JPS62119747A - マグネチツククランプ用情報記録用デイスク - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、２粁・再生用光を照射することによって情報
の記録、再生が行われろ情報記録用ディスクに係り５よ
り詳しくは、記録再生装置のターンテーブルに備えられ
たディスク吸着用マグネットによって吸着される磁性吸
着部材が付設されたマグネチッククランプ用情報記録用
ディスクに関する。

〔従来の技術〕

従来より、情報記録用ディスクのクランプ方式として、
第８図に示すように、記録再生装置内に備えられたター
ンテーブル３１の表面に、例えばゴム磁石の如きマグネ
ット３２を張着し、情報記録用ディスク３３の上記マグ
ネット３２と対向する位置に付設された金属製吸着板３
４を吸着するようにしたものが知られている。

第９図は、かかるクランプ方式を採る記録再生装置に適
用される情報記録用ディスクの一例を示す断面図であっ
て、記録材料にて形成された記録膜３５．３５を対向に
し、かつ、該記録１１［３５゜３５の間に麟要の空隙３
６を隔てて２枚の透明基板３７．３７を接合し、該透明
基板３７．３７の外面に、リング状の金属製吸着板３４
．３４が。

上記透明基板３７．３７の中央部に開設された中央孔３
８と同心状に固着されている。上記透明基板３７は、プ
ラスチックあるいはガラス等の透明材料によって形成さ
れており、上記金属製吸着板３４は１例えば軟鉄あるい
はマルテンサイト系ステンレス鋼の如き、磁性全薄材料
によって形成されている。また、上記金属製吸着板３４
を上記透明基板３７に固着するための手段としては、接
着。

融着、あるいは螺着等の手段が用いられる。

かかるクランプ方式を採ると、情報記録用ディスク３３
をターンテーブル３１側に押圧固定するための機構が不
要となり、記録再生装置の小型化と製造コストの低減を
図ることができる。

〔従来技術の問題点〕

然るに、上記情報記録用ディスク３３は、透明基＠３７
の表面にこれと熱膨張係数の異なる金属製吸着板３４を
接着したので、雰囲気温度が変化すると、上記透明基板
３７に熱応力が作用する。

透明基板３７が、例えばガラスのように光弾性係数の小
さな材料をもって構成されている場合には、上記熱応力
の作用は特に問題を有しない、しかしながら１例えばポ
リカーボネート樹脂あるいけエポキシ樹脂のように光弾
性係数の大きな樹脂材料をもって透明基板３７が形成さ
れている場合には。

上記の熱応力によって記録・再生用光の経路である上記
透明基板３７内にひずみを生じ、屈折率の変動をもたら
す。透明基板３７内にかかる屈折率の変動を生ずると、
波面収差を惹き起し、上記記録膜３５上の光スポットの
形状が不整形となって、読み出し・た信号のＳ／Ｎ　比
を低下させる。

また、これと同時に光の偏光面にも変化を与えるため、
光・磁気記録のように、偏光面の状態で信号を検出する
方式の情報記録用ディスクにおいては、致命的な問題と
なる。

尚、上記ポリカーボネート樹脂あるいはエポキシ樹脂の
ような樹脂材料をもって形成された透明基板においては
、熱応力ばかりでなく、ＪｆＭ脂材料の吸湿性に起因す
る応力も透明基板に作用し、上記熱応力が作用した場合
と同様の問題を生ずる９〔問題点を解決するための手段
〕 本発明は、温度や湿度の変化に起因する応力の発生を未
然に防止し、広汎な温度範囲および湿度範囲において正
常な情報信号の記録、再生が可能で４信頼性に優れた情
報記録用ディスクを提供するため、ターンテーブルに付
設されたディスク吸着用マグネットと対応する透明基板
の一部に、６！ｉ性吸着部材を装着するための取付孔を
開設し、該取付孔の内部に磁性吸着部材を遊嵌したこと
を特徴とするものである。

〔実施例〕

第１図は本発明の第１実施例を示す情報記録用ディスク
の断面図であって、１は情報記録用ディスク、２，２ａ
は透明基板、３は透明基板２．２８の中央孔、４は透明
基板２，２ａの上記中央孔３の周囲に開設された複数個
の吸着部材取付用の取付孔、５は取付孔４に装着された
磁性吸着部材を示し、その他第９図に示したと同様の部
材については、同一の符号が表示されている。

透明基板２，２ａは５例えばポリカーボネートあるいは
エポキシの如き透明な樹脂材料によって形成されており
、上記中央孔３及び取付孔４は。

透明基板２，２ａの表裏に貫通する方向に開設される。

上記取付孔４は、第２図に示すように、上記透明基板２
，２ａの上記中央孔３を中心とする半径上に等分に開設
される。勿論、相接合される２枚の透明基板２，２ａに
は、対称の位置にこれら取付孔が開設されており、第１
図に示すように。

これら２枚の透明基板２，２ａを接合した場合。

取付孔４．４が一直線上に連通ずるようになっている。

磁性吸着部材５は、第３図に示すように、リング状の金
属製吸着板６の片面に、上記取付孔４の直径よりも小径
で上記情報記録用ディスク１の厚さよりもやや長い複数
本の連結棒７が、上記取付孔４に嵌合可能な配置で立設
された基板８と、上記金属製吸着板６と同様の金属製吸
着板９とから成る。上記磁性吸着部材５のうち少なくと
も金属製吸着板６．−９の部分は、軟鉄あるいはマルテ
ンサイト系ステンレス鋼の如き磁性金属板にて形成され
る。また、上記連結棒７は、該情報記録用ディスクｌの
少なくとも許容温度範囲において、上記透明基板２，２
コと磁性吸着部材５の熱膨張係数の差に基づく半径方向
の変形量の差を吸収可能な大きさに設定される。

例えば、透明基板２，２ａの材料としてポリカーボネー
ト（熱膨張率；　６．８　Ｘ　１０”’　ｍ＋ｗ／ｄｅ
ｇ）を用い、金属製吸着板６として鉄（熱膨張率；１．
２Ｘ１０−５ｍｍ／ｄｅｇ）を用いた場合、使用温度差
を４０℃、取付孔４の開設半径を２０ｍｍとすると、透
明基板２゜２ａと金属製吸着板６の熱膨張の差は約０．
０２３＋ａｍとなる。そこで、加工精度および湿度の影
響などをも考慮して、取付孔４の直径より連結棒７の直
径を約０．１ｍｍだけ小径に形成する。

上記情報記録用ディスクｌに上記磁性吸着部材５を取り
付ける場合は、まず、基体８の連結棒７を上記取付孔４
の一方側から挿入し１次いで、上記取付孔４の他方側か
ら突出された連結棒７の先端に、上記金属製吸着板９を
取り付ける。上記連結棒７と金属製吸着板９との取り付
は手段としては、圧入、螺着、接着、融着、スナップ止
めなど公知に属する任意の部材接合手段を用いることが
できる。

上記実施例の情報記録用ディスク１は、取付孔４内に小
径の連結棒７の遊嵌したので、温度変化および湿度変化
によって透明基板２．２８及び磁性吸着部材５に寸法変
化が生じたとしても、連結棒７が取付孔４の壁面に強圧
されることがない。

従って、透明基板ｌにひずみが生じないので、波面収差
を惹き起したり偏光面が変化されるといった不具合を生
ずることがなく、いかなる温度範囲においで使用した場
合にも正常な情報信号の記録再生を行うことができる。

次に、本発明の第２実施例について説明する。

第４図は本発明の第２実施例を示す情報記録用ディスク
の平面図であって、ｌは情報記録用ディスク、１１は磁
性吸着部材を示す。

情報記録用ディスクｌは、上記第１実施例にて示したと
全く同様のものが用いられる。

磁性吸着部材１１は、第５図に示すように、透明基板２
，２ａに開設された取付孔４の直径よりやや大径の金属
製吸着板１２の片面に、上記取付孔４の直径よりも小径
で、上記情報記録用ディスク１の厚さよりもやや長い連
結棒１３が立設された基体１４と、上記金属製吸着Ｆｉ
１２と同様の金属製吸着板１５とから成る。上記金属製
吸着板１２．１５の材質及び連結棒１３の寸法形状、そ
れに上記磁性吸着部材１１の上記情報記録用ディスク１
への取付手段に関しては、上記第１実施例の場合と同様
である。

上記第２実施例の情報記録用ディスクも、上記第１実施
例の情報記録用ディスクと同様の効果を有する。

次に、本発明の第３実施例について説明する。

第６図は本発明の第３実施例を示す情報記録用ディスク
の断面図であって、２１は情報記録用ディスク、２２は
透明基板、２３は磁性吸着部材を示し、第１図に示した
と同様の部材及び部分については同一の符号が表示され
ている。

透明基板２２は、第７図に示すように、内周部及び外周
部の記録膜形成面側に、突条２４．２５が周設されてお
り、内周部に周設された突条２４の突き合せ面に、凹溝
２６が凹設されている。

吸着部材２３は、例えば軟鉄やマルテンサイト系ステン
レス鋼などの磁性体をもってリング状に形成されており
、２枚の透明基板２２．２２の凹溝２６．２６を接合す
ることによって形成される輪状の取付孔２７内に遊嵌さ
れる。

上記第３実施例の情報記録用ディスクは、上記した第１
及び第２実施例の情報記録用ディスクと同様の効果を奏
するほか、吸着部材２３が情報記録用ディスク２１の内
部に内装されているので、美観に優れ、かつ、マグネッ
ト吸着方式のクランプ機構を備えた記録再生装置のみな
らず、従来の抑圧固定手段を歯えた記録再生装置にも適
用することができ、汎用性が高いという特徴を有する。

尚、上記各実施例においては、情報記録用ディスクとし
て、エアサンドイッチ構造の両面記録型ディスクにづい
て例示したが１本発明の要旨はこれに限定されるもので
はなく、他の任意のタイプの情報記録用ディスクに適用
することができることは勿論である。

また、上記各実施例において示した透明基板および吸着
部材の材質および寸法は９本発明の実施の一例を示すも
の゛であって１本発明の要旨がこれに限定されるもので
はない、これらについては、情報記録用ディスクの設計
上任意に決定可能な事項である。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明の情報記録用ディスクは、
透明基板に開設された取付孔に磁性体がら成る吸着部材
を遊嵌したので、温度変化あるいは湿度変化によって両
部材が膨張、収縮した場合にも吸着部材が取付孔の壁面
に強圧されることがない。従って、透明基板にひずみを
生じたり偏光面が変化したりすることがなく、いかなる
温度条件および湿度条件の下で使用されたとしても、正
常な情報信号の記録、再生が可能になる。

【図面の簡単な説明】

第１図は第１実施例の情報記録用ディスクの断面図、男
２図は第１実施例の情報記録用ディスクの平面図、第３
図は第１実施例の情報記録用ディスクに適用される吸着
部材の分解斜視図、第ｉｌｌは第２実施例の情報記録用
ディスクの平面図、第５図は第２実施例の情報記録用デ
ィスクに適用される吸着部材の分解斜視図、第６図は第
３実施例の情報記録用ディスクの断面図、第７図は第３
実施例の情報記録用ディスクに適用されろ透明基板の斜
視図、第８図は従来知られているマグネットクランプ方
式の概略を示す一部断面図、第９図は従来の情報記録用
ディスクの一例を示す断面図である。 １．２１：情報記録用ディスク−２＋２２７透明基板、
３：中央孔、４．２７：取付孔、５．１１．２３：吸着
部材 第１図 弓 第２図 ３二千大孔 第３図 第５図 第６図 第７図 第８図 第９図

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. （１）ターンテーブルに付設されたディスク吸着用マグ
   ネットによつて吸着され、上記ターンテーブルの駆動力
   を基板に伝達するための磁性吸着部材が備えられた情報
   記録用ディスクにおいて、上記基板の上記ディスク吸着
   用マグネットと対応する位置に、上記磁性吸着部材を装
   着するための取付孔を開設し、該取付孔の内部に上記磁
   性吸着部材を遊嵌したことを特徴とするマグネチツクク
   ランプ用情報記録用ディスク。
2. （２）基板に開設された中央孔の周囲に、該基板の表裏
   方向に貫通する複数個の取付孔を等分に開設し、リング
   状の金属製吸着板の片面に上記取付孔と同一の配置で上
   記取付孔よりも小径の連結棒が立設された吸着部材の当
   該連結棒を上記取付孔内に遊嵌し、基板の他方側より突
   出された上記連結棒の先端部に、上記金属製吸着板と同
   様の金属製吸着板を固着したことを特徴とする、特許請
   求の範囲第１項記載のマグネチツククランプ用情報記録
   用デイスク。
3. （３）基板に開設された中央孔の周囲に、該基板の表裏
   方向に貫通する１乃至複数個の取付孔を開設し、該取付
   孔よりも大径の金属製吸着板の片面に上記取付孔よりも
   小径の連結棒が立設された吸着部材の当該連結棒を上記
   取付孔内に遊嵌し、透明基板の他方側より突出された上
   記連結棒の先端部に、上記金属製吸着板と同様の金属製
   吸着板を固着したことを特徴とする、特許請求の範囲第
   １項記載のマグネチツククランプ用情報記録用ディスク
   。
4. （４）基板の記録膜形成面側に、中央孔と同心状に輪状
   の取付溝を穿設し、上記記録膜形成面を内向にしてこれ
   ら２枚の基板を重合することによつて上記取付溝の穿設
   部に形成される取付孔内にリング状の金属製吸着部材を
   遊嵌したことを特徴とする、特許請求の範囲第１項記載
   のマグネチツククランプ用情報記録用ディスク。
5. （５）基板に開設された取付孔内に遊嵌される磁性吸着
   部材として、少なくとも基板と接触する部分に自己潤滑
   性を有する樹脂材料の被膜が被覆された磁性吸着部材を
   用いたことを特徴とする、特許請求の範囲第１項乃至第
   ４項記載のマグネチツククランプ用情報記録用ディスク
   。