JPS62130B2 - - Google Patents

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JPS62130B2
JPS62130B2 JP52035944A JP3594477A JPS62130B2 JP S62130 B2 JPS62130 B2 JP S62130B2 JP 52035944 A JP52035944 A JP 52035944A JP 3594477 A JP3594477 A JP 3594477A JP S62130 B2 JPS62130 B2 JP S62130B2
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JP
Japan
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valley
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tani
aqueous solution
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JP52035944A
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Inventor
Nakao Ishida
Hiroshi Maeda
Fujio Suzuki
Toshikatsu Fujii
Itsuro Mizutani
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Kirin Distillery Co Ltd
Original Assignee
Kirin Distillery Co Ltd
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Publication date
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Priority to GB10622/78A priority patent/GB1572074A/en
Priority to DE19782813353 priority patent/DE2813353A1/de
Priority to FI780947A priority patent/FI60235C/fi
Priority to FR7809021A priority patent/FR2385734A1/fr
Priority to US05/891,767 priority patent/US4163780A/en
Priority to CH339178A priority patent/CH641204A5/fr
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Publication of JPS62130B2 publication Critical patent/JPS62130B2/ja
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  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
  • Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
  • Medicines Containing Plant Substances (AREA)
  • Polysaccharides And Polysaccharide Derivatives (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、Daedalea dickinsii KSDD6、
FERM−P No.3993又はLentinus edodes
KSLE7、FERM−P No.3994をデイステイラー
ズ・ソルブルスに接種して得られる菌糸体由来の
多糖体でKS物質と命名されるインターフエロン
誘起剤に関する。 本発明者等はすでにLentinus edodesの芽胞お
よびその培養菌体より強力なインターフエロン誘
起剤である2本鎖RNAが抽出されることを見出
している(F.Suzuki、T.Koide、A.Tsunoda、&
N.Ishida:Mushroom Science IX(Part )、
Proceedings of the Ninth International
Scientific Congress on the Cultivation of
Edible Fungi、Tokyo、1974、p509)。 更にLentinus edodesからレンチナンと称され
る抗腫瘍物質が調製されうることも知られている
(G.Chihara、Y.Maeda、J.Hamuro、T.Sasaki
& F.Fukuoka:Nature、p687、222、May17、
1969 G.Chihara、J.Hamuro、Y.Maeda、Y.Arai
& F.Fukuoka:Cancer Research 30、2776−
2781、1970)。 本発明者らは、同様担子菌類についての培養
を、特殊な培地(後記)で更に研究を行なつてい
たところ、培養菌糸体よりレンチナンとは異なる
糖組成を有する多糖体の抽出に成功し、この多糖
体にインターフエロン誘起能を見出し、その結果
発現されるインフルエンザ感染に対する防御作用
を見出し、本発明を完成した。 本発明によれば、インターフエロン誘起作用を
有する多糖体は、次のようにして培養した
Daedalea dickinsii KSDD6、FERM−P No.
3993又はLentinus edodes KSLE7、FERM−P
No.3994の菌糸体より抽出される。 (1) 菌体の培養 本発明物質を調製するには、上記担子菌を約
3〜5゜Pに調節したデイステイラーズ・ソル
ブルズを主成分とする培地に無菌的に接種し、
通常の通気培養条件下、たとえば15〜35℃、好
ましくは20〜30℃、0.01〜2.5//分、好
ましくは0.5〜1.5//分の通気を行ないつ
つ、約1〜30日間、好ましくは約15〜25日間培
養を行なう。 (2) 本発明物質の抽出 上記培養混合物を過または遠心分離により
菌糸体を分離し、次いで菌糸体を所望により適
宜細断し、熱水または塩類希水溶液、好適には
60〜130℃、特に80〜100℃の約5%NaCl含有
水を用いて抽出を行なう。抽出は撹拌下約5分
〜3時間、特に30〜60分間行なえば充分であ
る。 抽出液について所望により固形物を分離後、
水と任意に混和する有機溶媒、たとえばメタノ
ール、エタノールを用いて沈澱処理を行ない、
得られた沈澱を過または遠心分離により集
め、凍結乾燥によりインターフエロン誘起作用
を有する多糖体が得られる。なお上記有機溶媒
沈澱操作の代りに硫安等を用いた塩析法によつ
ても、同様の目的を達することができる。な
お、抽出を行なわずに菌体そのものを必要に応
じて細断、精製等の処理をしてから飲用製品と
することもできる。 前記に用いられるデイステイラーズ・ソルブル
ズは、サワーマツシユ法によるグレンウイスキー
の製造工程(カーク・オスマー、“エンサイクロ
ベデイア・オブ・ケミカル・テクノロジー”第2
版、第1巻、501〜531頁参照)において副生する
ものである。 かくして得られる多糖体は、次のごとき物性な
らびに生理活性を有する。 (A) 物性: (1) 元素分析;(C.H.Nメーターにより);
C18.6±2.3%、H2.8±0.4%、N1.3±0.2%、
灰分10.5±1.3%。 (2) 分子量;(バイオゲルP−シリーズカラム
およびアミコン・ウルトラフイルトレーシヨ
ンにより);約70000。 (3) 分解点;(常法により);300℃以上。 (4) 赤外吸収スペクトルにおける主要吸収帯
(cm-1);3350(谷)、2900(谷)、1640
(谷)、1480(小山)、1400(谷)、1320(シヤ
ープ谷)、1240(小谷)、1070(谷)、1030
(谷)、560(谷)。 (5) 溶剤に対する溶解性:水に可溶、エタノー
ル、n−ブタノール、アセトン、ヘキサンに
不溶。 (6) 呈色反応;(KS物質の1%水溶液につい
て) アンスロン反応;陽性 モルガン・エルソン反応;陰性 カルバゾール・硫酸反応;陽性 (7) 塩基性、中性、酸性の区別;KS物質の水
溶液のPH;6〜7。 (8) 物質の性状;不定形粉末。 (9) アミノ酸組成(g/100g); アルギニン0.4±0.05 アラニン0.6±0.08
リジン0.5±0.06 グリシン0.8±0.1 ヒスチ
ジン0.4±0.05 プロリン0.5±0.1 フエニル
アラニン0.2±0.05 グルタミン酸1.5±0.5
チロシン0.2±0.05 セリン1±0.1 ロイシ
ン0.4±0.06 スレオニン0.8±0.1 イソロイ
シン0.3±0.04 アスパラギン酸1±0.5 メ
チオニン0.1±0.05 トリプトフアン0.08±
0.02 バリン0.4±0.05 シスチン0.3±0.05 (10) 糖組成;(ガスクロマトグラフイーによ
り);グルコース;57±6%、ガラクトー
ス;5±0.5%、マンノース;26±3%、キ
シロース;8±0.8%、アラビノース;5±
0.3%。 (B) 生物活性: (1) インターフエロン誘起活性 マウス、ウサギ、ニワトリに対して1〜
500mg/Kg体重、好ましくは1〜200mg/Kg体
重の腹腔内投与で、または1〜2000mg/Kg体
重、好ましくは1〜500mg/Kg体重の経口投
与でインターフエロン誘起活性を示す。 (2) インフルエンザ感染防御作用 前記(1)項と同様の投与量でインフルエンザ
感染防御作用を有する。 (C) 毒性:
【表】 (D) 投与方法 散剤、顆粒剤、錠剤、カプセル剤、油剤、水
剤、乳剤、懸濁剤の形で投与する方法、または
これとは別にKS物質を含有する菌体もしくは
発酵培養物をそのまま飲用する方法等が採用さ
れうる。また投与に際しては希釈して投与して
もよく、希釈剤としては、小麦粉、澱粉等の通
常医薬に利用可能な増量剤が考えられる。 なお投与量については、KS物質を各動物に
毒性の項で示したレベルより少ない量で投与す
ると前記した効果が得られる。 本発明に用いられるDaedalea dickinsii
KSDD6およびLentinus edodes KSLE7の種々
の培地における生育状態を下記に示す(−……
生育なし、+、〓、〓……それぞれ生育あり
(弱、中、強))。
【表】 次に実施例および参考例をあげて説明する。 例 1 Daedalea dickinsii KSDD6、FERM−P No.
3993をデイステイラーズ・ソルブルズ単独培地で
24℃で14日間振とう培養して得られた培養菌を、
デイステイラーズ・ソルブルズ(3゜P)に接種
し、24℃で1.8//分の通気を行ないつつ11
日間培養した。培養混合物を遠心分離することに
より菌糸体38gを得た。 得られた菌糸体に熱5%食塩水10を加え、60
分間煮沸後上澄液と沈澱を分離した。同様の操作
を更に2回繰返した。このようにして得られた上
澄液を合せ、これに最終エチルアルコール濃度が
70%になるようにエチルアルコールを加え、冷暗
所に一夜放置した。生成した沈澱を集め、凍結乾
燥して目的とするKS物質4gを得た。 得られた物質の物性を調べた結果を下記に示
す。 (1) 元素分析:(C.H.N.メーターにより);
C18.03%、H2.98%、N1.30%、灰分10.9%。 (2) 分子量;(バイオゲルP−シリーズカラムお
よびアミコン・ウルトラフイルトレーシヨンに
より);約70000 (3) 分解点;(常法により):300℃以上。 (4) 赤外吸収スペクトル;第1図に示す。 (5) 溶剤に対する溶解性;水に可溶、エタノー
ル、n−ブタノール、アセトン、ヘキサンに不
溶。 (6) 呈色反応;(KS物質の1%水溶液につい
て) アンスロン反応;陽性 モルガン・エルソン反応;陰性 カルバゾール・硫酸反応;陽性 (7) 塩基性、中性、酸性の区別 KS物質の水溶液のPH;6.5 (8) 物質の性状;不定形粉末 (9) アミノ酸組成;(g/100g) アルギニン0.41 アラニン0.60 リジン0.49
グリシン0.73 ヒスチジン0.38 プロリン0.48
フエニルアラニン0.22 グルタミン酸1.53
チロシン0.15 セリン1.03 ロイシン0.43 ス
レオニン0.73 イソロイシン0.32 アスパラギ
ン酸1.12 メチオニン0.15 トリプトフアン
0.08 バリン0.43 シスチン0.25 (10) 糖組成:(ガスクロマトグラフイーによ
り);第2図に示す。 例 2 Lentinus edodes KSLE7、FERM−P No.
3994をデイステイラーズ・ソルブルズ単独培地で
25℃において14日間振とう培養して得られた培養
菌を、デイステイラーズ・ソルブルズ(3゜P)
に接種し、25℃で1.5//分の通気を行ない
つつ10日間培養した。培養混合物を遠心分離する
ことにより菌糸体40gを得た。 得られた菌糸体に熱水10を加え、60分間煮沸
後上澄液と沈澱を分離した。同様の操作を2度繰
返した。このようにして得られた上澄液を合せ、
これに最終エチルアルコール濃度が70%となるよ
うにエチルアルコールを加え、冷暗所に一夜放置
した。生成した沈澱を集め凍結乾燥して、目的と
するKS物質5gを得た。 得られた物質の物性を調べた結果を下記に示
す。 (1) 元素分析;(C.H.Nメーターにより); C18.59%、H2.79%、N1.26%、灰分10.5%。 (2) 分子量;(バイオゲルP−シリーズカラムお
よびアミコン・ウルトラフイルトレーシヨンに
より);約70000 (3) 分解点;(常法により);300℃以上。 (4) 赤外吸収スペクトル;第3図に示す。 (5) 溶剤に対する溶解性;水に可溶、エタノー
ル、n−ブタノール、アセトン、ヘキサンに不
溶。 (6) 呈色反応;(KS物質の1%水溶液につい
て) アンスロン反応;陽性 モルガン・エルソン反応;陰性 (7) 塩基性、中性、酸性の区別 KS物質の水溶液のPH;6.5 (8) 物質の性状;不定形粉末 (9) アミノ酸組成;(g/100g); アルギニン0.39 アラニン0.60 リジン0.48
グリシン0.77 ヒスチジン0.36 プロリン0.59
フエニルアラニン0.24 グルタミン酸1.21
チロシン0.17 セリン0.96 ロイシン0.34 ス
レオニン0.70 イソロイシン0.34 アスパラギ
ン酸1.01 メチオニン0.12 トリプトフアン
0.06 バリン0.41 シスチン0.27 (10) 糖組成;(ガスクロマトグラフイーによ
り);第4図に示す。 例 3 インフルエンザ感染防御試験 平均体重14〜16gのDDI系マウス40匹を対照群
としてマウスにインフルエンザウイルスを経鼻噴
霧感染させた。次に同様に感染されたマウスに例
2で得たKS物質を投与し、また陽性対照群には
ヴイラゾールを投与し、生存日数と生存率を調べ
た。KS物質とヴイラゾールは生理食塩水に溶解
したのち、ウイルス感染前1時間、同時、感染後
1、3、6時間目の各時間、以後4日間は1日2
回腹腔に計15回投与した。またKS物質を経口に
より、同様の手順で投与した群も試験群とした。
また同様マウス40匹に対し腹腔より0.5mlの生理
食塩水を投与した群を対照群とした。 使用ウイルスはインフルエンザA2/熊本株
で、マウスに充分馴化した株であり、感染経路は
噴霧感染による鼻腔接種で、ウイルス接種量は
7LD50であつた。その結果は第1表に要約した。
【表】 例 4 平均体重14〜16gのDDI系マウスに、例1で得
られたKS物質を1回腹腔より200mg/Kg体重およ
び経口により500mg/Kg体重投与し、24時間後に
インフルエンザA2/熊本株の10LD50を感染させ
た。生存日数と生存率を調べた結果を第2表に要
約する。なお陽性対照群としてのヴイラゾール投
与群は、例3と同様の手順で投与し、対照群も同
様であつた。
【表】 これらの結果から、本発明のKS物質は、ウイ
ルス感染前の一回投与でも、例3に示した手順で
投与した場合と同様に有効であり、この結果は、
KS物質がインターフエロンを介してウイルス感
染防御効果を発現していることを示唆している。 例 5 平均体重22gのDDI系マウス40匹に腹腔より例
2で得られたKS物質200mg/Kg体重を投与した群
()、同40匹に経口によりKS物質500mg/Kg体重
を投与した群()を処理群とし、動物体内に誘
起されるインターフエロン(interferon、ウイル
ス感染阻止物質)力価を検討した。この際同様マ
ウス40匹に対してキナクリン(quinacrin)200
mg/Kg体重を腹腔より投与した群()を陽性対
照群とし、更に同様マウス40匹に対し腹腔より
0.5mlの生理食塩水を投与した群()を対照群
とした。 各群とも投与後4、8、12、16、20、24、28、
32時間後に40匹より任意に抽出した5匹のマウス
を屠殺し、採取した血液を3000r.p.m.で10分間遠
心し、血清を分離した。 誘起されたインターフエロンは、マウスL細胞
由来の一変異株でチミジン・キナーゼ欠損のL−
1D細胞に対する水胞性口内炎ウイルス(VSV)
の感染を、段階的に希釈したマウス血清がどこま
で阻止するかにより定量し、最終的に米国立予防
衛生研究所(National Institute of Health
(NIH))より供与された国際マウスインターフエ
ロンを用いて国際単位に換算した。 その結果を第5図に示す。 例 6 KS物質によつてマウス血清中に誘起されたイ
ンターフエロンについて、以下の検討を行なつ
た。 例1により得られたKS物質200mg/Kg体重を、
平均体重21gのDDI系マウスの腹腔に投与し、20
時間後に屠殺し、採取した血液を3000r.p.m.にお
いて10分間遠心し、血清を分離し、この血清を56
℃で1時間加熱処理したもの、0.1N塩酸でPH2.0
に調整し、4℃に18時間放置したもの、更に最終
濃度1000mcg/mlとなる量のトリプシンで37℃に
おいて3時間処理したものについて例5と同様に
インターフエロン力価を検討した。 その結果を第3表に要約した。
【表】 これらの結果、KS物質によりマウス血清中に
誘起されたウイルス感染阻止物質は、トリプシン
処理により活性が失われ、56℃、1時間の加熱お
よびPH2.0の酸処理で不安定であつたことから、
Wheelock、Falcoff(Falcoff、R;Some
properties of virus and immune induced
human lymphocyte interferons、J.Glu.Virol、
16、251、1972、Wheelock、E.F.;Interferon
like virus inhibiter induced in human
leukocytes by Histohemagglutinin、Science、
149、310、1965)の報告した免疫インターフエロ
ンであることが解つた。 例 7 KS物質により誘起されたインターフエロンの
種特異性を検討するため以下の試験を行なつた。 平均体重2Kgの家兎10羽、平均体重20gのマウ
ス30匹、平均体重800gのニワトリ10羽の腹腔に
例1で得られたKS物質200mg/Kg体重を各々投与
し、20時間後にそれぞれの群より採取した血液
を、3000r.p.mで10分間遠心分離し、これら3群
の動物の血清を分離した。 次に、あらかじめ用意したウサギ由来の樹立
RK−13細胞、マウス由来のL−1D細胞および初
代培養のニワトリ繊維芽細胞を、これら3群の血
清の希釈液で20時間37℃で前処理し、例5で示し
た方法でウイルス感染阻止効果を調べた。 その結果を第4表に要約した。
【表】 これらの結果から解るように、KS物質によつ
て家兎で誘起されたインターフエロンは、ウサギ
由来のRK−13細胞でのみウイルス感染に対して
抵抗性を有したが、マウス由来細胞やニワトリ由
来細胞でのウイルス感染阻止作用は認められなか
つた。同様にして、KS物質によつてマウスで誘
起されたインターフエロンはマウス由来のL−
1D細胞でのみウイルス感染に対する抑制作用を
有し、ニワトリで誘起されたインターフエロンに
ついても全く同様であつた。 従つてKS物質によつて誘起されるインターフ
エロンは種特異性を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は例1で得られたKS物質の赤外吸収ス
ペクトル図、第2図は例1で得られたKS物質の
糖分析ガスクロマトグラム、第3図は例2で得ら
れたKS物質の赤外吸収スペクトル図、第4図は
例2で得られたKS物質の糖分析ガスクロマトグ
ラム、第5図はKS物質のインターフエロン誘起
作用を示すグラフである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 下記の物性を有するKS物質。 (1) 元素分析;(C.H.Nメーターにより);
    C18.6±2.3%、H2.8±0.4%、N1.3±0.2%、灰
    分10.5±1.3% (2) 分子量;(バイオゲルP−シリーズカラムお
    よびアミコン・ウルトラフイルトレーシヨンに
    より);約70000 (3) 分解点;(常法により);300℃以上 (4) 赤外吸収スペクトルにおける主要吸収帯(cm
    -1);3350(谷)、2900(谷)、1640(谷)、1480
    (小山)、1400(谷)、1320(シヤープ谷)、1240
    (小谷)、1070(谷)、1030(谷)、560(谷) (5) 溶剤に対する溶解性;水に可溶、エタノー
    ル、n−ブタノール、アセトンおよびヘキサン
    に不溶 (6) 呈色反応;(KS物質の1%水溶液につい
    て) アンスロン反応;陽性 モルガン・エルソン反応;陰性 カルバゾール・硫酸反応;陽性 (7) 塩基性、中性、酸性の区別;KS物質の水溶
    液のPH6〜7 (8) 物質の性状;不定形粉末 (9) アミノ酸組成(g/100g) アルギニン0.4±0.05、リジン0.5±0.06、ヒス
    チジン0.4±0.05、フエニルアラニン0.2±
    0.05、チロシン0.2±0.05、ロイシン0.4±
    0.06、イソロイシン0.3±0.04、メチオニン0.1
    ±0.05、バリン0.4±0.05、アラニン0.6±
    0.08、グリシン0.8±0.1、プロリン0.5±0.1、
    グルタミン酸1.5±0.5、セリン1±0.1、スレオ
    ニン0.8±0.1、アスパラギン酸1±0.5、トリプ
    トフアン0.08±0.02、シスチン0.3±0.05 (10) 糖組成;(ガスクロマトグラフイーにより)
    グルコース57±6%、ガラクトース5±0.5
    %、マンノース26±3%、キシロース8±0.8
    %、アラビノース5±0.3%。 2 下記の物性を有するKS物質を有効成分とす
    るインターフエロン誘起剤。 (1) 元素分析;(C.H.Nメーターにより);
    C18.6±2.3%、H2.8±0.4%、N1.3±0.2%、灰
    分10.5±1.3% (2) 分子量;(バイオゲルP−シリーズカラムお
    よびアミコン・ウルトラフイルトレーシヨンに
    より);約70000 (3) 分解点;(常法により);300℃以上 (4) 赤外吸収スペクトルにおける主要吸収帯(cm
    -1);3350(谷)、2900(谷)、1640(谷)、1480
    (小山)、1400(谷)、1320(シヤープ谷)、1240
    (小谷)、1070(谷)、1030(谷)、560(谷) (5) 溶剤に対する溶解性;水に可溶、エタノー
    ル、n−ブタノール、アセトンおよびヘキサン
    に不溶 (6) 呈色反応;(KS物質の1%水溶液につい
    て) アンスロン反応;陽性 モルガン・エルソン反応;陰性 カルバゾール・硫酸反応;陽性 (7) 塩基性、中性、酸性の区別;KS物質の水溶
    液のPH6〜7 (8) 物質の性状;不定形粉末 (9) アミノ酸組成(g/100g) アルギニン0.4±0.05、リジン0.5±0.06、ヒス
    チジン0.4±0.05、フエニルアラニン0.2±
    0.05、チロシン0.2±0.05、ロイシン0.4±
    0.06、イソロイシン0.3±0.04、メチオニン0.1
    ±0.05、バリン0.4±0.05、アラニン0.6±
    0.08、グリシン0.8±0.1、プロリン0.5±0.1、
    グルタミン酸1.5±0.5、セリン1±0.1、スレオ
    ニン0.8±0.1、アスパラギン酸1±0.5、トリプ
    トフアン0.08±0.02、シスチン0.3±0.05 (10) 糖組成;(ガスクロマトグラフイーにより)
    グルコース57±6%、ガラクトース5±0.5
    %、マンノース26±3%、キシロース8±0.8
    %、アラビノース5±0.3%。 3 下記の物性を有するKS物質を有効成分とす
    るウイルス感染防御剤。 (1) 元素分析;(C.H.Nメーターにより);
    C18.6±2.3%、H2.8±0.4%、N1.3±0.2%、灰
    分10.5±1.3% (2) 分子量;(バイオゲルP−シリーズカラムお
    よびアミコン・ウルトラフイルトレーシヨンに
    より);約70000 (3) 分解点;(常法により);300℃以上 (4) 赤外吸収スペクトルにおける主要吸収帯(cm
    -1);3350(谷)、2900(谷)、1640(谷)、1480
    (小山)、1400(谷)、1320(シヤープ谷)、1240
    (小谷)、1070(谷)、1030(谷)、560(谷) (5) 溶剤に対する溶解性;水に可溶、エタノー
    ル、n−ブタノール、アセトンおよびヘキサン
    に不溶 (6) 呈色反応;(KS物質の1%水溶液につい
    て) アンスロン反応;陽性 モルガン・エルソン反応;陰性 カルバゾール・硫酸反応;陽性 (7) 塩基性、中性、酸性の区別;KS物質の水溶
    液のPH6〜7 (8) 物質の性状;不定形粉末 (9) アミノ酸組成(g/100g) アルギニン0.4±0.05、リジン0.5±0.06、ヒス
    チジン0.4±0.05、フエニルアラニン0.2±
    0.05、チロシン0.2±0.05、ロイシン0.4±
    0.06、イソロイシン0.3±0.04、メチオニン0.1
    ±0.05、バリン0.4±0.05、アラニン0.6±
    0.08、グリシン0.8±0.1、プロリン0.5±0.1、
    グルタミン酸1.5±0.5、セリン1±0.1、スレオ
    ニン0.8±0.1、アスパラギン酸1±0.5、トリプ
    トフアン0.08±0.02、シスチン0.3±0.05 (10) 糖組成;(ガスクロマトグラフイーにより)
    グルコース57±6%、ガラクトース5±0.5
    %、マンノース26±3%、キシロース8±0.8
    %、アラビノース5±0.3%。 4 ダエダリヤ属又はレンチナス属に属するKS
    物質生産菌を培養し、培養物からKS物質を採取
    することを特徴とする下記の物性を有するKS物
    質の製造法。 (1) 元素分析;(C.H.Nメーターにより);
    C18.6±2.3%、H2.8±0.4%、N1.3±0.2%、灰
    分10.5±1.3% (2) 分子量;(バイオゲルP−シリーズカラムお
    よびアミコン・ウルトラフイルトレーシヨンに
    より);約70000 (3) 分解点;(常法により);300℃以上 (4) 赤外吸収スペクトルにおける主要吸収帯(cm
    -1);3350(谷)、2900(谷)、1640(谷)、1480
    (小山)、1400(谷)、1320(シヤープ谷)、1240
    (小谷)、1070(谷)、1030(谷)、560(谷) (5) 溶剤に対する溶解性;水に可溶、エタノー
    ル、n−ブタノール、アセトンおよびヘキサン
    に不溶 (6) 呈色反応;(KS物質の1%水溶液につい
    て) アンスロン反応;陽性 モルガン・エルソン反応;陰性 カルバゾール・硫酸反応;陽性 (7) 塩基性、中性、酸性の区別;KS物質の水溶
    液のPH6〜7 (8) 物質の性状;不定形粉末 (9) アミノ酸組成(g/100g) アルギニン0.4±0.05、リジン0.5±0.06、ヒス
    チジン0.4±0.05、フエニルアラニン0.2±
    0.05、チロシン0.2±0.05、ロイシン0.4±
    0.06、イソロイシン0.3±0.04、メチオニン0.1
    ±0.05、バリン0.4±0.05、アラニン0.6±
    0.08、グリシン0.8±0.1、プロリン0.5±0.1、
    グルタミン酸1.5±0.5、セリン1±0.1、スレオ
    ニン0.8±0.1、アスパラギン酸1±0.5、トリプ
    トフアン0.08±0.02、シスチン0.3±0.05 (10) 糖組成;(ガスクロマトグラフイーにより)
    グルコース57±6%、ガラクトース5±0.5
    %、マンノース26±3%、キシロース8±0.8
    %、アラビノース5±0.3%。 5 培養における培地がデイステイラーズ・ソル
    ブルズのみからなる特許請求の範囲第4項記載の
    KS物質の製造法。
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