＣｈｅｍｉｃａ
１社製）として知られる下記構造式を有するＣＴＢＮと
をジシアンジアミド等の硬化剤を併用して反応させるこ
とにより得られる。
得るには、例えばシェル化学社のＥｐｏｎ８２８の如き
常温で液状のビスフェノールＡのジグリシジルエーテル
タイプのエポキシ樹脂（ＤＧＥＢＡ）と、例えばＨｙｃ
ａｒ ＣＴ Ｂ Ｎ（ＧｏｏｄｒｉｃｈＣｈｅｍｉｃａ
１社製）として知られる下記構造式を有するＣＴＢＮと
をジシアンジアミド等の硬化剤を併用して反応させるこ
とにより得られる。
但し、ｘ＝５、ｙ＝１、ｚ＝１０が平均値であり、その
場合の数平均分子量（Ｍｎ）は３３００、アクリロニト
リル含有量は１８．８％である。
場合の数平均分子量（Ｍｎ）は３３００、アクリロニト
リル含有量は１８．８％である。
このようにしてＤＧＥＢＡとＣＴＢＮとの反応により得
られたＣＴＢＮ変性エポキシ樹脂の構造は下記のとおり
と考えられ、市販品には例えばエポミック５Ｒ３５Ｋ（
三井石油化学社製、エポキシ当量９８５ｇ／ｅｑ）があ
る。
られたＣＴＢＮ変性エポキシ樹脂の構造は下記のとおり
と考えられ、市販品には例えばエポミック５Ｒ３５Ｋ（
三井石油化学社製、エポキシ当量９８５ｇ／ｅｑ）があ
る。
上記のごときＣＴＢＮ変性エポキシ樹脂はこれ単独でベ
ースレジンとして配合することもできるが、熱軟化性そ
の他諸特性とのかね合いて通常は汎用のビスフェノール
Ａグリシジルエーテルタイプのエポキシ樹脂１００重量
部に対し、５〜４０重量部に配合して使用される。
ースレジンとして配合することもできるが、熱軟化性そ
の他諸特性とのかね合いて通常は汎用のビスフェノール
Ａグリシジルエーテルタイプのエポキシ樹脂１００重量
部に対し、５〜４０重量部に配合して使用される。
本発明の粉体塗料組成物を得るには、上記の汎用および
ＣＴＢＮ変性エポキシ樹脂に酸無水物系、酸ジヒドラジ
ド系、イミダゾール系、ジシアンジアミド系等の硬化剤
もしくは硬化触媒を混合し、さらに必要に応じて着色剤
、流動調製剤等の添加剤を適宜配合したものを熱溶融混
線、粉砕することにより得られる。
ＣＴＢＮ変性エポキシ樹脂に酸無水物系、酸ジヒドラジ
ド系、イミダゾール系、ジシアンジアミド系等の硬化剤
もしくは硬化触媒を混合し、さらに必要に応じて着色剤
、流動調製剤等の添加剤を適宜配合したものを熱溶融混
線、粉砕することにより得られる。
このようにして得られた本発明の粉体塗料組成物は通常
この分野で使用されている塗装装置、つまり静電流動浸
漬、流動浸漬もしくは静電スプレ一方式等により導体上
に所望の厚さに塗布され実用に供される。
この分野で使用されている塗装装置、つまり静電流動浸
漬、流動浸漬もしくは静電スプレ一方式等により導体上
に所望の厚さに塗布され実用に供される。
なお、本発明の粉体塗料組成物はマグネットワイヤーの
ほか、小型モーター、コンデンサ、抵抗器等の電子部品
の絶縁被覆やその他広汎な電気材料の絶縁塗装および美
装用等その他一般の粉体塗料の用途を包含するものであ
る。
ほか、小型モーター、コンデンサ、抵抗器等の電子部品
の絶縁被覆やその他広汎な電気材料の絶縁塗装および美
装用等その他一般の粉体塗料の用途を包含するものであ
る。
以下実施例および比較例をもって本発明を詳述する。
実施例１
上記成分をヘンシェルミキサーにて乾式混合したのち、
エクストルーダーにて熱溶融混練し、混練物を冷却のの
ちビンディスクミルで粉砕し体積基準積算５０％径が３
０μｍの粉体塗料組成物を得た。
エクストルーダーにて熱溶融混練し、混練物を冷却のの
ちビンディスクミルで粉砕し体積基準積算５０％径が３
０μｍの粉体塗料組成物を得た。
得られた本発明の粉体塗料組成物を静電流動浸漬法によ
り、２Ｘ５ｍの断面寸法を有する平角銅線に所望の塗膜
厚になるよう塗布し加熱硬化して絶縁塗膜を形成させた
。
り、２Ｘ５ｍの断面寸法を有する平角銅線に所望の塗膜
厚になるよう塗布し加熱硬化して絶縁塗膜を形成させた
。
次に絶縁塗膜の耐熱劣化性をみるために、上記塗膜を有
する平角銅線を２００℃で６時間加熱処理し、しかるの
ちテンシロン万能引張り試験機にて引張り速度３００ｍ
／Ｉｉｎで伸長したところ塗膜にはクラックは全（発生
せずすぐれた耐熱劣化性と可とう性が確認された。又、
Ｊ ｌ５Ｃ３００３に規定される金属箔法により該加熱
処理の前後の絶縁破壊電圧（ＢＤＶ）を測定したところ
各れも１００ｕ＋＋＋の塗膜厚に対して６０〜７５ＫＶ
／ｍというすぐれたＢＤＶが確認された。
する平角銅線を２００℃で６時間加熱処理し、しかるの
ちテンシロン万能引張り試験機にて引張り速度３００ｍ
／Ｉｉｎで伸長したところ塗膜にはクラックは全（発生
せずすぐれた耐熱劣化性と可とう性が確認された。又、
Ｊ ｌ５Ｃ３００３に規定される金属箔法により該加熱
処理の前後の絶縁破壊電圧（ＢＤＶ）を測定したところ
各れも１００ｕ＋＋＋の塗膜厚に対して６０〜７５ＫＶ
／ｍというすぐれたＢＤＶが確認された。
実施例２
上記成分をヘンシェルミキサーにて乾式混合したのち、
エクストルーダーにて熱溶融混練し、冷却ののち粗粉砕
、微粉砕して体積基準積算５０％径が２５ｕａ＋の粉体
塗料組成物を得た。
エクストルーダーにて熱溶融混練し、冷却ののち粗粉砕
、微粉砕して体積基準積算５０％径が２５ｕａ＋の粉体
塗料組成物を得た。
得られた本発明の粉体を静電流動浸漬法により２×５Ｍ
の断面寸法を有する平角銅線に所望の厚さに塗装し、加
熱硬化して絶縁塗膜を形成させた。
の断面寸法を有する平角銅線に所望の厚さに塗装し、加
熱硬化して絶縁塗膜を形成させた。
次に絶縁塗膜について実施例１と同要領で実用特性を評
価したところ、すぐれた耐熱劣化性と可とう性およびＢ
ＤＶが確認された。
価したところ、すぐれた耐熱劣化性と可とう性およびＢ
ＤＶが確認された。
比較例
上記成分をヘンシェルミキサーにて乾式混合したのち、
エクストルーダーにて熱溶融混練し、冷却ののち粗粉砕
、微粉砕して体積基準積算５０％径が３５μ端の粉体塗
料組成物を得た。
エクストルーダーにて熱溶融混練し、冷却ののち粗粉砕
、微粉砕して体積基準積算５０％径が３５μ端の粉体塗
料組成物を得た。
得られた本発明の粉体を静電流動浸漬法により２×５Ｉ
ＩＩＩ１１の断面寸法を有する平角銅線に塗装し、加熱
硬化して絶縁塗膜を形成させた。
ＩＩＩ１１の断面寸法を有する平角銅線に塗装し、加熱
硬化して絶縁塗膜を形成させた。
次に絶縁塗膜を有する平角銅線に対して実施例１の要領
で耐熱劣化性をみたところ、塗膜には無数の亀裂が生じ
かつ塗膜は鋼線から剥離し耐熱劣化性がきわめて不十分
であることが確認された。
で耐熱劣化性をみたところ、塗膜には無数の亀裂が生じ
かつ塗膜は鋼線から剥離し耐熱劣化性がきわめて不十分
であることが確認された。
〈発明の効果〉
本発明は上記のごとき構成を有するので従来の技術では
不可能であったすぐれた耐熱劣化性が得られしかもＢＤ
Ｖや可とう性等電気絶縁用粉体塗料として必要なすぐれ
た実用特性をも同時に有するものであった。
不可能であったすぐれた耐熱劣化性が得られしかもＢＤ
Ｖや可とう性等電気絶縁用粉体塗料として必要なすぐれ
た実用特性をも同時に有するものであった。
Claims (1)
- 末端にカルボキシル基を有するブタジエン・アクリロニ
トリル共重合体で変性されたエポキシ樹脂を含有するこ
とを特徴とする粉体塗料組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27342085A JPS62132974A (ja) | 1985-12-06 | 1985-12-06 | 粉体塗料組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27342085A JPS62132974A (ja) | 1985-12-06 | 1985-12-06 | 粉体塗料組成物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62132974A true JPS62132974A (ja) | 1987-06-16 |
Family
ID=17527649
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP27342085A Pending JPS62132974A (ja) | 1985-12-06 | 1985-12-06 | 粉体塗料組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS62132974A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5747565A (en) * | 1990-02-23 | 1998-05-05 | Somar Corporation | Powder coating composition |
| KR100744820B1 (ko) * | 2000-12-27 | 2007-08-01 | 주식회사 케이씨씨 | 굴곡성과 소지부착성이 우수한 분체도료용 다관능 변성에폭시 수지의 제조 방법 및 그 도료 조성물 |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS54157150A (en) * | 1978-06-01 | 1979-12-11 | Nitto Electric Ind Co Ltd | Granular polymer composition |
| JPS5584371A (en) * | 1978-12-20 | 1980-06-25 | Dainippon Ink & Chem Inc | Epoxy resin composition for powdered paint |
-
1985
- 1985-12-06 JP JP27342085A patent/JPS62132974A/ja active Pending
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS54157150A (en) * | 1978-06-01 | 1979-12-11 | Nitto Electric Ind Co Ltd | Granular polymer composition |
| JPS5584371A (en) * | 1978-12-20 | 1980-06-25 | Dainippon Ink & Chem Inc | Epoxy resin composition for powdered paint |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5747565A (en) * | 1990-02-23 | 1998-05-05 | Somar Corporation | Powder coating composition |
| KR100744820B1 (ko) * | 2000-12-27 | 2007-08-01 | 주식회사 케이씨씨 | 굴곡성과 소지부착성이 우수한 분체도료용 다관능 변성에폭시 수지의 제조 방법 및 그 도료 조성물 |
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