JPS62121148A - カセツト式給紙機構 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 く技術分野〉 この発明は、複数枚の用紙を収納したカセットから１枚
ずつ用紙を給紙するカセット式給紙機構に関し、特に単
一の用紙力セント装着部を有するカセット式給紙機構に
関する。

〈発明の概要〉 この発明に係るカセット式給紙機構は、用紙カセット装
着部に装着される多段用紙カセットが有する給紙口に対
応する給紙手段と、選択人力された用紙を給紙する給紙
口に対向している給紙手段のみを動作させる用紙選択手
段とを備えることにより、単一の用紙カセット装着部の
みを有する場合にも、多段用紙カセットを活用して複数
種の中から給紙する用紙を選択できるようにしたもので
ある。

〈従来技術とその欠点〉 複写機のように装置内において用紙を搬送し、この間に
処理作業を行う装置では、従来からカセット式給紙機構
が用いられている。これは、複数枚の用紙を収納した用
紙カセットを給紙部近傍に設けられた装着部に装着し、
この用紙カセットから１枚ずつ用紙を給紙する。ところ
が、この用紙カセットは、用紙収納部の大きさを変更で
きるユニバーサルカセットを含めて単一種の用紙のみを
給紙可能状態で収納している。したがって、複写機のよ
うに、色々なサイズの用紙を給紙、搬送する装置では、
サイズが変更される度に用紙カセッ１−装着部に装着す
る用紙カセットを変更しなければならず、作業が極めて
煩雑である。

このため従来は、装置内に給紙部および用紙カセット装
着部を複数設け、そのそれぞれに異なる用紙を収納した
用紙カセットを装着し、これらの用紙力セントの中から
給紙すべき用紙を収納したものを選択するとともに、こ
れを装着している給紙部のみを動作させるようにしてい
た。

しかしながら、例えば装置本体の小型化を目的として用
紙カセット装着部を本体内部の下方に形成し、本体の前
面から用紙カセットを出し入れするようにしたフロント
ローディング方式の複写機等では、構造上複数の用紙カ
セット装着部を形成することができない。このため、給
紙する用紙を変更する際には用紙カセットを交換しなけ
ればならず、作業が煩雑になる欠点があった。また、給
紙可能な用紙の種類が多数である場合には多くの用紙カ
セットを用紙カセット装着部以外の位置に保管しておか
なければならず、そのためのスペースを確保しなければ
ならなかった。

〈発明の目的〉 この発明の目的は上記従来の欠点に鑑み、用紙カセット
内に収納した複数種の用紙のなかから必要な用紙を選択
して給紙できるようにし、フロントローディング方式の
複写機のように単一の用紙カセット装着部しかない場合
にも給紙する用紙の変更を容易に行うことができ、用紙
カセット装着部に装着されない用紙カセット数を少なく
し、その保管に必要なスペースを減少させることができ
るカセット式給紙機構を提供することにある。

〈発明の構成および効果〉 この発明のカセット式給紙機構は用紙カセット装着部に
装着される用紙カセットが、複数の給紙口を有し、同時
に複数種の用紙を給紙可能状態で収納できる多段用紙カ
セットであり、用紙カセット装着部に用紙カセットが有
する給紙口に等しい数の給紙手段と、選択キーにより選
択入力された用紙を給紙できる給紙口に対向する給紙手
段のみを動作させる用紙選択手段とを備えたことを特徴
とする。

以上の構成によりこの発明によれば、１つの用紙カセッ
ト内に複数種の用紙を常に給紙可能な状態で収納してお
くとともに、それぞれの用紙に対応した給紙手段を設け
、用紙選択手段によりいずれかの給紙手段のみを動作さ
せて給紙する用紙を選択することができる。したがって
、給紙する用紙を変更する際に用紙カセットを交換する
必要がなく、用紙の給紙作業を簡略化することができる
。また、用紙カセット装着部に装着されない用紙カセッ
トを保管しておくスペースを減少することができる。特
に、この発明のカセット式給紙機構が用いられる装置に
おいて給紙可能な用紙の全てを１つの用紙カセットに収
納できる場合には、他の用紙カセットを保管しておくた
めのスペースを確保する必要がない。

〈実施例〉 第２図は、この発明の実施例であるカセット式給紙機構
が用いられる複写機の外観図である。

複写機本体１前面の下方には用紙カセット装着口１ａが
形成されている。この用紙カセット装着口１ａから用紙
カセット２が矢印Ａ方向に挿入され、内部に形成された
用紙カセット装着部に装着される。この用紙カセットは
内部を垂直方向に２分割した多段用紙カセットである。

複写機本体１の上面には原稿カバー１４ａが矢印Ｃまた
はＤ方向に開閉可能に取り付けられている。この原稿カ
バー１４ａは複写機本体ｌの上面に形成されている図外
の原稿台をこれに載置された原稿とともに被覆し、複写
プロセス時に光学系光源の光が外部に漏洩することを防
止する。

複写機本体１の上面の前端部は傾斜を与えられており、
操作パネル１５が設けられている。この操作パネル１５
にはテンキ−１５ａ１用祇サイズ表示器１５ｂおよび用
紙選択キー１５Ｃ゛等が形成されている。

第１図は、上記複写機の概略の正面断面図である。

複写機本体１の内部において略中央部に感光体ドラム８
が設けられており、その外周部近傍の帯電チャージャ９
、現像装置１０、転写チャージャ１１、クリーナ１２お
よび除電ランプ１３とともに複写プロセス部を構成して
いる。

この複写プロセス部の上方には図外の光学系が設けられ
、原稿台１４に載置された原稿を光源の光によって走査
する。光源の光の原稿からの反射光は感光体ドラム８の
表面に照射され、露光が行われる。

複写プロセス部の下方には用紙カセット装着部３が形成
されている。この用紙カセット装着部３に用紙カセット
２が装着されている。用紙カセット２の内部は垂直方向
に２分割されており、上側用紙収納部２１および下側用
紙収納部２２を備えている。上側用紙収納部２１には押
圧板２６およびスプリング２４が設けられており、一方
下側用紙収納部２２には押圧板２７およびスプリング２
３が設けられている。押圧板２６および２７はそれぞれ
の用紙収納部に収納された用紙をスプリング２４および
２３０弾性力によって上方゛に押し上げる。上側用紙収
納部２１は給紙口２８を有し、下側用紙収納部２２は給
紙口２９を有する。用紙カセット装着部３には給紙口２
８および２９のそれぞれに対向する用紙搬送路４，５お
よび給紙ローラ６．７を備えている。これら搬送路４．
５および給紙ローラ６．７がこの発明の給紙手段を構成
している。

給紙ローラ６．７の回転によって上側給紙部２１または
下側給紙部２２に収納された用紙が給紙口２８または２
９から搬送路４または５を通過して複写プロセス部に導
かれる。転写チャージャ１１の位置を通過した用紙は搬
送ベル１−１６により定着ローラ１７に導かれ、画像を
定着した後外部に放出される。

第３図は、上記カセット式給紙機構の用紙カセット装着
部に装着される用紙カセットの外観図である。

用紙カセット２は、押圧板２７を設けた下側用紙収納部
２２の上方に上側用紙収納部２１を取り付けて構成され
ている。上側用紙収納部２１は、用紙カセット２の用紙
給紙方向に平行な外側面の一方をヒンジとして矢印Ｅま
たはＦ方向に回転可能に取り付けられている。下側用紙
収納部２２に用紙を収納する際には上側用紙収納部２１
を矢印Ｅ方向に移動し、下側用紙収納部２２を露出する
。用紙カセット２をこのような構造に形成することによ
って用紙の収納作業を容易にすることができる。

用紙カセット２の１つの側面には、上側用紙収納部２１
および下側用紙収納部２２に収納されている用紙のサイ
ズを表す用紙サイズ表示部材２ａが設けられている。一
方、用紙カセット装着部３には、この用紙サイズ表示部
材２ａを検出するサイズ検知センサが備えられている。

第４図は、上記カセット式給紙機構を有する複写機の制
御部のブロック図である。

ＣＰＵ４１にはテンキー１５ａや用紙選択キー１５ｃか
らの信号が操作パネル制御部４５からＩ１０インターフ
ェイス４４を介してＣＰＵ４　ｉに入力される。またＣ
ＰＵ４１からは［１０４４を介して操作パネル制御部４
５に用紙サイズ表示器１５ｂ等を点灯する制御信号が出
力されるンＣＰＵ４１からばＩ１０インターフェイス４
６を介して給紙ローラ駆動部４７に給紙ローラ６゜７の
制御信号が出力される。ＣＰＵ４１に接続されたＲＯＭ
４２には用紙選択キー１５ｃのオン信号に応じて給紙ロ
ーラ６．７のうちいずれを駆動するかの選択およびその
動作タイミング等の動作を規定するプログラムが記憶さ
れている。またＲＡＭ４３には入出力されるデータが記
憶され、そのメモリエリアＭ１には用紙サイズ表示部材
２ａによって表示されている収納用紙サイズの読み取り
結果が記憶される。

以上の構成によりこの実施例によれば、用紙カセット２
が用紙カセ゛ット装着部３に装着されるとサイズ検知セ
ンサが用紙サイズ表示部材２ａを読み取り、用紙カセツ
トが内部に収納している用紙のサイズがＲＡＭ４３のメ
モリエリアＭ１に記憶される。このメモリエリアＭ１の
内容にしたがってＣＰＵ４１から操作パネル制御部４５
に用紙サイズ表示器１５ｂの表示信号が出力される。こ
れにより操作パネル１５の用紙サイズ表示器１５ｂには
用紙カセット２が収納している用紙のサイズが表示され
る。

オペレータが用紙選択キー１５ｃの操作により用紙サイ
ズ表示器１５ｂの表示にしたがって給紙する用紙のサイ
ズを選択すると、この選択信号が１１０インターフエイ
ス４４を介してＣＰＵ４１に入力される。ＣＰＵ４１は
ＲＯＭ４２に記憶されたプログラムにしたがってＩ１０
インターフェイス４６を介して給紙ローラ駆動部４７に
給紙ローラ６．７のいずれかの制御信号を出力する。用
紙カセット２の上側用紙収納部２１に収納された用紙サ
イズが選択された場合には給紙ローラ６を駆動するため
の制御信号が、上側用紙収納部２２に収納された用紙サ
イズが選択された場合には給紙ローラ７を駆動するため
の制御信号がそれぞれ出力される。以上の構成ならびに
動作において、用紙選択キー１５ｃとこのキーからの選
択信号に応じて給紙ローラ６または７のいずれかを駆動
する動作を規定したプログラムおよびその処理とがこの
発明の用紙選択手段である。

以上のようにこの実施例によれば、用紙カセット２が収
納している用紙のサイズを用紙サイズ表示部材２ａによ
り表示し、この読取結果を操作パネル１５に形成された
用紙サイズ表示器１５ｂに表示する。したがって給紙す
る用紙サイズの選択を誤ることはない。

なお、この実施例では用紙カセットは２段に構成してい
たが、３段以上に構成した場合にも、用紙力セント装着
部にそのそれぞれに対応した給紙手段を設けることによ
りこの発明を容易に実施することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の実施例であるカセット式給紙機構が
用いられる複写機の概略の正面断面図であり、その内部
構造を示している。第２図は同複写機の外観図、第３図
は同複写機の用紙カセット装着部に装着される用紙カセ
ットの外観図、第４図は同複写機の制御部のブロック図
である。 ２−用紙カセット、３−用紙カセット装着部、４．５−
ｖｔＬ送路（給紙手段）、 ６．７−給紙ローラ（給紙手段）、 １５ｃ−用紙選択キー。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）単一の用紙カセット装着部を形成したカセット式
   給紙機構において、 用紙カセット装着部に装着される用紙カセットが、複数
   の給紙口を有し、同時に複数種の用紙を給紙可能状態で
   収納できる多段用紙カセットであり、用紙カセット装着
   部に用紙カセットが有する給紙口に等しい数の給紙手段
   を備え、選択キーにより選択入力された用紙を給紙でき
   る給紙口に対向する給紙手段のみを動作させる用紙選択
   手段を備えてなるカセット式給紙機構。